クロゴキブリ
2024 .9.6
クロゴキブリの炭カルが変
The calcium carbonate in the container for the Periplaneta furiginosa is odd.
Periplanetaのケージは20以上あるがクロゴキブリだけ炭カルの削れが早く無くなり方も変.
この現象はウスヒラタゴキブリでも少し出ているのだが,原因というかやはり何か変.
これは東京にいる頃は発生していなかったはず.
で,このブログ書いていて気が付きました.
炭カルをプラケに塗るのに溶く溶液は水でも良いのだがはじくのでエタノールを使用しているのは以前紹介した.
実はこのエタノール,営業所で余ったリンゴ酸配合のエタノールをもらったので,標本など保存が必要な用途以外はリンゴ酸配合を使用している.
使い切るまでであるが.
もしかして,クロゴキブリはリンゴ酸が好き?
たしかに,この減り方は擦れて減ったというより,舐めとられた様に縁が綺麗.
来週より普通のエタノールを使用して塗ったものを用意して試してみます.
2024 .6.21
秋田からの贈り物
Present from Akita Pref.
F田君から頂きました.
ワモンワモンの個体たちです.
当初はワモンゴキブリだけの予定でしたが,
クロゴキブリ.
エゾアカヤマアリ.
ケースを触るとこのポーズでだるまさんが転んだ状態になります.
不思議.
クロオオアリ.
産卵始まってます.
容器に連結しましたがしばらくこのままでしょう.
ムネアカオオアリ.
こちらも産卵始まっておりしばらくは様子見.
ありがたいですね.
蟻は以前小型種飼育しましたが,ケース隙間から脱出したり大変でした.
大型種は変な気を使わなくても良いので楽しそうです.
2023 .12.6
クロゴキブリ床替え
Cleaning of the breeding case of the Periplaneta fuliginosa
他の種に比べて綺麗に見えますが,8月から掃除していないケージです.
チャバネゴキブリなどに比べ寿命が長いので,病気が流行しなければ死骸は出ません.
脱皮殻も食べるので,見た目は綺麗です.
ご覧のようにクロゴキブリは冬期は成虫が少なくなります.
沢山飼育していると偏るケースは出てきますが,大体こんな成虫割合です.
終了.
2023 .12.5
殺菌クロゴキブリ卵鞘の結果
Results of sterilized Periplaneta fuliginosa oothecae
孵化後5か月経過した幼虫たち.その1.
その2.
死亡する個体は0.
殺菌が上手くいったと思われるが,
未殺菌も死亡0.
日々個別管理が増える中,維持するのが大変なので小プラケに移しました.
ただ,未殺菌は混ぜたくないのでこのまま様子見ます.
何はともあれ,この系統は救出完了とします.
2023 .9.8
クロゴキブリ殺菌卵鞘と未殺菌卵鞘の経過
Current status of sterilized and unsterilized oothecae of the Periplaneta fuliginosa
7/13に孵化した幼虫の飼育容器.
ほぼ同時期に孵化した未殺菌容器.
今のところ死骸は出ていない.
良いことなのだが,これで違いが出ないと殺菌した意味を問われてしまう.
もうしばらく観察します.
2023 .8.2
クロゴキブリ水発見
Periplaneta fuliginosa found water
ケースに入れ替えた後,水を入れ忘れていました.
水入れた後,クロゴキブリがいつ水に気が付くか.
触角の動きをご覧ください.
♂から.
♀.
2023 .8.1
クロゴキブリ続々出現
Periplaneta fuliginosa appear one after another
シャワー室で幼虫が仰天
前回の♀成虫がひっくり返っていたのを思うと,ベイト剤を誰か設置したのかもしれない.
昨年より今年は目につきます.
起き上がらせて見ましたが逃げる元気がないようです.
夕方,飼育棟の階段に♂成虫.
こちらは元気元気.
このくらいの暑さだと飛び始めそうです.
いい写真が撮れました.
2023 .7.21
飢えと渇き
Hunger and thirst
長い距離を移動してきた個体たち.
まずは水分補給.
比較的仲良く飲んでいます.
次は栄養補給.
こちらは取り合いになりました.
この固型飼料結構な重さあるのですが咥えて持ち上げています.
途中取り上げて重量量ると0.77gありました.
以前1.5gの体重のワモンが持ち上げた重量を計測したときは0.46gで自重の1/3の重さを持ち上げていたのですが,今回のこのウルシゴキブリの体重は1.46g.
すると自重の1/2の重さを口で持ち上げたことになりました.
すごい!
60㎏の人が30㎏を口で運べるか?
30㎏を調べると「電動アシスト自転車/ラッコ」とある.
電動アシスト自転車はかさばり,まあ口では咥えないだろうし,ラッコ?はさらに想像できないが逆に咬まれそうでいずれにせよ無理.
さすがゴキブリ.
2023 .7.12
5階のクロゴキブリ
Periplaneta fuliginosa on 5th floor
2週間ほど前にこの階で見かけた個体だと思う.
その時はカメラもっていなかったので撮り逃がし,それ以降見ていなかった.
特に潰れた様子はないが,この時期に寿命は考えにくく,触角が切れているので何か物理的な外力が加わったのかもしれない.
2023 .7.7
感染クロゴキブリ卵鞘孵化
Infected Periplaneta fuliginosa oothecae hatch
まずは殺菌していない卵鞘が孵化しました.
孵化まで46日.
少し長かったかなといったところ.
遅れていた殺菌卵鞘も1個孵化しましたが,最初に殺菌処理した卵鞘は孵化しません.
原因は分かりませんが,殺菌剤に暴露させる時間が長すぎたか濃度が高すぎた可能性があります.
殺菌済と未殺菌がそろったので,個別に飼育して結果を観察したいと思います.
2023 .6.15
感染クロゴキブリ♀死亡
Infected Periplaneta fuliginosa ♀ died
意外と早かったです.
♂は羽化して1か月以内に大体死亡しました.
♀はもう少し頑張りましたが,卵鞘は5個しか生みませんでした.
殺菌処理が3個,無処理が1個.
この後孵化するか今月中には答えが出るでしょう.
2023 .6.13
ゴキブリの個性
Characteristics of this Periplaneta furiginosa
このクロゴキブリ.
性格が他のクロゴキと違う.
最初は炭カル塗るときエタノール不足で弾いて塗れてないかと思ったが,毎回なのでやはり変.
他のクロゴキはこんなに激しく削らない.
さらに水ガーゼの引きずり.
これはワモンゴキブリの半数の系統で見られるが,近くのエサ入れまで引っ張って餌を水浸しにしてカビが出る.
というわけで,餌がカビるのが一番困るので,ワモンと同様間にシェルターかませて防止する.
ゴキブリにも個体群ごとに癖(個性)があるのです.
2023 .6.2
クロゴキブリ死骸2
Dead Periplaneta fuliginosa 2
先日死骸のあった場所から数メートルも離れていない場所でまた幼虫が死亡していた.
踏まれてもおらず,死因は不明だが,数年前にこの建物室内で使用したベイト剤の効果がいまだに残っている気がしてならない.
実際この建屋で生きたゴキブリはそれ以降見ていない.
哀悼の意をこめて.
ピンと伸びた尾突起と触角が素晴らしい.
ところで,4/25に見つかった死骸だが,いまだにこの状態で存在している.
掃除してないといわれるとその通りだが,建屋の中は死骸を分解する生き物がいかに少ないかよくわかる.
2023 .5.19
クロゴキブリ殺菌卵鞘2
Periplaneta fuliginosa Sterilization ootheca 2
ウイルス感染クロゴキブリは,成虫の寿命も短くしているようです.
恐ろしいですね.
そんな中,気が付いたら2個卵鞘を産んでいました.
この殺菌の効果は間違いなくあると思うのですが,殺菌卵と未殺菌卵で比較してみます.
1個は前回殺菌卵確保してあるので,今回は未殺菌卵1個と殺菌卵2個目を作りました.
2秒ほど浸漬を4回.
各回ごとティッシュで拭いてゴミ取りながら繰り返します.
注意点として,未殺菌卵も同時に扱うのでピンセットを使いまわすときはその都度次亜塩素酸ナトリウムで消毒します.
手指も消毒用エタノールで消毒しながらコンタミをしないように扱います.
これで差が出ると面白いですね.
2023 .5.15
クロゴキブリ卵鞘消毒
Disinfection of Periplaneta fuliginosa ootheca
週末に産卵されました.
密度はこのくらいが安心して見れます.
無理して剥がすと龍骨部から裂けてしまうので,卵鞘を少し湿らせ剥がします.
ダンボールを破砕した繊維が唾液とともに固着しているのでこれも湿らせながら掃除します.
そして1秒ほどハイターに入れ取り出してティッシュですぐに消毒薬を除去します.
これを数回繰り返します.
ハイターの希釈はまな板消毒希釈より少し濃い感じ.
終了です.
容器に処理した日にちを記入して保管します.
50日経過しても孵化しない場合は諦めかな?
2023 .5.8
クロゴキブリ救命
Periplaneta fuliginosa to the rescue
昨年頂いた三重の個体群ですが,幼虫死が続き全滅間近となってしまいました.
やっと成虫が出たので,卵鞘採取用に小プラケに移し,毎日観察できる場所に移しました.
すでに残っているのは♀成虫1,♂成虫3,終齢幼虫2.
この病気,成虫の致死率は低そうなので,産卵さえしてくれたら健康な子孫を残せそうな気がします.
2023 .4.25
クロゴキブリ死骸
Dead Periplaneta fuliginosa
今年2匹目の野外クロゴキブリ.
しかし死んでいる.
殺虫剤は散布していないので死因が気になる.
野外でも自然死はあると思うが,天敵(アシダカグモ・ヤモリ)や事故(踏まれる・ネコにからかわれる)がないと死亡はないと思うのだが.
まあ,たまにはあるのだろう.
2023 .3.7
クロゴキブリ感染症
Periplaneta spp. Infection
ちょうど一年前から飼育している系統.
なんとなく増えないと思っていたのですが,やはり幼虫が死亡してました.
これは例のヤツですね.
幸い,解決方法は確認できているので卵鞘がとれたら即実行します.
皆さんも気を付けましょう.
通常,幼虫は死亡しません.
2023 .3.3
トイレにクロゴキブリ現る
Periplaneta fuliginosa appear in the toilet.
用を足そうとしたら動くものが.
トイレには食べ物などないと思うのだが写真撮って後からみたらゴミが沢山落ちてますね.
最近は不快害虫として扱われることが多いゴキブリですが,これぞ衛生害虫といわれる原点.
トイレ内を歩き回ってその足で台所に行かれたらさすがの私も止めに入ります.
というわけで,衛生害虫のクロゴキブリ(幼虫)です.
2022 .10.12
父島へ出発
Depart for Chichijima
今日から一航海父島に出張です.
通常出発日はネタないので普通の内容か翌日の小笠原ネタになるのですが,今日はG見つけました.
船内でのことではないです.
ご安心ください.
こちら.
竹芝桟橋に向かう途中.
雌成虫です.
前から思っていましたが,この時期(晩夏)はクロゴキブリの潰れた個体を多く見る気がします.
船上よりお台場方面の景色.
どこかにヒアリがひそんでいるかもしれません.
2022 .9.28
秋の夜長のクロゴキブリ
Periplaneta fulginosa in the autumnal night
秋ですね.
クロゴキブリも世代交代の時期です.
いつもより長め.
クロゴキブリを篤とお楽しみください.
2022 .9.6
会議室にクロゴキブリ出現
Periplaneta fuliginosa appeared in the conference room.
会議室を使用していたのですが,出てきてしまいました.
今年はどうしたのでしょうか.
ここに事務所を移してから,この部屋では出たことなかったのですが,今年に入って2回目.
何かの前触れか.
逃げていきました.
時間は午後1:00頃.
一般的にゴキブリは夜行性のはずだが,クロゴキって自分から明るいところに出てきますね.
2022 .8.23
誰かに踏まれたクロゴキブリ幼虫
Periplaneta fuliginosa nymph stepped on by someone
踏まれたのね.
残念.
尾突起があるので♂でしょう.
突っ伏しております.
目立った外傷はないですが,腹部背面に液状物が乾燥した跡があったので,腹部脇腹が破裂して内液が出た後,乾燥してこうなったのではないかと思います.
まだ少し脚が動きましたが,復活は無理っぽいですね.
2022 .7.19
クロゴキブリ落下?
Periplaneta fuliginosa falling?
会議室でWeb会議していたら横でカサ,と音がしたので見るとクロゴキ.
雌ですね.
どおりで音が大きかった.
会議が終わる寸前だったので,終わり次第捕獲.
少し赤みが強い個体です.
お顔.
さすがに室内には逃がせないので屋上に行ってもらいました.
撮影疲れと,掴みすぎて少しぐったりしていますが,数分後にはいなくなっていました.
ご安心ください.
2022 .5.17
クロゴキブリ成虫出現
Adult Periplaneta fuliginosa appear
今年の初成虫.
綺麗好きのはずなのに埃がかなり付着している.
昨年の個体でしょうか.
疲れているようですね.
見過ごせないのでカップをかぶせ捕獲.
足元にこのままでは踏まれてしまうので,まず紙を入れ床から隔離.
紙が歪まないようにカップ事持ち上げテーブル上に確保.
夜だったのでとりあえずこのまま翌日まで放置していたら死亡していました.
逃がせばよかった.
悪いことをした.
2022 .5.2
クロゴキブリの逃げ場所
A place for Smokybrown cockroach to escape.
昨年からクロゴキブリの影がちらつくようになりました.
今年も活動を開始したようです.
写真では飽きてきたので動画にしました.
さてこのゴキブリどこに隠れるか?
そう,暗いところに逃げ込んでジッとしています.
もう一つ.
今度は段ボールの影に行ってしまいました.
決して人を好んで向かって来るわけではないです.
暗がりが好きなんですね.
2022 .4.4
クロゴキブリ孵化
Hatching of Periplaneta furiginosa‘s ootheca
2/24に死亡した三重県産クロゴキブリの産んだ卵鞘が孵化しました.
産卵されたのが1/27.
孵化までの日数は,42~45日.
その時の予想では3月上旬とお伝えしていますが,やはり伸びて60日以上要しています.
クロゴキブリの卵鞘管理が難しいのはこの孵化日数があてにならないところ.
ワモンゴキブリであれば,50日過ぎた(管理温度による)卵鞘は死亡判断で捨てることができるが,クロはそれが出来ない.
以前は150日過ぎて孵化した卵鞘もあった.
羽化した個体らはプリンカップでしばらく飼育します.
2022 .2.28
Cockroaches in cup containers
春が近づきそれぞれが成長しています.
S野さんから頂いたキスジゴキブリも3匹中2匹成虫となりました.
いつ見ても綺麗な栗色ですね.
この色見るとアカネズミを思い浮かべます.
あれもいい色です.
それで性別はというと予想通り2匹とも♀.
残り1匹はまだ幼虫で奥に見えますがこれも♀に見える?
さあ,可能性低そうですがどうなるか(拾い上げて実体で見ればわかるのですが見ません).
1匹頂いた鹿児島のツチゴキブリ類.
ツチだと思うのですが,サツマツチゴキブリの可能性もあり飼育してました.
結果はツチゴキブリ.
現在飼育しているツチゴキブリコロニーと同じ産地なので,混ぜて新血とします.
先日死亡したクロゴキブリ卵鞘はそのまま保管.
孵化するでしょう.
多分.
2022 .2.24
クロゴキブリ成虫命尽きる
The life of a cockroach is over.
昨日の親ではないです.
今年三重県から到着した♀成虫ですが,卵鞘2個で燃え尽きました.
効果がはじまる前に標本としました.
まあ,寿命と考えてよいかと思います.
「天寿を全う」ってやつですね.
昨年の晩夏に羽化して産卵を続けてきたのでしょう.
お疲れさまでした.
最後に産んだ卵鞘は孵化するか心配ですが,1個目は孵化の可能性が高いと思います.
残り物には福がある.か?
2022 .2.22
クロゴキブリ出現
Periplaneta fuliginosa appearance on my desk
放置もできないので見失う前に捕まえたのですが強く抑えすぎて残念な状態となりました.
1齢幼虫なので数日以内の孵化ですが,今回は全く心当たりなく,
どこに卵鞘があったか見当もつきません.
2022 .1.27
雑事22
Little things 22
先日のキスジゴキブリとセットで頂いた三重県産クロゴキブリ♀成虫.
予定通り産卵しました.
一般的には幼虫で越冬するのですが,場所によっては成虫がまだ産卵しているのでしょう.
3月初旬頃には孵化すると思います.
アカボシルリゴキブリ
珍しく動きませんでした.
ネバダオオシロアリ
久しぶりの羽蟻出現.
飼育はじめて今月でちょうど10年になりました.
最近は兵蟻も見ることはなく,職蟻が以前に比べ見なくなったなー.
の状態でした.
2021 .11.26
クロゴキブリ幼虫
Nymph of a Periplaneta fuliginosa
床に近い場所で作業していたら発見した.
していなければ見逃していたと思う.
放置するとすぐに見失うので,とりあえず確保してどうした物かと考えた.
こうなると潰すのもためらわれ,かと言って飼育も今更どうかと.
結局,去っていただきました.
ハエトリの餌になるか,無事再会できるか.
自然とはそういうものでしょう.
2021 .11.12
クロゴキブリ発見,自販機前
Smokybrown cockroach found, in front of vending machine
ここ数年,この建物では見なくなりました.
が,前もここで見たので,外から入り始めたのでしょう.
撮影した写真を見ていて化石に似ていると思い白黒にしました.
白黒.
化石の白黒.
翅や足の雰囲気が似ていると思うのですがいかがでしょう.
2021 .10.26
白眼クロゴキブリ全滅
Annihilation of the white-eyed Periplaneta fuliginosa
急に寒くなりましたね.
先週からストーブを使い始めました.
ゴキブリにもつらい季節到来です.
そして,本種もついに途絶えました.
♂でした.
いくつかの保存をしたので,お金があればジェラッシックパークごとく復活も可能でしょうが,そんなことして喜ぶ人は数人でしょう(笑).
Periplaneta属は気を付けましょう.
2021 .9.24
雑事20
Little things 20
青海にいたクロゴキブリ
珍しく外食をしたお店の床にいた.
我々は昼営業の最後の客だったので,うずくまり写真を撮ったりしていたが,騒がれることはなかった.
死にかけていたので店で殺虫剤でもまいたのかもしれない.
とりあえず拾って店を出た.
単為発生ワモンゴキブリF13孵化.
まだ2匹ですが,まあ順調です.
2021 .9.16
白眼クロゴキブリ最後の1匹
The last of the white-eyed Periplaneta fuliginosa
2匹残っていた中齢幼虫のうち1匹がダウンしました.
まだ生きていますが,殆ど動けない状態です.
残りはこの1個体.
♂です.
あ~....
2021 .9.1
クロゴキブリの感染症
Infections that kill cockroaches
想像ですが,トビイロゴキブリのケージから移ったようですね.
白眼のクロゴキも現在2匹しか残っていない状態.
このコロニーも,飼育はじめてまだ2年と経過していない新しいコロニー.
同じ親から生まれた別のケースは,普通に増えています.
死骸の山です.
生存虫なんと5匹.
それと,生きていそうな卵鞘9個.
卵鞘は,殺菌剤で表面をサッっと殺菌して保管.
飼育資材はすべて新しいものと交換.
その為,現在はPeriplaneta属の虫体はもとよりケースを触った場合もその都度1回1回手洗いと殺菌をしています.
本来は,このようになったケージはすべて殺処分,殺菌を徹底的にするのですが,入手困難な系統もあり難しいです.
どうすればよいかはいくつか考えているのですが,なかなか着手できないです.
これから冬に向け,手荒れがひどくなるので憂鬱ですね.
2021 .7.28
クロゴキブリ長旅お疲れ様
Thanks for the long journey, Periplaneta furiginosa
九州から東北経由東京着.
飼育容器に移すとそろって喉を潤していました.
その後,食事.
野外採集なので,この固型飼料は初めて見るものだと思いますが,ちゃんと食べてくれます.
で,昨日のネズミですが,帰り際にどうなっているか確認してもらいました.
残念なことに脱出はできなかったようです.
ご冥福をお祈りいたします.
2021 .7.13
クロゴキブリ終齢♂幼虫
Last instar male of the Periplaneta furiginosa
昨年夏に有明で採集した幼虫.
やっと終齢幼虫になり,年内中には成虫になりそう.
薄赤褐色があまりにも綺麗なので記念撮影をしました.
尾突起が見えます.
♂です.
2021 .7.5
クロゴキブリ 2021
Periplaneta furiginosa 2021
今年初物でしたが死亡していました.
場所は1階自販機.
このフロアーは薬剤倉庫などがありそれに触れたのでしょう.
♀です.
羽化日にもよりますが,この時期であればすでに卵鞘はかなりの数を産んでいる可能性がありますね.
体には埃が大分付着しているので,グルーミングする力もなくここで力尽きたのでしょう.
2021 .6.16
白眼クロゴキブリの現状
Current situation of the white-eyed Periplaneta furiginosa
当然ながら幼虫の死骸が発生している.
健康な群れなら起こりえない現象.
ぱっと見で生きている個体は数匹.
飼育当初から使用しているこのシェルターも捨てたいところなのだが.
奇跡的にこの隙間には初齢幼虫が数十匹ほど潜んでいるので処理できない.
元気付けに葉を入れる(気休め?)
2021 .5.13
クラッシュの経過2
Status of the crashed Periplaneta spp. 2
トビイロゴキブリ1個目.
ほとんどが成虫となり,それなりの数もいる.
トビイロ2個目.
こちらも成虫がそれなり.
このパターンは毎回のことですが,いつか急激にいなくなりそうなので何とかしないといけないのだが.
万が一でも,本種は何名か飼育している人を知っているので,無理言えばもらえると思うがこの個体群は自己採集群なので何とか立て直したいものだ.
こちらは五島列島のクロゴキブリ.
白眼より幼虫数は多いが,やはり危機的状況.
これは,成虫が出たら標本を最低数確保しないとマジでヤバイ.
ケースの掃除したが,生きているが脚を動かすのがやっとの個体が複数いる.
ホント,ヤバイ.
2021 .5.11
クラッシュしたクロゴキブリの経過
Status of the crashed Periplaneta fuliginosa
白眼クロゴキブリの成虫だけ入れたケージ.
全滅.
早い,さらに眼が変色しているところが恐ろしい.
卵鞘が2個.
よくぞ生んだと思いたくなる状況です.
孵化するとよいですが.
こちらは,幼虫らのケージ.
大型の幼虫がいない.
シェルターをすべて新しくしようと思ったが,よく見ると孵化した若齢幼虫が隙間に複数潜伏している.
出すには時間と危険が伴うのでそのまま使用して縮小.
毒消しに葉っぱを入れる(まじない).
2021 .4.13
まさかのクロゴキブリ クラッシュ
I didn’t expect the Periplaneta furiginosa crash.
ホント,まさかです.
クロゴキケージ数々あれど,これは五島市の個体群.
この幼虫の死に方はトビイロゴキブリそっくりです.
生きているが,動きが明らかにおかしい幼虫.
移し替えましたが,心配ですね.
さらにもう一つ.
白眼個体群も感染.
これはまずいでしょ.
ウルシゴキブリで復活させた経験を活かし,成虫グループを作成し様子見ます.
がんばれクロゴキ!
2021 .3.23
クロゴキブリ リメイク
Remake a Smoky-brown cockroach
以前発売されていたカプセルトイのクロゴキブリをもう少しクロゴキブリチックにした.
モデルは沢山いるので困らない.
まずはモデルとなる♀成虫を用意.
塗料は
クリアーブラック
クリアーブラウン
クリアーレッド
ピュアブラック を用意した.
筆もタミヤの3本セット.
結構なお値段しました.
左はノーマル.
右が加工後.
手を加えたポイントは,前胸背板の光沢と黒さ.
ウルシゴキブリにならないような翅の茶色保持.
最近は,左のような茶が強いクロゴキブリもよく見かけるが,和名を優先して作りました.
ついでに,裏にはタイピンの使わない物を加工してピンを取り付け,スーツにも装着できるようにしました.
どこかで見かけたら声をかけてください.
2021 .2.3
春に誘われたクロゴキブリ
Periplaneta fuliginosa tempted in spring
今日は立春.
という訳ではないのだろうが,今年初のクロゴキブリ.
?
何となく変.
近寄るもやはり変.
肢が接地していない.
想像通りの状態.
まだ新しいか確認したが乾燥しており,昨年の者のようだ.
今日は強風が吹いていたので,ひっそりと隠れていたこいつが風で吹き飛ばされてきたのだろう.
暗い話が多い昨今,春らしい出来事でした.
2021 .1.26
クロゴキブリ床換え
Cleaning the breeding container for Periplaneta fuliginosa
汚いように見えませんが.
シェルターが糞等の分泌物で汚れているので掃除しました,
シェルターを割るとこんな感じ.
1個だけ新し目の物を残し入れ替え.
ゴキブリ移し.
たまにこうして登ってくるのがおり,後10cmほど登ってきたら叩き落とす.
終了.
このコロニーは2008年に浅草寺の裏に事務所があった時に捕獲したコロニーなのだが,このように脱皮後時間経過しても赤いままのになっている.
最近クロの赤系が流行りになっている.
2020 .12.22
茶系クロゴキブリ死亡
Death of a brownish Periplaneta fuliginosa
死亡していました.
まさにSmoky brown cockroach です.
この♀はすでにご紹介した殺虫剤のフラッシングで出てきた個体.
殺虫剤の影響か,後脚が2本とも脱落しましたが寿命も全うしたのではないかと思います.
最終的に7個の卵鞘を産み,ほとんどは孵化しました.
貴重な個体なので標本にします.
これは宝物です.
この幼虫らが成虫になるのは早くても来年の夏ころだと思います.
どのような成虫になるか楽しみです.
2020 .11.5
クロゴキブリ1齢
First instar of a Periplaneta fuliginosa
久しぶりのクロゴキブリ.
最近は,館内全体的にアダンソンハエトリが優占種になりつつあるのか結構広範囲に見る事が出来るようになりました.
そのおかげなのか,クロゴキの出没もほとんどなし.
今回もアダンソンかと思いましたが,クロゴキでした.
たまに出没してくれないと,ネタにも使えないし寂しいですね.
気温が低いのか動きも緩慢で,深度合成撮影もそれほどブレずに完了.
ゴキブリは,殺すのも忍びなくというか,撮影後すっかり忘れていて気が付いたときはいなくなっていました.
2020 .10.1
クロゴキブリの体色変異
Color variation of a Periplaneta fuliginosa
第70回日本衛生動物学会大会で報告したクロゴキブリの茶色版.
不思議な奴らでW♀成虫4個体飼育し,取れた卵鞘から羽化した成虫は全て黒い.
今回,5匹目に挑戦.
この個体も先日フラッシングして唯一出てきた1匹.
ピレスロイドを吸引しているので,すぐに水洗いしてVIP環境に置いていたら復活.
すでに卵鞘を2個産んだ.
様態回復のあかしの跗節ナメンテ.
先日のアマミモリゴキブリではないが,頭部が自由に動くことが良くわかる.
2020 .8.28
クロゴキブリの持ち方
How to hold a Periplaneta fuliginosa
事務所で発見.
♂.
今年は昨年に比べて見かける機会が多い.
これだけ強く持っても全く元気なクロゴキ.
手加減すると逃げられるので,傷つけないように捕まえる時は,腹はダメ.
頭部から胸にかけては圧迫に強いのでこのように捕まえる.
よく見ると,すぐそばに糞が落ちている.
この感じだとこの個体1匹だけのようだが,これだけの糞が落ちていても気が付かないことに今更驚いた.
灯台下暗し.
2020 .8.24
クロゴキブリ死す
Dead a Periplaneta fuliginosa.
久しぶりにこの建物でクロゴキブリを見た.
♂.
外は連日暑いので,よく乾燥している.
こうゆうシーンを見ると,夏の終わりを感じる.
2020 .7.16
クロゴキブリの霧氷状態
Periplaneta fuliginosa hoarfrost condition
クロゴキブリが久しぶりに出た.
2年前に飼育室のクロゴキブリを駆除してから生きたクロゴキブリはしばらく記憶がない.
本当に久しぶり.
写真を撮りいつもなら開放するのだが,この部屋は更衣室や寝床もあるので凍結スプレーで処理したのですが.
苦しんでいるゴキブリには申し訳ないが,一足先に冬が気なような綺麗な霧氷が発生.
額に入れて飾れるような美しさだ.
2020 .1.15
ゴキブリの餌について 最後
About cockroach bait, last
最後に害虫種が食べるか確認.
チャバネゴキブリ
翌日
見た目食べていないようだが,内臓を食べる.
クロゴキブリ
翌日
ワモンゴキブリ
翌日
さすが世界のワモンゴキブリ.
骨をわずかに残して完食.
結論から言えば,当たり前ですが動物死体は雑食性の動物にとって食べることができる餌であるということですね.
2019 .12.16
長旅の疲れ
Relieve fatigue from long trips
熊本から届いたクロゴキブリ.
約2日かけて東京へ.
飲まず食わずだったのでこの状態.
やはり水は重要だ.
2019 .11.15
2日目
The 2nd day
今回の発表は,ベイト剤を使い,クロゴキブリの発生を1年間以上防止した内容でした.
その1カット.
飼育室に発生したクロゴキブリ.
個体数調査をするため,捕獲した個体にマーキングをして逃がすところ.
これは,実際やっていて壮絶な風景でした.
しかし,現在は1匹も発生がありません.
そのため,今年のブログにはクロゴキネタが殆どないはずです.
いつ再発するか?
現在,ゼロ状態を1年以上更新しています.
2019 .10.10
ゴキブリとニクバエ
Cockroach and Meat fly
嫌われ生物の2ショット
だいぶ時間のたったクロゴキ死骸にニクバエが寄ってきていた.
まだ食べるところがあるのだろうか?
大した事ない写真だが,この組み合わせは初めて写真にとらえた.
私,この写真気にいっています.
ついでにアオダイショウのアクロバット.
すごいですね.
ウロコ1枚1枚が手足の役割をしているのでしょうか.
2019 .10.4
久しぶりのクロゴキブリ
After a long time Periplaneta fuliginosa
今年は,この建物で生きたクロゴキは1匹も見なかったので,絶滅したと思っていました(理由は今年の日本ペストロジー学会で発表予定).
これが今年初のクロゴキ.
成虫ですから,春ころは幼虫だったと思われます.
気がつかなかっただけでしょうか.
♀なので卵鞘をたくさん生んで生涯を終えたのでしょう.
来春は幼虫を見ることができるか.
楽しみですね.
2019 .7.22
2年かけてようやく成虫
It took two years to become an adult.
2017年8月に都内で捕獲された初齢幼虫がやっと成虫になりました.
手前に写っているのは,同じ場所で捕獲されて少し前に成虫となった♀.
クロゴキブリは,集団で普通(冬期も加温)に飼育していると,1年もかからずに成虫になるが,この幼虫たちも加温して飼育したにもかかわらず2年を要した.
まだまだクロゴキブリは謎が多いですね.
2019 .5.23
クロゴキブリ白眼の今
White-eyed mutant in Periplaneta furiginosa, now
今はもう黒眼は出ない.
カブトムシやクワガタだと人気が出るようだが,さすがにゴキブリでは高が知れている.
2019 .3.5
クロゴキブリのネバネバ
Slime of the Periplaneta fuliginosa
Periplaneta属の多くは,単独で飼育すると腹端部と尾肢から分泌するネバネバが異様に盛り上がる.
見方によって白いラインが入ってカラフルに見えるが,手で触ると簡単に取れてしまう.
この物質は,体を乾燥から保護したり,微生物から身を守るためにあるらしい.
集団で飼育しているとあまり目立たないが,よく観察すると付着しているのが確認できる.
目立たないのは個体密度が高いので,お互い体が触れ合ったり,狭い場所に入り込むときに物に触れて脱落しているようだ.
2018 .11.13
ベランダのクロゴキブリ
Periplaneta fuliginosa of the balcony
急に寒くなりました.
この親の血は,生んだ卵鞘に引き継がれ,来年孵化してくることでしょう.
2018 .10.12
流しのクロゴキブ
A Periplaneta fuliginosa which was in the sink
流しにクロゴキ雌成虫が.
今年は久しぶりにクロゴキを見た.
水を飲みか流しに溜まった有機物を食べに来たのだろう.
水を流すとゆっくり移動を始める.
だいぶ涼しくなったので,この個体も後わずかなのかも知れない.
2018 .8.30
クロゴキブリの風景
The scenery where the Periplaneta fuliginosa is located
久しぶりのクロゴキ床換え.
途中で動かない個体に気がつく.
よく見ると死亡していた.
しかも頭部が食われている.
終了.
2018 .6.8
2018年6月のクロゴキブリ
The smoky-brown cockroach in June, 2018
少し多いですね.
皆さんはどちらの写りのクロゴキが好きでしょうか.
2018 .6.5
交尾
Mating white eyes Periplaneta furlginosa
2018 .5.15
クロゴキブリ幼虫出没
Periplaneta fuliginosa larva haunting
事務室の廊下に出現.
久しぶり.
写真を撮りながら追い詰める.
追い詰める.
と,巾木の隙間にもぐりこみ,見事身を隠すことに成功.
ゴキブリの外骨格は柔軟であるため,体を曲げながら狭い隙間にもぐりこむことのできるよい例.
2018 .2.26
クロゴキブリ幼虫
Nymphs of Periplaneta fuliginosa
昨晩のこと.
動物飼育室の,いつもクロゴキが出る階段踊り場.
勢いあまって出てきたが,外気で体温下がり凍死寸前?
仰天し,緩やかに動いてはいるが,起き上がる力はなさそう.
何が初見だかわからなくなってきた.
吹くと起き上がったのでそのまま放置.
今朝見たら,いなくなっていたので,来た道を戻ったのだろうか?
2018 .1.11
2018クロゴキブリ初見日
First seeing date of the Periplaneta fuliginosa 2018
飼育室階段踊場で発見.
ポーズがおかしい.
このツッパリポーズは踏みつけたときに起こるポーズ.
ひっくり返し見てみたが何もないように見える.
何枚か写真を撮っていると,水分が床についたので,軽く踏まれた直後なのかもしれない.
扉付近では,幼虫も発見.
しかし,動きが止まっている.
寒いから当たり前だ.
室内は殺虫剤など使っていないのに,なぜノコノコ出てきたのだろうか.
2017 .12.18
12月のクロゴキブリ幼虫
Periplaneta fuliginosa larvae witnessed in December
避難階段脇に置いてあった長靴の上を歩いていた.
1齢幼虫ですね.
さすがに12月の日陰では寒いらしく,動きが遅い.
こんな時期でも,外をうろつくとは.
数時間後に行ってみたらいなくなっていたので,越冬場所に潜り込んだのでしょう.
めでたしめでたし.
2017 .11.22
渋谷のクロゴキブリ
A Periplaneta fuliginosa appeared in Shibuya
娘からラインが来た.
昨日見つけたらしい.
都会は,屋外でも場所によっては高温になっている場所がスポット的に存在するのだろう.
♀成虫のようですね.
2017 .10.17
クロゴキブリ幼虫
Periplaneta fuliginosa larva
10月も半ばだというのに,まだ活動していました.
心なしか,動きが遅い中齢幼虫.
そろそろどこかに潜り込み,越冬を開始するのでしょう.
2017 .9.28
クロゴキブリ幼虫
Larva of Periplaneta fuliginosa
綺麗に撮れたので.
2017 .9.15
クロゴキブリの飛翔,2017晩夏
Flight of a Periplaneta fuliginosa, 2017 the end of summer
飛んだ!
と思い連写で構えるとまた飛んだ!
着地.
素人ではこれが精一杯.
飛んでる姿を撮るカメラマンって本当にすごいと思う.
2017 .9.8
クロゴキブリ捕獲結果
Capture result of the Periplaneta fuliginosa
昨日セットしたトラップの結果.
成虫ばかり良く入っています.
餌箱から手づかみしたものも合わせるとこんなに沢山.
全部で31匹.
♂23.♀8.
沢山といる事がわかったので自然に帰す.
2017 .9.5
飼育室のクロゴキブリ2
Periplaneta fuliginosa of rat breeding room. 2
えさ箱の中2.
スコップをどけるとこんな状態.
前回よりひどい.
手づかみで集めたらこんなにいました.
そこで,小プラケに水・餌・シェルターを入れて捕獲開始.
捕まるでしょうか?
2017 .8.29
昼間のクロゴキ
Daytime Periplaneta fuliginosa
昼でも見るようになった.
明るいせいか近寄ってもまったく反応しない.
♂.
2017 .8.25
飼育室のクロゴキ1齢幼虫
First instar Periplaneta fuliginosa of rat breeding room.
ついに1齢幼虫出現.
一生懸命ケージの上へ上へと登っている.
しつこく写真とっていたら下り始めたが,いかんせん小さいので逃げ足遅い.
この状態で来年まで放置したらすごいことになりそうな予感.
ワクワクどきどき!?
2017 .8.24
飼育室のクロゴキ1
Periplaneta fuliginosa of rat breeding room.
餌保管ケース内.
どこから入ったのか?
毎年こんな状態にはならない.
拡大.
潜り込んで隠れています.
2017 .8.18
クロゴキブリ♀
Female Periplaneta fuliginosa
今度は♀の出現.
フラッシュには苦手.
頭かくして尻隠さず.
ベイト剤使えばイチコロだろうなと思いつつ,実験のことも考えるとつい放置してしまう.
2017 .8.9
クロゴキ多発
Periplaneta fuliginosa many emerges
今年は本当に良く見ます.
棚の上段に1匹.
下段プラケース内に1匹.
尾突起があるので雄です.
近づいたので逃げ迷っています.
かわいいですね.
2017 .7.26
クロゴキブリの潜み場所
Periplaneta fuliginosa hiding places
屋上に出ようと階段を上っていると,クロゴキブリ幼虫!
カメラを取り出しているうちにいなくなった.
よく見ると床に張られたシートと巾木の接合部に隙間がある(赤→).
この隙間に逃げ込んだようだ.
クロゴキの潜み場所はちょうどこんな感じの,殺風景な隙間.
果たして餌は何を摂っているのかわからないが,こんな場所を好む.
クロゴキが多いと思っている方は,よく周りを探してみてください.
意外なところにゴキブリの大所帯がいるかもしれません.
2017 .7.7
2017年夏クロゴキブリ
2017 summer 「Black cockroaches」
今年はクロゴキが多い?
と聞かれ,そうかな~.
と思っていたが,確かに良く見る.
先日も,路上で潰れている成虫を見かけたし,今年は今日屋上で発見.
協会の飲み会の後なので,超いい加減ショット.
まともな写真はこの一枚のみ.
雄ですね.
真っ黒.
やはり,クロゴキが正しいのかもしれない.
2017 .6.6
クロゴキブリ成虫初見
First seeing of the adult Periplaneta fuliginosa
ネズミ飼育室にて♂成虫発見.
室外に設置しているトラップにはまだ捕まらない.
2017 .3.21
2017クロゴキブリ初見日
First seeing date of the Periplaneta fuliginosa 2017
外ではなく,室内なので初見といえるか分からないが,1齢幼虫.
室内とはいえ,コンクリートの床面は冷たいらしく,動きが遅い.
カメラが変わってゴキブリチックではなく,昆虫に見える写真になったと思う.
でも,LEDが写りこんでいる.
2017 .1.16
白眼クロゴキのF2
White-Eyed Mutant in Periplaneta fuliginosa 4
ついにF2が孵化し始めました.
今のところ,確認できる個体は全て白眼です.
さて,ここでメンデルを少し復習しましたが分からない.
も少し観察することとします.
しかし,ここのところ超忙しい.
2016 .12.7
12月のクロゴキブリ
December’s cockroach
今年はクロゴキブリを見た回数が少なかったように思う.
久しぶりの対面.
翅が破損している.
狭い飼育ケージ内で複数飼育すると,他の個体に齧られるのか翅ボロは普通にいるが,野外で翅ボロになる原因は何だろう.
釘とかに引っ掛けたのか,交尾相手をめぐって?でもこれは♀.
ゴキブリの人生(ゴキ生)も人間と変わらず過酷なのだろう.
2016 .11.4
路上のクロゴキブリ
Periplaneta fuliginosa of the road
思えば,今年の夏はクロゴキネタが少なかったように思う.
久しぶりに見たのがこちら.
つい先ほど踏まれた感じ.
昼間に出歩かなくても良いものを.
2016 .10.25
クロゴキブリの卵鞘
Ootheca of the Periplaneta fuliginosa
久しぶりに野外調査に出かけ,見つけました.
これだけ並んでいるのはあまり見ることがない.
古い卵鞘だが,寄生蜂が出た穴が確認できる.
ゴキブリは孵化しないが,寄生蜂は小さいため,異物混入の原因になったりする.
どの道厄介な存在となる.
2016 .9.5
クロゴキブリの嫌われる理由
The reason why Periplaneta fuliginosa is disliked
ネズミ飼育室にクロゴキ侵入.
ピンセットで室外退去して貰ったが,明るい場所に放つと暗い場所に逃げ込もうと身近な影に突進してくる.
この時の状況は,私の靴影以外近距離に影が無かったため,猛烈な勢いで私に向かって突進し,靴の陰で停止した.
この現象が自分に向かってくるように感じ嫌われる原因となる.
実際は,体には登ってこない.はず・・.
ゴキブリは,人が好きではなく,必死に隠れようとしているだけだと思う.
2016 .8.11
クロゴキブリ白眼変異個体3
White-Eyed Mutant in Periplaneta fuliginosa 3
幼虫も大きくなり,肉眼で白色眼個体が識別できるようになりました.
♂成虫.
まだ,雌成虫は出現してませんが,そろそろでしょう.
先が楽しみです.
2016 .7.22
クロゴキブリの初見日
First seeing date of the Periplaneta fuliginosa
今年の初物となりました.
時間は21:30頃.
ちょうど夜行性の動物が動き始めたところです.
隙間に逃げ込まないようにそっと近寄ります.
クロゴキって,色がボヤーとしているせいか,安いカメラではピントが甘くなります.
羽化間もない個体でしょうか.
傷も無く,翅も茶が残っているように見えます.
正面から撮ると,単眼点が白いので,ピント合い易いです.
2016 .6.8
クロゴキブリ白眼変異個体2
White-Eyed Mutant in Periplaneta fuliginosa 2
当時1齢だった幼虫が,肉眼でも白眼がわかる様になった.
画像には2個体写っている.
白い.
床換えついでに8個体調べたら,1/8が白眼.
2016 .2.1
クロゴキブリの白色眼突然変異体
White-Eyed Mutant in Periplaneta fuliginosa
奈良県でE藤君が捕獲した白色眼雌成虫1個体より得られたF2.
2014年12月4日のブログで紹介したが,その孫に当たる.
約1年チョイでここまできた.
まだ,1齢幼虫なので肉眼では確認できなかったが,撮影後引き伸ばすと複眼が白っぽい.
3個体写っているが,右と上の個体は左に比べ白いことが確認できる.
これからまた白色眼を選抜して繁殖させどうなるか.
楽しみは続く.
2015 .10.21
クロゴキ 「パシ」
Oh Periplaneta fuliginosa “pashi”
飼育室内出没.
今回は,多忙に付き余裕なく,短期戦とした.
2015 .10.14
クロゴキブリの産卵
Laying eggs of the Periplaneta fuliginosa
現在,産卵真っ只中.
しばらくすると,色がつき始め,白から黒褐色に変化したら産下される.
背面の肛上板の切れ目で竜骨部を支え,卵鞘下面を肛下板で包み込むように産んでいる.
中央に鬚のようにカーブのある物は尾肢で,産卵とは関係ない器官です.
卵鞘が白い為良く観察できる.
2015 .9.18
祝今戸事務所初飛行
Congratulations! The first flight of the Periplaneta fuliginosa in the Imado office
夜中仕事をしていると,PC上方前方視界に何かが動いた.
虫だろう直感はしたが,ゴキには結びつかなかった.
この建物内では3回目の飛翔目撃.
事務所内では初.
前回事務所で飛んだのは,浅草寺裏の事務所だったが,思い出してみると,あの時と良く似た状況だ.
ブログを見返すと,5年前の7月に飛んでいた.
次も間違いなく飛ぶと思い,ビデオをセットして刺激したら見事に飛翔.
したが,録画ボタン押し忘れて撮れてなかった.
そうこうしていたら,どこかに消えていった.
残念.
2015 .9.8
晩夏 夜のクロゴキと恐怖
Periplaneta fuliginosa and fear night in late summer.
注:最後に不快な物があるかもしれません.見たくない方は,このへんでお帰り頂くことをお勧めします.
バタートラップで捕獲しすぎたためか,ここの所クロゴキを見なかった.
久しぶりにいつもの場所で発見.
♂成虫.
この夏は頑張りすぎたか足取りが怪しい.
この角度から見ると,艶かしいフォルムをしている様に見える.
まさに,Smoky brown cochroach.
フラッシュ無だと,Black cockroach
最後に,Vで記念撮影.
とどめ.
夏は終わった!
2015 .9.3
クロゴキブリの交尾
Copulation of the Periplaneta fuliginosa
綺麗な個体.
新成虫同士だろう.
右が♀.
2015 .7.21
クロゴキブリまた出た
Periplaneta fuliginosa re-haunting
会社で夜シャワーを浴びようとシャワー室に行くと1匹発見.
急いでカメラを取りに行き,戻ってきてもまだそこにいた.
飛翔直前のポーズ.
この直後見事に飛ぶ.
そしてこの位置に.
クロゴキは本当に良い被写体である.
素早い割には,カメラを忌避することなく,収まってくれる.
その後,囚われの身となり,実験に供されたのであった.
2015 .7.3
♂同士
Male × Male
飼育ケージ内ではよく見かける光景.
野外では交尾行動すら見る機会が無いが,起きているのだろうか.
2015 .7.1
ゴキブリ採集結果
As a result of having captured Periplaneta fuliginosa
早くも7月に入りました.
クロゴキブリのシーズン到来.
先日仕掛けたトラップも驚きの成果が.
こんなに成虫がいたとは思いませんでした.
あまりの結果にちょっとビックリ.
笑えませんな.
2015 .6.29
クロゴキブリ採集
Collection of the Periplaneta fuliginosa
最近クロゴキグリがやけに目に付く.
やはり,捕獲しても逃がしていたら,当然といえば当然だが.
それでどの程度いるのか捕獲して見ることにした.
裏階段①
一晩で,この成果.
これは,予想以上に生息しているようだ.
裏階段②
こちらは0.
ネズミ飼育室内.
成虫が.
しかも♀.
前から見かけるごとに,外に出していたがまだいることが判明.
トラップを増やして継続して見ることにする.
2015 .5.28
今度は♂成虫
A male adult appeared frequently this time
触覚が真直ぐ伸びた良い写真が取れたと思っています.
2015 .5.25
三宅島のゴキブリ
Cockroaches inhabiting Miyakejima
三宅島に初めて上陸.
日帰りの仕事でしたが,ゴキブリは結構充実した成果でした.
Periplaneta3匹.
一応成虫にして確認しますが,クロゴキブリ幼虫2匹.
ウルシゴキブリ幼虫1匹.
リターを探るとどこにでもいたサツマゴキブリ.
沖縄よりも本種は発見率高かったですね.
ツチゴキブリの一種(まだ未同定).
意外と伊豆七島面白いかも知れないですね.
2015 .5.20
クロゴキブリ比較
The comparison of a Kaiyodo Periplaneta fuliginosa and genuine cockroach
そもそも比較する事はナンセンスと思いつつ.
よく出来ているので比べたくなる.
こうして見ていると,原型師の方もこうして本物を観察したのではないかと想像した.
が,よく考えると,このシリーズのヒトノミは現在日本国内で絶滅したと聞いており,ほぼ入手不能.
また,妖怪や架空の物も作っているので,絵1つで造り上げる技術は持っているのだろう.
が,翅の上げ方や,その下の腹板,体色も黒ではなくSmoky-brown だったりと,非常によい出来だと思う.
2015 .5.18
2015年クロゴキブリ初成虫
Adult of the Periplaneta fuliginosa which I watched only after it was 2015
クマネズミ飼育室に出没したクロゴキブリ成虫.
今年初である.
殺虫エアゾール缶にしがみついている.
「殺虫剤には屈しないぞ!」という害虫の力強さを表しているかのようだ.
♀.
ここで繁殖されても困るので,室外に放虫して終了.
2015 .3.19
クロゴキブリ活動開始
Periplaneta fuliginosa activity start
飼育棟の階段室で今年初めてのクロゴキブリ発見.
中齢幼虫.
つついてみたら動くがまだぎこちない.
体格も少し痩せているように見える.
冬眠から覚めてまだ餌に在りつけていないのだろうか.
ちなみにこの場所の気温は14.2℃であった.
2014 .12.4
クロゴキブリのホワイトアイ
White-eyed Mutant in Periplaneta fuliginosa.
クロゴキブリのホワイトアイに関しては,ペストロジー学会紙に雄個体の報告をした.
それからしばらくして,共著者から今度は♀が捕獲されたと送られてきた.
今回は生きている.
現在,産卵及び孵化中である.
おそらく,この雌の交尾相手は黒目と思われる.
従って,産まれるF1は全て黒目.
F2に白目の雌雄が出ると考えられる.
オオクワガタのWhite-eyeは人気がある.
クロゴキブリのWhite-eyeは?
欲しがるのは世界中見渡しても数人程度だろう.
まあ,それがゴキブリの魅力なのだが.
2014 .11.5
クマネズミに食われたクロゴキブリ
Periplaneta fuliginosa eaten by the black rat.
クロゴキブリの死骸を見ることも少なくなってきました.
冬はそこまで来ています.
逆に,クマネズミの家屋内侵入が急激に増える季節です.
クマネズミ侵入の初期の場合は,簡単な対処で追い払うことが出来ることがあります.
餌を求め侵入して来るため,餌を摂れないようにする.
また,安住の地を与えないことです.
さて,成虫死骸です.
この時期路上で早朝によく見かけます.
これは外階段で.
久しぶりに見かけたので,よく見ると頭部がありません.
ここは,クマネズミの通り道になっており,おそらくクマネズミに食べられたのでしょう.
ネズミのゴキブリ食いは業界では良く聞かれることですが,あまり研究されていません.
是非やってみたい課題です.
もっとゴキブリと時間を!
2014 .10.10
クロゴキブリ幼虫徘徊
The larva of Periplaneta fuliginosa appeared.
そろそろ成虫のシーズンは終わりでしょうか.
終齢幼虫と思われる個体.
粉餌を食べにきたようです.
この個体とは来年成虫になって再会となるでしょう.
2014 .9.29
埃まみれのクロゴキブリ
Periplaneta fuliginosa smeared with dust.
朝晩だいぶ涼しくなってきました.
今シーズンのクロゴキ天下ももうすぐ終わりでしょう.
捕獲箱実験場に出没した雌.
粉餌を食べたようで,触角が埃だらけですね.
身綺麗なゴキブリですが,食事中はあまり気にかけないようです.
2014 .9.24
クロゴキブリの天下
The world of Periplaneta fuliginosa.
セミが静かになり,クロゴキのシーズン到来.
今回は,事務所の洗濯場に出没.
時間は21:00頃だが室内の照明はついて明るい.
ゴキブリにしてみれば,そんなことは関係なく,夜だから出てきたのだろうが.
だから見つかると追っかけ回されるのだ.
2014 .9.16
2014年秋クロゴキブリ雌成虫
The female imago of Periplaneta fuliginosa seen in autumn of 2014
だいぶ涼しくなってきました.
デング媒介蚊報道も少し落ち着いたようですね.
また,この頃よりクロゴキブリの成虫を見かける機会が増えます.
この時期に見かけるクロゴキブリの成虫は,冬を越す事はないと思われます.
この個体は♀.
卵鞘をつけています.
この卵鞘は,このまま越冬し,来年孵化すると思われます.
2014 .8.14
夜の帝王 クロゴキブリ
The monarch of night,Periplaneta fuliginosa
夜な夜ないろんな作業をしていると良く見かけます.
飼育棟階段近くにて.
夜の帝王的な風格.
ちょっとSmoky-brown なcockroach.
2014 .6.18
屋上のクロゴキ幼虫
The nymph of Periplaneta fuliginosa which was in the roof
この建物の屋外では初物.
雄のようだ.
2014 .5.14
クロゴキブリ1齢幼虫
A nymph of first instar of Periplaneta fuliginosa.
事務所廊下を徘徊していた個体.
本社から仕事出来ていたN村さんが捕獲してくれました.
1齢幼虫なので,おそらく最近卵鞘が孵化したのでしょう.
すると,クロゴキ卵鞘からは平均24個の卵が入っているので,他に20匹以上の幼虫が,このフロアーに散らばったと予想されます.
ちなみに,クロゴキブリの初齢幼虫の特長は,この個体で体長5mm内外.
背面から見ると,このように黒色で,前方に切れ目の無い白いライン.後方に途切れた白いラインが入ります.
コワモンゴキブリの幼虫も良く似ていますが,建物内や,本州の屋外で見かけた場合は,ほぼクロゴキと判断して良いしょう.
そういえば,このフロアーの生息昆虫は,捕虫機でしか確認していないので,今日にでも徘徊性のトラップをセットしてみようと思います.
2014 .5.1
クロゴキブリの巣
The nest of Periplaneta fuliginosa.
ゴキブリの害としては以下のものが挙げられる(緒方,1989).
1.病原体の媒介
2.アレルギー抗原
3.不潔・不快感
4.食害
これはクロゴキブリが数年にわたり棲家としていた場所.
これだけ糞が堆積すると,上記害の複合体となるだろう.
探っていたら出てきたクロゴキブリ幼虫.
ついつい生け捕りにしてしまいました.
早いもので,5月です.
今年も1/3が終わり,ゴキブリのシーズン到来です.
5月は,沖縄出張を予定しているので,面白いものが見られると期待しています.
2013 .12.19
クロゴキブリ今頃孵化と新成虫
Hatching and the new imago of the now of Periplaneta Fuliginosa.
1齢幼虫.
クロゴキブリは,一般的には四季に従い,冬は幼虫で過ごし,春に成長し成虫に加齢する.
長期間飼育すると,冬でも様々な成長過程の個体が混ざるといわれるが,この個体群は,1齢幼虫あり,新成虫ありで季節感が無い.
2013 .11.6
晩秋のクロゴキブリ若齢幼虫
Periplaneta fuliginosa of juvenile instar of late autumn
屋上に出る踊り場にて,クロゴキの幼虫がうろうろしていた.
だいぶ寒くなり,今年はもう見ることはないかと思っていたのだが.
3齢あたりだろうか.
どこから出てくるのかよく見渡したところ,巾木の隅にクロゴキが好みそうな穴発見.
この中に何匹か潜んでいるのだろう.
仕事なら,殺虫剤を注入するところだが,来年まで様子を見ようと思う.
2013 .10.16
クロゴキブリ侵入の瞬間
The moment of invading in the house of Periplaneta fuliginosa.
夜,家の周りをうろついていたら,クロゴキ発見.
写真を撮っていたら,マンションテナントの扉下部隙間に逃走.
そして,そのまま店内に潜り込んでしまった.
私が,カメラ持って追っかけた為かも知れないが,クロゴキが扉隙間から入るという俗説は,間違いでもないようだ.
2013 .10.2
2013年 クロゴキブリ 2
The corpse of Periplaneta fuliginosa found in autumn of 2013,Part2.
9月もあっと云うまに終り.
そして,2013年もあっという間に過ぎ去るでしょう.
時間は,21:00すぎ.
身近にいる昆虫代表,クロゴキブリ.
今年も,そろそろ見かけなくなる時期ですね.
性別は雄.
もう数日で寿命を迎えるでしょう.
しかし,クロゴキブリは,他の昆虫類に比べ長寿な方で,3年ほどの寿命があります.
後方から.やはり雄です.
セミに比べると短いですが,カマキリや蝶類などに比べると長生きする種です.
そう考えると,昆虫類で最も長生きする昆虫は何でしょうね.
検索すると,いくつか回答がありますが,特殊な例を除くと,やはりセミでしょうか?
2013 .9.26
2013年 秋 クロゴキブリ
The corpse of Periplaneta fuliginosa found in autumn of 2013.
2013年もいつの間にか秋となりました.
毎年この時期は,物悲しい気分にさせられます.
毎年のことではありますが,今年もクロゴキブリの死骸が出始めています.
雌雄の確認をしようとしたら,腹部が無いですね.
他個体に食べられたのでしょうか.
と,一段下の踊り場に卵鞘発見.
こんな転がし産卵するんですね.
来年まで放置して様子見ます.
2013 .8.22
秋の気配
The sign of autumn.
お盆を過ぎると,相変わらずの暑さではあるが,太陽の日差しやセミの声に秋の気配が感じられる.
室内でも,秋の気配が・・.
普段は,害虫道を疾走しているが,部屋の片隅で朽ち果てていた.
野外であれば,蟻などの昆虫類に2次利用されると思うが,室内にはそんな相手もいない.
これは雄であった.
この血を受け継いだ仔達がどこかに息を潜めているのだろう.
来年の幼虫,または,2年後に,成虫で再開できるのを楽しみにしています.
2013 .8.9
クロゴキブリが台所で食べている物(1例)
The thing which Periplaneta fuliginosa is eating in kitchen (one example).
我々(私はワモンかもしれないが)が最も身近に感じているクロゴキブリ.
台所で見かける機会が多いが,目的は?
当然,食事である.
では,何を食べているか?
頭かくして尻隠さず.
こんな物も食べる.
見たところ,一般的な残渣は無いようだが,汚れのような「汚れ」ですか.
こんな微細な物も栄養にしてしまうゴキブリ.
駆除が難しい理由です.
2013 .8.2
クロゴキブリの寿命
The life of Periplaneta fuliginosa.
8月に入りました.
そろそろ,クロゴキブリ成虫が路上や室内で出没,死亡し始める時期ですね.
私の部屋でも死虫が出現始めました.
まだかすかに動いていますが,ダメでしょうね.
写真は撮り放題ですが.
今の所,すべて♂.
しばらくすると,♀が出てくると思います.
2013 .7.19
クロゴキ再来
The appearance of the 2nd times of Periplaneta fuliginosa.
幼虫は1匹も見たことなかったが,成虫がこれで2匹目.
またしても♂.
♀の場合,室内のどこかにすでに産卵している可能性が高くなるので,あまりうれしくは無いが,色気が無い.
ゴキブリの嫌われる要因に,簡単に人に接してくること.
靴を履いているからいいようなもの,素足だったら気持ちのいいものではない.
逃げるクロゴキ.
ピントが合わなかっただけだが,逃げ足もカブトムシに比べると明らかに速い.
2013 .7.3
クロお~
Smoky-brown cockroach Owoooo.
久しぶりの対面.
それもかなりの近距離.
良い写真が撮れた.
雄なので,この写真を撮った後,放置していたらどこかに消えていった.
2012 .9.18
クロゴキブリとご対面
I have come across Periplaneta fuliginosa.
衛生動物飼育実験棟の屋上踊り場でご対面.
以前の事務所は,しょっちゅう見かけたが,ここに越してきてからは,あまりお目にかかってなかったので,帰るのも忘れ向き合ったが,闇夜の黒色は中々綺麗に撮れない.
最後は,コンクリートの割目に消えていった.
2012 .8.10
クロポチャ
Drowned Periplaneta fuliginosa.
ここの所毎朝クロゴキ成虫の死骸を見かける.
大概は♂のように見える.
雌は潰されている場合ではないのだろう.
せっせと卵を生産しているところだと推測される.
実験棟階段の水ジョウロ内にクロゴキ発見.
ここは昨年アオダイショウが登ってきた階段.
ヘビが入るぐらいだからゴキブリなどは普通に入ってくる.
雄のようだ.
この内壁ではさすがに登れないようだ.
水でも飲みに入って出れなくなったのだろう.
例のガラス製のゴキブリ捕り器の原理だ.
そうはいっても,目があってしまった以上放置も出来ず,水ごと外に開放してあげた.
でもそう先は長くはないような気がする.
2012 .5.21
宇品のクロゴキブリ
Periplaneta fulignosa collected by Uzinajima.
昨年12月に広島に行った際,宇品島で採集したPeriplaneta属1齢幼虫.
ウルシゴキブリの期待をしていたが,クロゴキとなってしまった.
♀.
広島県ではまだウルシゴキブリの記録は無く,対岸の愛媛県では記録されているので,どこかにいると思うのだが.
まあ,楽しめたので良しとしましょう.
2011 .12.5
広島県 宇品島のゴキブリ他
Cockroaches and the animal which I witnessed in Hiroshima Ujina Island.
先週末,大阪から広島に移動.
空いた時間に宇品島に案内してもらった.
島と言っても埋め立てにより繋がっており,移動は道路を走っているといつの間にか島に上陸している.
天気も悪く,寒いので昆虫類は見当たらない.
そんな中ゴキブリだけは見つけられた.
朽木内に潜んでいたモリチャバネゴキブリ.
灯台の基礎に転がっていた石を裏返すと,クロゴキブリ1齢幼虫が数匹.
ちなみに,広島県で生息が確認されている種は,コワモンゴキブリP. australasiae,クロゴキブリP. fuliginosa ,ヤマトゴキブリP. japonica,ヒメクロゴキブリChorisoneura nigra,ウスヒラタゴキブリOnychostylus pallidiolus pallidiolus,ミナミヒラタゴキブリOnychostylus vilis,キスジゴキブリSymploce striata,チャバネゴキブリBlattella germanica,モリチャバネゴキブリB. nipponica,オオゴキブリPanesthia angustipennis,の3科6属10種(比婆科学教育振興会,1997).
この前トビイロゴキブリを見つけたので,近々11種となる.
最も多かった生き物はノネコ.
ジジ?
三毛.
島と呼ばれる所はどうもネコが住み着きやすいようだ.
誰かが餌を与えている形跡もあったが,その側の側溝には猫の死骸が落ちていた.
どこでも同じだと思うが,この問題は根が深すぎる.
2011 .9.15
真夜中の訪問者 2
ここの所,住所は変わらないのだが,安住の地が微妙に移動している.
前回のアオダイショウの場所がそうなのだが.
以前より小ぶりの部屋となったが,仕事がし易くなった.
どこにでもある風景ではあるが,一応ここはゴキブリ駆除会社の研究部門である.
放し飼いはコンタミのリスクが高くなるのでご遠慮願いたいのだが.
記念撮影.
2011 .9.8
クロゴキブリの成長
飼育していても,夏から秋にかけて,クロゴキブリの成虫がMAXとなる.
クロゴキブリ成虫を使った実験をするのであれば,今が旬.
野外でも,これから成虫の死骸を良く見かける季節となる.
この成虫たちは,ちゃんと産卵し,来年に子孫を残し道端で朽ちていくのである.
2011 .8.22
クロゴキブリ侵入
共用部での発生と思っていたが,事務所内にも出没.
一応各所にローチトラップを設置しているので,そのうち捕獲されるだろう前提で,余裕の写真撮影.
アンテナをビュンビュン振り回し,周りの状況を把握しようとしているのだろう.
単眼点も白く写り,自分なりに良い写真が撮れたと思う.
2011 .7.20
今戸のクロゴキブリ
新事務所もいろんな虫がいますね.
昨日はシミ.
今日は,やはりいましたPeriplaneta fuliginosa.
クロゴキブリです.
裏階段に出没.
雌.
翅に付いた埃が銀粉のようで渋みが出ています.
前事務所の連中が,寂しがって追ってきたのでしょう.
東京で,アオスジアゲハと同レベルで見かける昆虫ではないでしょうか.
下の階のK田君も事務所のトラップに捕獲されたと喜んでました.
そういえば,自宅のベランダにも出たといって大騒ぎしていました.
仕留められた個体を見ると,雄成虫でした.
こう暑いと飛翔する個体が多く出るのかもしれません.
庶民のゴキブリですね.
ちなみに,本日より海外出張です.
今頃は,時差4時間の地に到着して,ゴキブリを探している所かもしれません.
環境が繋がれば,現地レポートします.
2011 .7.1
空家のクロゴキブリ
古い事務所からの完全撤退が完了しました.
温室内はもぬけの空となり,そこに勝手に同居していた同居人も,居場所が無くなりうろうろしている.
隠れる場所なし.
9割が成虫.
幼虫も若干見かけたが,電気をつけると,狭い亀裂に逃げ込みその数は不明.
2011 .6.9
クロゴキブリ採集
クロゴキブリはどの様な場所を探すと見つかるか?
事務所移転にともない,掃除のついでに何箇所か探してみた.
屋上階段資材置き場(屋内).
成虫の翅のみ発見.
ダンボール放置残骸(屋外).
発見できず.
観葉植物鉢下(屋外).
発見できず.
この下はいると思ったが残念.
放置木材下.
幼虫複数発見.
湿った場所で,木質の腐食した下面を好むようだ.
多分こんな場所にトラップを設置すれば一晩で数匹捕獲できるだろう.
2011 .5.31
クロゴキブリ 産卵場所
先週末より事務所の移転が始まり,昨日はネット環境が不具合で更新できませんでした.
さて,引越しの為,温室のエアコンを移設するため外したのですが,その裏から卵鞘が沢山出てきました.
まさか,こんな裏にも産んでいるとは気が付きませんでした.
下の面.
ゴミなどが入らないように隙間テープが貼ってあんなのですが,突破されていたようです.
縦面.
数年分ではあると思いますが,卵鞘一個24前後の幼虫が孵化しています.
家の中でこんなに出たら嫌われ者になるのは致し方ないかと.
皆さんでも,クロゴキが訳も無くちょろちょろしていたら,こういった場所も疑った方が良いかもしれません.
2011 .5.26
2011年 クロゴキブリ
シロテンクロゴキブリ.
なんていません.
クロゴキブリです.
温室内は,冬でもたまに成虫を見かけるが,一応今シーズンとしては初めての成虫.
これも前胸に光が流れてしまってます.
何故か一枚も鮮明に写っていませんでした.
テラスにも出没し始めましたが,こちらは終齢幼虫と思われます.
それにしても写りが今一.
これからゴキブリシーズンです.
嫌いな方,好きな方,自分にあった付き合い方をして下さい.
2010 .11.25
クロゴキブリ飼育
室内で加温飼育していても,冬になると成虫は少なくなり,幼虫が主となる.
累代を重ねると家畜化され,この辺の越冬メカニズムが狂うと聞くが,体に記憶されたリズムはそう簡単には狂わないのだろう.
飼育に関しては,熱帯種とは違い,室内であれば加温なしで越冬するであろう.
2010 .10.1
タイ産 Periplaneta sp. 形態
Periplaneta属として一応形態を見てみよう.
以下は 1991 朝比奈よりを要約.
ゴキブリ科としての特徴は
中型ないし大型のゴキブリ.
光沢ある濃厚な色彩.
頭頂は通常露出し,前胸背板の前方に露われている.
単眼点は白色で,殆ど明瞭.
翅は一般的によく発達し,脈の分岐多く,幅広い.
肢は長く,棘列がよく発達し,腿節の下縁には強棘が並ぶ.
中・後肢の脛節の下縁にも2列の完全な棘列がある.
跗節の各節には褥弁がついており,最後跗節の爪は相称的で爪の間には爪間板がある.
♀腹端の肛下板は縦に大きく裂け,左右より卵鞘を挟んで保持する役をする.
この科のゴキブリはすべて卵生で,卵は20個内外のものが硬い卵鞘中に2列に並んで入っており,産下される前は卵鞘は呼吸孔のある縫合線は常に背面に向いている.♀は産卵の際産卵場所を選んで,多少の造成を行い,唾液などで付着させ,他物でそれを隠す行為を行う.
以上のことからPeriplaneta属の一種であると思われる.
大きさ,分布から Periplaneta banksi Hanitsch, 1931
に近いようだが,資料が少ないのしばらく放置する.
肛下板
肛上板
2010 .9.30
タイ産 Periplaneta sp
写真右は普通サイズのクロゴキ.
左の巨大クロゴキは「オオクロゴキブリ」として入手したが確かにそのまま.
あえて言えば「Giant- Smoky-brown cockroach」..
ドイツ的には Periplaneta sp. 〝Thailand〝
裏から.
日本の家屋内に出ても,これだけ似ていると普通のクロゴキとして駆除されて終わるかもしれない.
下がクロゴキ.
卵鞘に関しては少し大きいといった感じ.
2010 .8.31
モモタマナとクロゴキ
剪定済みのモモタマナ.
床に置いて目を放した隙にクロゴキが水を飲みに出てきたようだ.
この写真どこかで見たと思ったら,ポプラ社から出ている,海野和男/写真の「ゴキブリ」の表紙の写真に良く似ている.
クロゴキと言えど背景は自然が似合う.
2010 .8.23
標本を食った犯人
標本はケースに入れたが,何を食われるか分からないので,トラップを被害のあった現場を中心に20個ほど設置した.
被害箇所近辺 1.
被害箇所近辺 2.
数日後,「被害箇所近辺 1.」でクロゴキブリ♂成虫捕獲.
こいつが犯人だろうか?
少し離れたトラップには卵鞘のみが産み落とされていた.
どうやって産んだのか?
まだ♀成虫がいる事だけはハッキリしている.
他にも,離れた場所で幼虫が捕まった.
結構いるのだろう.
2010 .7.29
千葉のクロゴキブリ
鳥の調査で千葉県某所に夕方出かけていた.
鳥を見るのはどうしても空になるので,首が疲れる.
最近歳のせいか妙に肩がこる.
薄暗くなり,橋の欄干を見るとクロゴキがいる.
疲れも少しだけ消え,上手い具合に撮ろうと思うが.
こんな所でしょう.
フラッシュ無し.
そういえば先程この写真を撮影したカメラが壊れました.
修理も過去に5回ほど行い,もう限界でしょう.
新しいカメラを購入します.
新しいカメラで撮ると,飛翔も上手く撮影できるかもしれません.
2010 .7.27
飛翔 クロゴキブリ
夜仕事をしていると,事務所内を大きな蛾が飛んでいるのに気付いた.
最近ヤガ科に関して調査をしていたので,捕ろうと思ったらクロゴキであった.
クロゴキが飛ぶのは,クロゴキ大発生室内で殺虫剤を散布した時にはよく見たが,自然飛翔は始めてみた.
あわてて写真を撮ったが良く分からない.
写真の真中に薄い影が移っているがこれではダメだ.
しつこく追いかけ「飛べ飛べ」と追い立てるが,飛んだ時にカメラを構えたのでは遅すぎる.
姿は捕らえたが・・.
飛び立つ瞬間.
腕が悪いと思うが,カメラのせいにもしたくなる.
2010 .6.23
クロ大発生
結構頻繁に見るようになってきた.
流し台近くで雌雄が徘徊.
前回使ったエアゾールを散布.
やはり逃げられた.
2匹いたが,雌は逃げられ雄のみ冷凍.
クロゴキは対象として大きすぎる.
2010 .6.21
クロゴキ氷殺虫
夜,テラスに出ると,沢山いることに気づいた.
管理されていないゴキブリは少し困る.
抜本的な駆除を考えなければならないが,それはこの次として,とりあえずこの個体だけでも.
このフロアーは害虫類を飼育しているため殺虫剤は使えない.
と言う訳で,前から使ってみたかった殺虫成分の入っていないエアゾールを試す.
エアゾールの勢いで虫体が吹き飛ぶが動きをそぐ事は出来るようだ.
引っくり返っているうちに集中散布.
凍っている.
蘇生するかと思ったが,翌日もそこにひっくり返っていた.
2010 .6.18
またしてもクロゴキブリ卵鞘
壁にかけてあるガンを見るともなしに見ると,黒い見慣れたものがついている.
前回使ったのが約2ヶ月前だから,使用直後にこの部屋に♀が出没し,産卵したのだろう.
しかも,孵化している.
この前の天井の卵鞘といい,どうにかしなければ.
2010 .5.20
ゴキブリ卵鞘採集
ネズミの調査に行ったのだが,地下に降りた際ついでにゴキブリ探索.
地下といえばワモンゴキブリが優先種だか.
ワモンでは無さそう.
成虫は見当たらず,中齢幼虫ばかり.
クロゴキブリに似ているが,終齢近い幼虫はワモンも特徴がはっきり出るが,中齢は外見だけでは分かり難い個体も多い.
そこで,その周りを探してみると,卵鞘発見.
これを見れば,一目瞭然.
クロゴキブリとわかる.
一応卵鞘はお持ち帰り.
孵化するだろうか?
2010 .4.22
天井の卵鞘
この春,私の部署が引越ししました.
荷物の整理もやっとひと段落し私の机の上の天井を見上げると見慣れたものが.
ムム.
どう見ても卵鞘である.
脚立を持ってきて間近で確認すると,やはり間違いない.
孵化後のクロゴキブリの卵鞘.
ここから生まれた虫たちはどこで暮らしているやら.
今のところ,逃亡犯を捕獲するトラップにはクロゴキは捕まっていない.
もしかしたら相当古い卵鞘なのかも知れない.
2010 .3.30
クロゴキブリ脱皮
プラケ壁面にて落ち着き無く足場を確かめている個体がいた.
節と節の間が広がり,今にも脱皮(羽化)が始まりそうである.
これは久しぶりに脱皮写真が取れると思い見ていたが,なかなか足場が決まらず,横向いたり忙しない.
少し目を放していると.
落ちていた.
また頑張って同じ場所に登っている.
何とか足場が決まったようだ.
脱皮開始.
と思ったらやはり落ちていた.
しかも仰向けで・・・.
しばらくそのままジッとしていたが,起き上がり翅を伸ばし始めた.
何とか上手く言ったようだ.
始まりから終りまで約2時間.
拍手.
2010 .1.26
小春日和のクロゴキブリ
先週の暖かかった日の午後.
いつもの屋上で洗い物をしようとすると,クロゴキブリを発見.
どこに潜んでいたのだろう.
日が傾きかけているが,まだ暖かい.
死んでいるかと思ったが,手に登ってくる力がある.
でも,動きは緩慢でクワガタほどのスピードも無い.
この位の動きであれば,ペットとして飼育する人も増えたかもしれない.
いた場所に戻してあげた.
この角度から見ると,スポーツカーのような低い重心に,
まっすぐ伸びたアンテナ.
棘の付いたプロテクターをまとった脚.
クワガタより格好が良いと思うのだが.
2009 .10.1
クロゴキの季節
今年もまた,クロゴキ成虫を街角で見かけるようになった.
毎年のことであるが,夏の終わりを感じ少し寂しくなる.
いつもの実験室の屋上で這いながら★となった個体を発見.
まだ生きているようだ.
横から.
斜め前から.
後ろから.
腹端が薄いので♂と判る.
最後,上から.
2009 .7.27
クロゴキブリの落ち着きどころ
いつもの屋外飼育室.
最近コップトラップや,コオロギ生け捕りトラップにクロゴキブリが殆ど入らない.
冬場の卵鞘撤去や,コップトラップの地道な駆除が功を奏したかと油断していたら,
あまり使わない扉の下に成虫が集合していた.
等間隔に整列している.
車間距離ならぬ,ゴキブリ間距離は触角の先端が他個体に触れる距離に近い.
飼育環境下ではこんな事はあり得ない.
拡大.
左から♀,♂,♀,♀でしょうか.
今年の新成虫たちであろう.
写真をとっていたら,この後,皆思い思いの方向へ逃げていきました.
この中の1♀がこの夏に生むと考えられる卵鞘数は少なく見て20個.
その1卵鞘より平均25匹の幼虫が孵化すると,
なんと1♀より500匹の幼虫が生まれる計算になります.
やはりゴキブリの駆除は本腰を入れないといつまでたっても終わりがなさそうです.
2009 .2.24
ドラマ出演
去年の年始はネズミ年と言うこともあり,ネズミと共にTVに出演させていただいた.
今年の干支は業務とはあまり関係なく(牛と関わるのは難しい),
代わりにと言っては何ですが,日本の国民的嫌われ者.
私が手塩に育てたクロゴキブリがドラマに出演した.
番組は日本TV 「リセット」第一話.
蓋を開けた食事から出てくるところ.
それが逃げ込むシーン.
この後どう現場を収めたか興味がある.
2009 .1.26
2009年冬 クロゴキブリ成虫
飼育室に行った際,階段にクロゴキブリが死んでいるのを見つけた.
先週来たときには無かったのだが.
と言う事は最近までじっと寒さに耐えて生きていたのであろう.
性別は♀.
大概はこのように引っくり返って死んでいる.
なぜかはこれを見れば判ると思うが,長い脚が体の中心線に向かって伸びながら硬直する為,安定する背面を下に向けてしまうからでる.
しかし,ごく稀に突っ伏して死んでいる個体もある.
数は少ないが毎年,1個体か2個体見かける.
2009 .1.20
首が抜けなくなったクロゴキブリ その2
コップトラップであるが,
前回ご紹介したときはクロゴキブリ捕獲で設置していたのだが,
その後の卵鞘回収や継続的な捕獲により,その生息数は激減した.
その為,最近はコオロギ捕獲用となっていたのだが,
また,首を突っ込んだ個体を発見した.
何を思い首を突っ込むのだろう.
今は内側にバターなどは塗っていないので,
ゴキブリ類は比較的簡単に脱出できるのだが.
今度は外さずに1週間放置しておいたが,脱出は不可能のようだ.
2008 .12.15
クロゴキブリ卵鞘の寄生率
いつもの飼育室を掃除した際,クロゴキブリ卵鞘を拾い集めた.
約2年間分の孵化もしくは寄生された中身の無い卵鞘である.
(生きている卵鞘は別に保存し寄生蜂の出現を待っている)
上と下で別れているのは,上がカモフラージュ無し.
下があり.
右と左は,右が正常孵化,左は寄生.
総数145個のうち,無事孵化は117個.
寄生は28個.
約20%が寄生されていた事になる.
中には脱出口が2箇所ある卵鞘も僅かにあった.
ちなみに117個の卵鞘から孵化した幼虫は1卵鞘26匹孵化として,
なんと3,000匹以上.
どおりで沢山いるはずである.
ちなみに,ここで育った成虫が今度TV出演する予定である.
(カットされなければの話だが・・)
2008 .11.18
首が抜けなくなったクロゴキブリ幼虫
クロゴキブリ駆除の一環として,コップトラップを置いているのだが,
いろんな実験に使用した廃資材を使う為,このコップは横に穴が開いている.
今までこんな事は無かったが,1匹不自然な場所でもがいている幼虫を発見.
コップを持ち上げて見ても,もがくだけで逃げない.
よく見ると切れ込みに首を突っ込み,身動きできなくなっている.
正面より.
なんとも・・・・情けない.
引き抜いてやると,傷も付かずに抜けてきたので,
今年採集のクロゴキブリケージに入れることとした.
2008 .11.14
クロゴキブリ産卵場所 その2
ここの部屋では,カムフラージュされている卵鞘より,
何も処理されていない卵鞘の方が多かった.
コンビに袋に貼り付けられた例.
プラスチック製の工具ケースに産み落とされた卵鞘.
なんと直射日光の当たる西側の窓の桟にも産んであるのを発見.
しかも,孵化している.
2008 .11.13
クロゴキブリ産卵場所 その1
飼育室の一つで実験がひと段落したので,片付けをした.
ここは昆虫や爬虫類を扱っているので,殺虫剤は使用できない.
そのため,クロゴキブリ等が大発生してしまっている.
過去にコップトラップなど使った部屋である.
クロゴキブリは卵鞘を産み落とすときは,近くの素材を使用して,
カムフラージュを行う事が知られている.
天井のボードに産み落とされた卵鞘.
3連結である.
判り難いが,この卵鞘はコーキングボンドを使用している.
これはいろいろミックスされている.
近くにハエトリがいるが,クロゴキ幼虫を餌としてこのクモも増えている.
2008 .9.11
クロゴキブリ洗濯
我々PCO(ペストコントロール技術者)の仕事は,
日夜,都市に生息・繁殖する衛生動物のコントロールにあるわけだが,
仕事も汚れる内容のものが多い.
当然ネズミの生息域に侵入して作業をすれば,イエダニと戯れる事も良くある.
そんなわけで,作業服をすぐに洗えるよう,営業所には必ず洗濯場がある.
私もネズミ飼育室で仕事をした作業服は,イエダニが付く為洗濯している.
先日,いつもの様に洗濯が終り,干そうと洗濯物を取り出していると,
槽の中に,クロゴキブリ成虫が横たわっているのを発見.
哀れクロゴキブリは洗剤でスッカリ油分を落とされ,
いつものなまめかしい艶は無くなり,
風呂上りのさっぱりした清潔感のある外観となっていた.
腹端部の形状より♂であることがわかる.
臭いも嗅いでみたが,少しクロゴキ臭はするが,殆んど気にならない.
これなら「ゴキブリだもん」のクロゴキかき揚げにしても,
おいしく食べられそうであった.
2007 .9.14
クロゴキブリの駆除
クロゴキブリの駆除に関しては,前回ご説明した様に,発生(生息)環境がまちまちな為,こうすれば良いと言う決まった方法はない.
自分の所の発生(生息)環境を調べ,生息している箇所を無くしながら生息数を減らすようにする.
生息箇所を無くす方法の例として,家のまわりの整理整頓,餌になりやすい物を置かない様にする等を行い,必要があれば殺虫剤の使用も検討する.
生息数を減らす方法は,ゴキブリトラップが様々な種類が出ているので,誘引剤付きを選び,出没する箇所に多めに設置する.トラップを使った捕獲法は,チャバネゴキブリの様に何千,何万と生息する種は根絶までトラップで捕獲するのは不可能だが,クロゴキブリの様に,侵入初期の頃は早々増えないので,ローチトラップでも根絶は可能と思う.
その他,ホウ酸団子や各種ゴキブリ毒餌等も真面目に設置すれば効果はある.
見なくなってきたからと言って,止めるのではなくしばらく継続して行うと良い結果が出る.
2007 .9.13
クロゴキブリ生息場所
本種が生息している環境は,屋外では共用ゴミ置き場周辺のコンクリート割れ目,建物周りに放棄してある粗大ゴミ,残材の隙間や内部などが多く,他にも庭木等樹木の樹皮下など昼間暗く,じめっとしている場所である.
本種を街中で目視による探索をしていると,間違いなく怪しまれる為,ビンの内側にバター等を塗ってクッキーなどを入れておくと,ポイントが良ければ翌日捕れる.
自動販売機が置かれている近辺も缶用ゴミ箱と自販機の熱で意外と捕れる.
建築物内での主な生息場所は,マンションの場合一番多いのがゴミ置き場,ベランダに置いてある様々な荷物(特に植木鉢の裏等)のかげ,ベランダの雨水を流す配水管内部,建物外周の植え込み内部等々結構近くに潜んでいる.
一般住宅の場合は,床下から繋がっている箇所(台所・洗面所排水周り,押入,壁内に潜んでいると鴨居など)に潜み室内に飛び出して来る.
2007 .9.11
クロゴキブリ幼虫
ゴキブリの問い合わせで多いのは,「茶色のゴキブリがいるが何の種か?」である.飲食店厨房内にいる茶色いゴキブリはチャバネゴキブリが多い.一方,住宅内にいる茶色いゴキブリはクロゴキブリ幼虫の事が多い.しかし,たまに住宅内でもチャバネゴキブリが生息していることもあるため,その情報だけではハッキリと判断できない.
下がクロゴキブリ幼虫である.
チャバネである.
周りにいるゴキブリの同定をしてみてはどうだろうか.
2007 .9.10
クロゴキブリ雌雄
左が♀,右が♂.
背面から見た雌の特徴として,全体的に大きく腹端部が前翅端を越えて露出して見える.♂は翅端の内側で終わる.ゴキブリの世界も雄より雌の方が貫禄がある.
前胸背板は幅広く大きい.
ワモンゴキブリ同様腹面より見ると分かり易い.
左が♀,右が♂
生命を宿している立派な腹部である.
2007 .9.7
クロゴキブリに似ているゴキブリ
この写真はPeriplaneta属♂成虫似たもの3兄弟である.わかるだろうか?
左からクロゴキブリ,ウルシゴキブリ,ヤマトゴキブリである.
こうしてみると,ヤマトゴキブリよりウルシゴキブリの方がクロゴキブリに似ているのがわかる.
しかし,上記3種が混生している地域は確認されていなく,混生している確率はクロとヤマトの組み合わせが殆どと思われる.従って見間違える可能性があるのは,クロとヤマトが一番事例としては多い.
簡単に違いを述べると,色つやはクロゴキブリの方が茶が強く,脂ぎっており,ウルシゴキブリは漆黒色をしている.ヤマトゴキブリはちょうどその中間と言ったところ.
前胸背板は,ウルシゴキブリが最も大きく形もずんぐりして真っ黒である.クロゴキブリも大きく幅があり,ヤマトゴキブリは小さくゴツゴツした表面とを持っている.
2007 .9.6
クロゴキブリは黒い?
クロゴキブリは黒いイメージがあるが幼虫は茶色で,成虫も前胸背は黒に見えるが,翅は茶色である.
英名を Smoky-brown cockroach とする事から,外国の人から見ると黒には見えないのであろう.しかし,1齢幼虫は黒色に白いバンドが入る事から,間違っているとも言えないが,一般の人が1齢幼虫を見てクロゴキブリとわかる人は,あまりいないと思われる.
さらに,幼虫を見ても「クロゴキブリの幼虫だ」と判断できる人も余りいないと思われる.
私のところにも,異物混入の昆虫が同定として送られてくるが,ゴキブリなどは幼虫でもパーツでも結構何なのかわかるのだが,それが鱗翅目などの幼虫であった場合,時間ばかりかかって,種までたどり着けない事が多々ある.
2007 .9.5
秋のクロゴキブリPeriplaneta fuliginosa(Serville)
夏も終わりが近くなり,アブラゼミの鳴き声もどことなく弱々しく聞こえるちょうど今頃.都会では一つの害虫が目に付く様になる.
クロゴキブリ成虫である.
毎年夏の猛暑から朝晩が過ごしやすくなる時季,毎朝の通勤途中路上でやたらと本種の死骸を見る様になる.
この写真も会社近くで今日見つけた物である.ちなみに♂であった.
クロゴキブリの屋外での越冬は,成虫で行われる事は少なく,冬を迎える前の寿命の尽きた成虫がこの頃より死に始めると考えられる.
この写真はクロゴキブリが繁殖している室内の巣になっている箇所内部である.
老齢幼虫と成虫(卵鞘付き)が確認できる.