Blaberus craniifer
2023 .11.13
Blaberus craniiferも産仔
Blaberus craniifer also produce nymphs
老齢幼虫が何割か死亡するようになってしまったデスヘッド.
しかし,成虫になると死亡率は減り,ちゃんと子供を産んでくれる.
今一つ,この系統の状況が把握できないが,とりあえずOKか.
2023 .7.4
Blaberus craniiferやはり変
Blaberus craniifer’s condition is still strange.
成虫まで育っているのですが,また老齢幼虫で黒死する幼虫が発生してしまいました.
気味が悪いですね.
卵胎生だと卵鞘を殺菌できないし,打つ手を思いつきません.
死亡個体.
生きている個体.
とりあえず,死亡個体を排除して全て新設しましたが,他のBlaberus属やもしかするとBlaberinae亜科まで影響が出るかもしれないので,状況見てこのケースは処分を考えないとだめかもしれません.
この個体群は,おそらく日本に初めて入った時の系統だと思うのでどうにかしたいですが,悩ましいです.
2022 .11.14
Blaberus craniifer幼虫
Blaberus craniifer nymphs
終齢幼虫の黒死以降生まれた幼虫は成長し,この親成虫も普通です.
(当時の黒死老齢幼虫,詳細は2022/5/25)
あれは何だったのか?
幼虫が老齢になった時点で発生する可能性もあり,少し心配は残るが,まあ,今のところ正常に戻った.
本種は,2008年から飼育しており,おそらく日本に入りたての頃の系統だと思います.
現在流通している本種も,この系統が元親になっている可能性が高いと考えています.
2022 .7.25
Blaberus craniifer出産
Birth of Blaberus craniifer nymphs
終齢幼虫が全て黒化して死亡した本種です.
成虫は全然死亡しません.
元気です.
しかし,問題は幼虫.
生まれても端から黒死するかと思っていましたが,
生きていました.
良かった.
後は成虫すればよいのだが,これまたしばらく観察が必要ですね.
2022 .5.25
Blaberus craniifer幼虫の変死
Unnatural death of Blaberus craniifer Nymphs
ブラベルス属の終焉は,幼虫が生まれなくなり成虫の寿命が尽きた時点で終了になる.
なので,幼虫が出ている間は安心飼育が出来るのだが,今回ブラベルス属としては初めて嫌な死亡を確認しました.
沢山いるとたまには幼虫で死亡しているのも見かけるが,今回はこのサイズがすべて死亡.
生きている個体無し.
特徴は頭部など黒化していること.
雰囲気はPeriplaneta属の幼虫死亡によく似ている.
ただ,成虫は死んでいないので少し違うのかもしれないが,変なウイルスだとまた広がるのでこのケースを触った後は容器,手指の消毒は必ず実施しないとダメそう.
このような原因を調べられたら良いのだけど,なかなかそうはいきませんね.
2019 .10.15
Blaberus craniifer
Blaberus craniifer
2012年頃までB. fusca(B. atroposのsynonym)と混同され,さらに,B. giganteusもどきも混ざり,日本を含め世界のGマニアの間でも混沌としていたブラベルス属ですが,最近は正確な文献が簡単に入手できるようになり,いい加減な物は減ったように思えます.
ブラベルス属は現在,
species group atropos
species group brasilianus
species group giganteus
species group macurus
の4つのグループに分けられています.
B. craniiferはgroup giganteusに含まれます.
以前は,日本でも翅の色が茶褐色の系統も流通していましたが,現在はこの翅が黒くなる系統しか見ることができません.
別名,Death head や Black wingなどと呼ばれています.
私も本種は他のブラベルスに比べ,特徴が多いので好きな種のひとつです.
多頭飼育していても,小型化しないように思えます.
ただ,せっかくの黒い翅が「翅バカ」になるのは避けられないためこのようは羽化スタンドを入れてあります.
効果は?ですが減ったように思えます.
2015 .4.14
Blaberus craniifer „ Black Wing“
Death’s Head
嫌われ者のゴキブリにさらにデス・ヘッドの呼び名はすごい.
改めてこうして見ると,これほど特徴がある種も少ないと思う.
なんとなくハロウィンのカボチャに見えてしまう.
しかし,本人はいつものように下を向いてじっとしているだけ.
前胸背の模様が主張しすぎだろう.
2014 .9.8
Blaberus colloseus
Blaberus colloseus
Blaberus giganteus は,高密度飼育をすると,小型化する傾向にあるが,コロセウスは,大きさを維持し,いつ見てもバランスの取れたフォルムをしている.
好きな種のひとつ.
2012 .10.18
コロセウス幼虫の擬死
Sham death of the larva of Blaberus colloseus.
擬死と気軽に書いたが,ウィキペディアを見るだけでも様々なタイプがあることに驚いた.目的は外敵に遭遇した時に自分のみを守る事.
昆虫以外にもヤスデやヘビなどにも見られる行動らしい.
Lucihormetica verrucosa のグループの幼虫もよく固まる.
ちなみにタヌキ寝入りも擬死とは知らなかった.
ゴキブリを通して,少し知識が広がった.
2011 .4.4
ブラベルスコロセウス飼育
ブラベルスの中では飼育しやすい(丈夫)種だと思う.
ただ,大きくなる為狭い容器で過密飼育すると,翅が伸びない個体が増えるので,現在は大プラケで飼育中.
そして,運動・脱皮用に鉢底ネットを入れている.
餌はいつもの固型飼料.
そして水.
2010 .6.17
コロセウスとギガンテウス
左がBlaberus colloseus.右がBlaberus giganteus.
ブラベルス属をいろいろ見てきたが,この辺が落ち着きどころではないだろうか.
コロセウスは翅に黒斑が出てこない.
ギガンテウスは翅中ほどから先端にかけて黒斑が発現する.
もう少し見ていくと,アトロポスあたりも見えてきそうだ.
2010 .1.20
ブラベルス コロセウス Blaberus colosseus (Illiger, 1801)
ゴキブリの標本を整理している時に気が付いた.
この上の2体.
2005年にフスカとして飼育していた種だとラベルにあった.
現在の情報や,Blaberus属を色々見てきた現在の認識によると,
この標本はBlaberus colloseusではないかと唖然となった.
インボイスのいい加減さが分かる.
これがBlaberus colloseus.雑味の無いクリアーな形態だと勝手に考えている.
まだ記載論文は見つけていない,というか探す予定も今のところ無いが,形態的特長は,
1.前胸背の黒班は後方に向かって末広がりでなく,Blaberus giganteus の様に狭まる.
2.翔翅に出る黒班は薄いか消失する.
3.体長は様々あるようだが,大きくても頭頂から腹端までが60mm内外.
本ブログの過去のコロセウスは,その当時の情報や,購入先からの情報を元にしたもので,いずれは訂正を考えているが,今の時点ではまた違う情報もあることも考えられる為,正確な情報が得られた時に訂正いたします.
2008 .12.4
ブラベルスクラニファー 羽化
ブラベルスクラニファーBlaberus craniifer ??
今年の6月に1齢幼虫を別飼育はじめ,昨日その中の1匹に成虫が出た.
約半年で成虫になった事になる.
やはり熱帯産のゴキブリは,大型であろうが環境さえ良ければ,どんどん成長する.
羽化間もない状態.
1日後.
まだ,完全に骨格は固まっていない.
この大きさのブラベルスになると,後翅が上翅の中に収まらず,
燕尾服状に飛び出してくるのがわかるだろうか.
デスヘッドといわれるブラベルスの体長は45㎜~55㎜と意外と小型であるようだ.
本個体群は60㎜を軽く越える個体が多く,
やはりBlaberus craniifer かは疑問が残る.
2008 .9.3
ブラベルスコロセウス産仔
いつも卵胎生ゴキブリの子供が生まれるのを産仔と書いているが,
ブラベルス属やマダゴキなどを見ていると,
やはり産卵で卵鞘を体外に出すと同時に,
各卵から1齢幼虫が脱出してくるのである.
小形の種はどうか判らないが,マダゴキ類やブラベルス類の,
大型で観察しやすい種はそんな感じである.
というわけで,生まれた幼虫の数は34匹.
多いか少ないかは,もっとデータをためないと何ともいえない.
1齢幼虫の生まれたてのサイズ.
9㎜内外.
2008 .9.1
ブラベルスコロセウスの卵鞘
今年の5/29に卵鞘を排出させた個体がいたので,別容器で飼育していた.
卵鞘の外皮は非常に薄く,内部が透けて見える.
このまま出して,今度は横にして保育嚢に収納.
その状態で孵化するまでの期間,卵を保護する.
卵胎生で,繁殖が上手くいかない種は,
このときに全て卵鞘が脱落してしまうようだ.
原因は良く判らないが,飼育環境に大分影響されるのであろう.
試行錯誤の毎日である.
67日後の8月4日に子供を産んでいた.
2008 .6.10
ブラベルス コロセウス幼虫
本種の幼虫はブラベルス属の中でも色彩が少し違う.
前胸背板の模様が明瞭に現れず,黒褐色の霧にに包まれたようである.
終齢とおぼしき個体を抽出.
本種も個体変異はあまり無さそうである.
そしてこちらが初齢幼虫.
2008 .6.9
ブラベルス コロセウス成虫
Blaberus colloseus 体長50-75㎜(Allpet Roaches引用)
分布:西インド諸島・エクアドル,トリニダードを含む中央アメリカ・
上が♀.下が♂.
本個体はバルバドロス島ワイルド採集個体として入手した物である.
サイズは前種,Blaberus discoidalisより若干小さい.
Allpet Roachesに記載の大きさとは全くかけ離れている.
雄の5匹平均体長は46.0㎜.最小44.5㎜.最大47.5㎜.
本種も前種同様,前胸背板の黒紋が後縁に接しているか否かを確認した.
上2匹が♂.
下2匹が♀.
雌雄各5匹確認したが,
前胸背後縁に達する個体は♂4/5 ♀5/5
トータルすると9/10で9割の個体が達する.
♂に比べ,雌の黒紋が非常に発達しており,
この部分だけで雌雄の区別が可能である.