Thorax porcellana
2024 .9.4
Thorax porcellana不調
Thorax porcellana is not well
最近産卵が確認されなくなりました.
現在わずかな産卵しない?成虫と幼虫が数匹いるだけ.
本種は,このような状況になると考え,2ケージに分けてかなりの期間飼育したが,大丈夫そうなので1つに統合したのだが,やはり予想は当たってしまったようだ.
持ち直してほしいのだが.
2024 .5.8
Thorax porcellanaがやばい
Thorax porcellana are dwindling
問題なく増えていると思ったのですが,覗いてみてびっくり.
幼虫が見えない.
探すと餌皿に数匹いるだけ!
累代はかなり重ねているので,そういった問題ではないと思うのだがとにかくピンチ.
少し模様替えをして乗り切る予定.
2023 .4.13
Thorax porcellana床替え
Cleaning of the breeding case of the Therea olegrandjeani
4か月ぶりの掃除です.
炭カルも擦れ落ち,糞が堆積しています.
中に入っているのは,樹皮とモモタマナの枯葉.
葉の丸まった中にも隠れています.
本種は乾いた糞をするので,糞が堆積する割には汚くないです.
また,累代難しいと思い2ケージ分けましたが,今のところ両ケージともに問題なく増えています.
餌も固型飼料だけで行けそうですが,リンゴやプチコーン,煮干しも与えています.
どれもよく食べます.
幼虫.
羽化少し経過の♀.
写真では分かりにくいですが色は灰色できれいです.
終了.
2023 .1.30
煮干しについて
About niboshi
現在,煮干しに凝っています.
元々は,貯穀害虫の飼育に使っているのですが,貯穀害虫はあまり選り好みがなく,何を与えても食べていたと思ったのですが,煮干しを食べてみると明らかに塩味が効いている美味しい物.
薄味で素材の味の物.
硬い物.
いろいろあることに気が付きました.
以前から煮干しはたんぱく源としてゴキブリにも与えていたが,食べないのであまり興味が無くなっていた.
しかし,薄味というか無塩煮干しはゴキブリも食べることが分かりました.
Thorax porcellana.
Decoralampra fulgencioi
真ん中の大きな煮干しは美味しい塩味.
左の小さな煮干しは薄味煮干し.
上に見えるのは爬虫類のスカル.
本種は,魚より肉系が好きかもしれないが食べます.
アカズミゴキブリ.
食べてます.
2022 .12.19
Thorax porcellana初齢幼虫
Thorax porcellana first instar
Thyrsocera spectabilisと本種は同時期に入手して飼育を始めました.
両種とも,累代は難しそうだと思い本種は増えた時点で,F2以降増えない対策で2ケージ作りました.
T. spectabilisは残念な結果となりましたが,本種は予想をありがたい方に裏切ってくれ,順調に増えています.
その2ケージめが手ぜまになったので中プラケに移しました.
こんな感じで葉っぱについています.
あらかた移し終えた後,元の容器にチャタテにしては大きな虫体がいるのでよく見ると1齢幼虫らしき姿が.
本来は,親の翅下にいるのですが,引っ越しで落下したのでしょう.
コロモジラミによく似ています.
親がどれか分からないので,成虫が隠れている葉の側に落としておきました.
無事?中プラケに移し終え.
2022 .12.9
Thorax porcellanaの翅の下
Under the tegmina of the Thorax porcellana
左が♀,右が♂.
増えているうちに標本にしようと冷凍したのだが,雌の前翅に丸い模様が浮き上がった.
雌は全て.
裏を見るとドーナッツ状に色が濃くなっている.
拡大.
良く分からん.
ついでにかねてから疑問だった翅の下を観察.
ツルンとしており,分泌口らしきものはなし.
なーんだといった感じ.
ついでに雄.
誘引毛叢はなし.
確か,翅あげしてたような気がしたが,この件は保留.
ついでに肛上板.
肛下板.
これを見ると,Rhyparobia maderaeやハイイロゴキブリなどの肛下板によく似ており,ゴキブリ科のような卵生の種とは違うことが良くわかる.
2022 .10.24
Thorax porcellana翅の下
Under the wings of a Thorax porcellana
幼虫を保護している翅の下が気になっていたが,たまたま羽化不全個体が産仔していた.
この状態でも幼虫を背中に乗せているる事が出来ることに驚き.
良く観察するため,恐る恐る手に乗せ観察.
拡大.
腹部背面に張り付いていますね.
翅の間に潜り込んでいるイメージだったのですが,しっかりつかまっているようです.
幼虫の爪と褥盤が特殊なのか,それとも雌の背面の構造が特殊か.
次回はその辺も見てみたいと思います.
2022 .9.22
Thorax porcellana♂♂
Thorax porcellana♂♂
失敗しましたが雰囲気はよくわかります.
一瞬の出来事です.
2022 .9.20
Thorax porcellana 保育中
Thorax porcellana to take care of nympys
昆虫の仕草って飽きないですね.
こうして私の構えるカメラの前で,くつろいでくれているのもうれしいです.
この雌はちょうど保育中.
写真を見て気が付いたのですが,褥盤を上げています.
しかし,翅下の幼虫は上げていない.
他のゴキブリはどうかと思い,ワモンを見ると中脚はわずかに上げているが,前中脚はしっかり着地している.
おいおい他の種も比較したいと思います.
2022 .9.7
ダニが消えた
Mites disappeared.
ダニの天敵,ツメダニを放逐したケージだが,ダニが消えた.
そんなに簡単にいくとは思えないが見た感じではいない.
生きもの飼育はこういった楽しみがあるのでやめられない.
ついでに産卵中の♀.
本種も累代は難しいと思っていたが,今のところ予想外にうまくいっている.
もっといろんな種を飼育して見たいですね.
2022 .6.6
Thorax porcellana
Thorax porcellana
いくつか変化がありました.
産卵中.
卵鞘の位置が縦になっているので産んでいる最中です.
上は♂です.
ちょっかい出していますが,最中なので♀は相手にせず.
こちらは収納間近.
さらにこちらは翅バカにもかかわらず子供を保護している♀.
当初のF2ダメかもしれないは取り越し苦労に終わればよいのですが.
親から離れた幼虫.
コーンをよく食べています.
2022 .5.31
Thorax porcellanaその後
After the Thorax porcellana
これだけ雌がいる中,産まないので大変だと思っていましたが,
少数入れたケージでは産んでいました.
ついでに脱落した卵を発見.
外見はバナナローチの卵鞘に似て白くて細長く,曲がっています.
数えると片側22卵.
野生では45匹ほどが生まれていると思われます.
やはり卵胎生は多産ですね,
この卵はよく見ると脂肪が水滴のように透けています.
こうゆうのは孵化しないですね.
それで捨ててしまったのでしょうか?
♂がこれだけいて未交尾とかが発生しているようだとやはり飼育方法を変えないと累代は難しいのかもしれません.
しばらくは注意して観察します.
2022 .4.25
Thorax porcellana予備作成
Making spare breeding containers for Thorax porcellana
後悔する前に予備ケージを作りました.
入れた数は5ペアほど.
何もなければよいのですが.
2022 .4.20
Thorax porcellana新成虫多数
Thorax porcellana many new adults
成長が早い.
今年1月に産卵した~と喜んでいたのですが,すでに成虫になっています.
久しぶりにケースを覗いたわけではなかったのですが,少しびっくり.
焦点あってませんがすでに若齢幼虫も発生しています.
嬉しいのですがこの順調さには裏がある?
過去にも
Archiblatta hoevenii
Shelfordina terminalis
スズキゴキブリ
マダラゴキブリ
など上げたらきりがないほど「最初楽々気が付くと全滅」.
が起きています.
本種も時期見て3ケースくらいに分けた方が良さそうです.
早々に始めたいと思います.
2022 .4.8
Thorax porcellanaの餌
Thorax porcellana food
与えてあったのは「やわらか プチコーン」といつものMF固型飼料
よく食べてくれています.
これだけ食べるの累代は簡単だと思いがちですが,果たしてどうか?
幼虫の成長は早く昨年12月に生まれた仔たちの中には,すでに成虫になっている個体もいます.
チャバネゴキブリ並みです.
こんなに早いのになぜ市場にあまり出ないのか?
こうゆうのは大きな落とし穴がある可能性が高いので万全を期しておいた方が後悔しません.
取り越し苦労で済みますように.
2022 .3.25
Thorax porcellanaとダニ
Thorax porcellana and Mites
2日続けてダニです.
実はT. porcellanaにも湧いていたのだ.
「湧く」とかいう非科学的言葉はあまり使わないようにしているのだが,このダニに限っては本当に「湧く」が適していると思うほどに突然湧き出る.
湧く虫として昔習ったのは「ウジ」あとはウナギ?泥から湧く.
ネットで調べると現代はコクゾウムシ,コクヌスト,コメノゴミムシダマシ,ノコギリヒラタムシ,コナナガシンクイ,ノシメマダラメイガと結構出てくるがすべて食品害虫.
私の中では湧くというより「発生」する虫なのだが,こいつだけはやはり湧くだ.
写真では分からない
ケースの中をそっと見ると目につかないが,息を吹きかけるとこの状態.
しかし,ゴキブリ本体には登ってこないのがまだ救われるところ.
これからこのダニだらけの容器からゴキブリだけを取り出し,新しい容器に移植する.
ただし,あまりにも多いので以下のようにガムテープで捕獲駆除をしてから行います.
この時の注意は,ガムテープにも自分から登ってきますが指にも登る.
気が付かないと新しい容器に自分で移してしまうので,こまめに手も確認しながら実施.
面白いように取れます.
そして,徘徊するダニがいなくなってからゴキブリを1匹ずつ移します.
シェルターはゴキブリを落としてから熱湯容器で殺虫.
飼育ケーズ底面にもダニが多いので,ゴキブリが多く残っているタッパーを新容器に移し再開.
幼虫.
移し終えました.
幼虫は全部で54匹.
成虫は3ペアいました.
うまくいったかは1~2か月後に発生なければ〇.
この作業は大変疲れます.
2022 .2.7
Thorax porcellana産卵と幼虫とダニ
Thorax porcellana egg laying, nymph and mites
幼虫が増えてきました.
そしてよくある卵単品産みと,その側を歩きまわる例のダニ.
これもどっかで処理しないと面倒になるが幼虫が小さいのでどうしようか悩んでいます.
2022 .1.18
Thorax porcellana2度目の産仔
Second laying nymphs of Thorax porcellana
最初に産んだ個体の2回目の産仔です.
この段階って,普通の1齢幼虫ではないように見えます.
卵皮を脱ぐ前の状態?
この筒状の体形は違和感ありますね.
次回は1匹さらってみたいと思います.
2022 .1.11
Thorax porcellana幼虫
Nymph of the Thorax porcellana
水を撒くと水滴を飲みに来る♀.
あまり移動しないのだろうか.
成虫は湿った場所より乾燥した場所にいる.
幼虫.
すでに独り立ちしています.
マダラゴキブリ類によく似ています.
危うい感じです.
こちらは湿った場所にいるかな.
2021 .12.27
Thorax porcellana のいろいろ
Thorax porcellana various things
珍しいので毎日見ているといろんなシーンが見れますね.
交尾.
子供がまだしがみついています.
2匹目の産仔.
翅の間にいる白くて筒状の幼虫は,ゴキブリでは見慣れないのでセミの腹に寄生しているガの幼虫をイメージしてしまいます.
でも,産まれてよかった.
現在まで,♂は1匹しか確認できていないので,1匹で頑張ってくれているようです.
一夫一婦制でなくてよかった.
2021 .12.17
Thorax porcellana 背板
Thorax porcellana female abdominal terga.
メスが死亡していました.
近くに脱皮殻があり前翅もしわが入っているので脱皮中か前後で問題が発生したのでしょう.
標本にと思いましたが時間が経過しているのか,ゆるくなっているので背板を観察しました.
想像では,幼虫の餌となる物が出る分泌腺などがあるかと思っていましたが普通の背板です.
背板の結合部から滲み出るのか?
はたまた,ただ保護されているだけなのか?
多分海外の研究があると思うので探してみたいと思います.
ついでに♀の頭全面.
バラバラになってしまいました.
2021 .12.13
Thorax porcellana現在
Current status of Thorax porcellana
色も白から灰色になり,幼虫らしくなってきました.
尾肢が可愛いですね.
いつも♂が近くにいます.
今のところ♂は1匹だけ.
♀はほかにも羽化してきていますが,一夫一婦制だと繁殖するのはこれだけになってしまいます.
まさかそんなことないとは思いますが.
ネットでも調べてみます.
2021 .12.2
Thorax porcellana ♀ 産んだ
Thorax porcellana ♀, Born!
産まれました.
まだ白いので産出された直後か,初齢まではこの色なのかもしれません.
少し翅が曲がっていたので心配していましたがうれしいです.
マイナーな野外種は,そう簡単に飼育できないイメージがあります.
幼虫で入手した場合は羽化のタイミングが合わずに終わることも幾度となく経験しています.
今回もドキドキしていましたがとりあえずあっさり幼虫までは進みました.
まだしばらくは本種のドキドキが続きそうです.
2021 .12.1
Thorax porcellana ♀
Thorax porcellana ♀
♀が写真を撮らせてくれました.
腹部が大きいですね.
産仔してくれるといいのですが.
♂はいつもの定位置にいます.
本種を検索すると,翅の下に幼虫を潜り込ませている写真が出てきます.
ゴキブリの中でも,まして昆虫の中でもそんなに多くないと思います.
この目で見て,撮影したいですね.
2021 .11.25
Thorax porcellana
Thorax porcellana
珍しいゴキブリを入手しました.
日本ではコモリゴキブリと言われているようです.
学名を直訳すると「磁器の胸部」
写真はオスですが,♀はもう少しふっくらとしており,まさにその通りかなと...
ちょうどリンゴを食べているところです.
本種は1属1種でThoracini族含まれます.
同族にPhlebonotus属があり,これには2種.
Phlebonotus pattensも本種同様に翅下で幼虫に授乳のような行動をとるそうなので,Thoracini族はすべて同じような生態であると思われます.
いずれもインド,スリランカに分布するようです.
インドはTherea属など興味深い種類が多い国ですね.