文化財保護
文化施設(博物館・美術館・資料館)では主に文化財への被害を未然に防ぐこと、
さらには良好な展示・収蔵環境を保持するための衛生管理業務を展開しております。
収蔵環境衛生維持管理業務
IPM(総合的有害生物管理)
清浄な保存環境を保つなどの基本に立ちかえり、あらゆる有効な防除手段を合理的に併用して、生物による被害を減らすことを行っています。
ガス燻蒸処理
文化財は、文化財害虫や腐朽菌などにより、知らぬ間に被害を受けることがあります。弊社では、文化財虫菌害防除薬剤に認定されている「エキヒュームS」を用いて、収蔵品または外部資料等の殺虫・殺卵及び殺菌処理を行っています。
除塵・除菌清掃
収蔵庫等室内の塵埃除去を行い、害虫のエサや住家をなくすことにより、文化財害虫の発生や塵埃による資料等の汚染を防止し、収蔵品の適切な保存環境維持を行っています。
その他
カビ対策(微生物対策)
書籍に付着している真菌・汚れ等を除去し、殺菌剤を浸み込ませた不織布で拭取ることにより、新たな真菌の発生を抑制します。
また、真菌が発生した内装建材に対し、殺菌防カビ処理を行うことにより、保存資料・収蔵品への微生物汚染を抑制します。