キチャバネゴキブリ
2024 .8.1
キチャバネゴキブリ床替え
Cleaning of the breeding case of the Centrocolumna japonica
飼育はじめて2年が経過しました.
いつもなら卵鞘が孵化しないなど,暗くなっているところですが今回は明るいです.
現在3ケージあるうちの2ケージを交換しました.
1ケージ目.
樹皮空洞内は成虫の死骸だけでした.
現在成虫はまだ少なく,ほとんど幼虫です.
ケースの底には,成虫の死骸や凹んだ卵鞘が転がっています.
まだ完全ではないのでしょう.
1ケージ目床替え終了.
2ケージ目.
こちらは幼虫少なく成虫がいますね.
勢いは1ケージ目にありますが,幼虫も出ているのでこのまま行きます.
2ケージ目床替え終了.
2024 .4.3
キチャバネゴキブリ
Centrocolumna japonica
シロアリケージに放飼した虫体もケースで飼育している虫体も順調.
こちらでは,すでに若齢幼虫も出てきていろんな幼虫が混ざってきた.
もちろん成虫.
ん?触角がない.
卵鞘も.
今までと何が違うかといえば,餌もいろいろ工夫しているが,個体数が違うところでしょうか.
2024 .3.21
シロアリケージのキチャバネゴキブリ
Centrocolumna japonica in termite breeding containers
大きな変化がありました.
給水容器に成虫死骸.
翅が伸び切っていませんが雄成虫です.
これが最後かと思い,思い切って木材を移動させました.
少なくとも成虫4匹発見.
1年以上かけて羽化してます.
諦めていましたが,最後まで飼育します.
2024 .2.5
キチャバネゴキブリ床替え
Cleaning of the breeding case of the Centrocolumna japonica
半年ぶり.
もうすぐ2年になります.
飼育記録更新中.
成虫多く,若齢幼虫少ない状況.
順調であれば,春ごろ若齢幼虫が現れるはず.
ケース内のゴミも,幼虫の死亡はなくこれだけ見ると問題なし.
2023 .12.27
12月のキチャバネゴキブリ
December Centrocolumna japonica
成虫出現している.
本種は,幼虫は短日による冬季休眠,長日による夏季休眠が報告されている.
現在の飼育環境は,窓際に置いているが,夕方まで照明が付いているので季節感無くなっているのだろう.
とりあえず,今までに今までにないほど順調に飼育できている.
綺麗な姿だ.
2023 .11.17
キチャバネゴキブリを放したシロアリケージの今
November in termite cage releasing Symploce japonica
オオタニワタリがアクセントになっています.
キチャバネゴキブリを探して鉢をどけると下に幼虫がいました.
が,その鉢を入れているタッパーを見るとシロアリが侵入してました.
一時期,シロアリの勢力が落ちたので安心していましたが,よく考えれば予測できそうなことですね.
その証拠に入れていた木片はことごとく空洞になってます.
見事.
これはこれでゴキブリ飼育の材料として重宝します.
水の中もよく見ると,腹部が浮いている.
シロアリではありえないのでキチャバネゴキブリの物です.
幼虫です.
水飲みに来ておぼれたのでしょう.
この中での繁殖は厳しいかな?
2023 .9.29
キチャバネゴキブリ床替え
Cleaning of the breeding case of the Centrocolumna japonica
多分,昨年5月以降手を加えていないと思う.
雰囲気は良いのだが,さすがに1年は汚いと思うので掃除しました.
餌置き場はいい感じで朽ちているのでほとんど手を加えず.
中には成虫をはじめ多数潜んでいます.
虫体移し.
ケースの汚れ.
それほどひどい状態ではないですね.
ただ,このような卵鞘があるので,改善の余地はありますね.
終了.
2023 .9.11
キチャバネゴキブリF2
Centrocolumna japonica F2
現在の飼育風景だが,その中に小さい幼虫発見.
F2かもしれない.
過去の飼育時と違い,幼虫が沢山発生しており,今のところ良い感じ.
ケージも複数に分けているのも安心につながっている.
まずは1年飼育は完了.
2年目挑戦です.
2023 .8.24
乾燥ミミズ
Dried earthworm
飼育室の掃除をしていたら出てきました.
ミミズが楽しそう.
以前,実験でカワエビとメダカを飼育していた時に購入したものです.
今は,与える対象がいないので捨てるのももったいなく,もしかして食うか?
とゴキブリ達に与えて見ました.
その1週間後の結果.
ヤエヤママダラゴキブリ.
分かりにくいので出してみました.
左が食後,右が新品.
煮干しも結構食べています.
マダラ系に良さそう.
次,キチャバネゴキブリ.
これも7割ほど食べられています.
次,キスジゴキブリ.
こちらは少し齧られた程度.
他の種にも与えてますが,食いは良い方です.
後は,初物の一過性でなければ使えるかもしれません.
2023 .5.30
キチャバネゴキブリ放飼ケージ様子
Situation of breeding container for Coptotermes formosanus and Symploce japonica
緑があるのは絵的にも安らぎます.
探してもゴキブリの姿は見えませんが,餌は引き続き食べられているので生きているようです.
数もこれ目立って痕跡が残っているので複数いると思います.
シロアリも,復活してきました.
新女王が軌道に乗ってきたのでしょう.
2023 .3.23
キチャバネゴキブリ食事
Centrocolumna japonica eating
キチャバネゴキブリの属名が変わっています.
Centrocolumna Jin & Che, 2022は昨年新設された属で,日本に生息している旧Symploce属の内,S. miyakoensisを除いた6種1亜種が移動されました.
というわけではないですが,リンゴを食べるキチャバネゴキブリ♀成虫.
綺麗なゴキブリです.
2023 .2.6
キチャバネゴキブリの食痕
Symploce japonica food bite
キチャバネゴキブリを放飼しているシロアリ容器ですが,少し探しただけではゴキブリは見つかりません.
生きているのかわかりませんが,餌を見るとカビだらけの一部が欠けています.
多分食べ跡でしょう.
少し安心できます.
シダも新葉が沢山作られ春に向け緑が増えていきそうです.
暖かくなるのが楽しみですね.
2023 .1.11
雑事 24
Little things 24
まずは産卵.
ワモンゴキブリの曲がった卵鞘.
無事産下されましたが,孵化するかどうか.
キチャバネゴキブリ産卵
まだF1です.
体に比べて太いですね.
ナミホシヒラタアブ?
この時期に屋外で凍えていました.
そのおかげで写真は撮り放題.
Gromphadorhina oblongonotaですが,大きな♂成虫にが出ました.
でも,もう少し大きくなります.
少し変わった場所から採集されたニセセマルヒョウホンムシ?
セマルではないかとも考えているのですが,交尾器を見ないと判断できなさそうなので,文献取り寄せ確認する予定.
2022 .12.15
イエシロアリ+キチャバネゴキブリケージ
Breeding container for Coptotermes formosanus and Symploce japonica
あまり動きのない風景.
オオタニワタリと自然発生したシダが色を添えている.
もう木をどけてもシロアリは出てこないので,ライフラインの給水塔を動かしてみた.
いた.
増え方が遅い?
本当の初期巣に戻って再スタートしたかのような静けさ.
しかし,兵蟻はしっかり巣を守っているし,今は冬なので春になるともう少し動きが出るかもしれない.
キチャバネもそう願いたい.
2022 .11.18
シロアリ容器に放飼したキチャバネゴキブリ
Symploce japonica released into termite containers
放飼したイエシロアリ飼育容器.
シロアリの個体数が激減して表面が乾燥激しくなっており,
また,広すぎて生存確認し難く,ダメかな?と思っていたが,餌が食べられていた.
結構な量の食べ後が付いている.
で,探したら1匹見つかりました.
分かりますか?
入れたときの倍ほどに成長しています.
よかったです.
中プラケにはまだいるので,次回追加で放したいと思います.
2022 .8.19
キチャバネゴキブリ+イエシロアリ
Mixed Symploce japonica and Coptotermes formosanus
キチャバネゴキブリの初齢幼虫が大量に産まれてきています.
これ全て育つと中プラケではかなり密度が高くなります.
当然,今後いくつかに分けますが,今までのこの手のゴキブリではスズキゴキブリ同様F2でかなり苦戦すると予想できますね.
そこで,せっかく水の管理が綺麗に出来るようになったのにシロアリの活性が落ちた,殺風景なこのケースに20匹放逐しました.
少し色どりを添えるためオオタニワタリを入れ,落ち葉を少々入れました.
ケースがシロアリの巣のような状態なので話した幼虫はすぐにどこかに潜り込んでしまいました.
果たして何匹成虫になるか?
意外とこちらの方が累代うまく回ったりしないだろうか.
2022 .8.8
キチャバネゴキブリ初齢
Symploce japonica first instar
順調に孵化しています.
多分100匹以上いるでしょう.
スズキゴキブリのWF1が孵化してきた時を思い出してしまいました.
これらが成虫になるまではルンルン.
成虫になった後の卵鞘が孵化せずアタフタ.
なんとなくイメージでき,嫌になりますが,そうならないようにするため,餌の工夫と今回は日長もやってみようかしら.
でもそんなことせずに累代出来るようにしたいと思います.
2022 .7.26
キチャバネゴキブリ幼虫
Symploce japonica Nymphs
成虫はまだ生きています.
念願の幼虫孵化.
まあ,W成虫から卵鞘なので,これで孵化しないとなると累代などは夢のまた夢.
問題はこの幼虫の羽化とその産卵とさらに言えば孵化.
来年の今頃の話になると思うが,とりあえず沢山の幼虫が得られるよう工夫したいと思います.
2020 .8.12
キチャバネゴキブリ残念
Symploce japonica disappointing result
最近姿を見ていないので,意を決して探した結果.
張り付いた平面.
土に埋もれていた腹部.
卵鞘.
全部で6個発見.
しかし,孵化は当然なし.
今年も頑張るぞ!
2020 .4.21
キチャバネゴキブリ産卵開始
Symploce japonica eggs laying started
なんと転がし産み.
こんなんで孵化するのだろうか?
で,よく見ると例のダニが発生している.
卵鞘の孵化が始まると,初齢は拾えなくなるので今のうちにケース交換した.
回収したのは3個.
すでに産卵が始まっていた.
1個の間隔が4日とすると2週間ほど前に1個目を産んだのだろう.
当然交尾は終わっているとの想定でスタートしているが,
はたして,この個体どうだろう.
2020 .4.2
2月のキチャバネゴキブリ
A Symploce japonica collected in February
BIP待遇で中プラケにセットしたキチャバネゴキブリ.
生きているのか?
生きているとすると,どこに潜んでいるか?
いました.
意外にも,プラカップの外の乾燥した場所に潜んでいました.
元気そうです.
この様子だとうまく産卵を開始してくれるかもしれません.
2020 .2.17
ゴキブリ三昧
Give all one’s time to cockroaches
週末に逗子方面までゴキブリ採集に出かけた.
採集場所は知人のM井邸.
天気が不安でしたが当日は曇っていたものの上々の天気.
話の発端は以前,庭の収納ボックス内で越冬しているウスヒラタゴキブリを送ってもらったのがきっかけ.
ウスヒラタゴキブリが,どのような人工的な場所で越冬するのか確認したかった.
早速ウスヒラタゴキブリが見つかった収納ケースを見せてもらうといるいる.
死骸も複数あり,中で越冬中に死亡した個体だろうか?
さらには,地表の落ち葉にもモリチャバネゴキブリに混ざり普通に見つかる.
探し始めて数分.
住宅基礎の落ち葉をどけると今度はキチャバネゴキブリ!
なんと♀成虫.
成虫越冬することは報告されているが,自分で確認出来て感激である.
その後,近くの遊歩道沿いを散策.
ウスヒラタ大量発見.
本種の越冬場所は樹上の枯葉や樹皮下だと思っていたので驚きの連続.
タマヤスデも大量に発見.
一握りの土に数匹見つかる.
最終的に,キチャバネゴキブリはあの1匹のみ.
たまたま潜んでいたのであって,常時あのような場所で越冬しているのではなさそうだ.
事務所に帰ると,チャバネゴキブリが届いていたのでそれの仕分け.
久しぶりに充実した1日であった.
M井さんありがとうございました.
2016 .5.10
キチャバネゴキブリ終齢幼虫急死
Sudden death of the last instar larva of the Symploce japonica
ここの所,いつもこの水容器に入っていた.
脱皮が近いと期待していたが,そのままの状態で死亡していた.
最近も,同じ飼育条件で,脱皮間近の終齢幼虫が死亡した.
いずれも,南の離島産であった.
単純に管理方法が適当でなかったのか,
地域性によるものか,個体数が少なくまだ分からない.
2016 .3.28
キチャバネゴキブリ最近の居場所
Recent place to stay of a larva of the Symploce japonica
いつもは,探さないと見つからないが,ここ1週間ほどいつ見ても場所にいる.
脱皮が近いのかもしれない.
楽しみである.
2016 .3.8
キチャバネゴキブリ羽化
Emergence of Symploce japonica
室内でも寒い下段に置いていたが,羽化していた.
♀.
♂はこの個体より1月半ほど前に羽化し,死亡していた.
寿命があるうちに,新規♂を捕まえないと.
2015 .12.25
ゴキブリの幽霊?
Ghost of the cockroach?
キチャバネゴキブリ幼虫.
久しぶりに入手したので,喜んで写真を撮ったのだが.
同じ個体を別アングルで写した写真.
腹部が透けて葉の葉脈が見える.
拡大するとやはり透けている.
ゴキブリが,突然発生すえるのは,やはり超常的な侵入をしているのだろうか.
2012 .1.20
最後のキチャバネゴキブリ
The last male Symploce japonica.
一時期普通に繁殖できていたのっだが,突然卵鞘が孵化しなくなり,最後の♂となった.
地味だが,好きな種だった.
2010 .11.15
キチャバネゴキブリ 羽化
言葉は不要ですね.
2010 .11.12
キチャバネゴキブリ 終齢幼虫
本種やキスジゴキブリは結構好きな種である.
♂幼虫.
これはF2かF3ぐらいになると思うが,意外と微妙な環境変化で体調を崩しやすい気がする.
案外チャバネのような簡素なセットのほうが安定しているので,うまく飼育できるのかもしれないが,まだ試す時間と度胸がない.
♀幼虫と♂幼虫.
2010 .2.2
キチャバネゴキブリ 床換え
幼虫が成長してきた為,小プラケから中プラケに交換した.
左側の落ち葉の下はタッパーに土が入っている.
あまり汚れていないが,水容器やミズゴケにカビが出始めている.
水容器に使っているガーゼが黄色く変色している.
このまま放置すると腐って,上皿へ水を運ぶ役目を果たさなくなる.
劣化して変色したミズゴケ.
新しくセットした中プラケ.
手で移せる個体は手で移し,最後にケージからケージへ.
完成.
これでF2へ向けたセットが完成.
春ごろには成虫となり,初夏に産卵予定.
2009 .7.17
キチャバネゴキブリ
チャバネゴキブリ科 Family Blattellidae
チャバネゴキブリ亜科 Subfamily Blattellinae
モリゴキブリ属 Genus Symploce Hebard
キチャバネゴキブリ Symploce japonica (Shelford)
体長17mm前後.
体色は薄明茶色の単色.
チャバネゴキブリ科の中では大柄な種.
♂成虫.
♀成虫.
分布は南西諸島,沖縄,九州南部で記録されている.
八丈島産の本種の生態研究では,クロゴキブリのように越冬による加齢調整が行なわれるらしく,
生活史は2年越しに及ぶらしい.