2021 .12.3
Therea petiveriana卵鞘ダニ
Mites on the ootheca of the Therea petiveriana
本種,ダニにやられ残った幼虫は軒並み中が空になり,羽化の見込みは少なそう.
防ダニマットの効き目もなく何とか成虫になった個体も数匹いますが果たして産卵するかきわどいところです.
望みはこの様に隔離保管している卵鞘だったのですが,定期的な加水をしようとふたを開けるとダニが付着!
この容器に入れる際,実体顕微鏡で卵鞘に卵や幼虫が付着していないか確認していたのですが入っていました.
中を探すともう1つの卵鞘も付着している.
見逃しの原因は,すでに卵鞘内に侵入していた卵鞘を気が付かずに混入させたことだと思うのですが,厄介なダニです.
卵鞘の端を見ると隙間がありダニが脱出しようとしています.
もう一つの卵鞘は結合部に隙間があり出入りしていました.
中はダニしかいません.
もう一つ気になる卵鞘が.
こちらはカビと思われる菌糸がうっすらと出ています.
全体の状態はよさそうですが,カビは入り込むので排除決定.
ついでに中の状態を確認すると,発生はしていますが生きているかの確認は出来ず,ダニは入っていませんでした.
しかし,端の空間には菌糸が伸びていました.
いずれにせよダメだったかもしれません.
最終的に残った卵鞘は4個.
1個に16卵はありそうなので一つでも孵化すればつながるのですが….
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