標本
2022 .6.22
サソリモドキの祟り
Curse of whip scorpion
久しぶりに標本乾燥箱の整理をしたのだが…
米国産サソリモドキを置いてあった場所中心に展足台のスタイロが波打っている.
サソリモドキを外した後の状態.
裏面もグニャグニャ.
近くのチャバネゴキブリ科の周りも局所的にくぼんで穴が開いている.
以前,Eurycotis属の展足台が穴が開いたことはあったが,こんなに広範囲で異常が出たのは初めて.
恐ろしや.
2020 .4.26
標本の整理
Organize specimen
若いころに比べると,標本作りが面倒になってきた.
とはいえ,重要な種や変わったものが手に入ると少しずつ作ってはいる.
乾燥スペースが広くないので,乾燥が終わるととりあえず的に小型の紙製箱に移している.
ドイツ箱に移したいが,やろうと思ったとき雨だったりしてタイミングがず~となかった.
しかし,紙製箱は隙間がスカスカなのでいつ虫が入ってもおかしくない.
本当は冬が良いのだろうが,梅雨に入る今のうちにと思い,重い腰を上げ標本の整理をした.
ゴキブリ以外にも,ハエ類,ハチ類,ゲジ,ヤスデなどいろいろ.
久しぶりに眺めていると,!?.
これはオキナワチャバネゴキブリだろ!
が見つかった.
当時はまだ若かった.
まあ,毎日ゴキブリを見ていれば,だれでもそうなるのだろうが.
時間を作り,もう一度同定しなおしたいと思う.
2014 .11.4
標本の整理
Arrangement of a specimen
これから乾燥する季節.
標本箱を開けるには都合の良い時期となる.
半年以上収納できなかった標本を整理した.
このオオムカデはこうして見てもその巨大さが分かる.
愚痴ではないが,ピンクなど与えなければ良かった.
機会があれば再チャレンジしたくなる.
で,外国種も数々あるが,最も気に入っている箱がこれ.
国内でもレアな採集場所の個体が詰まっている.
また,個体変異も見る事が出来る.
もう1つ,全国のモリチャバネを集めた箱も重要な箱の1つ.
産地により,前胸背板の黒状斑の形が違うのが一目でわかる箱.
まだまだ集めてみたい山地が沢山ありますね.
2011 .10.13
コウモリの骨格
PCO業は害虫ばかりが対象ではない.
ヘビやコウモリなど,様々な生き物の相談がくる.
それも楽しみの一つである.
コウモリ調査で拾ってきた骨格.
結構綺麗に,カツオブシムシ類に食べられている.
多分種名はアブラコウモリ(イエコウモリ)Pipistrellus abramus.
こちらは食べられる前.
日本のコウモリ類は,鳥獣保護法により保護されており,生体の捕獲,飼育は出来ません.
ご注意を.
2009 .7.29
標本整理
たまっていた標本整理をした.
ゴキブリが8割以上.
中でもチャバネゴキブリ科が一番多い.
ついでワモンゴキブリ.
外国種は繁殖したら作ろうと思いつつ,
国内採集個体の標本作成に時間をとられ出来ない.
その他がクモ・ハエ・貯穀害虫など.
この辺も同定後の整理となる為,
特にハエ類は未同定が増えてたまっていく.
2008 .4.18
不快生物標本
海外に生息する,不快生物.
私は全然不快ではないが,一般的に長くて細いものやクモ類は嫌われてしまう.
世の中にはこの様に巨大なヤスデが沢山いる.
日本でも八重山にはヤエヤママルヤスデという体長10㎝を越えるヤスデがいる.
普通に見るヤスデとは桁違いに大きいが,
森林の分解者として重要な役割を果たしていると考えられる.
中央左楕円形のものは,タマヤスデの一種で,噂によると,
映画「風の谷のナウシカ」で暴走していた「オウム」のモデルと言われている.
マダガスカルに生息していると言われ,
昨日マダガスカルの研究者に聞いたところ,
やはり沢山生息していたらしい.
2008 .4.17
ゴキブリ標本 3
まだ展翅(足)前の標本.
東南アジアの種である.
小型で綺麗な種や,大型で木の皮そっくりな色彩の物など,
さすが熱帯だけあって多種多様である.
ジャングルにこの様な種がいると思うと,
是非一度は自分の手で採集に行ってみたい.
これなど小型であるが,非常に美しい.
2008 .4.16
ゴキブリ標本 2
こちらは外国種が中心
大型の種が多いのでさっぱりとしている.
ブラベルス属,マダゴキ類等.
ゴキブリもキレイに展翅,展足すると,立派な標本となる.
蝶類や甲虫類の標本は沢山あると思うが,ゴキブリもまたレアで良いと思う.
2008 .4.15
ゴキブリ標本 1
飼育している目的の一つは標本作製にある.
各ステージの幼虫を記録し,同定の資料や,
各種研修に使用したりする.
国内種が入っている箱
あまり整理されていないが,
ワモン・ヤマト・ウルシ・ヤエヤママダラ・オガサワラ他が入っている.