ヨウランゴキブリ
2024 .4.17
ヨウランゴキブリ床替え
Cleaning of the breeding case of the Shelfordina orchidae
増え方や生息場所などからは害虫種だと思うが,社内で本種が駆除された話は一つもない.
また,業界内の話でも出てこない.
私が一人で採集してくるだけ.
日本国内の現状が良くわからない.
不思議な種である.
ケージも,小型なので小型種なりの汚れ方をする.
水苔に多いとのことなのでヤシガラ等を入れてあるがこれも汚れる.
これは処分して新調する.
幼虫,もちろん卵鞘も小さい.
終了です.
やはり気持ちいいですね.
2023 .3.28
ヨウランゴキブリ全滅?
Shelfordina orchidae extinct?
いつも通り死骸が目立ってきたのでケージを交換しようとしたのですが,いつもの床替えタイミングの時と何かが違う.
何が?
死骸の割には生きている虫体が少ない?
ふっ,餌が入っていない.
2年に1回ほどやってしまう餌入れ忘れ.
おそらく前回床替えしたときに入れ忘れたのだと思うので記録を見たら2/27となっている.
1か月近く餌無しで良く生き残っていたと思う.
それでも結構な数の幼虫をしなせてしまった.
ごめんなさい.
2022 .8.4
ヨウランゴキブリ炭カル登攀
Shelfordina orchidae nympys stepping on a wall coated with calcium carbonate
若齢幼虫大発生となってしまった.
でもって,幼虫が上る登る.
ミナミヒラタの初齢も結構登る.
ゴキブリ飼育には物理的な脱走防止措置が必要な理由がここに.
脱走には気を付けましょう.
ついでに掃除しました.
不思議とさっきみたいに登らなくなりました?
よほど出たい原因があったのか?
まあ数も減らしましたのでそのせいか.
まだまだゴキブリの気持ちは分からない.
2022 .3.4
ヨウランゴキブリ孵化幼虫
Hatching nymphs of Shelfordina orchidae
茶色の小豆状が卵鞘.
白い幼虫が孵化直後の幼虫.
薄茶色は別の卵鞘から産まれた初齢幼虫.
水苔に集中して産卵するので,この中は初齢幼虫だらけとなっている.
卵鞘内の卵とほぼ同サイズ.
2022 .1.31
ヨウランゴキブリの特徴(習性)
Habits of Shelfordina orchidae
床替えをしました.
記録を見ると5か月間していなかったようでかなり汚い.
水容器の交換は,上のミズゴケ内に多数の卵鞘と孵化幼虫がいるので,ゴミとして捨てるには卵鞘と幼虫を全ての撤去する.
卵鞘が小さくすべて拾うにはそれなりの時間がかかる.
そうするとこのように人懐っこく登ってくる.
小さいので動くスピードは,クロゴキサイズのゴキブリと違い目で追えるので見逃すことはない.
5か月分のゴミ.
終わり.
2016 .6.17
ヨウランゴキブリの産卵場所
Spawning ground of the Imblattella orchidae
自然界での旺盛な繁殖はほとんど報告されていないが,飼育下ではミズゴケのある湿潤な場所に好んで産卵し,猛烈に増える.
2013 .1.11
炭カル登攀種
The kind which overcomes the climbing prevention processing by calcium carbonate.
塗り方が厚過ぎたりすると,炭カルの凸面に爪をかけ,登ってくる種がある.
前にも書いたが,ミナミヒラタゴキブリが特にひどい.
次に本種.
ヨウランゴキブリ.
大きさと重量で考えればもっと軽い1齢幼虫の種もいるのだが.
2012 .10.5
ヨロイモグラゴキブリ衰弱
Macropanesthia rhinoceros has become weak.
最近,若い個体が殖えて来ており,飼育は安定していると思っていた.
そんな中,Adult 雄の動きが鈍くなって,腹節も伸びた変な状態になっている.
寿命が長い本種とは言え,いつかは尽きるはず.
つきた後は標本にしようと思い,隔離飼育にしたが何と無くまだ生きている.
こんな容器に入れると,昔クワカブをやっていた頃のショップの陳列に見えて,とても弱っている昆虫に見えない.
しかし,触角は先端が欠損して,高齢といった風貌である.
2011 .8.17
ヨウランゴキブリ飼育
ヨウランゴキブリの発見場所として有名な場所は洋蘭の温室.
ランの栽培といえばミズゴケ.
そこで,小タッパーの湿らせたミズゴケを入れておくと,弱齢幼虫はそこに潜り込んでいる.
実際,この個体群を採集したのも観葉植物のミズゴケの中.
湿度の溜まった場所を入れておけば普通に殖える.
餌は固型飼料(MF).
2009 .10.8
ヨウランゴキブリ幼虫
1齢幼虫は非常に小さく,1mm内外.
恐らく野外で目視による採集は不可能とであろう.
拡大.
初齢時期より黒褐色の模様が入り,綺麗である.
中齢幼虫.
終齢幼虫.
成長は早そう.
追って詳細は報告したいと思う.
2009 .10.7
ヨウランゴキブリ
チャバネゴキブリ科 Family Blattellidea
ヒメゴキブリ亜科 Subfamily Plectopterinae〔sensu Mckittrick(1964)et Roth(1982)〕
ヨウランゴキブリ属 Genus Imblattela bruijning
ヨウランゴキブリ Imblattella orchidae (Asahina)
現在はShelfordina属に分類されている.
体長は10㎜内外.
体色は透明で黒褐色の模様が入る.
発見された当初,洋欄の栽培施設当で発見された.
雰囲気はアミメヒラタゴキブリに近いが,動きは鈍い.
交尾.
右が♀.
左が♂.
発見当時はパナマゴキブリとも言われたが,最近の調査でオーストラリア原産のゴキブリと確認できたらしい.
生息場所は野外の欄科の植物の周りに生息しているらしい.