マルバネゴキブリ
2023 .11.28
マルバネゴキブリ発見
Found the Hebardina yayeyamana
今年8月に石垣のゴキブリ詰め合わせを頂き,ウルシゴキブリとおぼしきグループを飼育している容器内.
目を疑うとはこのことです.
ただ,マルバネゴキブリはなかなか入手できないのでうれしいのです.が,この写真から分かるように.
また,紛れ込んでいたことから♂は不在.
それでも産卵しているが,どう見ても不健全卵.
まだ綺麗な個体です.
標本にするため,取り出しました.
卵鞘はこんなです.
2021 .4.12
マルバネゴキブリ3匹
Three Hebardina yayeyamana
F2まできているのですが,最近少ないと思っていたら3匹しか残っていませんでした.
さあ,あとがありません.
まずはこの個体たちが生き残ること.
そして,雌雄そろうことが次につなげられます.
1匹目.
♂!
2匹目.
♀!
3匹目.
♀!
順調に成長すれば,夏には成虫となり産卵がはじまる予定.
飼育環境もすべて新調しました.
まずは成虫になりますように.
2020 .7.7
ダニ駆除継続中
Still getting extermination of mites
マルバネゴキブリ飼育ケージ.
遠目では分からないがこのようにダニが出ている.
ゴキブリを1匹ずつ拾って新ケージに移し終えた状態.
今回,一つの原因である別飼育場所の駆除を行った.
これで,ピンポンはなくなったはずなので,後は個別に発生するケージを退治するだけ.
書くのは簡単だが,大変な作業.
2020 .5.8
マルバネゴキブリダニ駆除
Mite extermination of the Hebardina yayeyamana
ダニの発生が止まらない.
マダゴキ類に付着するダニは2017.5.26の駆除確認以来発生していない.
しかし,マットに発生する微小の徘徊性ダニは,毎回終わった!と思っても大体その直後に(ホント直ぐに)他の今まで発生していなかったケースで急に湧き出す.
古くは2014.3.13に遡る.
今年で7年越しの格闘である.
今回も,やっとこれで発生最後のケージが駆除を終えた.
最中の図.
左の容器は75℃のお湯が入っており,長ピンで床材をゴキブリ虫体を拾わないように少量ずつ摘まんで熱湯につけて殺虫している.
ダニを生きたままケース外に出さないための処置.
何もなくなったようだが,ダニが徘徊しているのでこれは熱水に.
あらかた片付く.
拾いもれのないサイズの時期がチャンス.
そして終了.
他のケージで出ないことを切望する.
特別企画「GWは家でゴキブログ」は今日でおしまい.
明日,明後日はお休みいただきます.
大手を振ってゴキブリ採集に行ける日が早く来るよう頑張りましょう.
2020 .2.20
マルバネゴキブリ1齢
First instar of Hebardina yayeyamana
幼虫がやっと出ました.
この写真では分かりにくいですが,尾肢が妙に大きいです.
2020 .1.10
ゴキブリの餌について2
About cockroach bait 2
ヤエヤマツチゴキブリ
翌日
齧っている.
マルバネゴキブリ
翌日撮り忘れ
4日後
少しごちゃごちゃしているが食べている.
ヒメクロゴキブリ
翌日
食わない.
イエゴキブリ ケース1
翌日
少し齧る.
イエゴキブリ ケース2
翌日
食べた.
2019 .12.24
マルバネゴキブリの餌
Food of the Hebardina yayeyamana
スズキゴキブリ以外にもいろいろ与えた結果,本種も結構食べることが分かった.
翌日.
その前に入れた物.
細かい骨なども食べている.
煮干しは入手しやすいので,過去にいろんな種に与えたがこれほど食わなかった.
2019 .9.5
マルバネゴキブリの魅力
The fascination of the Hebardina yayeyamana
約10年近く飼育してきた系統が今年途絶えた.
10年も飼育していると,なくなってだら~とした飼育になっていたのだろう.
しかし,いなくなると寂しい.
ということで入手しました.
この写真は以前飼育していたときのものですが,本種はあまり話題にならず目立ちませんが,ワモンゴキブリやイエゴキブリなどと同じゴキブリ科に属する種で,大きさもそこそこあり,脚が赤くゴキブリらしくない可愛い種だと思っています.
また,卵鞘が色など弱々しい感じがするため,孵化したとき毎回うれしさを感じます.
現在産卵始めているので順調に行けば10月中には孵化が見られる予定です.
2019 .3.8
マルバネゴキブリ
Hebardina yayeyamana
床換えをした.
終齢から成虫に加齢が始まった.
この時期を逃すと,卵鞘の回収や初齢幼虫の回収が大変になる.
メス成虫.
好きなゴキブリです.
2018 .10.3
マルバネゴキブリ卵鞘
Ootheca of Hebardina yayeyamana
他の種の卵鞘だと,こんな薄い色はNGに思うが,マルバネゴキブリはOK.
提灯のように中が光っているようで不思議な雰囲気です.
2017 .11.15
マルバネゴキブリ
Divide a breeding container of the Hebardina yayeyamana into two
奇跡の復活を遂げたが,いつ再発するかわからない.
時期としても,ちょうど産卵開始前なので卵拾う手間もかからないことから早めの分譲を行った.
なんとなく変な汚さ(表現しにくい)の元ケージ.
分けた後.
2017 .10.3
マルバネゴキブリ中齢幼虫
Middle instar larva of the Hebardina yayeyamana
一時期,卵鞘のみとなり,諦めていたが奇跡的に復活した.
2017 .7.28
マルバネゴキブリ卵鞘孵化
Hatching of Hebardina yayeyamana oothecae
突然幼虫,成虫がいなくなり,卵鞘だけになった本種.
普通はこれで終わり.
本当に終わる.
それでも,いつも奇跡を期待しつつ2ヶ月ほどは維持する.
今回は良い方に出ました.
餌皿の下にも.
よかった.
何とかなりそう.
2017 .1.18
マルバネゴキブリ予備軍
Reserve Hebardina yayeyamana
滅んだら再入手まで時間のかかりそうな種は予備ケージを作るようにしているのは以前にもお伝えしましたが,このケージも予備だが成長がおかしくなってきたので再出発させた.
まだまだ,元気そうな幼虫が表面上は確認できる.
しかし,マットは変質(乾燥とカビ跡と残骸の固着).
よく見ると,幼虫の状態で死に始めている.
これも,生きているが仰天し,起き上がれない.
ベイト剤を食ったときのようだ.
完成.
これで,幼虫が死ななければ良いのだが.
2015 .4.8
マルバネゴキブリ初齢幼虫
First instar larva of the Hebardina yayeyamana.
昨年12月2日に壊滅をお知らせしたケージに幼虫が発生していた.
少し前に確認したときは動くものがなく,ケージを整理しようと考えたが,残して吉.
こんな感じで,壊滅ケージをいくつか残しているので,減らそうとしているケージがぜんぜん減らない.
まあ,復活してうれしいですが.
2015 .2.19
マルバネゴキブリの事故
Accident of the Hebardina yayeyamana.
脱皮中に齧られたと思われる個体.
脱皮中は身動きできず,また体も柔らかいので他の生物に捕食され易いと思われる.
野外に比べ過密な状態での飼育となるため,脱皮現場は常に他の個体がうろうろしている.餌が無いと良く観察される.
まだ生きているのでケースに戻したが,だめだろうな.
2014 .12.2
マルバネゴキブリの予備ケージ壊滅
The breeding cage of the reserve of Hebardina yayeyamana changed into the destruction.
予備があって良かったと思った瞬間.
中を見たら動く個体が見当たらない.
よく探すと数個体発見できたので,小ケージに移設.
原因は不明.
マットが乾燥しすぎて卵鞘が孵化していないようにも見える.
が,もう1つも同様な管理をしていて生きている.
生き残った個体は♀成虫1,幼虫4.
未交尾の可能性も考え,雄を1入れ,復活を試みる.
2014 .11.25
マルバネゴキブリの床換え2
Cleaning of the breeding case of a Hebardina yayeyamana.2.
適当でも増えている.
前回の床換えは3月.
最近使う頻度が大きくなった種蒔き用ポット.
ハサミで加工でき,素材が植物質なのでゴキブリの定着も良いようだ.
尾突起が確認できる.
よって♂.
2014 .4.2
マルバネゴキブリ交尾
Mating of Hebardina yayeyamana.
雄は,短い翅を上げ,その下にある分泌物を確認しているようだ.
本種は,朝比奈(199)の時点で,雄は見つかっていない.
その為,「日本産ゴキブリ類」にも,国内産の雄の詳細の図は無い.」
短くても,垂直に持ち上げる姿は,Hemiblabera tenebricosa の雄に良く似ている.
2013 .5.9
マルバネゴキブリ床換え
Cleaning of the breeding case of a Hebardina yayeyamana
現在,F2個体群が,調子よく成長中である.
数が少し過密状態になってきたので,早めの床換えに着手.
左がすべて新品.
右は水・餌のみ新品.
一応,2ケージで維持する事にする.
本種の雄形態も含め,やりたい事は山ほどあるが,いつも増えた後滅んで資料が少なくなる事が多い.
世話は面倒になるが,後悔する前に手を打つ習慣が少しつてきた かな?
2013 .4.11
マルバネゴキブリ脱皮
A self-renewal of Hebardina yayeyamana.
中齢幼虫の脱皮殻.
殻食はしないようだ.
脱皮直後.
2013 .2.15
マルバネゴキブリ幼虫
Larva of the Hebardina yayeyamana.
意識しなければワモンゴキブリの幼虫である.
詳細を調べれば違いがあると思うが,野外でこいつを見つけたら,ワモンゴキブリ幼虫としてパスする可能性大.
こちらは中齢幼虫.
見た目はモリゴキブリ群のいずれかの幼虫?
やはり何でも採集して,成虫にしてみないとわからない.
2012 .12.18
マルバネゴキブリ孵化
Ootheca of Hebardina yayeyamana hatched.
待ちに待った瞬間
2008年から,雌個体を入手しつつも仔が取れず,やっと今卵鞘孵化が確認できた.
が,やはり幼虫は皆同じ様な形態をしている.
これで同定するには形態の情報を集めないとダメでしょう.
国内産の雄はいまだに謎が多い.
これから雄の形態をよく見ていきたいと思う.
2012 .11.30
マルバネゴキブリ産卵
Laying eggs of Hebardina yayeyamana.
早く孵化してほしいものだ.
2012 .10.31
マルバネゴキブリの謎
The mystery of Hebardina yayeyamana.
本種は,「雄がいない」とか,「単為生殖する」など様々な噂がささやかれていたし,私も半分信じていました.
朝比奈(1991)に,あれだけ多くの個体が採集されているのだが,雌しか得られていないというのがなんともロマンを感じ,単為生殖説が生まれたと予想するが,
こちらは♀成虫.
そして,♂成虫.
一回り以上雌に比べ小型で細い.
尾突起もはっきりと確認できる.
卵鞘.
これは期待しても良いでしょう.
ちなみに単為生殖の可能性は0とは言い切れませんが,今まで飼育した経験から考え,まず無理でしょう.
2009 .10.27
マルバネゴキブリ卵鞘
今年の5月より,孵化の期待をこめた管理していたが,
さすがに諦めた.
成虫で入手して,生んだ卵鞘は25個.
一生涯では30以上生むのであろう.
孵化しない理由が全く分からない.
やはり,現地に行って確かめるしか無さそうである.
2009 .5.8
マルバネゴキブリ 卵鞘数
マルバネゴキブリが★になって約1ヶ月.
卵鞘は一向に孵化しません.
同居していた幼虫はなんとヤエヤマキスジゴキブリになりました.
そんな訳で,ケースの整理を兼ねて卵鞘を拾い出してみました.
食べられた物も入れて27個.
成虫で入手したので生涯に27個以上の卵鞘を産む事になる.
しかし,単為生殖すると噂される本種.
真相は・・.
とりあえず,希望は捨てずにもう少し様子を見ることに.
2009 .3.25
マルバネゴキブリ親子?
マルバネゴキブリに子?が増えました.
とりあえず幼虫なので,成虫にしてみてのお楽しみである.
形態的にはマルゴキブリの幼虫ではないかと思うのだが.
そして,この写真を最後に成虫が星になりました.
はたして卵鞘をいくつ産んだのか.
今後確認いたします.
ちなみに卵鞘はまだ孵化しません.
2009 .3.9
マルバネゴキブリ 元気に産卵
いつものマルバネゴキブリ.
元気にまだ産卵をしている.
いくつ産むのだろうか?
それにしても卵鞘は一向に孵化しない.
2009 .2.12
マルバネゴキブリの体力
マルバネゴキブリ.
ここのところコンスタントに卵鞘を産み続けている.
一日前の状態.
そして翌日.
はたして孵化するのだろうか.
餌に固形飼料を与えているが,食べる量は非常に少なく,
食べた飼料の体積よりも,何倍もの量の卵を産んでいる様に見える.
2009 .1.21
マルバネゴキブリ 産卵その後
まだ産んでいます.この写真は先週の産卵状況.
すでに10個以上マットに転がっている.
右上茶色の物体がマット上に転がっている卵鞘.
卵鞘を産むタイプはほとんどがどこかに貼り付けるか,
決まった場所に産み落とす傾向があるのだが.
この個体の産み方の特徴がよく判らない.
孵化卵は未だ無し.
2008 .11.21
マルバネゴキブリ産卵 3度目
食べられてから約2週間後,再びマルバネゴキブリが卵鞘をつけていた.
今回で3回目の確認となる.
はたしてまた食べられてしまうのか?
なんとなく色が薄いような気がするが.
そうなるとこの個体から子供を獲る事の可能性はだいぶ低くなると思われる.
翌朝,ケージ内を観察するが,食べられたカスも無ければ卵鞘も見当たらない.
後日,再確認してみるとニンジンの陰に隠すように落ちている卵鞘発見.
矢印の先に有るのが判るだろうか?
拾い出して計測.
8mm内外の卵形をしている.
卵の状態はやはりあまり良い状態ではない気がするが.
親はまだ元気そうだし,チャバネゴキブリでさえ5~6個の卵鞘を付けるのだから,
本種は10個以上産んでくれるよう期待する.
2008 .11.20
マルバネゴキブリ産卵及び卵食
マルバネゴキブリが卵鞘をつけていた.前回確認してから2回目.
今回はしっかりとした形が確認できたので,期待していたが.
翌朝見るとすでに中身は食べられて外皮だけとなっていた.
卵鞘をつけている段階で,色が少し薄い様な気がしていたが,
不完全な卵鞘であったのか?
すると前回観察された卵鞘も食べられてしまったのだろうか.
2008 .10.17
マルバネゴキブリの繁殖
マルバネゴキブリHebardina yayeyamana Asahina.
生きた状態では体はクロゴキブリのように光沢(艶)があり,脚は赤茶色で美しい.
まして,初めて実物を見るので,全ての行動が新しい発見である.
その個体が腹端部より卵鞘のようなものを出していた.
残念ながら,仕事があり経過を見ることが出来なかったが,
いつの間にか外れていた.
ちなみに餌はネズミ用の固形飼料を食べているようだ.
2008 .1.29
マルバネゴキブリ
ゴキブリ科 Family Blattidae
マルバネゴキブリ属 Genus Hebardina Bey-Bienko
マルバネゴキブリ Hebardina yayeyamana Asahina
何とも情けない標本だが私の友人が捕獲してきてくれた貴重な標本である.
判りにくいが,本種雌は前翅が短くヤマトゴキブリの♀成虫に一見似るが,それよりも更に短い.
まだ標本しかない為,生態や幼虫形態は不明.
本種は日本では雌しか捕獲されておらず,朝比奈正二郎著「日本産ゴキブリ類」によると,
台湾では雄が得られているとの事.
日本での雄の発見もしくは単為生殖なのかこの目で確認したいところである.
飼育している方の話では,単為生殖で増えるとの事.
何とか確認したい.