オガサワラウスヒラタゴキブリ
2024 .6.7
父島土産
Chichijima Souvenirs
少し前に全滅してしまっていたのですが,弟子たちが採ってきてくれました.
ありがたいことです.
とりあえずの飼育様子.
性別不明.
これは♂.
幼虫も数匹いるので累代は行けるでしょう.
2023 .9.5
父島のゴキブリ他
Chichijima Cockroaches, etc.
夜のゴキブリ観察.
何かの糞を食べに来ているコワモンゴキブリ?の幼虫.
成虫.
沢山いました.
ワモンゴキブリ.
こちらも沢山.
多分オガサワラウスヒラタゴキブリ幼虫.
脱皮途中のホオグロヤモリ.
ボロボロ.
最初は死骸が付着しているのかと思いましたが動きました.
他にもミナミヒラタゴキブリも沢山いましたが,素早く写真撮れませんでした,
2019 .5.9
オガサワラウスヒタラゴキブリの方が好調
Megamareta pallidiola boninensis are strong
ゼリーに集まる幼虫たち.
2018 .8.27
オガサワラウスヒラタゴキブリ復活とシェルター
Megamareta pallidiola boninensis revival and shelter
復活しました.
ついでに,小笠原に自生するモモタマナの枯葉を入れておきました.
しばらくは,複数ケージで管理しますが,まあ一安心.
モモタマナ.
葉が大きく,枯れると1枚で結構な数のゴキブリを収容できる.
難点は,葉の付け根に粘着物が分泌されるので,拭くなどしないと手について気持ち悪い.
2018 .4.19
オガサワラウスヒラタゴキブリ激減
Megamareta pallidiola boninensis drop sharply
メインケージだが,動くものが見当たらない.
以前,もう1ケージ分けた方を確認すると成虫が3匹確認できた.
少しほっとするが,2008年より累代をはじめて,こんな状態になったのは初めて.
ケース下面を見ると,成虫の死骸が転がっているが,幼虫の死骸はない.
卵鞘が孵化していないようだ.
よく調べると,成虫が6匹.
1齢幼虫が7匹ほど確認できた.
卵鞘は孵化しており,ほかにも良さそうな卵鞘はあるので,生き虫と卵鞘を分け管理する.
これで,合計3ケージになった.
ひとつでもよいので復活するとよいのだが.
だめなら採りに行けばよいが,ここ数年採っていないので採れる保証もない.
まあ,何とかなると思うのだが.
ほんと,いろいろ想定外の事が起こる.
2017 .3.30
オガサワラウスヒラタゴキブリ交尾
Mating of the Onychostylus pallidiolus boninensis
左が♂.
右が♀.
横から見るとわかりやすい.
2016 .3.18
オガサワラウスヒラタゴキブリの初齢幼虫
First instar of the Onychostylus pallidiolus boninensis
ダニ駆除時に数を減らして再スタートした脱ダニケージ.
今のところ再発もせず,初齢幼虫が出始めている.
再発はぽつぽつ確認できており,現在グリーンバナナが問題.
他,4種類ほど.
2015 .2.25
オガサワラウスヒラタゴキブリ 1齢幼虫
First instar of the Onychostylus pallidiolus boninensis.
予備ケージの様子がおかしいので,生存の確認をすると,わずかに生き残りがいた.
1齢幼虫.
透明な体に黒い目が可愛らしい.
これが数匹と成虫少々.
成虫のみの状態より希望が見える.
ケージも掃除した.
2014 .7.15
オガサワラウスヒラタゴキブリも崩壊?
Onychostylus pallidiolus boninensis is also wiped out?
問題ないと思っていた本種だったが,見ると幼虫が死亡している.
数も半端ではない.
しかもショックでピンボケ.
やっちまっいました.
こいつだけは,絶やしてはいけないといつも考えていたのに.
原因は,たぶん餌にカビが繁殖したことによる餓死.
隅々まで探して見つけた生存虫は幼虫8匹!
ショックだが,他のメンテに取り掛かることに.
とすると,下の棚から別のケージが.
てな訳で,前回床換えの時,こんなことも想定して,古いセットを別ケージにそっくり移設してあったのを思い出しました.
こちらは,各齢の大小幼虫が沢山生き残っておりました.
備えあれば何とやら.
いやー,よかったよかった.
本系統は,絶やすと簡単に入手出来ないのでほっとしました.
2013 .6.24
オガサワラウスヒラタゴキブリ床換え
Cleaning of the breeding case of a Onychostylus pallidiolus boninensis.
ミズゴケは乾き,シェルター各種糞で薄汚れてきている.
死骸も沢山ある.
野外種で,この状態は経験上「滅びのスイッチ」が入りやすい.
久しぶりの床換え.
現段階での床換えは問題ない.
2013 .3.29
オガサワラウスヒラタの床換え 続
Cleaning of the breeding case of Onychostylus pallidiolus boninensis.
早いもので3月ももうすぐ終わり.
この調子だと,あっという間に秋になりそうな.
そんな訳で,夏に向けて飼育が忙しくなる前に,いくらかメンテを.
水も乾き,餌皿内の固型飼料も粉状になっている.
ウスヒラタゴキブリは毎回F1が出ず失敗するが,小笠原産は順調.
これで半年はもつはず.
2011 .11.15
オガサワラウスヒラタゴキブリ羽化
Eclosion of the Onychostylus pallidiolus boninensis
どちらが見易いか.
フラッシュ無し.
フラッシュ有り.
白い物をとるのは難しいですね.
2011 .7.5
オガサワラウスヒラタゴキブリ 大変だ
何か悲惨な内容ばかりの今日この頃.
あまりそんなネタは多用したくないのだが,事実なのでどうにもならない.
ギリギリのところで気がつき修正しているので,皆様もやっちゃーならない事例という事で.
中齢以上が死滅していた.
ウスヒラタゴキブリより累代は簡易と思っていたが,例のダニが大発生しており,初齢幼虫も死骸が転がっている.
水入れを持ち上げると,ワラワラダニが結構な速さで登ってくる.
矢印の3倍ほど手についている.
特別,痒みや腫れはできないので,不快なだけと思うが,嫌な感じである.
今回は,生体の数も減っているので,とことんダニを排除して床換えを実行.
最低限のセットに,初齢幼虫を1匹1匹移し変える作業がもう1週間以上続いている.
小笠原の自然遺産登録により,ゴキブリといえど採集しにくくなる.
多分,こんなマイナー種を維持している人はそんなにいないでしょう.
目指せ復活.
2010 .10.8
オガサワラウスヒラタゴキブリ交尾
内地にいるウスヒラタゴキブリは滅んでしまったが,本種は順調に飼育できている.
前にも書いたかもしれないが,分布の広いゴキブリの場合,年間の温度差が少ない地域のグループの方が飼育しやすい.
2009 .4.10
オガサワラウスヒラタゴキブリ幼虫・卵鞘
こちらは幼虫.
腹背面の両端に黒斑が発達した個体.
ウスヒラタゴキブリの幼虫はどちらかというと薄黄色だが,
本種は褐色系が強い.
ちなみに食べているのはいつもの固形飼料.
こちらは卵鞘.
ウスヒラタゴキブリと変わらない.
産卵場所としては,このように乾燥した場所にするが,
全てがそうではなく,給水器回りの湿度の高い場所に産み付けている物もある.
飼育に関しても,ウスヒラタゴキブリと特に違いは無い.
しかし,繁殖スピードは記録したわけではないが,
モリチャバネゴキブリや,ミナミヒラタゴキブリと比較して,
ゆっくり感がある.
2009 .4.9
オガサワラウスヒラタゴキブリ 成虫
改めてご紹介.
オガサワラウスヒラタゴキブリ Onychostylus pallidiolus boninensis Asahina
生息地は小笠原諸島.
昨日紹介した関東にも生息するウスヒラタゴキブリの地域亜種.
違いとしては,
オガサワラウスヒラタゴキブリの形態に黒斑(褐色斑)が多く現れる事.
その部位は頭頂,顔面,腹部腹面の側方.
また,幼虫でも著しく黒斑の発達する個体が多く出現する.
これは羽化不全で上翅片側が欠損した個体であるが,
腹背面の黒斑がよく判る.
こちらが腹面.
こちらにもウスヒラタゴキブリ特有の黒斑が出現する.