アミメヒラタゴキブリ
2021 .4.7
アミメヒラタゴキブリの卵隗
Pile of oothecae of Balta notulata
2006年から飼育しているので,飼育しやすい種ですね.
この中に入れている給水器とシェルターをつなげるトリカルネット.
両端に卵鞘の山が出来ている.
前からあったと思うのだがあまり記憶がなく,今回異様に盛り上がっていることに気が付いた.
わざわざまとめて産んでいるように見える.
床換え完了.
これもどこまで積もるか放置したいと思います.
2021 .1.14
アミメヒラタゴキブリ
Balta notulata
昨日に続き床換えをした.
特別な内容はないので,カメラの深度合成について少し.
現在使っているカメラはOLYMPUS TOUGH TG-5
その前は同じくTG-4
更にその前はリコーCXシリーズ
接写が良かったのですが,深度合成を使うと離れられなくなりました.
なし.
あり.
翅の後方も鮮明に写し出しています.
しかし,触角も沢山はえてしまいますが.
なし.
あり.
ケースの汚れまで鮮明になってしまいますが,良いです.
昨日同様青枯葉を入れ完了.
2017 .2.3
ゴキブリは汚い?
After all is the cockroach dirty?
アミメヒラタゴキブリの給水容器の交換をしたのだが,糞や死骸の汚泥の中に卵鞘が産み付けられている.
拡大.
別拡大.
これを見たとき,ゴキブリは野外種でもやはり汚いのかと落ち込んだが,よくよく考えたら,野外ではこんな状況になる事など無いはず.
湿度が保たれる場所を選んだ結果が,たまたま,この糞まみれの場所しかなかっただけの事で,たぶん,親も仕方なく産んだのだと思うと申し訳なくなった.
物の見方をすれば,どんな環境でも生きて行ける生命力の強さを感じる.
2015 .3.13
アミメヒラタゴキブリの汚れ
Type of the dirt of the Onychostylus notulatus breeding container
本種のケージ内の汚れ方が前から気になっていた.
いつ見ても汚い.
理由は脱皮殻を食べない.
幼虫の体色が,一般的なゴキブリの幼虫は単色だが,本種はまだら系.
脱皮殻もまだらで堆積し,死骸もほとんど食べないので,まだらが積る.
そのため,汚く見えるのではないかと思う.
掃除をしてもなんとなく殺風景.
2015 .1.30
アミメヒラタゴキブリ終齢幼虫と成虫
The adult and last inster larva of Onychostylus notulatus.
普通種になった感のある本種.
飼育していても,他の野外種に比べケージ内が汚く見える.
しかし,単独で見ると幼虫も色彩に特色があり,興味尽きない種である.
2014 .5.20
アミメヒラタゴキブリの餌に発生するカビ
Mold generated as the bait of Onychostylus notulatus.
日本に生息する,チャバネゴキブリ科の中で,本種だけが餌にカビが生えやすい.
最初は,給水器が漏れていたとか,たまたま湿気の多い時期だった.
などとこじつけていたが,どうもそうではないようだ.
気にかけて見ると,毎回短時間でカビが発生している.
とりわけ,それが原因で弱るわけでは無さそうなので,今の所放置しているが,何か原因があるのだろう.
2014 .4.21
アミメヒラタゴキブリの網目
The meshes-of-a-net pattern of Onychostylus notulatus.
丈夫でよく増える.
体が小さいので,水切れ・餌切れには弱いが,普通に飼育していれば,問題なく増える.
沢山いると,ありがたみは薄いが,よく見ると綺麗な翅をした綺麗な種だ.
2013 .12.13
アミメヒラタゴキブリ雌の寿命と未交尾産卵
The life of the female of Onychostylus notulatus , uncopulated laying eggs.
今年7月初旬に採集されたアミメヒラタゴキブリが死亡した.
成虫の寿命としては,170日以上生きたことになる.
その間に10個の卵鞘を産み落としたが,1つとして孵化していない.
別系統の飼育,繁殖状況から考えると,孵化率の悪い種でも無さそうなので,採集された時点では,未交尾であった可能性がある.
と言う事は,フタテンコバネゴキブリのように,単為発生の可能性もありそうだ.
2013 .9.2
アミメヒラタゴキブリという和名
The Japanese name called Onychostylus notulatus.
こうして良く見ると,アミメとは良く付けたものだと思う.
これは,卓上Zooの状態.
アミメヒラタは伊平野産.
奥に隠れているのは沖縄本島産ヒメマルゴキブリ.
現在,アミメは産卵し,孵化待ち.
ヒメマルゴキブリは気がついたら産仔していた.
2008 .12.3
アミメヒラタゴキブリ交尾
アミメヒラタゴキブリOnychostyus notulatus (Stal)交尾である.
チャバネゴキブリのように長時間しているかと思ったが,30分後には終了していた.
左が♀.
腹面より.
右が♀
雄の腹端部がかなり奥まで入っている.
2008 .4.10
アミメヒラタゴキブリ卵鞘
卵鞘は長さ5㎜内外.
ウスヒラタゴキブリ属らしい卵鞘である.
表面は意外とツルンとしており,チャバネゴキブリのような節はハッキリとは見られない.
上から見たところ.
白く見えるのは孵化時に脱ぎ捨てた胚(若虫)をくるんでいる膜である.
これを数える事で,この卵鞘より何匹孵化したか大体わかる.
2008 .4.9
アミメヒラタゴキブリ 幼虫脱皮
初齢幼虫が脱皮した.
良く聞く話で,白いゴキブリを見た!と自慢される人がたまにいるが,
確かに透き通るような白さである.が,
アルビノ個体は哺乳動物では目が赤くなる.
ゴキブリで目の色が変わる変異として,
ワモンゴキブリの“white eye”は書籍にも載っているからいると思うが,
アルビノゴキブリは聞いた事がない.
この写真で判るように,脱皮の場合は目だけ黒い.
2008 .4.8
アミメヒラタゴキブリ 初齢幼虫
2㎜程度の幼虫.
すでに特徴のある色彩をしている.
本種はご存じの通り屋外にしか生息しておらず,
これと落ち葉の中で遭遇してもゴキブリとは気づかないであろう.
しかし,拡大するとゴキブリの形をしている.
2008 .4.7
アミメヒラタゴキブリ幼虫
中齢以降の幼虫.
外見はチャオビゴキブリ幼虫に似ていると思うのだが.
動きは幼虫も極めて俊敏で,屋外での幼虫採集は指では潰す危険が伴うと思う.
2008 .4.4
アミメヒラタゴキブリ
チャバネゴキブリ科 Family Blattellidae
ウスヒラタゴキブリ属 Genus Onychostylus Bolivar
アミメヒラタゴキブリ Onychostyus notulatus (Stal)
体長11㎜内外.小型屋外性のゴキブリの中ではその美しさは際立っている.
国内の分布は与論島以南の離島に生息する.
その名の通り,前翅は網目状の翅脈が浮かび上がり,
前胸背はきめ細かい模様が認められる.