Blaberus fusca
2008 .7.31
ブラベルス フスカ 成虫までの日数
昨年末,フスカの初齢幼虫を別容器に移した.
目的は,いつごろ成虫になるか?
結果は先日♂1が成虫となった.
要した期間は,室温平均26℃で約7.5ヶ月.
意外と速い.
雌は未だ終齢であった.
大型の甲虫などは雌が先に成虫になり,♂とずれが生じ,交尾がうまくいかないが,
ゴキブリはその逆である.
2008 .6.12
ブラレルスフスカ幼虫
終齢と思われる幼虫たちである.
特に個体間の違いは見られない.
前胸背はクワガタ♀成虫の頭胸部シルエットのような,暗褐色斑が入る.
見方によるとドクロマークにも見える.
そしてこちらが初齢幼虫.
2008 .6.11
ブラベルスフスカ 成虫
Blaberus fusca 55-78㎜(Allpet Roaches引用)
分布: 南アメリカ
Blaberus discoidalis に次ぐポピュラーな種.
本種に関しては,どこの海外のサイトを見ても,これらと同じであり,
この個体はフスカと考えて間違いないと思う.
右が♀.左が♂.
雄の5匹平均体長は56.1㎜.最小54.0㎜.最大57.5㎜.
体長に関しては総じて飼育環境により大型になる環境(密集して飼うと小さくなる)
で飼育できていないので,恐らく普通より小型になっている可能性がある.
増えれば増えるほど小型になってしまう.
本種も前胸背板の黒紋の様子を雌雄並べてみた.
上2匹が♂.
下2匹が♀.
本種は雌雄全てが黒紋が前胸背後縁に達する.
黒紋の前縁部分は山形となり,中央部に切れ込みが入っている.
上の左の個体は新成虫の為色彩が白っぽい.
雌の黒紋には黄褐色の小斑が入り,デスヘッドほどではないが,
人の顔状に見える模様が浮き上がる.
♂はその限りでない.