リュウキュウモリゴキブリ
2023 .12.20
リュウキュウモリゴキブリ床替え
Cleaning of the breeding case of the Episymploce sundaica sundaica
2007年に採集した系統です.
本当に丈夫です.
このケージも半年変えていませんでした.
それでも,幼虫が沢山出ています.
タッパーにはココチップを入れていますが,糞や古い卵鞘で汚くなっています.
新しい物と交換です.
終了.
2023 .6.5
リュウキュウモリゴキブリ床替え
Cleaning of the breeding case of the Episymploce sundaica
5か月ぶりの床替え.
相変わらず何か彩が少なく汚く見えてしまう.
しかし,丈夫で良く増えてくれるのでその点は良い種ですね.
そうゆうわけで色を付けてみました.
2022 .7.15
リュウキュウモリゴキブリの交尾器
Episymploce sundaica genitalia
同定のため引っ張り出しました.
肛上板.
肛下板.
一応,朝比奈(1991)の本種の形態通りであったので,リュウキュウモリゴキブリには間違いないのだが,尾突起がどれだかわからない.
なんと棘が4個,棒状のものが一つ.
どれかがそうなんだが,朝比奈(1991)と比較しながら,標本を裏表から眺めたり,プレパラート作ったり.
眺めること合計数十分.
まあこんなところだろうとなった.
違うよ!とのご意見ありましたらこっそり教えてください.
それにしても本属の♂生殖器がこんなに複雑だとは知らなかった.
大変勉強になりました.
2021 .5.28
リュウキュウモリゴキブリ床替え
Cleaning of the breeding case of the Episymploce sundaica
本種がブログに登場するネタが最近は3回連続床替え.
目立たず,飼育も比較的容易.
変わったことがあまりない種.
これで,飼育難易度がスズキゴキブリ並みであればもっといろんな記事になるのであろうが.
まあ平和な種ですね.
約半年でこんな状態.
ココチップを用意し,水と餌をセット.
今回は葉のシェルターもすべて交換します.
織り込まれた中を確認し虫体を追い出し.
集まった虫体を新容器に移し.
新しい葉を入れて完成.
次は秋頃かな.
2020 .10.7
リュウキュウモリゴキブリ床換え
Cleaning of the breeding case of the Episymploce sundaica
本種の場合,この飼育方法で大体2か月置きの掃除となります.
こんな感じ.水と餌を追加すればこう少し放置しても大丈夫ですが,本種も1度クラッシュしたことがあるので無理はしません.
虫体にもよくないでしょう.
今回は,中のタッパーは交換せず,土を攪拌しただけで済ませています.
ただ,2か月全く放置しているわけではなく,ほぼ毎日外からは水の残量や死骸のたまり具合を観察し,結果的に手をかけるのが2か月になるということです.
生き物の飼育は大変です.
2019 .2.4
リュウキュウモリゴキブリ床換え
Cleaning of the breeding case of the Episymploce sundaica
4ヶ月ぶりの床換え.
これだけ放置すると,さすがにゴミがたまる.
ミズゴケ内の卵鞘と初齢幼虫.
本種の卵鞘は,同サイズのゴキブリに比べ巨大であることと,特徴がわかりやすいので野外で見つけても判別つけやすい.
古いケージから新しいケージへ移動.
終了.
2018 .9.20
長期出張の後始末
Clean up after Long-term business trip
リュウキュウモリゴキブリが減っていた.
飼育を始めて10年以上経過した群.
過去に一度,全滅させたことがある.
絶えると意外と入手しにくい種.
小笠原続きで椰子類の葉を入れてみた.
たぶん大丈夫だろうが,長期間留守にすると,いろんなところで不具合が出る.
今日からしばらくは,まったメールと雑事の処理に追われることとなる.
2016 .4.5
リュウキュウモリゴキブリ
Episymploce sundaica
ゴキブリも写真の撮りようで,普通の昆虫に見えますせんか?.
ワモンだって,熱帯に行けばジャングル内に存在しています.
ゴキブリ専用スタジオでも作って,綺麗な写真でも撮ってみますか.
2011 .4.18
リュウキュウモリゴキブリの冬の管理
餌を食うリュウキュウモリゴキブリ.
昨年の4月に今の場所に移り,今の場所での初めての越冬.
難なくいつものように冬を越した種もあれば,本種のようになんとなくいなくなりかけた種もあった.
以前は,冬でも中プラケ内をたくさんの成虫,幼虫が群れていたが,本種は一つの産地が滅び,もう一つも小プラケに引っ越すほど勢力が衰えた.
モリゴキブリ類は意外と「コツ」の様なものが必要なのかもしれない.
2009 .4.30
リュウキュウモリゴキブリ 卵鞘
リュウキュウクチキゴキブリ卵鞘.
大きさは7mm内外.
形や大きさにムラは無く,ここの所卵鞘の異形ばかり見てきたので,
ある意味完成度の高い種というイメージである.
初齢幼虫の群れ.
本種が産卵場所として好む条件は,湿度の高い場所.
乾燥した場所にも産み付けてあるが,圧倒的に水場のような場所が多い.
また,初齢幼虫も乾燥したシェルターより,
写真のように,ミズゴケ内などの湿った箇所に群生している.
2009 .4.28
リュウキュウモリゴキブリ 幼虫
幼虫は終齢に近づくと濃褐色となり,胸部背面側縁は淡褐色となる.
回りにある黒い物体は卵鞘.
こちらは中齢幼虫と1齢幼虫.
2009 .4.27
リュウキュウモリゴキブリ
チャバネゴキブリ科
チャバネゴキブリ亜科
ホソモリゴキブリ属
リュウキュウモリゴキブリ Episymploce sundaica(Hebard)
日本に生息するホソモリゴキブリ属は本種とアマミモリゴキブリの2種.
本種は,生息地では地表徘徊性が強いようで,
空き地の草の根をかき分けると,普通に採る事が出来る.
生息地は沖縄本島以南の島々.
♂成虫.
成虫の体色は,見ての通り艶のある明るい茶色で,強く出る斑紋は無い.
♀成虫.
卵鞘を付けている.
本種は日本産のゴキブリの中では良く飛ぶ方で,
高い場所から滑空する飛び方ではなく,
低い場所から自分の羽ばたきにより飛び立つ.
飼育する際は逃げないように注意が必要.