Eurycotis sp.( Saint Martin)
2020 .11.20
Eurycotis 2種のその後
Afterwards of the two species of Eurycotis spp.
ついに,Eurycotis opaca? の最後の♀が死亡しました.
調子が良いときは爆発的に増えるのですが,難しい種なんでしょうか?
卵鞘が孵化しないのは,他の種にも共通することですが,なぜそうなるのかよくわかりません.
もう1つ.
ベネズエラ産の小型種.
こちらは何とか卵鞘が孵化してきており,持ち直しそうな気配.
まだ,幼虫死という危険があるので半年は注意して観察が必要かと.
2020 .6.18
不人気種?その3
Unpopular species? Part 3
Eurycotis sp. Saint Martin
そろそろ誰か記載しているかと思って探したが見つからなかった.
Eurycotis属は丈夫なので本種も最初は希少性があったが,メジャーな種になった.
(と言いつつ,E. opacaは滅ぼしたが)
しかし,不人気種1,2より色合いは綺麗ですね.
なぜこれが,ゴキブリと聞くと嫌われるのかさっぱりわかりません.
2015 .2.20
Eurycotis sp. 最後の1ペア
The last pair of the Eurycotis sp.
今までの経験からいくと,普通に飼育できていた群れが原因不明の減少を始めると,容赦なく全滅する.
今回も,半ば諦めていたが,残った幼虫が一応無事成虫となり,ペアが出来た.
少し期待できそうだ.
そこで,気がついた点がひとつ.
雄2,雌1しかいないのだが,ペアになっていないオスの触覚がない.
シェルターをどけると触覚が2本.
結構生々しい状態.
仲良くひとつのシェルターに入っている雄の腹端は交尾器が露出している.
一方,触覚が切れている雄は普通.
そういえば,Eurycotis の他の種でも,交尾器が露出しているのを,何度も見ている.
交尾が終わると,こうなるのだろうか.
少し他の種でも観察してみることにします.
2014 .3.12
Eurycotis sp.
The spawning ground place of Eurycotis sp.
繁殖が安定しない.
卵鞘はシェルターにも産むし,ただの転がし産みもする.
しかし,コルクのような湿った植物質を好むのか,こんな状態.
2012 .10.9
Eurycotis sp.( Saint Martin)産卵
Laying eggs of Eurycotis sp.( Saint Martin)
いくつかの雌が産卵を始めた.
産卵後も濃茶にならない卵鞘がいくつか見られる.
この傾向は,卵鞘を産み落とす大型のゴキブリによく見られる.
特に本属を含め,Eurycotis属やDeropeltis属に多く見られる.
インブリの影響もあるかもしれないが,今のところ累代をする上で,特別支障は感じていない.
しかし,Archiblatta hoeveniiのように,突然孵化率0%になる種もいたので,油断は禁物である.
2012 .9.25
Eurycotis sp.( Saint Martin)の交尾
Copulation of the Eurycotis sp.( Saint Martin)
9/3に「暑さが恋しくなった」なんて書いた為か,残暑厳しかったですね.
やっと,涼しさを実感できるようになりました.
交尾です.
多分右が♀.
2012 .9.3
Eurycotis sp.( Saint Martin)
Eurycotis sp.( Saint Martin)
早いもので9月です.
暑さが恋しくなりました.
さてさて,こちらは年中真夏の国,セント・マーチン島で採集されたEurycotis属の大型のゴキブリ.
サン・マルタン島とも呼ばれ,観光地としても有名のようです.
島の写真を見ると,出川哲郎氏が某番組で爆笑実験をした島ではないかと思います.
昨年あたりから話題になった種で,ご存知の方も多いでしょう.
雄成虫.
雌雄外見は同じですが,雄は尾突起があるので見分けは簡単です.
本種の生息地セントマーチン島は,カリブ海に浮かぶ島で,リーワード諸島に属します.
周りは小さな島が多く存在し,すぐ隣のSaint-Barthelemy島ではEurycotis属が1種記載されています.
同じか調べましたが,どの文献もみな有料で時間とお金がないと調べが進まないですね.
と言う訳で,sp.
こちらは若齢幼虫.