Panchlora nivea
2022 .4.21
黄色いゴキブリ
Yellow cockroach
コスタリカ産のPanchlora sp.の黄色個体です.
綺麗ですね.
2ケースあるのですが,1ケースは黄色ほとんど出ません.
しかし,このケースは数割は黄色くなります.
ミナミヒラタゴキブリの緑変異と同じで,野外でも発生しているのでしょうね.
本種の正体ですが,Panchlora niveaと同一の気がしてなりません.
今探したらP. niveaの生殖器が掲載されている論文が見つかったので次回までに照合してみます.
一致しないとSP.のままにするしかないですが,それはそれですっきりするというもの.
Panchlora属は大所帯で39種も記載されているので,調べればすでに記載されている可能性高いです.
とりあえず,P. niveaとの照合の結果を見て突っ込んで探すか考えます.
2020 .3.4
グリーンバナナローチ
Green Banana roach
久しぶりにまともな写真を撮った気がする.
私の所では黄色はPanchlora niveaからは出ないです.
Costa Rica産sp.だけです.
黄色少し歳とってますね.
若い個体は薄茶色の部分も少なくもっと綺麗です.
2019 .6.6
良いゴキブリ
Panchlora sp. is good cockroach
ペットローチとしては外せない種ですね.
たまに,見学に来た人に見せても大体よい印象を持ってくれるゴキブリです.
幼虫は地味ですが,ペットローチとしては外せない種ですね.
飼育もまじめに取り組めば難しくない事もわかりました.
2017 .11.9
Panchlora sp. ” Northern Costa Rica “
Panchlora sp. ” Northern Costa Rica ”
コスタリカ産のPanchlora sp.
これも,数が減少していたが,何とか復活.
ついでに,2ケースに分けることとした.
2016 .12.26
グリーンバナナダニ駆除2
Mite extermination completion of the green banana cockroach 2
こちらはコスタリカ産のケージ.
しばらく観察していても,ダニは出てこない.
小プラ2個を中プラ1個にまとめ.
2016 .4.1
春らしいゴキブリ
Springlike cockroach.
4月ですね.
浅草も桜満開です.
日本のゴキブリではないですが,桜のように綺麗と紹介出来るのは本種ぐらいでしょうか?
Panchlora nivea.
当社にも数名ゴキブリマニアの新入社員が入社しました.
まずは,現場.
基礎固めの後,ゴキブリ(害虫)道を引き継いでほしいものです.
2014 .7.17
コスタリカ持ち直し
Recovery of Panchlora sp.Costa Rica.
ゴキブリの飼育失敗による,個体数の減少後の復活に関して.
減っても個体は健全で,1ペアさえ残れば,何でもなかったかのように増える種と,体長を崩し,複数いても持ち直さない種との2パターンあるような気がする.
基本は丈夫な種なのだろう.
美しい.
2014 .4.4
Panchlora sp 復活
Panchlora sp revival
コスタリカ産のグリーンバナナ.
黄色い個体が良く出る種ですが,前回水を切らし,壊滅寸前まで行ってしまった.
餌皿をどけると,初齢幼虫が.
多分1卵鞘分だと思うが,本種の卵鞘は,卵数が異常に多いので上手く生まれると,一気にそれなりの数になる.
小さいのと,動きが早く,シャッターが下りたときはすべて潜ってしまった.
一時は,沢山流通していたが,今ではなかなか入手し難い状況になっているようなので,大事な種は可愛がりましょう.
2014 .2.26
縞々バナナローチ
Striped Panchlora nivea
羽化不全で稀に古い外皮が残って縞模様になる個体が見つかる.
過去に,オガサワラゴキブリで確認した.
相変わらず綺麗なゴキブリだ.
2014 .1.21
コスタリカ産 Panchlora sp. 危うし
The crisis of extinction of Costa Rican Panchlora sp.
水が切れているのに気がつかなかった.
「カラッカラ」
冬はすぐにこの様な常態となる.
ミズゴケを上に置いているのも,乾燥を速める原因となっていると考えられるが,外す気に離れない.
幼虫はマットに潜っているので,大丈夫と思ったが,2匹だけ.
雌成虫がまだ数匹いるので何とか立て直し,黄色いバナナを再生したい.
2013 .1.24
グリーンバナナの凄い卵鞘
Uncanny ootheca of Panchlora nivea.
相変わらず凄い卵鞘を産む種ですね.
こんなに反り返るのは他には見た事ありません.
2012 .2.3
グリーンバナナローチ 放置結果
Breeding of the Panchlora nivea is carelessness is our greatest enemy.
現在の飼育方法(ケージ全体をマット充填せず)に換えてから,飼育の危機はなかった.
今回,少し減ったと思っていたら,数える程しか生き残っていなかった.
で,この際死骸から古いミズゴケやマットなど全て新品と入れ替えた.
さっぱりとし,見た目が綺麗.
これでまた,小規模メンテで5年ほど大丈夫であろう.
ペットローチの中では,普通種になったが,近年流通している本属3種の中で最も緑の発色が良く,綺麗な種だと思う.
2011 .10.12
緑
Panchlora nivea
この写真だけ見たら,マツムシか何かの飼育写真と思うかもしれない.
青や赤も見たいですね.
2011 .2.21
グリーンバナナ飼育その後
2年ほど前の方法と変わらない.
小型タッパー内で幼虫が育ち,外のシェルターに成虫や終齢幼虫が潜む.
水容器にミズゴケをのせているので,タッパー内マットが乾燥しても,全滅は防げる.
この方法にしてから,今のところ失敗は無い.
2010 .5.7
グリーンバナナローチ床換え
family Blaberidae
subfamily Panchlorinae
genus Panchlora Burmeister, 1838
Panchlora nivea (Linnaeus, 1758)
ゴキブリのケージとは思えない光景.
活動が活発なため短期間で炭カルがこんな状態になる.
後.
なんか余り変わって無いようだが,変わってます.
大きくなる種もあるが,本種の方が緑が濃く,非常に綺麗だ.
2008 .7.30
グリーンバナナローチ 卵鞘
グリーンバナナローチ Panchlora nivea (Linnaeus)
が卵鞘を排出していた.
卵鞘を腹端に保持する種の,短い卵鞘を見慣れていたので,
はたして,こんな長い物が再び保育嚢に収納されるのか?
疑問に思い観察した.
腹面より.
目視にて確認できる卵数だけでも片面30個,
2列有るので60匹は産まれてくることになる.
約40分後.
その後なかなか卵鞘が入っていかず.丸1日たってもこの状態.(下)
完全に卵鞘が見えなくなったのを確認したのは,
観察を始めて約36時間後であった.
この状態を確認したのが朝7時頃のため,もう少し早く収納は終わっていたと思うが,
この個体の産卵は,実に30時間近く要していたと思われた.
しかし,一ヶ月後残念ながら死亡したため,実際の産仔数,抱卵日数は確認できなかった.
2008 .1.23
葉上のグリーンバナナ
メンテをしていたら,葉の上にいた.
この植物は「ハカラメ」と言い,ベンケイソウ科の熱帯地方に見られる植物.
葉のくびれているところから,芽を出し簡単に増える.
小笠原では至る所に自生しており,これもそこが出身.
2匹とも雌である.
雄は殆どが死滅し,今雌が一生懸命子供を生んでいる.
元の色がカラフルなので,どちらも映える.
コオロギなどより綺麗でかわいい昆虫に見えるのだが,
ゴキブリというと,皆嫌うのであろう.
2008 .1.15
グリーンバナナ 形態
頭胸部腹面.
頭部は,左右の複眼が触角で分離されて見えるため,
小さな眼に黒い毛があるように見える.
雄の腹端部腹面.
腹面の体色,気門も綺麗な薄緑である.
写真では判りにくいが,尾肢や脚の棘の先端が茶褐色に色づく.
尾肢の形状は太短く,先端も円く終わる.
2008 .1.11
グリーンバナナローチ 色彩
本種の大きな特徴は体色が淡い緑色をしている事であろう.
ゴキブリ類の中ではあまり見かけない色である.
このサイズになると,これを見てゴキブリと判る人はマニアだけであろう.
黄白色のラインは頭頂をかすめ,
前胸背板と胸部の接合部よりわずかに外側を通り,
前翅の中脈にそって色づいている.
白い脂肪に緑の体液が重なり合って黄白色の色を出しているように見える.
成虫は乾燥した場所に出てくるため,
植物の葉上を生活の拠点にしているのではないだろうか.
死亡して間もない個体を観察すると,
体液が溜まった箇所が濃い緑になっているのが判る.
反面体液の抜けた箇所は無色透明に近くなっている.
このため,乾燥標本にすると色が抜けた,ぼけた色彩となってしまう.
2008 .1.10
グリーンバナナローチ 1齢幼虫
本ブログを開始してから早いもので半年が経ちました.
第1回目に登場したグリーンバナナ Panchlora nivea (Linnaeus)
その時産まれた仔が現在成虫となり,出産真っ盛り.
1齢幼虫の体長約3㎜内外.
体色は薄茶色.
湿ったマットの中にもぐり生活をしている.
野外のジャングルで本種の幼虫採集する場合,
土壌や朽ち木内部を探さないと発見出来ないのではないだろうか.
この写真を撮影する際,蛍光灯を近づけると成虫が集まってきた.
時間は午後9:00過ぎ.
現地採集するなら灯火採集で成虫が捕れそうである.
2007 .11.16
グリーンバナナ交尾
グリーンバナナゴキブリPanchlora nivea (Linnaeus)
何年か前に簡単に飼育できるゴキブリと思いこみ,全滅に追いやってしまった本種.
今年に入りやっと2ペア確保し,その子達が交尾するまでになった.
よく雌が成虫になった頃雄がいなくなって滅んだと聞きます.
確かに雄の方が半月ほど早く成虫になり始めました.
上が雌,顔が人の顔のように見えませんか?
さていつ頃子供を産み始めるでしょうか.
2007 .7.2
初めまして。「グリーンバナナローチ」
初めまして。小松と申します。私の昆虫人生は蝶から始まり,外来甲虫類に進化し,ついにゴキブリに到達してしまいました.
ゴキブリ以外にも商売柄 吸血昆虫 貯穀害虫 多足類など,普通に生きていれば相手にしない生き物を愛するようになった私の仕事?のトピックスをご紹介しながら,皆様のゴキブリに対する見方を少しでも変えて貰えることを目的として公開していきたいと思います.
グリーンバナナローチ(Panchlora nivea)
体長♂15㎜内外♀20㎜内外.
黄緑をベースに前胸背側縁に白いラインが入る大変きれいなゴキブリである.
卵胎生で乾燥には弱く,良く飛翔するので飼育は難しいグループに入る。
死亡するとこの色は汚れた黄緑色となり、生存しているカラーを維持する事は難しい。