Eucorydia tokaraensis
2020 .11.27
アカボシルリゴキブリ ほか
Eucorydia tokaraensis Yanagisawa, Sakamaki, and Shimano sp. nov., ecc.
鹿児島島嶼,南西諸島から2種のゴキブリが新種記載されました.
もう一つは,Eucorydia donanensis Yanagisawa, Sakamaki, and Shimano sp. nov.
学名のdonanensisは,与那国方言の「どぅなん」にちなんでつけられたようです.
柳澤さんお疲れさまでした.
これで,このゴキブリもsp.ではなく,名前が付きました.
背中に土を載せたまま餌を手べているTherea olegrandjeani.
多頭飼育していると,個体同士が触れ合って背中の土が落ちやすいのかもしれない.
屋外では,意外とこういった迷彩で生活しているのかもしれない.
よくよく考えたら,背中の模様は目立ちすぎる.
ワモンゴキブリ単為生殖F12幼虫.
惰性でここまで来てしまいましたが,13年かかっているので止められなくなりました.
ギネスにでも登録できないだろうか.
2020 .11.10
手元飼育の良さ
The goodness of keeping the breeding container close to you
このように,机から2m以内の距離に置いておくと,ちょっとした息抜きでも観察できる.
乾燥しているようであれば,すぐに加水できる.
カビが出ていれば,除去できる.
その結果(かどうかはわからないが)みんな元気.
成虫の写真も撮り易い.
プラケなどに入れず,カップで複数飼育したほうがうまくいきそうだが,少数を置いているので目を配る事が出来るのであって,いくら近くに置いていても数が増えて観察が出来なくなれば多分同じことになるだろう.
ヤバくなって手厚く管理し,増えたら放置でまた減って反省して手厚く管理.
そんなものだと思う.
2020 .10.16
16 雑事 10
Little things 10
ワモンゴキブリPeriplaneta americanaの産卵始まり.
W型の肛上板が開いてまだ白いが卵鞘の先端が見え始めている.
こうなると早い個体は12時間程度で産卵するが,温度が低かったりすると丸1日以上をようする.
Eucorydia sp.脱皮.
こんな色の種がいたら綺麗です.
スズキゴキブリPeriplaneta suzukii 卵鞘の孵化は今のところゼロ.
竜骨部から腐質が出た卵鞘.
見た目はまともだがダメな卵鞘.
2020 .10.14
Eucorydia sp.減った
Eucorydia sp. has decreased
動くものがない色あせたケース内.
記憶では,沢山いたと思ったがかき混ぜて成虫が2匹程度.
相変わらずの間抜け飼育ですね.
こうならないと慌てない.
そうはいっても究明しないといけないので以下.
バットにまずそうなマットをあけ,卵鞘,幼虫を拾う.
簡単にマット交換できない理由が幼虫が小さすぎて拾うのが大変なこと.
卵鞘もこれまた小さいため拾いにくい.
♂成虫.
尾突起が見えますか?
目だって飛び出ている部分ではなく,その内側に1対見えています.
本属の雌雄は背面から見た腹部の大きさがあまり変わらないので,このように腹端部を見ないとよくわからない.
♀成虫.
終齢に近い幼虫.
これらをプリンカップ大にミズゴケに付着した卵鞘とともに環境をつくり直し,ムカシゴキブリ類の卵鞘保管同様手元に置き手厚い管理飼育を開始する.
2019 .11.26
ルリゴキブリ類床換え
Cleaning of the breeding container of Eucorydia sp.
2年近く換えていない.
理由は卵鞘,幼虫など小さすぎ.
しかし,死骸が目立ちはじめたのと,幼虫が十分いるので今のうちに実施する.
終了.
2017 .1.12
オパカ繁殖
Breeding of Eurycotis opaca
今ではこのような状態まで増えてきた.
何が良かったのだろう.
このように,復調する種もいれば,人知れず消えている種も実はある.
2016 .1.1
2016年 明けましておめでとうございます
I wish you a Happy new year 2016
本年もよろしくお願いします.
2015 .12.15
Eucorydia sp. 産卵
Egg-laying of the Eucorydia sp.
産卵する状態の♀は,♂に比べ腹部が幅広になる.
いかにも♀といった雰囲気になる.
2015 .10.6
Eucorydia sp.のダニ駆除
The extermination of the Eucorydia sp.
ダニの自然脱走による,他ケージ侵入を阻止する為,ケージ外周にガムテープでバリケード.
移すケージを少し離れた場所に用意.
生体を移す際,ダニの付着をチェックする為に,カップを複数用意し,2回のチェックをおこない.
でこのように,細心の注意を払い,移し変えていく.
気の遠くなるような作業だが,A型は行うのであった.
しかし,ここの所1,2ヶ月ダニだらけである.
2015 .6.18
Eucorydia sp. の交尾
Mating of the Eucorydia sp.
左♂.
右♀.
♀は腹部が幅広く,飛ぶことは出来なさそうだが,♂は舞い上がります.
野外では盛んに飛んでいるのかも知れません.
2015 .5.8
Eucorydia sp. 産卵.
Laying eggs of the Eucorydia sp.
小さい卵鞘です.
卵数は数えて5個程度.
2015 .3.24
ムカシゴキブリ科の孵化に要する日数
ここのところ,このグループの飼育スランプにはまっているので,卵鞘が孵化に要する日数を確認するため,卵鞘を抱えている本種の卵鞘を観察することにした.
実は,この前に,Therea regularisの卵鞘を保管して観察していたのだが,砂漠状態の乾燥ではいくらなんでも無理だと思い,ごくごく稀に水分を補給していた.
ところが2ヵ月後カビが生えて×.
そこで今回は,心を鬼にして,給水0で挑戦します.
乞うご期待.
ちなみにFujita et al.(2011)によると,国内のEucorydia sp.は約2ヶ月を要しており,体長が大きい本種は,もう少しかかるかもしれない.
2015 .3.2
Eucorydia sp. の行動
The action of the Eucorydia sp.
Eurycotis floridanaやヨウランゴキブリのように,ずんずん這い上がってくる.
外敵(捕食者)との認識がないのだろうか.
2015 .1.28
与論島のEucorydia Sp.
Eucorydia Sp. of the Yoronjima Island.
悪石島よりオレンジは少ないが,ルリ色は強い.
2015 .1.22
悪石島のEucorydia Sp.
Eucorydia Sp. of the Akusekijima.
腹部と翅にオレンジのスポットが入り綺麗だが,ルリ色は目立たない.
2015 .1.15
隠れたつもり
The hidden intention.
樹皮窪みに潜むEucorydia sp.幼虫.
小さい割には動きが俊敏.
この動きはやはりゴキブリかな.
2014 .12.3
Eucorydia sp.飼育
Breeding of Eucorydia sp.
幼虫.
まだ初めて半年弱だが,意外と上手くいっている.
成虫.
2014 .9.26
Eucorydia sp. 1齢幼虫
First instar of Eucorydia sp.
卵鞘も小さかったが,幼虫も小さい.
体長2~3mm.
そして,目立たない.
野外で,1齢幼虫を発見することは余り無いサイズ.
2014 .8.27
Eucorydia sp. 卵鞘
Ootheca of Eucorydia sp.
大きさは4mm弱.
形は昔ゴキブリ科の特徴であるキールののこぎり歯状の突起.
しかし,小さい.
産下場所は飼育下ではマットの中や表面.
2014 .7.30
Eucorydia sp.
Eucorydia sp.
小型だがメタリックに輝き,綺麗な種.
のそのそ歩いてくれると,ゴキブリの汚名を回復できそうだが.
動きは素早く,この素早さはやはりゴキブリを連想させる.
幼虫は,典型的なゴキブリ型.