リュウキュウクチキゴキブリ
2023 .11.14
リュウキュウクチキゴキブリ全滅
The end of Salganea taiwanensis ryukyuanus
前回,ヤバそうなときから1か月近く経過してしまった.
早く変えようと思いつつ,今日になる.
やはり手遅れ.
♂.
これには,放置した際に発生するダニが付着しています.
♂.
左♂,右♀.
中を掘ったが生きた個体は発見されず.
2013年から維持してきましたがついに途絶えてしまいました.
残念ですが私の所為ですので仕方ありません.
中の朽木はほとんど皮だけとなっており,今後加熱乾燥した後他の飼育に使用します.
2023 .10.26
リュウキュウクチキゴキブリ
Salganea taiwanensis ryukyuanus
引っ越しと海外出張と学会で世話がほとんどできていない.
成虫が暴れている.
2匹の性別はというと,
♂.
♀.
指に張り付いてけなげです.
今週中には床替えします.
2023 .1.4
リュウキュウクチキゴキブリ半年ぶりの床替え
Cleaning of the Salganea taiwanensis ryukyuanus breeding container for the first time in six months.
明けましておめでとうございます.
東京は穏やかな天気の続くお正月となりましたが,寒がりの私は寒いです.
で,この連休も発表や論文の仕込みであっという間におわりました.
歳とともに動きは鈍くなりましたが,動かせる部分はネジ撒いて早動きをしていきたいと思います.
昨年秋ぐらいからズ~と「かえなきゃ」と思っていた本種の床替えがやっと今年実行できました.
ラベルを見ると前回6月なので半年ぶり.
また,1ペアぐらいしか残っていないかと思ったが,結構出てきました.
しかし,1個体死骸が出てきたので(たぶん半年前の親)もう少し放置したらヤバかったかもしれません.
新たに入れる材は小プラケに10分ほど加水してケースに詰めます.
横から見た状態.
今回雌雄を見ようとしたのですが目の焦点がやばく,とりあえず2ペアはいるだろうと決めて放逐しました.
多くが成虫になっているので,半年後には幼虫がいくつも観察できると思います.
良かったよかった.
2022 .6.15
Salganea taiwanensis ryukyuanus
Salganea taiwanensis ryukyuanus
前回の床替えで1ペアになっていました.
すでに半年が経過し,木もボロボロなので殺し合いがはじまる前にどうなっているか見てみました.
良い色の老齢幼虫が10匹以上います.
クチキゴキブリ色とでも呼んだ方が良い独特の綺麗な色ですね.
で思い出したのがヨロイモグラの若齢幼虫にもよく似ています.
混ぜたらわからなくなるように思います.
ケース増やすか考えましたがやはり増やすの大変なので,新木を入れしばらく様子見ます.
2022 .2.21
リュウキュウクチキゴキブリ産仔
Birth of Salganea taiwanensis ryukyuanus nymphs
1/6に床替えして1ペアが判明したばかりですが,子供が生まれていました.
親と一緒に行動しています.
数は10以上生まれるはずですが確認できたのは2匹.
すでに2齢以上の大きさがあるので,1月後半に生まれたのでしょう.
多分他にもいるとは思うのですが,とりあえず親子水入らずで放置しておきます.
今回は,この子供たちが成虫になった段階で,小プラケにペアずつ分散するか,超特大プラケにこのまま移すかしないと毎年同じことの繰り返しになるので何か考えます.
2022 .1.6
リュウキュウクチキゴキブリ状況
Salganea taiwanensis ryukyuanus breeding conditions
昨年8月に床替えして,♂幼虫2,♀幼虫1まで減った本種.
たまに水だけ撒いていたのだが,マットが乾燥と劣化でカピカピになってしまった.
こうなると,水撒いてもマットには均一に浸み込まず,ケース底に溜まるだけ.
そして底部だけ超加水になり腐って以前失敗したことある.
中では新鮮な切り粉を出して生きている.
現状で3匹,というか,1ペアしかいないので大事をとって交換した.
3匹とも生きており成虫になっていました.
やはり,つがいを作るようで1ペアは1本の木内におり,♂1は別の木に潜っていました.
1♂は孤独に生きることになると思いますが,とりあえず3匹新調したセットに戻しました.
順調にいけば春には幼虫が出るでしょう.
しかし,その後また放置するとこの状態になると思うので,増えた時期に雌雄小さなケースでもよいので小分けにするか,特大プラケに移した方がよいのでしょう.
窓からの景色.
屋上.
スカイツリーが根元しか見えません.
久しぶりの大雪.
寒いですが,なぜかワクワクします.
2021 .8.26
リュウキュウクチキゴキブリ
Cleaning the breeding cases for the first time in a year
約1年ぶりの床替え.
オオゴキブリ科は,成虫になったらペアを分けて飼育しないと増えないようだ.
少し前は表面を数匹の成虫が走り回っていたが,今は死骸だらけ.
生きた個体を見ないし,マットも乾燥して不味そうなので交換した.
覚悟はしていたが3匹しかいなかった.
普通この数だとペアそろわず終わりになるのだが,ゴキブリ運だけはあるようで,
♀幼虫(終齢)
♂成虫
♂幼虫(終齢)
お見事.
そしてみんな潜っていきました.
秋には赤ちゃん(若齢幼虫)を見ることができるかもしれません.
ブログをアップしていて気が付いたのですが,虫体の腹端部にダニが付いていますね.
写真撮っているときは全く気が付きませんでした.
次回気を付けて排除するようにしたいと思います.
また1年後かな.
2020 .8.21
雑事 7
Little things 7
Therea olegrandjeani
給水管理中.
♀はボリュウームがあり,体型的には♂より好きです.
腹端部がそそります.
リュウキュウクチキゴキブリの初齢幼虫
長い間飼っているが,初めて見たような気がする.
やはり小さい.
大久保のI口さんより,またまた頂いちゃいました.
クロスズメバチ.
子供のころ,母の兄弟がタバコの煙を巣に吹き込み,麻痺?させて素手で巣を採っていたのは今でも鮮明に覚えている.
あの頃は危険な昆虫という認識がなく側で見ていたが,今からい思うとよく刺されなかったと思う.
私の田舎ではジバチと呼び,夏になるとたまに八百屋で巣ごと売られていました.
今でも売っているのだろうか?
複眼がすごいですね.
例のアオダイショウに咬まれた咬み痕.
咬まれてから約5分後.
本当は出血したが,さすがにそれは使えないかなと思い,洗って撮影.
「チリ」とした痛みがある程度.
小さな歯が引っ掛かるので傷は沢山出来る.
こいつから咬まれたのは初めて.
まあ,たまには良しとしましょう.
2018 .10.16
リュウキュウクチキゴキブリ
Salganea taiwanensis ryukyuanus
同じオオゴキブリ亜科なので,これもやばいと思い,ついでに交換した.
ちなみに,左の食いかすは,洗浄・殺虫して別のゴキのシェルターなどに.
右のマットはこちらも殺虫して,腐葉土を混ぜて他の種のマットなどに使う.
結果は,さすがクチキゴキブリ.
オオゴキよりも親子の繋がりが強いのか16匹生存.
こちらも潜っていきました.
2018 .3.28
リュウキュウクチキゴキブリ床換え後
After cleaning of the breeding case of the Salganea taiwanensis ryukyuanus
これがいつの間にか観察できなくなる.
最初だけだが飼育している実感がつかめる時.
2018 .2.19
リュウキュウクチキゴキブリ
Salganea taiwanensis ryukyuanus
約半年ぶりのご対面.
活動していることはケージの横から見てわかっていたが,姿を見るのは床換えの時だけになっている.
今回も,朽木は半分残っている.
餌木追加の目的だけ考えるなら,1年に1回でもよさそうである.
2014 .6.20
リュウキュウクチキもう1ケージ
Appearance of another breeding cage of Salganea taiwanensis ryukyuanus.
別の産地のケージ.
もっと大きなケージで飼育すると,様々な行動が観察できそうだ.
2014 .6.19
リュウキュウクチキゴキブリの放置結果
The result of having neglected the breeding case of Salganea taiwanensis ryukyuanus.
タイワンクチキゴキブリは,放置飼育をすると,前回お見せしたような状態になる.
しかし,本種はやばそうに見えても,ちゃんと生きているところに何か違いがあるのだろう.
水容器下にいた,一家族.
2014 .6.12
リュウキュウクチキ 1ペア
Salganea taiwanensis ryukyuanus was only in one pair.
餌木が良い具合に食われているので,さぞ増えたと思い,床換えを実施.
が,1ペア?!
まあ,ペアで残ってくれて望みは繋いだが・・.
リュウキュウクチキはどの産地も労せず維持できているのに.
何が違うのだろう.
ちなみに,食い終わった朽木の外皮は,このように洗って殺虫し,他の種の維持に使用する.
朽ちたマットも,レンジでチンし,腐葉土と混ぜ土中生息系に使用している.
捨てるところはあまり無い.
2013 .7.10
リュウキュウクチキゴキブリと粘菌
Salganea taiwanensis ryukyuanus and slime mold.
何かの拍子に,突然湧き出す粘菌.
ケース蓋に立ち上がる太粘菌.
マット表面にも這い回っている姿が見られる.
写真が悪くて申し訳ないが,ゴキブリは至って平気.
2011 .9.21
リュウキュウクチキゴキブリの巣拡大
朽木を削って作った空間が広がっている.
もっと大きなケージであれば,蟻の巣のようにいくつかの部屋と通路を観察する事ができるかもしれない.
広いスペースと容器があれば作って見たい.
面白い展示物になると思うのだが.
2011 .9.9
リュウキュウクチキゴキブリの巣
オオゴキブリに続き,クチキゴキブリの巣内様子.
ちゃんと飼育すれば,このような平和な親子関係を創れるのだが.
いつもこれで安心し,壊滅間際まで放置してしまう.
限られたスペース内での飼育頭数は制限があるようなので,数を増やしたい人は,ペア毎にケージ管理をした方がよいと思われる.
2009 .11.18
リュウキュウクチキゴキブリの子育て
マット中に生息する種は,その生活を観察する機会が少ない.
本種をはじめ,国内種では
オオゴキブリ科 オオゴキブリ属
オオゴキブリ Panesthia angustipennis spadica (Shiraki)
ヤエヤマオオゴキブリ Panesthia angustipennis yayeyamensis Asahina
オオゴキブリ科 クチキゴキブリ属
エサキクチキゴキブリ Salganea esakii Roth
タイワンクチキゴキブリ Salganea taiwanensis taiwanensis Roth
リュウキュウクチキゴキブリ Salganea taiwanensis ryukyuanus Asahina
外国種ではヨロイモグラゴキブリ Macropanesthia rhinoceros
(人によってはマット無しで繁殖させている人もいる)
アイスポットローチ Lucihormetica subcinta
などは飼育していても姿を見るのは床換えの時だけだったりする.
ケース横に空洞が開いている.
拡大.
中には子供を生んだばかりの親子が観察できる.
上手く壁面に営巣すると,このようにその生活が観察でき楽しい.
2009 .7.3
リュウキュウクチキゴキブリ
オオゴキブリ科 Family Panesthiideae
クチキゴキブリ属 Genus Salganea Stal
リュウキュウクチキゴキブリ Salganea taiwanensis ryukyuanus Asahina
オオゴキブリ科のゴキブリは生活環境が朽木の中であるため,
普段はマットの中や,やはり朽木内に潜み,
なかなかその姿を見ることは無い.
分布は沖縄本島より南では発見されておらず,
奄美大島・徳之島までの離島に生息.
本種は30mm内外のオオゴキブリに似た種であるが,
大きさも一回りほど小型であり,,
成虫になると翅を咬みあい一様にこの個体のような一見短翅の外見となる.
たまたまケージを覗くと,ペアらしき成虫2匹と,
その周りに生まれたばかりの幼虫を発見.
数えると約20匹.
水容器の右上方マットの上にいるのだが,これでは判らないので拡大.
クチキゴキブリ属は,オオゴキブリ属よりも親子の絆は強いといわれ,
幼虫が成長しても同じ材中に集団で生活している.
急にケージの蓋を開けたため親は端に避難.
その後を追って集まる子供たち.