アマミモリゴキブリ
2023 .6.19
アマミモリゴキブリ床替え
Cleaning of the breeding case of the Episymploce amamiensis
飼育はじめて8年目ですがケージ汚くなっても弱気を全く見せない良い種です.
本種の炭カル消耗の特徴はこんな感じ.
おそらく,夜間ぶんぶん飛んで触れるのでこんなまばらな削れ方をするのだと思います.
樹皮シェルターは結構お気に入りのようで外も中も落ち着いた雰囲気です.
事後取るの忘れました.
綺麗になってます.
床替えで気を付けないといけないのは,蓋を開けておくと普通に飛び上がり逃走します.
気を付けましょう.
2023 .4.26
アマミモリゴキブリのparaproct
Episymploce amamiensis paraproct
チャバネゴキブリ科に多く見られる構造で肛側板と呼ばれるようです.
肛上板に付随している部分で,解剖すると腹腔のphallomere群との結合は少ないです.
種により形状が変わる為分類に使われます.
2021 .1.13
アマミモリゴキブリ
Episymploce amamiensis
床換えして約半年後の状態(水容器だけは変えています).
色あせて生命が感じられません.
水容器に死骸が転がると乾燥せずに腐敗するので早めに取り除いた方が良いですね.
ケージ底面にも糞が散乱しています.
しかしゴキブリは元気に生きています.
ケージ交換後.
ヤシガラチップ,ミズゴケともに新品は色が濃く生存感があります.
ついでに,モモタマナの青く枯らした葉をいれて色を多くしてみました.
これなら陳列しても見栄えが良いですね.
2020 .11.30
雑事 13
Little things 13
餌に生えたカビ.
小型種で床材を入れた種はこのようにカビが出やすい.
数がそれなりにいたりたくましい種は,うまく食べてくれるが,飼育始めの個体数が少ない場合は,これで餌が食べられず,滅ぶこともある.
雑種とは言え,人工的な飼育環境では栄養が偏るのだろう.
今年夏に採集したセグロシミですが増えないですね.
雄なのか,雌だが交尾できていないのか.
しかし,過去に飼育したシミの中では,長期間続いている方です.
昔は普通に家にいたらしいですが,今本当に見なくなってしまいました.
2年前に採集したヤマトシロアリのケースです.
採集した時,タマヤスデが混ざっていたのは知っていましたが,その後は小型のムカデがいることくらいしかわかっていませんでした.
今日,給水するとたまった水の中から苦しくなったのかタマヤスデが出没.
2年も寿命はないので,結構な数が中にいるのかもしれない.
ブラーミニメクラヘビも入れてあるり,行方が分からないので年内中に確認したいと思います.
3年前に沖縄で採集された家具にを加害するカンザイシロアリの一種の糞.
まだ生きています.
まだまだやれることが沢山ある.
2020 .9.30
アマミモリゴキブリ
Episymploce amamiensis
ゴキブリ類の特徴(例外もあり)の一つに,背面から見て頭部が前胸背板に隠されていることがあげられる.
大概の種は,頭部の1/4程度が見え隠れしているはず.
本種もそうだが,こんなに伸ばすこともできます.
そのため,ケースに入ったベイト剤なども,体は入らなくても首を伸ばして食べる事が出来ます.
ついでなので中齢幼虫.
幼虫は,前胸背板が発達しないので結構頭が見えます.
下はほとんど隠れていない.
1齢幼虫.
ちょこまか動いて撮りずらい.
アンテナ掃除を始めてくれると撮りやすくなる.
2019 .2.27
アマミモリゴキブリ
Episymploce amamiensis
小容器にマットを入れた飼育方法は,最初はいいが,古くなるとミズゴケが固まり,その中に初齢幼虫が入り込むと床換えが大変な作業になる.
タイミングは,産卵が開始される直前の時期,幼虫も大きく回収漏れが少ない.
今回は,産卵がわずかに初まっていたが,まあまあでしょう.
2018 .2.28
アマミモリゴキブリの幼虫
Nymphs of Episymploce amamiensis
フラッシュが写り込んでわかり難いがキスジとよく似ている.
これらが混生している場所では,見分けが難しそうだ.
2017 .1.6
アマミモリゴキブリ
Episymploce amamiensis
カメラを変えて以前より綺麗な写真が撮れるようになった.
翅バカの♀だが,動かない個体は深度合成が出来る.
♂.
頭頂の黒筋も写っている.
このゴキブリの飼育は結構長く出来ており,リュウキュウモリゴキブリも含め,ホソモリゴキブリ属は,同じ野外にいる茶系のモリゴキブリ属に比べ,多少のアクシデントでも乗り越えられるタフさがあるように思える.
2014 .7.16
アマミモリゴキブリ 1齢幼虫
First instar of Episymploce amamiensis
本種も飼育開始から丸5年経過し,普通であれば累代適応グループが出来ていると思うのだが,壊滅のスイッチは絶えず受け継がれているようだ.
が,卵鞘は孵化したので,まだいけそう.
ここで安心すると,この後またやってしまいそうなので,明日も確認しておこう.
2014 .1.8
アマミモリゴキブリはニンジンがお好き
Episymploce amamiensis likes a carrot.
ゴキブリの餌として重宝するのがニンジン.
だが,これも好む種と好まない種がいるようだ.
マダラゴキブリ類は,落ち葉を良く食べるせいか,ニンジンも好んで食べる.
アマミモリゴキブリには,初めて与えてみたが,瞬間的に幼虫が食いついてきた.
まあ,こんなものだろう.
2012 .9.12
アマミモリゴキブリ交尾と様子
Copulation and the breeding state of Episymploce amamiensis.
ペットローチとして世界で流通する種の共通点は「丈夫」.
これに尽きる.
昨年夏に,ノミバエが侵入した害虫種代表のBlatta orientalis と野外種代表の Periplaneta banksi だが,結果はBlatta orientalis は完全復活.Periplaneta banksi は全滅した.
そのように,日本国内種の野外種も,微妙な環境変化で全滅する危険がある.
本種も,あまり「パッ」としないが,こまめに状態観察を実行している.
好きな種でもあり,入手しにくい種でもある.
交尾.
少しよれた飼育風景.
2009 .7.15
アマミモリゴキブリ
チャバネゴキブリ科 Family Blattellidae
チャバネゴキブリ亜科 Subfamily Blattellinae
ホソモリゴキブリ属 Genus Episymploce Bey-Bienko
アマミモリゴキブリ Episymploce amamiensis Asahina
リュウキュウモリゴキブリより1回りほど大型で細身の種.
♂成虫.
♀成虫.
雌雄の形態は大差なく,腹端等細部を見る必要がある.
終齢幼虫.
分布は奄美大島や徳之島などの鹿児島県所属の離島.
沖縄本島以南は私の友人や,旅行者も良く行くので,
ゴキブリを入手する機会もあるが,
鹿児島から沖縄本島の間の島々は,ゴキブリを扱える知り合いが少なく,
この島々にしか生息しないゴキブリは入手し難い.
今回,ある方のご手配のおかげで入手する事が出来た.
感謝,感謝.