クモ類
2024 .6.25
ミスジハエトリ
Plexippus setipes
浅草の事務所はアダンソン一色でしたが,ここは屋外クモばかりでした.
ついに,屋内性のハエトリグモ3種の内の1種,ミスジが事務種に出没.
少しずつ,日常が戻りつつあります.
やはり,環境や土地により生息種が変わるのでしょうか.
何はともあれよかったよかった.
2024 .5.22
クモ
Spider hunters
事務所の裏に川が流れているので夜になるとユスリカやらその他の昆虫類が窓外に襲来してきます.
そのため暗くなったら,事務所の扉は開けられないです.
出入りは,奥の照明消している扉を使い街灯昆虫を観察している.
そんな状態なんで,クモも頑張っています.
この窓には3匹のクモが営巣しています.
こいつは♂っぽいですね.雌はどこにいるのでしょうか.
もう一つの窓も,小型のクモが営巣しています.
何もなければ秋までいると思うので,何になるか楽しみです.
2024 .3.22
事務所のクモその2
A black spider out in the office
メキリグモ?
室内にいたのでてっきりハエトリの一種かと思いましたが違うようで.
黒いクモで検索してこれにたどり着きました.
大きさはアダンソンと似た様な感じ.
そういえば写真撮りに近づいてもピョンピョン飛ばず,微動だにしませんでした.
室内には普通いないクモのようですね.
2022 .3.9
標本作成と炎症
Specimen preparation and inflammation
以前,標本にしたインディアンオーナメンタルPoecilotheria regalis.
私的には良く出来たと思っている.
冷蔵庫に入れっぱなしでいつも腐らせたりするので早々に製作開始.
まずは腹部を解剖用ハサミで腹面から切開し,内臓を摘出する.
かなりの量が出てくる.
卵があったのかもしれない.
わずかに異臭がするが腐りによるものと違う.
筋肉のようなものも,量が多いのハサミで切りながら切除する.
ほぼ皮だけになりました.
次に脱脂綿を小さく丸めて詰め込んでいきます.
今一つの膨らみ方ですが,
腹部横が割けてしまったのでこれで完成とします.
毛が大分抜けて,自然の毛並みがなくなってしまいましたが,これ以上やるとズタズタになりそうなのでやめ.
後は乾燥したらどうなるか.
で,この後が大変でした.
ハサミやピンセットを片付けているあたりから手が痒い.
じわじわ全体が痒い!!!!!
良く生きている個体は刺激すると毛を飛ばして,それを吸い込むと大変な目に合うと聞いていたが,死虫であれば平気だろうと素手で作業したがそれがいけなかったようだ.
ジンジン痒くなる.
顕微鏡で手を見たが毛らしいものは刺さっていない.
とりあえず流水で冷やすと大分収まるが温まると痒い.
事務所にはかゆみ止めなどないのだが,古いタイガーバームがあったので塗りたくり,様子見るが改善されたようなされないような.
そのうちに,腕に発疹が単発でポチポチ出てきた.
これがまた痒い.
仕方なく薬局に急行.
店員に昆虫の毒による炎症に効くものが欲しいと説明しても,この寒い時期に作業服のおっちゃんが何言ってんだか.
みたいな感じで,どこが痒いのですか?
で,手のひらを見せても腫れていませんよ.
と言われ,
なるたけ条件に合いそうなものとしてPVA配合というのを購入.
帰ってすぐに塗り1時間ほどで気にならないレベルまで収まりました.
いろいろやったので,何が効果あったのかわかりませんが,とりあえず今夜はゆっくり寝れそうです.
いやいや,タランチュラを触るときは手袋をして触りましょう.
良い勉強になりました.
2022 .3.7
メキシカンレッドニー死す
Brachypelma hamorii dies
2008年にT中さんから頂いたときの仔グモ.
こんなに大きく育っていたのですが,週末死亡していました.
少し前から動きが緩慢に見えましたが,調子悪かったのでしょうか.
14年間生きてくれました.
ネットでは10年とあるので,長生きしたほうでしょう.
いろいろな思いが交錯し少し悲しくなりました.
こうするとまだ生きているようですが.
これでクモ類は室内に生息しているアダンソンハエトリだけになってしまいました.
クモも大好きですが,ゴキブリに専念することにします.
この個体は,時間あるときに標本にしたいと思います.
P.S.:B. smithiとしてきましたが現在はB. hamoriiだそうです.
2022 .1.17
1月のハエトリ
Jumping spider in January
仕事机の横でご対面.
いつものアダンソンです.
この寒さでも元気で過ごしているようです.
何喰っているのやら.
で,少し近寄って撮影したらにらまれた.
その後餌くれないなら帰るとばかりに去って行かれました.
良かったよかった.
2021 .12.14
ハエトリ 12月
Jumping spider in December
外は寒くなりましたが事務所ではまだ活動しています.
まず,午前中♀を目撃.
午後,同じ個体かと思いましたが♂でした.
餌があるのか気になりますが,捕虫器を見るといつも何かが捕獲されています.
ここ数年耐えることなく生息しているようなので越冬は出来ているのでしょう.
この仔らを見るとホッとします.
2021 .12.6
大土蜘蛛
Theraphosidae
映画に出るような,いかにもクモの巣状態になりました.
そろそろクリスマスですし,この雰囲気いいですね.
8年ほど前にT中さんから頂いた本種ですが元気に育っています.
♂がいないので残念というか,増やすことができないことです.
増えても欲しい人などいないのでそれでよいのですが繁殖マニアとしては産ませてあげたいような気もします.
2021 .7.20
タランチュラ脱皮
Spider molting
先日,ケージを見てびっくり.
仰向けにひっくり返っている.
今年で13歳.
寿命が来たと思い,標本にすべく取り出そうとして何かが後ろ髪を引っ張った.
「タランチュラは脱皮前にひっくり返る」と言うのを聞いたことがある.
もしかして,いや,もしかして.
とりあえず,口元の写真など簡単に撮れないので記念撮影.
なんとなくモフモフしていてかわいいと思いませんか.
2日後.
標本にしなくてよかった.
しかし,このクモが13歳なので,私自身も歳をとるわけですね.
長生きするペットを飼うときは,飼い主の寿命も考慮して飼い始めないと残された方がかわいそうですね.
2021 .7.14
サソリモドキが潜った
Vinegaroon in the dirt.
ペルビアンを思い出させる土掘り.
がご安心あれ.
裏から丸見え.
脱皮だろうか?
はたまた産卵?
2021 .2.1
トイレでハエトリ
Jumping spider in the toilet
早いもので2月になりました.1年の1/12がも終わりです.
時間の流れに乗り遅れないようにしないと,2022年もすぐそこです.
で,春なのか用を足しているとトイレにアダンソンハエトリ出没.
事務所内は,一部ネズミを飼育しているのでシバンムシ類やノシメマダラメイガなどが餌になってると思うが,トイレはPCOだけあって,チョウバエなどは皆無.
このままでは腹減るだろうと廊下に出してあげました.
野外では越冬していると思うが,屋内は外より暖かいのか,年間通して見かけます.
2021 .1.21
Brachypelma smithi
Brachypelma smithi
水容器をひっくり返して汚れがひどくなったので久しぶりにケージ交換.
クモはシェルターごと移動.
大人しく綺麗なクモです.
今回あたらいいシェルターも入れてみた.
2020 .6.10
脱皮2つ
Two molts
Brachypelma smithi
T中氏から幼体で頂いて12年目となります.
懐かしいですね.
一体いつまで脱皮するのでしょうか.
それと先日の黄色いシマヘビが脱皮.
体長は60㎝ちょうど.
出すと放尿し,多くはないが咬む.
まだ全然慣れないですね.
2019 .10.2
クモのハンターたち
Hunters of jumping spiders
中の蛾を狙っているようです.
いつものように別の餌を.
逃げた.
テーブルに落とすと見事キャッチして食べていました.
めでたしめでたし.
2019 .9.19
アダンソン2019秋
A jumping spider that appeared in the fall of 2019
最近このフロアー内で頻繁に目に付くようになっていた.
餌があるのだろう.
久しぶりに餌を与えるとすぐさま飛びつき物陰に消えていった.
ヤモリも害虫駆除にはよいのだが,糞が大きく事務所内は資料や事務機器を汚すので飼育室の害虫駆除にはよいが,事務所内はハエトリがbestかもしれない.
2019 .8.14
アダンソンハエトリ
Hasarius adansoni
出現.
最近,忙しく餌を与えることはしなくなったがちゃんと生きています.
何を食べているのでしょうか?
不思議です.
2019 .8.8
鹿児島出張2019
Kagoshima business trip 2019
1泊2日で行ってきました.
天気もよく絶好のゴキブリ採集日和.
サザエさんのオープニングに使われている開聞岳をバックにしたヒマワリ畑.
ニホントカゲ.
ヒメチャバネ.
ツチゴキブリ幼虫.
フタホシモリゴキブリ.
野外品とは久しぶりの対面.
その卵鞘.
ヒメチャバネゴキブリ♀卵鞘付を食べるハエトリ?
そのほかにも沢山の興味深い昆虫を見ることができました.
関係者の皆様には感謝いたします.
2019 .7.24
インディアン・オーナメンタルの標本作製
Preparation of Poecilotheria regalis specimens
数年前にT中氏から幼体で頂いた個体だが,交尾をさせることなく死亡した.
このままでは,腹が腐って縮んでしまう.
駄目元で腹部を裂いて中身を摘出.
使用している鋏は解剖用のハサミ.
高額だがこういった時には思うように切開できる.
一本はあっても損はしない.
その後,空になった腹部にはピンセットで脱脂綿を詰め込んだ.
姿勢はどうしようか迷ったが,写真でよく見る四肢を伸ばした形にし後は虫に食われないように保存容器内で乾燥させる.
綺麗にできるだろうか?
2~3ヵ月後をご期待.
2019 .7.3
品川埠頭の昆虫
Shinagawa wharf insect
仕事でうろついて来ましたが,面白い生物がいました.
以前から,モリチャバネゴキブリがいることは知っていましたが,ワモンゴキブリもいるようです.
夜にたぶんマンホールから出てきて徘徊しているのでしょう.
踏まれて潰れた個体が複数歩道に張り付いていました.
潰されなければ朝には暗渠に逃げ込み見つけることはできなかったでしょう.
この♂は丁寧にはがして持ち帰り標本にしました.
他にも都内では見ることが減ったタケノホソクロバ.
カマキリもこんなに?と思うほどいました.
場所が場所だけに外来種?
卵を抱えた比較的大きなクモ.
なかなかよい生物探索スポットかもしれません.
2019 .3.6
3月のアダンソンハエトリ
Jumping spider of March
PC前の虫フィギュアに出現.
こちらでは年中活動しているが,一応啓蟄ということで.
2018 .12.12
アダンソンハエトリ登場
Appearance of spiders
寒い日が続く中,わが事務所の卓上に登場.
過去に何度も登場しているが,毎回違う個体だろう.
それにしても,何を食べて成長しているのだろうか?
この事務所にいる昆虫類として把握しているのは
タバコシバンムシ(まれ)
トビムシ(いる所にはいる)
ユスリカ類(サッシ隙間よりたまに侵入)
ダニ類(チリダニ・ケナガコナダニなど)
2018 .5.22
ハエトリグモ
Real fly Hunter
飼育しているイエバエが脱走したのだが,見事キャッチ.
クモは見た目が気持ち悪いと害虫扱いされることが多いが,本当はこんなに役に立つ生き物なんです.
2018 .4.2
共食い
Cannibalism
その後,♀も来たので♂と同居させたが,食べられた.
良く考えればわかる事であった.
♂♀だから何となく容認していた.
今は♂のみ.
2018 .3.27
2018年ハエトリグモ
Jumping spider 2018
痩せたアダンソンが机に遊びきた.
いつもなら,小型のゴキブリを与えるが,ここのところ忙しく,余裕がなかったので,トビムシ繁殖ケースに投入した.
トビムシは昆虫ではないが,食べるんですね.
せっかくなんでしばらく,この中に放置し様子を見る.
2017 .11.30
クモの脱皮
Ecdysis of the spiders.
2種類が同じようなタイミングで脱皮した.
こんなになってもまだ脱皮するのには驚きました.
特に,インディアン・オーナメンタルと思われる個体は2~3年ぶり?
この脱皮殻,いつも捨てられなくしばらく放置して,そのうち埃まみれと不注意による扱いで壊れ結局捨てる羽目になる.
再利用の方法はないものだろうか.
2017 .4.21
ハエトリ in 冷蔵庫
Jumping spider in fridge
何かいる.
何でこんな中に.
動きは緩慢だが,痩せておらず水を飲むと消えていった.
2017 .3.27
雪空にクモ
Snow spider
先週末所用で実家に帰ったんですが,なんと大雪に.
こう寒くては虫などいないと思ったが,トイレ横にクモが.
子供の頃に,アシダカを見た記憶があるので,子供かと思ったが,見たことないクモであった.
図鑑で絵合わせ照合したが,こんなに特徴があるクモなのに,毎度のこと全くわからない.
ゴキブリなら,幼虫でもある程度わかるのだが,クモはさっぱりわからない.
クモの方,見ていらしたらご教示いただけるとありがたいです..
2017 .3.1
ハエトリ飲水
Drink water of Jumping spider
今日も来ていたので,トビムシ付きミズゴケを与えた.
早々に寄ってきて捕獲すると思ったが,餌が目の前にいるのにこの状態で静止した.
よく見ると,ミズゴケについている水を飲んでいるようだ.
室内に出る小型の生物は,ゴキブリ以外は水など飲まないイメージがあったが,クモは飲みますよね.
この室内は水を摂るところがないので,普段はどこで飲んでいるのだろう?
時間にして2~3分.
その後,餌を捕捉し物かげに消えて行った.
2017 .2.24
ハエトリの餌
Bait of Jumping spider
卓上飼育しているゴキブリの共生者を狙って子供のハエトリが最近居座っている.
ゴキブリの世話をしている最中に,たまたま飛び出したトビムシを,すかさず捕食.
写真とりながら「ハエトリってトビムシ食べるんだ」と新たな発見をした.
2017 .1.13
アダンソン2017
Jumping spider,2017
PCの周りに出現.
いつも思うのだが,この寒い時期に何食べているのだろう.
ゴキブリなら,腹が減れば何でも食べて命をつなげるが,昆虫食のクモはそう簡単ではないだろう.
それとも,クモってもともと絶食に強いのだろうか.
良い感じで透けているアダンソン.
先ほどまで福島にいました.
仕事を終え,宿舎に戻る途中の月.
綺麗だが寒かった~.
2016 .12.15
アダンソンハエトリ♀
Female of a Hasarius adansoni
飼育室に設置している,サーキュレーターの風の当たる場所でじっとしていた.
風の当たるところは嫌うだろうと思っていたが,あまりにも動かないので深度合成.
まだコツが分からないが,使いながら覚えるしかないだろう.
腹部も卵でパンパンな状態.
しばらくしたらどこかでコグモが散るだろう.
2016 .11.1
クモ 2
Spider 2
またまた見慣れないクモの来机.
とりあえず,喉が渇いているだろうと給水.
飲んでる隙に撮影.
小さいので幼体かと思いきや,触肢が膨らんで見えるのでオスのようだ.
結構綺麗なクモなので,同定を試みたが,1時間ほど格闘しgive up.
こんな写真では分からないかも知れませんが,お分かりの方いましたら,ご教示ください.
2016 .9.26
ナガコガネグモ
Argiope bruennichi
龍ヶ崎にある研修センターに所用で立ち寄った際見つけました.
都内ではあまり見ないクモですね.
正面からの写真を後から見て気がついたのだが,向かって左,眼の横に水滴のような物が確認できる.
なんだろうと思い全体を見ると,歩脚の数が1つ足りない.
多分探し物中にやってしまったのだろう.
この程度では,支障は無いと思うが,悪い事をした.
それにしても,このクモを見ると秋を実感します.
結構寒くなるまで,見ることが出来ます.
来年この場所に来れば,この個体の仔供に会えるだろう.
2016 .9.20
クモ
Spider
見慣れないクモが机の上に出現.
噛まれたら痛そうな黒い牙をしている.
その特徴で,原色日本クモ類図鑑で調べたがさっぱりわからない.
ネットを眺めた結果,ナガイヅツグモではないかと思うが,写真だけでは限界がある.
また,幼虫っぽいので余計無理?
ハエトリのように餌を与えようと思ったが,スルスルと消えていった.
2016 .9.16
アダンソンハエトリ ♂
Male of a Hasarius adansoni
社内といたるところで目撃するようになってきた.
そんなに餌は無いはずなのだが.
今回は屋上.
ここの方が餌はあるだろう.
2016 .8.12
サソリ産仔ラッシュ
Output rush of scorpiones
マダラサソリ.
ヤエヤマサソリ.
2016 .8.5
ハエトリ卵嚢
Egg sac of the Jumping spider
飼育室の紙置き場にあった白い塊.
何だろう?と取って見ると中からハエトリの初齢がポロポロ出てくる.
よく見ると小さくてもハエトリ.
それにしても小さい.
この大きさだと,餌はチャタテムシやトビムシくらいだろう.
2016 .8.2
ハエトリ 3
Jumping spider 3
ハエトリの餌シリーズも,皆さんあきたと思うので,これでしばらくお休み.
去っていきました.
2016 .7.27
ハエトリ 2
Jumping spider 2
最近,毎日のように見かける.
毎度の事,餌を与えると両脚で抱えて持っていく.
一人での写真の撮り方も慣れてきた.
2016 .7.21
ハエトリ
Jumping spider
私の机の横においている作業テーブルに,ゴキブリトラップに捕獲され,救出した個体と思っているハエトリが定期的に出没する.
今日もいたので見ていると,プリンカップに興味を示して張り付いている.
この中には,オガサワラゴキブリの初齢幼虫が入っているので,それを狙ってくるのだろう.
しかし,当然中には手出しできないので,張り付くことしか出来ない.
よしよし と,いつものように,ピンセットで.
毎年,毎回やっているが大体は食べてくれる.
ケージに入れて飼育するより,気楽で楽しい.
害虫退治にもなる.
昔の家は,ヤモリ・アシダカグモ等様々な捕食者が沢山いたのだろう.
この個体,大体,3日おきくらいで現れる.
2016 .7.14
回復
Recovery
一晩の間にゴキブリ初齢を4匹ほど食べていた.
結構食べるものだ.
蓋を開けると療養容器の炭カルも難なく登り脱出しようとしたのでそのまま放つ.
と同時に,室内のトラップは撤去.
昨日のトラップの捕獲動物を見ると,結構昆虫が捕獲されている.
多分こういったものを食べて生きながらえているのだろう.
2016 .7.13
ハエトリの救出
Rescue of the Jumping spider
室内に設置してあるクロゴキ捕獲用トラップだが,別件で確認すると,ハエトリが捕獲されていた.
良く考えれば,わかることだがハエトリも当然捕まる.
本トラップは,設置してから半年近く見ていなかったので,当然死んでいると思ったが,なんと!まだ生きている.
もしかしたら,最近餌付けしている個体かもしれない.
ハエトリが呼んだのだろうか?
何はともあれ,救出.
まずは給水.
次に餌.
とりあえず一安心.
2016 .6.3
アリグモ早くも再会
Already meet Myrmarachne japonica again
実験ネズミエリアにて発見.
黄○内の黒い点.
1日で結構な距離を移動する.
か,放飼した場所がよっぽど餌が無かったのだろう.
アダンソンと違い糸を垂らして天井より降下していた.
写真撮ってたら,上方へ逃げるは逃げる.
かなりヒト嫌いのようだ.
2016 .6.2
アリグモ登場
Myrmarachne japonica appearance
この建物内では初めて見ました.
クロヤマアリに擬態しているといわれますが,この状態ではアリです.
アダンソンのようにピンセットで餌付け出来るかやってみましたが,見向きもしません.
ケースに収納して再挑戦しましたがダメ.
転がして,数時間後に見ると食べている.
何回か繰り返せば食べそうだが,あまり付き合っている時間も無いので,逃がしました.
2016 .5.20
やっぱり可愛いハエトリグモ
Attractive Jumping spider
昨日の個体かは分からないが発見.
ちょうど,別のクモ用に用意したゴキブリ初齢がいたので与えてみる.
見事.
こんな小さなクモが,自分の手から餌を捕ってくれると言うのは何時やっても感動である.
しばらくして同所を探したが消えていた.
2016 .1.25
1月のハエトリ
The Jumping spider which appeared in January
たぶんアダンソン
この寒い時期に活動していた.
事務所内も,若干のネズミやゴキブリが飼育されているため,加温しているが,餌はいないと思う.
逃げなければ,また餌をあげようと思ったが,元気に机の奥へ消えていった.
2015 .12.16
12月もハエトリ元気に活動
The jumping spider is active well in December
湯沸室で発見.
近づいて確認するとアダンソンの♀.
餌も無いだろうと思った矢先.
タオルを殺菌していた容器内に入水クロバネキノコバエ発見.
ここに入らなければ餌になっていただろう.
12月でも,結構虫はいるものですね.
2015 .11.11
アダンソンハエトリ
Hasarius adansoni
この時期でも活動しています.
クモがいるという事は,餌がある.
複雑な状況ですね.
2013 .11.12
アシダカグモ雄
Male of Heteropoda venatoria
茨城県のとある現場より採集した個体.
O木部長(以前所長)より頂きました.
生きているときは,なかなか大きさを測る事が出来なかったが,寿命なのか老衰死をしたため,やっと大きさを計測出来た.
雄です.
結構大きいですね.
本種は,家屋内に生息し,クロゴキブリなどを捕食する益虫とされています.
しかし,大きさ,クモであること,動きが素早く,夜見ることが多い事から,嫌われています.
しかし,人を襲うことは過去に報告は無く,おとなしい種です.
私としては,ゴキブリハンターに,沢山ほしいところです.
2013 .2.12
ザトウムシ繁殖
Breeding of Vonones ornate.
良く見ると小さな生き物が.
脚が沢山あり,クモのような形からVonones ornateの幼虫とわかった.
が,いつ産卵したのか全く気がつかなかった.
良く見ると,「うようよ」的にいるではないか.
形態は成虫とは異なるようで,まだ小さなクモといった外観である.
飼育法としては,20℃環境で要加湿.
餌は,ゴキブリ1齢幼虫の半死状態.
2013 .2.6
ザトウムシVonones ornate の餌
Food of Vonones ornate.
検索すると昆虫死骸などを食べると出てくる.
で,あげて見ましたが,食べているようで無くなります.
餌は,ワモンゴキブリ1齢幼虫.
1時間後.
4匹無くなっていました.
今日は確認できませんでしたが,日によっては咥えているのも見たことがあります.
ニンジンをかじっている姿も見いた事があります.
2012 .11.26
木曽谷の蜘蛛
The spider of the Kiso valley Tokyo Japan.
所用で帰省しました.
合い間に日中活動している生き物を探したのですが,寒すぎて何もいません.
唯一見つけたのはジョロウグモ.
しかし,この個体はここ数日の寒さで絶命した模様.
半地下の道路街灯で見つけた個体.
この場所はほかにも数個体活動していたので,建造物が外気を少しは和らげているのでしょう.
これから木曽谷はさらに厳しい季節になりますが,来年の春にはこの仔たちが沢山孵化してくる事でしょう.
2012 .11.22
冬のアダンソンハエトリグモ
Hasarius adansoni .
急に寒くなり,生き物がまわりから姿を消しました.
と思っていた矢先,屋上に出る階段の途中にハエトリグモ発見.
お馴染みのアダンソンハエトリグモ 雌.
大きさ的に成虫だと思うのですが,成虫越冬なんでしょうか.
それにしても,家屋内で見るのは本種だけですね.
そんなに適応能力が高いのでしょうか.
2012 .4.27
カニムシの一種
A kind of Pseudoscorpionida.
Chelifer cancroidesに,似ている気がするが,詳しい方いましたら教えてください.
茨城のO木所長より頂く予定.
ホームセンターの商品上を歩行していた所を御用となる.
餌のトビムシはゴキマットに湧いているのでその辺に放り込もうと思う.
2009 .10.14
アシダカグモ&ヤマトゴキブリ
アシダカグモはゴキブリ捕りの名手.
クロゴキブリ以外にもヤマトゴキブリ♂成虫も捕食します.
腹が減っていれば大概のゴキブリは食べます.
いずれ,飼育室にクロゴキの天敵として導入しようと考えている.
2008 .10.20
セアカゴケグモ Latrodectus hasseltii
先週末,大阪にて日本ペストロジー学会が開催された.
様々な衛生動物に関する研究成果を聞く事が出来,
また人との交流も出来た有意義な学会であった.
せっかく大阪に行ったので,セアカゴケグモの生息最前線を見たいと思い,
セアカゴケグモ研究の第一人者,「いきもの研究社」の吉田先生に無理を言って,
生息場所まで案内して頂いた.
その場所は新大阪から電車で20分ほどの街の中心部.
こんな場所に?と思う普通の場所.
排水側溝の蓋を開けると,成虫や幼虫が沢山巣を張っている.
これは♀成虫.
この状態で越冬してしまうらしい.
こちらは♂成虫.
この後虫体のサンプリング(特定外来生物の為生きたままの移動は罰せられます).
巣の見つけ方等を教わり,先生と別れた後,
怪しいおじさんになって,その近隣をごそごそクモを探しました.