Therea petiveriana
2024 .2.13
Therea petiveriana
Therea petiveriana oothecae
最後に残った大きなペアのうち,雌が死亡しました.
沢山卵鞘を残したと思い探しましたが...
残念~.
この感じだと,未交尾?
希望は捨てず,保管しました.
数カ月管理になりますね.
2023 .11.21
Therea petiveriana
Therea petiveriana
数が少なくなり,小プラケで飼育していたのですが,採卵のため久しぶり観察しました.
♂.
♀.
単体で見ると分からないのですが,デカい.
これは,過去に羽化した♂死骸(親)と♀生体の比較.
雌雄こそ違えど明らかにでかい.
♂も入れた図.
今まで気が付かなかったのですが,個体密度(環境)によってこんなに大きさが変化するのでしょうか.
別種のようです.
とりあえず採卵して再び新しい小プラケに戻しました.
これだけ大きいと嬉しいです.
2022 .6.7
保管卵鞘たち
Growth of oothecae under controlled incubation
空になっていた飼育容器ですが,
Therea petiverianaは大分成長したので飼育室の棚に戻しました.
保管していたTherea regularisも孵化がはじまりました.
Polyphaga aegypticaは,これから孵卵管理に入ります.
いずれもダニフリーのはず.
2022 .2.10
Therea petiveriana 飼育室から一旦撤収
Therea petiveriana temporarily removed from breeding room
ダニが大発生して以降,ダニ忌避マットで飼育していましたが♂1を残して死に絶えました.
成虫になった個体もいますしたが,卵鞘は一つもありませんでした.
死骸には当然ダニは付着していない.
果たしてダニはどこ行ったか?
忌避マットの底に沈んだか?
唯一残った♂成虫.
見た目は普通です.
が,そんなに甘くなかった.
これはダメだ.
というわけで,ケージがあった場所はとりあえずラベルを残すために空容器を置き主の復活を待つ.
約一年前はこれほどいたのですがダニの威力はすさまじいですね.
現在の生き残り.
左は卵鞘(でも1個),右は若齢幼虫22匹.
これらはダニフリーなのでここから復活を目指します.
2021 .12.22
Therea petiveriana卵鞘ダニ 2
Mites on the ootheca of the Therea petiveriana 2
9月に採卵した卵があり,それもダニは確認して保管していたつもりだったのですが,今日見ると卵鞘に付着しています.
毎週1回は給水などを行うため確認していたのですが,前回は確認できませんでした.
この1週間で活動を開始したようです.
17卵鞘入っているのでまた食われていない物を識別するため拾い上げたのですが殆どダメです.
が,2卵鞘は孵化して幼虫が出ています.
卵鞘の確認をすると中に取り残されて生きている幼虫がいるので,昨日今日孵化したと思われます.
ダニも,孵化と合わせて活動開始したのかもしれません.
このダニは嫌いですが,このような本能のメカニズムは驚きしかありませんね.
さてさて.
孵化した幼虫はダニが寄生しているのか.
しているとこの幼虫も処分を検討しなければなりません.
もしかしたら,Gromphadorhina oblongonotaの時もそうでしたが,初齢幼虫には小さすぎて,寄生出来ていない可能性があります.
顕微鏡で1匹ずつ確認しました.
腹面.
背面.
毛が密でダニも張り付きようがなさそうです.
あどけなさがあり可愛い仕草です.
こちらは,卵鞘に残っていたうちの1匹.
死亡してました.
周りには狙っているのか数匹のダニが付着しています.
ついでにもう一つ.
トビムシが可愛いい.
というわけで,回収した幼虫は22匹.
うまくいけばダニフリーがこれで確保できるかもしれません.
2021 .12.3
Therea petiveriana卵鞘ダニ
Mites on the ootheca of the Therea petiveriana
本種,ダニにやられ残った幼虫は軒並み中が空になり,羽化の見込みは少なそう.
防ダニマットの効き目もなく何とか成虫になった個体も数匹いますが果たして産卵するかきわどいところです.
望みはこの様に隔離保管している卵鞘だったのですが,定期的な加水をしようとふたを開けるとダニが付着!
この容器に入れる際,実体顕微鏡で卵鞘に卵や幼虫が付着していないか確認していたのですが入っていました.
中を探すともう1つの卵鞘も付着している.
見逃しの原因は,すでに卵鞘内に侵入していた卵鞘を気が付かずに混入させたことだと思うのですが,厄介なダニです.
卵鞘の端を見ると隙間がありダニが脱出しようとしています.
もう一つの卵鞘は結合部に隙間があり出入りしていました.
中はダニしかいません.
もう一つ気になる卵鞘が.
こちらはカビと思われる菌糸がうっすらと出ています.
全体の状態はよさそうですが,カビは入り込むので排除決定.
ついでに中の状態を確認すると,発生はしていますが生きているかの確認は出来ず,ダニは入っていませんでした.
しかし,端の空間には菌糸が伸びていました.
いずれにせよダメだったかもしれません.
最終的に残った卵鞘は4個.
1個に16卵はありそうなので一つでも孵化すればつながるのですが….
2021 .11.10
防ダニマットの効果
Effectiveness of tick prevention materials
Polyphaga saussurei.
5匹死亡.
Therea petiveriana.
7匹死亡.
ただし,死んでも前回のようにダニに食われることはなくなりました.
それと気が付いたのは,かなりの数のダニ(吸着体)が容器の内側に張り付いていました.
ゴキブリから離れたダニでしょう.
結構強く吸着しているので,簡単に洗って別のゴキブリ入れると移ったりしそうで恐ろしくなりました.
あと,手とかにも付着しそうなので,触った日は風呂入るまでゴキブリ触らないとか考えないと知らないうちにうつす可能性があるなと思います.
2021 .10.28
ダニの続き
More on Mites
本グループのどのケースにこのダニが出ているのか確認しました.
まずはEupolyphaga sinensis
♂
♀
こんな顔をしています.
脚の付け根なども確認しましたが付着なし.
次,Polyphaga saussurei の別のケージ.
こちらは,現在大寄生されている成虫とは別の幼虫ケース.
綺麗なもんです.
次,Therea olegrandjeani
こちらもダニはいなさそう.
次,Polyphaga aegyptica,こちらは2ケージあるので1個目.
異常なし.
前胸背板と頭頂の間にいるのはツメダニです.
餌に発生するコナダニ類を餌として繁殖しています.
見ていたら,コナダニが前胸背板の奥にいたので追いかけて?いたのでしょうか?
この形はミナミツメダニでしょう.
こいつは,畳などに出ると人を刺して皮疹を引き起こす害虫になりますが,こういった隔離された中にいるのは,コナダニ類を食べるいわば益虫です.
しかし,今回の殺Gダニは食べないのかこの状態です.
2個目も異常なし.
最後,Therea regularis
異常なし.
ということは,Polyphaga saussurei に関しては,この寄生された個体を処分すれば,残っている個体群はダニフリーになります.
問題は,1ケージしかなかったTherea petiverianaです.
成虫が少し残っいるので,それが卵鞘を産みさえすれば,徹底的に掃除して孵化させればダニフリーが出来ると思いますが,少し時間がかかりそうです.
一連の作業をしている最中のPolyphaga saussurei 幼虫,起き上がりゴキブリ.
2021 .10.25
ダニの排除
Complete elimination of mites
殺ダニマットに移したゴキブリを改めて観察.
今は張り付いているだけ.
これが突然脱皮して喰い始める.
ダニはピンセットで擦れば剥がれるが,1個1個やっていられない.
面相筆の毛を短くカットして流水で擦りながら洗ってみたが,意外と落ちない.
で,結論は卵鞘から育てるのみ.
2021/7/21にPolyphaga aegypticaの卵鞘に付着するこのダニの卵をご紹介したが,結局このグループのゴキブリはこの方法で取り除くことにした.
まずは各先端から確認.
これは割けているので×.
中にダニが入っている可能性が大きいし,すでに死亡している.
この作業は実態顕微鏡など拡大鏡が無いと難しい.
こちらは少し開いているので当然×.
これは〇.
そしてこのようにケースに入れ加温しながら保管.
孵化するまでは,生き残っている親から採卵しながら保管が続く.
2021 .10.22
殺Gダニ大暴れ
Mites killing cockroaches
また出てしまいました.
Polyphaga saussureiです.
こちらはTherea petiveriana
貪り食うとはまさにこのことです.
何とか共存を考えていたのですがやめます.
とりあえず,クワカブ用の殺ダニマットに避難させました.
今回使用したのはこの2品.
たまたま知人から頂いたのがありました.
以前もクワカブ用を試して?だったので果たしてこれはどうか.
用法用量にしたがい使用しました.
共存をやめる方法は次回へ.
2021 .9.28
Therea petiveriana
Therea petiveriana male courtship behavior
雄の求愛行動.
上の小さいほうが♂.
Periplaneta属に比べると地味.
本属は背板にフェロモンを出す誘引線が開口していないので,翅あげ行動はとらない.
ただ,見ていると熱心さは伝わってきてゴキブリの世界も♂は大変だと思う.
少し変わった特徴として,腹部の第2節と第3節の両側に一対の褐色の袋を出す.これはPolyphagidaeの様々な種で記載されており成虫になると現れる器官.外敵に襲われた時警報フェロモンをここから出す.実際臭いをかいでも刺激臭は全くない.
2021 .1.1
謹賀新年
今年も忙しい年になりそうですが,健康に気を付け様々なことに挑戦しましょう.
また一年よろしくお願いします.
2020 .12.23
トライポフォビア2
Trypophobia 2
Therea petiveriana
Therea olegrandjeani
Therea属はこんな発生をしがちです.
全ての齢が均一に混ざるということが難しい.
この後,卵鞘がごっさり採れて幼虫だけのコロニーとなってこの繰り返しです.
まあ,それが原因と言ったら終わりですが.
これはこれで見ていて楽しいですね.
しかし,卵鞘が孵化しなかったら終了です.
2020 .4.6
Therea petiverianaの割れた卵鞘
Open the ootheca of Therea petiveriana
昨年の12月に孵化用に取り分けた卵鞘に割れている卵鞘があった.
孵化直前かと思い,顕鏡したが発生はしていない.
(写真撮り忘れたので再現図)
これでは孵化しないだろうと思いつつ,マイクロチューブに入れて保管しておいた.
他の卵鞘は孵化がひと段落して,飼育ケースに移し終えたので,捨てようと思い先週末見ると孵化していた.
あんな割れた状態でも,変にいじられなければ孵化することには驚いた.
しかし,孵化数は3匹.
卵鞘を割ると全ての卵は成長はしているが,途中で止まった感じ.
ちなみにこの卵鞘は孵化までに3か月半以上要した.
2020 .3.16
Corydiinaeの孵化
Hatch of Corydiinae
昨年12月より管理していたTherea petiveriana,Polyphaga aegypticaの卵鞘が孵化をはじめた.
Therea petiveriana
Polyphaga aegyptica
やはり3か月程度要するようだ.
両種とも,体毛を密生する特徴は他の科と見分けるのにわかりやすい特徴です.
2019 .12.26
ムカシゴキブリ類の卵鞘保管
Oothecae storage of Corydiidae
孵化しない!と悩む前に一気に卵鞘回収した.
Therea olegrandjeani
Therea petiveriana
Polyphaga saussurei
一仕事終わり.
2019 .12.2
Therea petiveriana孵化
Hatch of Therea petiveriana
小さな幼虫です.
しかし,Corydiidae科の特長の密集した体毛はすでに見ることができます.
2018 .6.15
Therea petiveriana孵化
Hatch of the Therea petiveriana
4月7日に取り分けた卵鞘が孵化した.
親と同じマットでもなんとなく累代できていたが,たまに数が急激に減る種もあり,卵鞘管理は別に行った方が安心できる.
幼虫の色は,Polyphaga saussureiに比べ,黒色が強い.
2017 .11.8
Therea petiveriana
Therea petiveriana
2007年より飼育しているが,急に個体数が減少した.
なんとも無機質なマット.
探るとまだ20数匹の幼虫がいたので何とかなると思うが,最近このグループの調子が悪い.
やはり,卵鞘の管理は別に行ったほうがよいのかもしれない.
2015 .5.27
Therea petiverianaの交尾
Mating of the Therea petiveriana.
左が♀.
右が♂.
♂は白点がくすんでいないので,新成虫だろう.
2013 .5.22
Therea petiveriana1齢幼虫
The first instar of Therea petiveriana.
孵化直後の幼虫.
飼育して数年になるが,飼育ステージがばらけず,幼虫が出るときはこのサイズばかりとなる.
卵鞘は,乾燥した環境に強いのだが,水場の卵鞘も良い具合に孵化するので,水分があるに越した事はないのだろう.
2010 .12.6
Therea petiveriana 卵鞘孵化
Therea属は5種が記録されており,そのうちの2種がペットローチとして流通している.
分布は全てインド地方で,本属はインド特産なのだろうか.
昨年,インドに行ったときは影すら見なかったが.
たぶんジャングルの奥地に生息しているのだろう.
安富和男博士が書かれた「ゴキブリ3億年のひみつ」には「ナナホシビロウドゴキブリ」の名が付いている.
ドミノがいつから使われだしたか分からないが,こちらの和名も的を得ている.
1993年に出版された本なので,ペットとしては古くから有名であったのだろう.
しかし,孵化したから言えるが,中々殖えず苦戦していた.
やっと卵鞘が孵化.
うれしいですね.
2010 .3.31
Therea petiveriana 床換え
family Polyphagidae
subfamily Polyphaginae
genus Therea Billberg, 1820
Therea petiveriana (Linnaeus, 1758)
ヤシガラに腐葉土を混ぜた乾燥マットで飼育していたが,
幼虫が一斉に成虫となり,一斉に産卵し成虫の死骸と幼虫の脱皮殻で表面が埋め尽くされた.
すくうと終齢幼虫から初齢幼虫まで揃っている.
新しいマットを入れたケージに移す.
完成.
2008 .8.14
Therea petiveriana(ドミノゴキブリ)成虫の色彩
横から見ると腹部・胸部腹面にも白斑が有るのが判る.
なかなかお洒落なゴキブリである.
幼虫の地味さからは想像できない.
2008 .8.13
Therea petiveriana(ドミノゴキブリ)羽化
ゴキマニアの中ではすでにお馴染みとなったTherea petiveriana.
幼虫で入手したが,なかなか羽化しなかった.
それが成虫となった.
この状態では何なのかよく判らないが,しばらくするとこうなる.