Eupolyphaga sinensis
2024 .8.26
Eupolyphaga sinensis卵鞘結果
Results of Eupolyphaga sinensis oothecae Hatching
3か月以上が過ぎ結局1卵鞘も孵化しませんでした.
今回卵鞘の色ごとに分けてみましたが,その違いは分からずじまい.
硬そうな卵鞘の中を見ると,発生していなかったり,カビて黒くなっており惨敗です.
取り急ぎご報告...
2024 .5.29
Eupolyphaga sinensis黄茶卵鞘孵化
Yellowish-brown oothecae of Eupolyphaga sinensis hatch
選別から約2か月.
黄卵鞘
黄茶卵鞘
濃茶卵鞘
のうちまずは黄茶卵鞘孵化.
あと1ヶ月くらいで孵化しなければ終わりでしょう.
2024 .3.29
シナゴキブリ卵鞘入れ替え
Replacing Eupolyphaga sinensis oothecae
保管していた卵鞘ですが,ほとんどがカビが出てこのようにヤシガラが菌糸に巻かれて丸くなってしまいました.
これはダメでしょう.
一応,冷凍して殺虫して処分しました.
ちょうど成虫ケージは,成虫が産卵を終え数が少なくなってきていたので卵鞘を取り出しました.
古いものや新しいと思われる物が入り交ざった感じ.
見分けが付かないので色で3通りに分けました.
中央の中間色の部分は今一つ分け方が怪しいですがこれ以上は分けられないのでこれで良し.
3容器に同様に収納してどれが孵化多いか見たいと思います.
2022 .1.20
卵鞘孵化
Hatching of oothecae
保管している卵鞘が孵化はじまりました.
Polyphaga saussurei
本種は1齢幼虫が大きいのでカップ下から容易に確認できます.
やはり孵化まで2か月近くかかるようです.
Eupolyphaga sinensis
本種は小型のため,たくさん孵化するとカップ下からも分かり易いですが,少ないと週一で確認マットほじくり確認しています.
2022 .1.19
ダニ駆除済飼育箱
Breeding box after mite extermination
Polyphaga saussurei
Therea regularis
Eupolyphaga sinensis
Polyphaga aegyptica
Therea olegrandjeani
安心してイモ洗い状態で飼育できるのは健康に良いですね.
また,この状態だと卵鞘も勝手に孵化してくれます.
2021 .10.28
ダニの続き
More on Mites
本グループのどのケースにこのダニが出ているのか確認しました.
まずはEupolyphaga sinensis
♂
♀
こんな顔をしています.
脚の付け根なども確認しましたが付着なし.
次,Polyphaga saussurei の別のケージ.
こちらは,現在大寄生されている成虫とは別の幼虫ケース.
綺麗なもんです.
次,Therea olegrandjeani
こちらもダニはいなさそう.
次,Polyphaga aegyptica,こちらは2ケージあるので1個目.
異常なし.
前胸背板と頭頂の間にいるのはツメダニです.
餌に発生するコナダニ類を餌として繁殖しています.
見ていたら,コナダニが前胸背板の奥にいたので追いかけて?いたのでしょうか?
この形はミナミツメダニでしょう.
こいつは,畳などに出ると人を刺して皮疹を引き起こす害虫になりますが,こういった隔離された中にいるのは,コナダニ類を食べるいわば益虫です.
しかし,今回の殺Gダニは食べないのかこの状態です.
2個目も異常なし.
最後,Therea regularis
異常なし.
ということは,Polyphaga saussurei に関しては,この寄生された個体を処分すれば,残っている個体群はダニフリーになります.
問題は,1ケージしかなかったTherea petiverianaです.
成虫が少し残っいるので,それが卵鞘を産みさえすれば,徹底的に掃除して孵化させればダニフリーが出来ると思いますが,少し時間がかかりそうです.
一連の作業をしている最中のPolyphaga saussurei 幼虫,起き上がりゴキブリ.
2020 .9.29
息抜き
Relaxation
最近の息抜き.
死んだ卵鞘の抜き取り.
カビが出てくるのでひたすら見つけては捨てるを繰り返す.
何も考えずに,しかも綺麗になることが気持ちよい.
孵化が始まっているので,たまに幼虫を拾い上げ撮影.
これは,Therea regularisの1齢幼虫.
孵化真っ最中とも出会える.
黒い眼が可愛い.
これは,Eupolyphaga sinensis.
10~15分集中すると少しすっきりする.
2019 .3.4
シナゴキブリ
Eupolyphaga sinensis
卵鞘がマットの代わりのように敷き詰められた状態になっています.
このグループにはよくある風景ですが,このぐらいが卵鞘の生育には良いようで,幼虫が孵化始めました.
幼虫はある程度拾って別容器に.
卵鞘も拾って保管します.
まだこの数倍はありそう,しかも産卵は続いています.
2018 .11.8
シナゴキブリ卵鞘
Eupolyphaga sinensis oothecae
♂が見当たらない.
卵鞘は形が変.
とりあえず保管.
来年3月までに孵化しなければ終わり.
2016 .1.14
シナゴキブリもダニ発生
To a breeding case of the Eupolyphaga sinensis, a mite occurred.
まだまだダニの発生が見つかります.
今度は,シナゴキブリ.
不幸か幸いか,前回の繁殖で失敗し,全滅を覚悟していたが,何とか生き残った.
この数だと卵鞘が2個ほど孵化したのだろう.
数が少ないと拾うのも簡単.
さらに,卵鞘が孵化していないので,初令幼虫もいない.
今の段階が拾うにはもってこい.
で,床敷き全交換実施.
ちょうど,産卵している個体もいるので,卵鞘も全数チェック.
まず,10cm程の高さから机の上に落とし,詰まった音のするものだけ除く.
その次に,顕微鏡かで生きているか確認.
本当の生死はわからないが,ダメなものはこのように接合線が壊れている.
バラスとこのようにダニがいる.
写真に写っているのは,今回の徘徊性ダニではなく,たまに大発生して体表に付着するタイプだと思うが,除けるものは除く.
最近,ダニの再発が少なくなってきているが,冬は繁殖力が弱まっていると思うので,最終的な根絶宣言は,5月頃になりそうだ.
2016 .1.14
シナゴキブリもダニ発生
To a breeding case of the Eupolyphaga sinensis, a mite occurred.
まだまだダニの発生が見つかります.
今度は,シナゴキブリ.
不幸か幸いか,前回の繁殖で失敗し,全滅を覚悟していたが,何とか生き残った.
この数だと卵鞘が2個ほど孵化したのだろう.
数が少ないと拾うのも簡単.
さらに,卵鞘が孵化していないので,初令幼虫もいない.
今の段階が拾うにはもってこい.
で,床敷き全交換実施.
ちょうど,産卵している個体もいるので,卵鞘も全数チェック.
まず,10cm程の高さから机の上に落とし,詰まった音のするものだけ除く.
その次に,顕微鏡かで生きているか確認.
本当の生死はわからないが,ダメなものはこのように接合線が壊れている.
バラスとこのようにダニがいる.
写真に写っているのは,今回の徘徊性ダニではなく,たまに大発生して体表に付着するタイプだと思うが,除けるものは除く.
最近,ダニの再発が少なくなってきているが,冬は繁殖力が弱まっていると思うので,最終的な根絶宣言は,5月頃になりそうだ.
2015 .3.18
シナゴキブリやっと孵化
An ootheca sheath of the Eupolyphaga sinensis hatched at last
本属やドミノローチで有名なThereaを含むCorydiinae亜科の卵鞘は孵化までの期間が長いと思われ,累代の切れ目には卵鞘だけになる期間がある.
この種も数匹の成虫はいたが,幼虫0.卵鞘も孵化するように見えないものばかり.
加湿したり,乾燥させたり.
挙句は放置して,気がつくと幼虫が出ている.
しかし,今回ばかりは,9割以上諦めていたので少しうれしい.
この種の幼虫はみな特徴がある.
この前始めて幼虫が取れたPolyphaga saussureiも,ルリゴキブリもこのグループだ.
孵化までに要する時間と条件を今度調べてみたい.
2014 .12.9
シナゴキブリ卵鞘が孵化しない
The ootheca of Eupolyphaga sinensis does not hatch.
本種は,普通に管理していて,何も問題なく飼育できていたが,先日,幼虫がいなくなり,成虫も数匹の状態であることに気がついた.
ペアは揃っており,条件はいつもと同じだが,卵鞘が孵化していない模様.
集めた卵鞘から,20個ほど抽出し,割ってみたが1つも育っている卵は見つけることが出来なかった.
これはかなりやばいかも知れない.
現在無駄なあがきを,いろいろ考えて実施しているので,結果は後日報告する予定.
好きなゴキブリなんだが・・・.
2011 .4.1
シナゴキブリその他の形態
腹側はこんな感じ.
他の一般的な害虫ゴキブリに比べ,翅が長いのが分かる.
腹背面.
特別何もない.
腿節棘列はC型.
これも害虫種では余り見ない型である.
2011 .3.31
シナゴキブリ 翅
昨日に続き翅.
前翅.
後翅.
複雑な斑が入る.
2011 .3.30
シナゴキブリ 頭部
シナゴキブリ Eupolyphaga sinensis ♂
前胸背拡大.
いわゆるゴキブリらしい頭部背面.
拡大して分かった事だが,意外と毛深い.
写真から確認できるだけで,頭頂,前胸全体,翅付け根全てに毛が密生している.
頭部前面.
通常ゴキブリの単眼点は小さく,頭部表面の内側に白く存在するが,これは眼のように飛び出して付いている.
口器周りなどゴキブリというよりトンボに似ていると思う.
(トンボを余し知らない人の感想です).
2010 .5.19
シナゴキブリ卵鞘
卵鞘に亀裂が入り,ダニが出入りしていたので割ってみた.
5×2列で10個入っている.
卵はみずみずしいが発育はしていない.
2010 .5.18
シナゴキブリ累代
family Polyphagidae
subfamily Polyphaginae
genus Eupolyphaga Chopard, 1929
Eupolyphaga sinensis (Walker, 1868)
日本にもムカシゴキブリ科のゴキブリは2種生息している.
ルリゴキブリとツチカメゴキブリの2種.
両種とも生きた個体は見たことが無いが,ゴキブリ好きであれば一度はあこがれた種ではないだろうか.
それと同じfamilyのシナゴキブリ.
卵鞘の孵化日数が良く分からないので,飼育していると瞬間的に生体が殆んどいなくなる.
今ちょうどその時期なのか,卵鞘ばかりである.
孵化するのかとマット交換をしたのだが,ちょうど孵化したての幼虫がいました.
白い小さいのが1齢幼虫.
良かった,良かった.
マットを篩で選別.
でてきた大型幼虫はこれだけ.
累代は出来ている様だが,同じサイクルで成長されると,卵鞘の時期は不安になる.
2009 .8.21
シナゴキブリ 卵鞘
♀が卵鞘を尾端に付けている.
拡大.
横向きに付けている.
落ちていた卵鞘.
本種もエジプト砂漠やカプチーナのように,大きさがバラバラ.
大きいものは15mmを超え,小さい卵鞘は5mmほど.
それでも孵化するのだろう.
標準的な大きさの卵鞘拡大.
右に突き出たヘラ状の部分を,腹端にで保持しているのだろう.
2009 .8.20
シナゴキブリ雌雄
♀成虫の胸部各背板(前・中・後)のふちは金色に縁取られ,
漢方薬の高級感を漂わせる.
♂腹端部.
腹端まで腹板が細かく配列される.
♀腹端部.
腹板数が♂に比べ明らかに少ない.
2009 .3.17
シナゴキブリ 雄成虫
シナゴキブリEupolyphaga sinensis ♂成虫.
翅があると聞いていたが,
自分の目で見るまではイメージ出来なかった.
カプチーナ・エジプト砂漠.
これだけ雌雄の形態が変わる昆虫も珍しい.
♀成虫と卵鞘とのスリーショット.
卵鞘はカプチーナErgaula capucinaやエジプト砂漠ローチPolyphaga aegyptica
のような形態をしている.
2009 .1.15
シナゴキブリ
シナゴキブリ Eupolyphaga sinensis
中国では古来より乾燥させて薬として利用している.
具体的な効能は血液に由来する病気の治療に使用するようで,
免疫力を高めるとか,血栓の治療に使うなど,
かなり本気で研究されているようである.
日本にも生息しているサツマゴキブリも漢方で利用されているらしいので,
当初シナゴキブリとはサツマゴキブリの事と思っていたが,
本物のシナゴキブリが存在した.
学名で検索するとその本気さが良く判る.
本種の卵鞘も昨日紹介した,バットローチの卵鞘に良く似ている.
写真は成虫ペアと思われる個体.
増えたら煎じて飲んでみようか・・と少し考えている.