ゴキブログ一覧
2013 .1.17
オリンローチ♂成虫
The male imago of Dorylaea orini .
てっきり短翅かと思っていたが,♀同様立派な翅があった.
♀成虫.
♂成虫と♂幼虫.
♂には矢印の尾突起が有るのですぐにわかる.
2013 .1.17
オリンローチ♂成虫
The male imago of Dorylaea orini .
てっきり短翅かと思っていたが,♀同様立派な翅があった.
♀成虫.
♂成虫と♂幼虫.
♂には矢印の尾突起が有るのですぐにわかる.
2013 .1.16
サツマゴキブリの飼育
Breeding of Opisthoplatia orientalis.
特別飼育が難しい種ではないが,どうしたものか迷う事があった.
別にマットは必要ないが,シェルターはダンボール製より樹皮が良さそう.
見た目も良さそう.
2013 .1.15
キョウトゴキブリの交尾
Copulation of Asiablatta kyotensis.
右が♀.
当然,左♂.
キョウトゴキブリは,京都府レッドデータブックで「要注意種」とされるほど一般的には確認できなくなった種です.
確かに,屋外で探そうとすると,他の珍しい昆虫類より捕獲は難しいかもしれません.
私も,屋外で捕獲された個体を見たのは2度だけです.
しかし,場所によっては厨房内で発生していて,駆除を行なっています.
そう考えると,本種は完全な屋外種から,害虫の世界へふ節の先を掛けたような位置なのかもしれません.
2013 .1.11
炭カル登攀種
The kind which overcomes the climbing prevention processing by calcium carbonate.
塗り方が厚過ぎたりすると,炭カルの凸面に爪をかけ,登ってくる種がある.
前にも書いたが,ミナミヒラタゴキブリが特にひどい.
次に本種.
ヨウランゴキブリ.
大きさと重量で考えればもっと軽い1齢幼虫の種もいるのだが.
2013 .1.10
硫黄島 1月の生物 1
The creature which was seen in Iwo-To in January,2011.
今回は鱗翅目.
メンガタスズメと思い込んでいたが,どうやら違うようだ.
かといってエビガラスズメとも違うようだ.
蝶少し.
昔は蝶小僧だったつもりですが,今は全く判らなくなってしまいました.
ゴキブリなら得意なのですが.
2013 .1.9
オガサワラゴキブリ孵化
Hatching of Pycunoscelus surinamensis.
卵鞘を産み落とす種のハッチシーンは大体目撃したが,卵胎生の土中生息種はあまり見る機会がない.
そんな訳で,結構感動しました.
白い1齢幼虫が,雌の腹下に集合している図.
2013 .1.8
イエゴキブリ復活?
Is Neostylopyga rhombifolia revitalized?
12月3日に8匹となった某系統のイエゴキブリ.
ついに3匹となってしまいました.
内訳は♀1,♂2.
ほぼ絶望的な布陣ですが,期待の星の最後の雌がgoodな卵鞘をつけていた.
色,艶,大きさ,文句なしの卵鞘ですね.
2013 .1.7
ヤマトゴキブリ異変
The accident occurred in Periplaneta japonica.
害虫種といわれるゴキブリは,飼育が容易とされる.
ヤマトゴキブリもそう思っていたが,違うかもしれない.
雌のほとんど(すべて?)に翅異常が発生していた.
産卵中.
産卵済み.
卵鞘も明らかに異常がみられる.
中には正常に見えるものも有るが,はたして孵化するか?
全滅すれば採集してくればよいのだが,最近は生息場所が減ってきているようで,噂を聞かなくなった.
落ちている卵鞘を集めると,正常に見えるのは数個しかない.
こんな写真は以前イエゴキブリでもお見せしたが,あの時とは原因が違うように思える.
10年ほど前より,1♀より始めた群れだが,インブリの影響でも出ているのかもしれない.
2013 .1.4
ゴキブリの運
Droppings of a cockroach.
皆様.
新年はいかがでしたでしょうか.
こちらは,ゴキブリの越冬も無事出来ました.
ムカデ,ヘビ,クモ良い年を迎えたようです.
といった訳で,ゴキブリの運くらべ.
どのゴキブリが大きな糞をするか.
主要な大型のゴキブリと,有名どころを比較しました.
結果は,以下のようになりました.
第1位 Macropanesthia rhinoceros ヨロイモグラゴキブリ
第2位 Archiblatta hoevenii ジャイアントローチ
第3位 Morphna sp.
第4位 Archimandrita tesselata ジャイアントウッドローチ
第5位 Gromphadorhina oblongonota マダゴキ
第6位 Rhabdoblatta yayeyamana ヤエヤママダラゴキブリ
第7位 Periplaneta fuliginosa クロゴキブリ
種や食性で体長に関係なく糞の大きさは変わるようです.
運でいえばMacropanesthia rhinoceros.
クロゴキに比べれば,大事にされると思われます.
2013 .1.1
明けましておめでとうございます.2013年
I wish you a very happy new year.
Archiblatta hoevenii
今年もよろしくお願いいたします.
2012 .12.28
今年もお世話になりました
Thank you this year for one year.
やっと成虫になったスズキゴキブリ♀.
Periplaneta suzukii
雄はもう少し時間がかかりそうだが,良い系統の個体を入手出来たおかげで,いろいろ面白い種が繁殖を始めている.
来年に期待したい.
O木所長からもメッセージがきております.
ヒョウモンショウジョウバエ蛹だそうで,相変わらずマニアックです.
今年も一年あっという間に過ぎました.
論文は進まず,埃ばかりがたまりますが,来年は埃の中から黄金のゴキブリでも見つけようと思います.
皆様,良いお年をお迎え下さい.
2012 .12.27
Pseudophoraspis sp. 幼虫擬態
The larva of the Pseudophoraspis sp. which carries out mimicry to fallen leaves
そろそろ2齢幼虫あたりかと思う.
何匹いるか分かりますか.
拡大.
少し移動していますが,数は変わらず.
幼虫の形態は,扁平で不規則にめくれ上がったりして,いかにも乾いた植物系の破片に見せている.
野外で見つけるのは大変そうだが,落ち葉ごと採集してくれば,捕獲は出来そうだ.
親です(♀).
2012 .12.26
オガサワラゴキブリの交尾
Copulation of a Pycnoscelus surinamensis.
あまりにも一般的過ぎて,観察されない本種.
私も,研究はしているがじっくり活動を眺める時間など無く,交尾は始めてみた.
しかも,この雄はP.surinamensis.
ちゃんとした場所で撮影しようといじっていたら,交接が外れてしまい,この写真だけとなった.
地味な写真だが,すごい写真だと思う・・・のは私だけかな.
2012 .12.25
ヨロイモグラゴキブリの出産
Laying nymphs of Macropanesthia rhinoceros.
ちょうどクリスマスに発見.
良いプレゼントを貰いました.
この幼虫,なんとなくいつも見る大きさからすると小さい.
よくよく考えると,毎回発見するのは2月頃.
ある程度成長した状態だったと思われます.
すると日本での出産期はやはり初冬の頃が当たっているのかもしれません.
2012 .12.21
Deropeltis spec. ” Jinka “のクラッシュ
The colony of Deropeltis spec. ” Jinka ” crashes.
一時期,輸入されていたDeropeltis paulinoiの個体に,この兆候の見られたものがあった.
幼虫で死ぬ.
これもこの後,経過観察することになった.
ゴキブリ飼育も奥が深い.
2012 .12.20
トビムシ
Collembola
飼うとはなしに飼っている生き物.
放飼した訳ではないが,いつの間にかいた.
拡大して初めて,その面白さがわかる.
2012 .12.19
半透明のクマネズミ
A translucent black rat.
例の片足を失った個体だが,まだまだ元気いっぱい.
生後27ヶ月.
体重120g.
どうした事か,今日は透き通っている.
後ろの金網が見えている.
腰の手拭上で遊ぶ図.
もう透けてはいない.
遅くなりましたが,昨日開かれたAQUARIUM BUSに少し顔を出しました.
アクアホリックのA岡さん,ヴァンケット動物病院M原さん,BRIGADOONのB東さん,久しぶりに話が出来て楽しかったです.
神田のときもそうだったのですが,このほか,何人かお会いした事なき有名な方もニアミスしていたようで,またどこかで機会があれば誰かにご紹介願おうかと思います.
私,インセクトフェア以外はこういったイベント行った事はなく,多ジャンルの生き物がいて,あきませんでしたが,時間が無く早々に引き上げねばなりませんでした.
次回は,時間をかけて見物したいと考えています.
皆様今後ともよろしくお願いします.
2012 .12.18
マルバネゴキブリ孵化
Ootheca of Hebardina yayeyamana hatched.
待ちに待った瞬間
2008年から,雌個体を入手しつつも仔が取れず,やっと今卵鞘孵化が確認できた.
が,やはり幼虫は皆同じ様な形態をしている.
これで同定するには形態の情報を集めないとダメでしょう.
国内産の雄はいまだに謎が多い.
これから雄の形態をよく見ていきたいと思う.
2012 .12.17
Deropeltis spec. ” Jinka “の崩壊
Collapse of the colony of Deropeltis spec. ” Jinka ”
幼虫の死骸が転がり始めた.
増えても数を少なめにコントロールするのは辛い.
しかし,全滅を避ける為には,クラッシュを抱える種は実行しないと後悔すると思う.
2012 .12.14
オガサワラゴキブリの幼虫脱皮
A molt of the larva of Pycnoscelus surinamensis.
土壌生活をする種は,土中で脱皮する事が多く,脱皮直後を見る機会は少ない.
掘っていて,白い個体が出てくると少し驚く.
脱皮直後のこの白さは,色でいう白ではない気がする.
けがれの無い白さとでもいえば良いか.
2012 .12.13
餌としてのゴキブリ
The cockroach which can be used as food.
昆虫食の動物用生餌として,利用されるゴキブリとしては,トルキスタンゴキブリBlatta(Shelfordella)lateralis が有名である.
しかし,1齢幼虫は2mm以上あり,ヤエヤマサソリ・マダラサソリ幼体,タランチャラ幼体には大きすぎると思っていた.
そこで目を付けたのが,Symploce pallens 初齢幼虫.
1mm前後と小さい.
また,飼育環境下で採集しやすい.
丈夫で飼い易く,成虫も中々愛らしい
2012 .12.12
野外のワモンゴキブリ
Periplaneta americana which lives out in the fields
夏には,屋外で生息が確認できていた場所で,先日観察を行った結果.
中齢幼虫の死骸を発見.
踏み潰されたかと思ったが,複数転がっている.
ここの所,寒さが厳しかったので耐えられなかったのだろう.
東京では,ワモンゴキブリの野外越冬は難しそうだ.
2012 .12.10
NHK出演
It appeared on NHK.
先週のクローズアップ現代 スーパーナンキンムシにチョイ役で出ました.
見た方もいらしたのではないでしょうか.
龍ヶ崎の事務所内.
駆除中のインタビュー.
当ブログでも何度か紹介しましたが,トコジラミ(ナンキンムシ).
この番組の内容は,脅しでも何でもなく,現在のトコジラミの現状です.
実際は,もっと広がっているかもしれません.
家の中に持ち込んだら最後,駆除は大変です.
常時,部屋の中に蚊が何匹も飛んでいるような状況です.
トコジラミが家屋内に侵入する原因は,旅行(国内,外)の際,泊まったホテルの部屋に発生していて,知らぬ間に持ち帰る場合が多いと思われますが,発生した家の住人に聞くと,旅行なんて数年していないとか,ホテルには泊まった事がないケースが多くあり,どこから侵入したか,分からない事も多くあります.
アメリカでは,女性が彼氏の家でトコジラミを貰ってきて,自宅で繁殖し,トラブルになるトコジラミ破局など様々な問題が発生しているようです.
現在の日本の状況は,アメリカの数年前の状況と考えられると平尾先生も言われていました.
あと2~3年後は日本も同じ様な状況になる可能性があります.
皆さんの部屋の壁四隅,ベットのヘッド周りやマットレスなど,点検してみてはいかがでしょう.
あと,痒みの原因を,ダニと勘違いしているケースも発生初期にはよく聞きます.
年末も近いことですし,今のうちに身の回りの総点検でもしてみてはいかがでしょう.
2012 .12.7
硫黄島 12月の生物 1
The living thing of Iwo-To.December , 2010.
イソヒヨドリ Monticola solitarius.
アカガシラカラスバト Columba janthina nitens.
ドブネズミ Rattus norvegicus.
日中でも見かけますが,夜の方が遭遇する機会は多くなります.
ホオグロヤモリ Hemidactylus frenatus.
蛾類を食しているのをよく見かけました.
2012 .12.5
オオモリゴキブリの卵鞘曲がり
How to turn at ootheca at the time of laying eggs of Symploce gigas gigas.
卵鞘が曲がって付いている.
この個体だけかと思ったが,他も同様.
なぜこうなるのか.
この属はこうなのか.
興味は尽きない.
良い卵鞘だ.
2012 .12.4
ホラアナゴキブリ復活
Revival of Nocticola uenoi uenoi.
1齢幼虫が常時見かけるまでになった.
こう見ると,飼育環境の色も,状況を認識する目安として重要な気がしてきた.
2012 .12.3
イエゴキブリの復活と衰退
Prosperity and a decline of Neostylopyga rhombifolia.
早いものでもう12月となりました.
寒さも例年に無く厳しい気がします.
屋上から見たスカイツリー.
雪になりそうですね.
ゴキブリは,熱帯種でも,生命を維持するだけであれば,それほど高温にしなくても越冬できますが,産卵中や,幼虫が多い種は飼育室の中でも高所に移動しています.
さて,以前に「風前の灯」状態のイエゴキの惨状を紹介したが,今はこのようにたくましくなり,増え始めた.
幼虫での死亡もほとんど無い.
逆に,たくましかったもう一系統が,風前の灯.
幼虫での死亡が止まらず,ついに8匹.
これも爆発的に増え,クラッシュしたのが原因と思われる.
ここ1ヶ月は減数も止まり,雌雄の成虫が出てきたので,何とか乗り切ってほしい.
イエゴキブリ・ゼブラゴキブリ・トウヨウゴキブリなどは,この減少が起き易いので飼育している人は,早めの淘汰を心がけ,高密度での飼育は避けた方がよいと思います.
2012 .11.30
マルバネゴキブリ産卵
Laying eggs of Hebardina yayeyamana.
早く孵化してほしいものだ.
2012 .11.29
コワモン??
Periplaneta australasiae ??
Dorylaea orini.
これがコワモンゴキブリ.
Dorylaea oriniは雌が長翅で,雄が短翅らしい.
それにしてもよく似ている.
これだけ似ていて,属が違うのですから分類は難しいですね.
増えたら詳細を比較してみます.
乞うご期待.