ツチゴキブリ
2024 .7.10
ツチゴキブリ床替え
Cleaning of the breeding case of the Margattea nimbata nimbata
前回行ってから3ヵ月後の状態.
死骸がたまってきました.
餌容器もダニだらけになってます.
タッパーの中はこんな状態ですが,本種は小型なので一部引き続き使用しました.
最後に虫体を移して終了.
2023 .4.19
ツチゴキブリ
Margattea nimbata nimbata
鹿児島産ツチゴキブリ.
これは累代飼育個体.
ヒメクロゴキブリと同じように生餌置き場を作ってから良い感じ.
煮干しもよく食べる.
リンゴもよく食べる.
固型飼料はネズミにとっては栄養バランスの良い食糧かもしてないが,ゴキブリにとっては足りないものがあるのかもしれない.
2023 .2.13
いろんな餌
Various feed
煮干しの続報です.
ツチゴキブリもこの様に骨にしてしまいます.
リンゴもこの様に皮だけに.
リンゴはこの皮の後ろに見えるように乾燥した後ゆっくり食べているようです.
うまく乾燥すればよいのですが,条件(今のところ説明できません)が悪いとカビが出ます.
数に合わせた適量をつかんで入れると良いでしょう.
2022 .2.28
Cockroaches in cup containers
春が近づきそれぞれが成長しています.
S野さんから頂いたキスジゴキブリも3匹中2匹成虫となりました.
いつ見ても綺麗な栗色ですね.
この色見るとアカネズミを思い浮かべます.
あれもいい色です.
それで性別はというと予想通り2匹とも♀.
残り1匹はまだ幼虫で奥に見えますがこれも♀に見える?
さあ,可能性低そうですがどうなるか(拾い上げて実体で見ればわかるのですが見ません).
1匹頂いた鹿児島のツチゴキブリ類.
ツチだと思うのですが,サツマツチゴキブリの可能性もあり飼育してました.
結果はツチゴキブリ.
現在飼育しているツチゴキブリコロニーと同じ産地なので,混ぜて新血とします.
先日死亡したクロゴキブリ卵鞘はそのまま保管.
孵化するでしょう.
多分.
2022 .1.7
餌
Feeds
今日の材料はニンジン・リンゴ・エリンギぶつ切り.
鍋に入れるわけではなく,ゴキブリに与えます.
正月だからというわけでもなく,定期的に与えているメニューです.
真の害虫類ではなく,マットなどを使う種に与えます.
オガサワラゴキブリ.
増えるのですが,たまに放置しすぎて危機的状態になるのでそれ防止.
ツチゴキブリ.
これも,一時期ヤバそうだったので入れてます.
スズキゴキブリ.
これは是非次も繁殖させたいので特別扱いです.
Corydidarum magnifica
維持できているのですが,めちゃめちゃ増えないので与えています.
効果があるかはよくわかりません.
気持ちですね.
2021 .10.15
ツチゴキブリとヒメクロゴキブリ
Margattea kumamotonis and Sorineuchora nigra
私の飼育環境では両種ともにWF1は容易に得られF2も比較的容易.
それ以降が怪しくなり消滅することが多い.
最近の飼育では,ヒメクロゴキブリは新記録更新.
ツチも幼虫が発生しない危機的状況より復帰.
特別何をしたか?
室温は冬季も加温していたが,自然光が入る場所に置くようにした.
それがどう影響したかは不明だが,累代が継続しにくい種はこの場所に置くようにしている.
2021 .8.30
ツチゴキブリ孵化
Hatch the Margattea nimbata
成虫の数から考えると,もっと様々な齢数の幼虫がいなければおかしいのだが,とりあえず1齢幼虫が出現した.
今のところ数匹.
あとはいかに死なないように成虫にするか.
チャバネゴキブリ科の野外種は,普通は弱くないのだが,累代途中で突然虚弱になり,全滅に向かってまっしぐらに進み始めるのでしばらく注意が必要.
この成虫も気持ちよさそう.
2021 .8.6
8月のツチゴキブリ
The Margattea nimbata in August
採集日からちょうど2年.
現在沢山の虫体がいるのですが,よく見ると幼虫がいない.
探し.
探し,やっといた.
といった少なさ.
時期から言えば成虫が多いのは理解できるが,過去のツチゴキブリの衰退過程によく似ている.
ケース1.
ケース2.
カップ1.
と3つに分け様子見ます.
今日も外出したのですが,同じような場所でクマゼミが鳴いていました.
隅田公園はアブラゼミやミンミンゼミばかりですが,来年あたりは置き換わりがはじまるのでしょうか?
もしくは7年後?
2020 .9.23
ツチゴキブリのケース分け
Increase breeding cases of the Margattea kumamotonis kumamotonis
沢山増えてます.
過去の事例から,この後いなくなります.
そこで,先手を打って2ケージに分けました.
少ないケージと多いケージ.
ちなみに,ツチゴキブリは結構大きくなっても炭カル登っています.
飼育には必ず紙蓋を挟みましょう.
2020 .7.21
ツチゴキブリ幼虫
Margattea nimbata nymph
若齢幼虫
終齢幼虫
ゴキブリの幼虫時代は,単色で地味な体色が多いですが,チャバネゴキブリ科の幼虫は小さいですが本種のように細かな模様が出て種を調べるには役立ちます.
齢数によっても模様が変わるので,これを見ることにより齢数を調べることもできるはずです.
おまけ
ブラーミニメクラヘビを放飼したヤマトゴキブリ小プラケでシロアリ発見.
まだ生きていました.
ほじくるのはもう少し後にします.
2020 .4.28
ツチゴキブリ拡張
Margattea kumamotonis expansion
昨年の夏に採集した幼虫2匹より奇跡の繁殖を果たした.
現在は,数えられないほど.
小プラケより中プラケへ拡張するまでとなった.
最近よく使うのが「ココチップ」保湿性能がココマットより良く,隙間が出来るので幼虫の隠れ場所にも良いと思う.
2020 .2.5
ツチゴキブリ幼虫
Margattea kumamotonis kumamotonis Nymph
孵化の終わった卵鞘.
見る限り,ほとんどが孵化している.
卵数は25前後.
幼虫も少しずつ成長している.
そして,成虫は1匹だけだがまだ産卵をしている.
2020 .1.22
ツチゴキブリ繁殖
Margattea kumamotonis increase
元は鹿児島で採集した小さな幼虫2匹.
・♂♀が揃う.
・2匹無事成虫になる.
・同時期に羽化し交尾のタイミングが一致する.
など,繁殖できる可能性はかなり低いと思っていたが見事増えた.
ゴキブリに関する運は持ち合わせているような気がする(笑).
2019 .8.8
鹿児島出張2019
Kagoshima business trip 2019
1泊2日で行ってきました.
天気もよく絶好のゴキブリ採集日和.
サザエさんのオープニングに使われている開聞岳をバックにしたヒマワリ畑.
ニホントカゲ.
ヒメチャバネ.
ツチゴキブリ幼虫.
フタホシモリゴキブリ.
野外品とは久しぶりの対面.
その卵鞘.
ヒメチャバネゴキブリ♀卵鞘付を食べるハエトリ?
そのほかにも沢山の興味深い昆虫を見ることができました.
関係者の皆様には感謝いたします.
2015 .11.17
三宅島のツチゴキブリ
Margattea kumamotonis kumamotonis of Miyake-jima
背面.
♀成虫だったので,幼虫が取れると思っていましたが,卵鞘は産みましたが,1つも孵化しませんでした.
腹面.
野外成虫では,未交尾はあまり無いのですが,仕方ないですね.
ちなみに,野外採集♀成虫(甲虫類含め)で,幼虫が取れなかったのは長いゴキブリ採集人生で,2件目です.
通常,♀成虫1個体確保できれば,累代できます.
解剖すれば,交尾しているか分かりますが,1個体しか無いので,標本として保存します.
2015 .9.4
ツチゴキブリにダニ
The mite which occurred in a breeding case of the Margattea kumamotonis kumamotonis.
矢印に先に見える点々が全てダニ.
今まで発生していた物とは大きさが違う.
そして,中を確認すると幼虫がいない.
死骸を探すと全て成虫なので,ここしばらく幼虫が発生していない可能性が高い.
生き残った成虫は20匹程度.
生んだばかりと思われる変な卵鞘.
よさそうな卵鞘を拾ってみたものの,拡大すると大半はダメそう.
良さそうな物と,ダメそうだが何とかなりそうな物を分け,
小プラケで経過を観察する事とする.
うまく繋がれば良いが.
2012 .6.27
ツチゴキブリ雌と卵鞘
The female and ootheca of Margattea kumamotonis kumamotonis.
地味だが,好きです.
良い形をした卵鞘.
本日より小笠原に行ってきます.
巨大なムカデ・極小のゴキブリ見たいですね.
2012 .3.30
ツチゴキブリ飼育
Breeding of Margattea kumamotonis kumamotonis
サツマツチゴキブリは毎年失敗するが,本種はこの状況で上手く言っている.
卵鞘持ちの雌.
1齢幼虫.
かなり小さい.
野外で見つける事は難しそうな大きさ.
2010 .5.17
ツチゴキブリ幼虫
昨年K田君に捕ってきてもらった幼虫が成虫となり,
その後,しばらく放置していた.
久しぶりに見たら,1齢幼虫が沢山発生していた.
餌に付いているので分かり難いが,粒々が幼虫.
拡大.
サツマツチゴキブリも冬に採集してくるが,2年目にして滅んだ.
何としても累代を成功させたいですね.
2010 .1.13
ツチゴキブリ Margattea kumamotonis kumamotonis (Shiraki)
チャバネゴキブリ科 Family Blattellidae
ツチゴキブリ属 Genus Margattea Shelford
Margattea kumamotonis kumamotonis (Shiraki)
体長10mm未満.
日本にはこの他に
Margattea kumamotonis shirakii (Princis) ヒメツチゴキブリ
Margattea satsumana (Asahina) サツマツチゴキブリ
Margattea ogatai (Asahina) ヤエヤマツチゴキブリ
の3種1亜種が生息している.
朝比奈正二郎著「日本産ゴキブリ類」には「体翅淡灰褐色の平凡なゴキブリ」とある.
しかし,前胸背の模様や,腹部腹面の茶褐色の帯は,ミナミヒラタゴキブリに比べ色彩豊かで,また,なかなか見つからないので平凡と言うイメージは私には無い.
前胸背アップ.
腹面.
サツマツチゴキブリは腹面全体が薄茶色している.
この個体群(関東産)は九州の私の見たものより色が濃い.
後方より.
飼育は採集数が少ない事もあってか,あまり上手く行かない.