Archimandrita tesselata
2024 .10.4
Archimandrita tesselata床替え
Cleaning of the breeding case of the Archimandrita tesselata
今まで中プラケで飼育していたのですが大きな種には狭そうです.
現在,大型種の飼育環境改善を行っている一環で,フラット大プラケに移しました.
本種は狭い容器で過密飼育しても大きさにあまり変化がなさそうですが,Blaberus giganteus などのBlaberus属の大型種は小さくなるようなので順次切り替えています.
変更後.
広々です.
マットが乾燥するまでは固型飼料からダニが出やすくなるので少量を小まめに与えます.
2023 .1.31
Archimandrita tesselata
Archimandrita tesselata
床替えしてまだそれほど経っていませんが,マットは大きな糞で埋まっています.
ヤシガラも,本種のような大型種にしてみれば餌に.
元々,ゴキブリは土壌動物とされ,シロアリ同様植物死体を分解して土に返す役割を担っています.
なので食べて当たり前なのですが,なんとなく不思議な気がします.
この中に何匹見えているかわかりますか?
最低10匹います.
これ見て思ったのですがヒラメですね.
土に擬態しているように見えます.
多くのゴキブリ類の幼虫は成虫と比べ地味な色をしていますが,このような目的からすると理解ができます.
取り出すと,うっすらと背面に土ぼこりが付いていかにも擬態してます感を出しています.
必死に手にしがみついて「土です」を訴えているよう.
無理して顔を見てみるとこんな感じ.
可愛いですね.
全然動きません.
ついでなので幼虫の雌雄を.
♂.
腹板端部の節が小さい.
♀大きく広い.
簡単ですね.
マット(餌)を新品にしました.
私としては固型飼料は餌として,容器に入れているのですが,彼らからすると餌の中に潜っている感じなのでしょう.
2020 .10.21
Archimandrita tesselata
Archimandrita tesselata
中齢幼虫がぺらっぺら.
水切れして結構時間が経過していたらしい.
水の上においたら身動きせずに飲んでいる.
多少の水切れ状態だと,人が近づくと逃げていくが全く動かない.
小型のゴキブリだとOUTだろう.
お詫びとしてニンジンサービスした.
2014 .6.30
Archimandrita tesselata床換えのタイミング
Timing of cleaning of the breeding case of Archimandrita tesselata.
本種の飼育は,他種に比べ,見た目上汚れが目立たない.
が,換え時はある.
ヤシガラも食べているようで,ヤシガラだと思っていたマットが,糞に置き換わっている.
こうなると,そろそろ換え時.
丈夫な種であるが,突然幼虫がいなくなっている事がある.
たまには換えてあげよう.
2012 .4.25
ゴキブリの水飲み
How to drink the water of a cockroach.
今更でもありませんが,結構忙しい状態が続き,ゴキブリも放置気味になっていた.
こうゆう時,大型種は丈夫で,それほど問題は出ないが,チャバネクラスの種は,致命的なりますので注意しましょう.
これは,ジャイアントウッドローチ Archimandrita tesselata 水飲み入れた直後.
人がいようが関係なくどんどん集まってくる.
接写しても全く関係なし.
目まで水につけて飲んでいる.
人で言えば,目の下まで水につけて飲んでいる水位だ.
息苦しそうに見えるが,ゴキブリは頭に鼻はなく,呼吸は体側の気門から行っているので,問題はずだが,息苦しそうだ.
それにしても,よほど咽が乾いている様子.
申し訳ない.
2010 .12.14
ジャイアントウッドローチ飼育
体長が大きいので,ある程度殖えた時から大プラケで飼育している.
マットは必要ないかもしれないが,チャレンジする余裕もなく,ヤシガラマットで飼育している.
マットは乾燥していても,私の所では問題ない.
半年ほど飼育していると,マットもなくなり糞がマットのようになる.
ヤシガラも食べるようだ.
おにぎりの沢庵も食べるぐらいだから,何でも食べる.
基本的な餌は例の固型飼料.
2009 .8.14
生ゴミ処理ゴ機
ゴキブリのほとんどの種は,普通に飼育すれば大体増える.
増え始めると際限なくなる.
そうなると,繁殖数のコントロールは簡単に出来なくなる.
その証拠に,ゴキブリ用のエアゾールなどが市場にあふれかえっている.
ペットローチといえどもゴキブリ.
増えるものは増える.
小型種であれば場所は取らないが,
ジャイアントウッドローチのような大型種は大きなケージが必要となる.
虫体が大きくなると,食べる餌の量も増える.
少し餌をやらないでいると,手に乗せた時に皮膚をいきなり齧り出した.
人だと思っていない.
食い物と思っているようだ.
そんな彼らであるから,なんでも食べるだろうと「おにぎり(たくあん)」をあげてみた.
このおにぎり,昼に食べようと冷蔵庫に入れ,消費期限の少し切れた商品.
別に食べ物を無駄にしているわけではありません,念の為.
「エコ」ですかね.
4時間後.
指で持ち上げているのは海苔.
たくあんも見当たらない.
マットに戻すとまだ空腹なのか食べに来た.
白く見えるのは海苔に張り付いたご飯.
この感じだと,何でも食べてくれそうである.
2009 .6.8
ジャイアントウッドローチ 交尾
右が♂.
左が♀.
これでまた何ヵ月後に,大量に子供が生まれてくる.
飼育している皆さん,
こんな巨大なゴキブリがローチトラップに捕獲されないよう,
くれぐれも管理は厳格に行い,
飼育をやめる場合,逃がすなどはせず,責任を持って処分してください.
そうしないと我々PCOが儲かるだけですよ(笑).
2009 .4.17
ジャイアントウッドローチ 脱皮直後幼虫
脱皮直後幼虫トリオ.
本種は大型であるがゆえに,脚の棘が巨大で触ろうとするとチクチク痛い.
刺さったかのような痛みが伴う.
フラッシュをたくともっと白い.
しかし,まだ白い内はおとなしく,痛い思いをしなくてもすむ.
いつも思うのだが,このまま白ければまた別の道を歩めた昆虫ではないかと思う.
2008 .10.29
ジャイアントウッドローチ成虫となる
Archimandrita tesselata (Rehn)1齢幼虫を親から産下された日に隔離し,
別容器により飼育していた個体が成虫となった.
昨年11月5日に生まれて,今年10月2日確認した.
成虫まで約11ヶ月.
大型のゴキブリにしては速い.
飼育温度は平均24℃前後.
クロゴキブリなどは1年以上かかる事から,
熱帯性ゴキブリの繁殖力の力強さがわかる.
新成虫はスレ一つ無く,本当に美しい.
2008 .3.17
ジャイアントウッドローチ 雌雄
雌雄の見分け方.
大型のゴキブリなので,非常にわかりやすい.
腹部先端の腹板が♂に比べて幅があると♀.
こちらが雄.
見かけ上の腹節の数が♂♀比較して多い方が♂になる.
2008 .3.14
ジャイアントウッドローチ 標本
標本にする際,翅を広げるとこの様になる.
ゴキブリではなく,別の昆虫に見えなくもない.
展翅した標本の右下はBlaberus discoidalis Serville
昔はBlaberus discoidalis Servilleも大きなゴキブリだと思ったが,
上には上がいる.
アマゾンにはさらに巨大な種がいるらしく,
標本で見た事があるが,生きたのを触ってみたい.
2008 .3.13
ジャイアントウッドローチ幼虫
成虫が成虫なだけに幼虫も巨大である.
これは終齢幼虫.
ゴキブリには見えない.
このぐらいになると,掴んで暴れられると脚の棘が手に痛い.
2008 .3.12
ジャイアントウッドローチ成虫
ジャイアントウッドローチ
Familiy Blaberidae
Subfamily Blaberinae
Genus Archimandrita
Archimandrita tesselata (Rehn)
国外産ゴキブリとしては大型の種.
上は雌の成熟個体.
迫力である.このへんになると12~15gほどの体重になる.
体長70㎜前後になり,幅もある事から,ブラベラス属の大型種より大きく見える.
日本にはArchimandrita属ではもう一種Archimandrita marmorataが入っている.
これは新成虫.
大型の昆虫ではあるが,繁殖力は旺盛でスペースと餌さえ確保出来れば,
どんどん増える.
しかし,甲虫類と違い餌と水を入れておけば気が付くと成虫になっている.