軟体動物
2024 .8.30
KGB近況
Hammerhead worm recent situation
2023年の冬に採集し,すでに2年経過しました.
本種の繁殖期は春だと思うので年齢は3歳になると思います.
ギネズ記録物です.
長さを測りました.
15cmはあります.
昨年,縮んでしまいダメかと思いましたが,復活し餌食いも良好です.
卵は2023年に春に産んだっきり産みません.
よく考えたら精子使い切り,交尾しないと産めないのかもしれません.
目指せ寿命とりあえず5年.
2024 .5.27
今日の動物たち
Today’s Animals
浅草では見られなかった動物が沢山出てきて驚きの連続.
ノネコ?ジジイ
モリチャバネゴキブリガラス越し.
両方♀.
ウスカワマイマイ.
オオミズアオ.
今後何がでるか楽しみですね.
2024 .4.11
KGB回復
KGB get better
あとは産卵を待つばかり.
2024 .3.1
KGB縮む
KGB shrink
気が付いたら少し水苔が乾いていた.
慌てて水を撒き生きているか確認してホッ.
それにしてもずいぶんと縮んでしまった.
餌のカタツムリはまだ残っており,食欲もなさそう.
ここに来て丸1年経過し,昨年は3月に産卵したが,この大きさでは無理そうだ.
いずれにせよ,産卵時期が終わるまでにもう少し大きくしないとね.
2024 .1.23
コウガイビルの寿命2
Life span of the Hammerhead worm 2
久しぶりの登場です.
昨年の今頃,現在の大きさで捕まえてきて,2月に産卵.
その後,少し縮みましたが元の大きさになっています.
しかし,産卵は2月以降無いので,やはり春先に産卵するのでしょうか?
さて,寿命についておさらいです.
1.Hammerheadではないですが,ニューギニアヤリガタリクウズムシは1,200日以上(農水)
2.寿命はない(ネットA).
3.数か月程度(ネットB).
4.産卵をみた個体は,やがて死ぬが,翌年まで生存した個体が,再び産卵することはなかった(白沢・牧野,1976).
春に産まれるとすると,採集したときが1年個体なので今年で3年目を迎えることになります.
この種はこれが成虫のようで大きくなるそぶりもありませんでした.
果たして2月に産卵するか.
餌はそれなりに食べているようですが,手ごろな大きさのカタツムリが今少なく,栄養状態は良くないかもしれません.
飼育していることを忘れてしまいそうなおとなしさですが,それがまたヨシ.
2023 .9.20
コウガイビルの寿命
Hammerhead worm life span
2~3月にかけて卵を4個産んで以降,変化ないので登場してませんでしたが元気でいます.
寿命をサッサッと調べてみました.
1.Hammerheadではないですが,ニューギニアヤリガタリクウズムシは1,200日以上(農水)
2.寿命はない(ネットA).
3.数か月程度(ネットB).
4.産卵をみた個体は,やがて死ぬが,翌年まで生存した個体が,再び産卵することはなかった(白沢・牧野,1976).
ニューヤリは少し違うと思うのでやはり1年程度なのでしょうか?
1月に採集したときは今の大きさだったので,産まれは昨年の3月頃.
そう考えると現在は1年以上生きていることになりますね.
ギネス的な話題は好きなので,何年生きるか,産卵するか,楽しくなります.
さて,カタツムリ(ウスカワマイマイ)と水分を入れておけば生きているので,少し放置していました.
容器と水苔が汚くなったので,床替えしました.
綺麗な水苔を湿らせて入れ,
カタツムリ付きニンジンと,数匹のカタツムリを入れます.
コウガイビルが容器に張り付いていたのでピンセットで移動させます.
ところが結構抵抗してピンセットに登ってきました.
この時の粘液はかなり粘っこく,ナメクジやカタツムリのそれとは少し違う感じでした.
いかにも「捕まえるぞ」的な粘度.
見た目あまり変わりませんが,終わり.
コウガイビルが楽しく暮らせる環境とはどんなものなのか考えさせられました.
2023 .7.19
ニュギニアヤリガタリクウズムシ孵化
Hatching of Platydemus manokwari
卵の孵化です.
映像ではすでに潰れていますが,少し前まで丸い状態でした.
長いので時間があるときに見てください.
映像は途中で切れていますが,最終的に6匹が孵化しました.
飼育は許可を得て行っています.
2023 .5.24
白いニューギニアヤリガタリクウズムシ
White Platydemus manokwari
現在100匹ほどの個体を飼育していますが,色が白くなる個体が出てきました.
こうなるとニューヤリと判断できないですね.
なんとなくむくんでいるように見えますが元気です.
2023 .4.24
コウガイビル幼体またとろけた
All young hammerhead worms died again
今回は順調に育っていたのだが,また全頭揃ってとろけていた.
大きさもあと少しで親に迫るまで育っていたのだが,良くわからない.
全頭同時というのが何か決定的な要因の存在をにおわせているのだが.
親は健在なので餌・ミズゴケが原因ではないだろう.
まだ卵産むかな?
2023 .3.24
コウガイビルとナメクジ
Hammerhead worm and slug
新たに産卵されました.
4個目.
しかし今回の卵は小さく,周りに白い粘性物質が付着しています.
そのせいか,親も採集当時の半分ほどの大きさになってしまいました.
しかし,新たの3個目の卵が孵化しました.
これも1個目より小さかったためか3匹出てきました.
仔が増えているので親が小さくなるのは仕方ない気もします.
ついでに,ナメクジの卵から孵化したナメクジ.
これも可愛いですね.
まだどれも小さいので小さな容器で餌も野菜くずで済んでいるので良いですが,これが続くといつもの何を飼育しているのかわからない状態になりそうです.
2023 .3.15
ナメクジの呼吸孔とコウガイビルの卵3個目
Breathing holes of slugs and the third egg of a hammerhead worms
コウガイビルと同居しているナメクジを見ていてびっくり.
穴が開いている.
呼吸孔だとすぐに理解出来たが,こんなに深くて大きな穴が開いているとは知らなかった.
たぶん初めて見た.
閉じるとこんな感じ.
ついでに卵がないか探したら容器の底にあった.
3個目.
春とはいえこんなに産むとは思わなかった.
2023 .3.13
コウガイビル幼体全滅
All young hammerhead worms died
さっきまで生きていたのですが,餌の稚貝を持ってきて入れようと蓋開けたら全滅してました!??
なぜ?
しかも,5匹同時に?
いやいや,動いているのを見たのは1~2匹だからもしかしたら少し前より死に初めていたのかもしれないが.
それにしても朝は全て生きていた.
まだ形は残っているが細胞は動いていない.
他の変化としては,ミズゴケの上に今までにないくらい這跡の粘液が付いている.
昆虫類だと,複数いれば1匹くらいは瀕死でも動く個体はいるものだが,なんか一斉に時限爆弾が作動したような死に方.
卵は残っているので孵化したらもう少し気にかけて観察してみたい.
2023 .3.9
コウガイビル幼体の摂食
Young hammerhead worm diet
さて,この仔たちにも餌をやらなくてはいけないのですが,とりあえずミミズとトビムシとシロワラジを入れてみたのですがミミズは食べていない.
さらに,もう一つコウガイビルの卵を発見.
さらにさらに,ナメクジの卵も発見.
ここは室内なので屋外よりは活動開始が少し早いと思いますが,春に皆産卵して食うや食われたりが始まるのでしょう.
親と一緒だとどこにいるのか,生きているのかもわからないので,卵と一緒に小タッパーに移動.
ニューヤリの餌で飼育していたカタツムリの産卵稚貝がいたのでケースに入れてみました.
すると腹減っていたせいか目の前で摂食開始.
結局,10匹の稚貝は5匹のコウガイビル幼体により24時間で完食.
生きもの飼育はなんでもそうですが,餌が生き物だとその確保が大変です.
2023 .2.28
コウガイビルの卵孵化
Hammerhead worm egg hatching
孵化しました.
最初,親が側にいるので食べてしまったと思ったのですが,孵化後の卵殻がこのように割れた風船様になっており,ニューヤリそっくりなので多分孵化だろうと確信.
探すと5匹.
飼育マニアとして嬉しい瞬間です.
体長はこのように伸びた状態で14mm.
意外だったのは,成体は真っ黒なのに幼体は淡褐色.
飼育して見ないと分からない物です.
さあ,これからが大変.
この仔たちの餌をどうするか?
というわけで,とりあえず白ワラジを入れて置きました.
2023 .2.24
コウガイビルの餌
Hammerhead worm food
ニューギニアヤリガタリクウズムシ(特定外来生物なので許可なく飼育は出来ません)は,餌を与えないと餓死というより,自分の栄養を消費しているのか小さくなっていき,最後は消えてしまう(多分この時点で死んでいる).
同じ科の本種もおそらくそうなので,採集してから何も食べていないが,肉眼で大きな姿が確認できるのでまだ餓死はないと思いつつも,飼育している動物が快適に生活してもらうのは飼い主の義務.
と書きつつ,これから出てくるナメクジはどうなんだと言われてしまいそうだが・・・.
餌を・・と思いつつ,この時期はナメクジなど出てこない.
しかし,そんな話したら部員がナメクジとミミズを採ってきてくれた.
まずはミミズを入れたのですが一晩同居させても食わない.
腹減っていないのか,まだ冬眠中か?
それにしては産卵しているのでそんなことはないと思うのだが.
で次.
チャコウラナメクジだと思っていましたが,コウラナメクジか?
入れてしばらくして観察すると食べてました.
ナメクジの方が体系的には太くずっしりとしているのですが巻かれて動けないようです.
食後です.
まだ少し残っていますが,数匹いると綺麗になくなるかもしれません.
とりあえず,餌が調達できれば食べてくれることが分かりました.
これで,しばらくは飼えるという希望が見えてきました.
2023 .2.16
コウガイビル産卵
Hammerhead worm lay an egg
コウガイビルが産卵してました.
意外と大きいのでびっくり.
色や形(まん丸)はニュギニアヤリガタリクウズムシの卵に似ています.
ただた大きさはこちらがかなり大きいです.
ニューヤリは数匹出てきますが,果たしてこれはどうなのでしょう.
親です.
1月に採集してきたのですが,餌がないので寒い窓際に置いといたのですが日の動きで春が分かるのでしょうか.
食べるといわれているナメクジやミミズがないので,ニューヤリ用の豚肉を与えてみましたが,手をつけませんでした.
ニューヤリとは食性が少し違うようですね.