ゴキブログ一覧
2014 .1.17
Bathing 2 of Rhabdoblatta guttigera.
マダラゴキブリ飼育風景.
落ち葉を良く食べます.
また,水にも良く入ります.
後.
2014 .1.16
Archiblatta hoeveniiF2孵化
Hatching of F2 Oothecaof Archiblatta hoevenii.
孵化率はやはり悪い.
雌成虫らは,卵鞘を産み続けているが,形が歪んでいるものが多い.
孵化した卵鞘は5個目.
前回と同じ様な軌跡を辿り始めている.
卵鞘内の未成熟卵.
このままの状態で成長してくれると良いのだが, なかなか・・・.
2014 .1.15
Hemithyrsocera histrio 成虫・幼虫
The adult and larva of Hemithyrsocera histrio .
ちゃんと生きています.
相変わらず綺麗な黄色と,幼虫の赤.
2014 .1.14
緑ミナミヒラタゴキブリの乾燥後
After dryness of the green individual Onychostylus vilis.
約一週間後.
前胸背板の色は消えて,茶褐色となっている.
背面から見て,緑色が分かるのは脚ぐらいだろうか.
脚.
腹面.
顔面も緑色していたが,いわれて分かる程度まで消えている.
脚の緑色は比較的多く残っている.
結果的に,乾燥標本にすると,腹面から観察される部位には緑色が残るが,それ以外は退色が激しく,1年以上保存すると,もっと解りづらくなりそうだ.
2014 .1.10
ヒメクロゴキブリ2014年越冬幼虫
The larva of the Chorisoneura nigra which is passing the winter of 2014.
E藤君よりヒメクロゴキブリ幼虫を頂いた.
採集地である奈良県には,結構普通に見られるらしく,この個体もケヤキの樹皮下より採集された.
一緒に入っていた樹皮に付着した黒い粒.
良く見るとササラダと思われるダニの集団.
越冬している所を起こされたのだろう.
アカアシノミゾウムシらしき甲虫も同居.
自然界では,様々な生き物が肌を寄せ合い,辛い冬をやり過ごそうとしている.
ほほえましい光景です.
飼育セット.
ヒメクロゴキブリは,過去にも失敗しているので,今回は何とかコツを見極めようと思う.
2014 .1.9
Gyna caffrorum 飼育状況
The breeding situation of Gyna caffrorum.
リクエストのあったGyna caffrorumの飼育状況です.
中プラケを使用し,左餌.
右水.
ついでなんで交換と補充.
餌はネズミ用固型飼料.
マットは,ヤシガラ用土.
幼虫が徘徊しているのが分かるでしょうか.
厚みはこんな感じ.
成虫と幼虫.
飼育は簡単な種だと思います.
2014 .1.8
アマミモリゴキブリはニンジンがお好き
Episymploce amamiensis likes a carrot.
ゴキブリの餌として重宝するのがニンジン.
だが,これも好む種と好まない種がいるようだ.
マダラゴキブリ類は,落ち葉を良く食べるせいか,ニンジンも好んで食べる.
アマミモリゴキブリには,初めて与えてみたが,瞬間的に幼虫が食いついてきた.
まあ,こんなものだろう.
2014 .1.7
カビの発生した老ワモンゴキブリ
Mold generated for the body surface of the old Periplaneta americana
成虫になって1年強で死亡した個体.
昆虫類は,一般的に生きているうちは自分で自分の身体をクリーニングする為,体表にカビなど発生しないと思っていたが,ワモンゴキブリは1年以上生きた個体は,このようにカビが付着する個体が多くなる.
これは,表皮に直接発生しているのではなく,体表に付着した物質にカビが付くのが原因.
しかし,若い個体には見られ無い.
老化と共に体表のワックスが薄くなり,ゴミが付着し易くなり,また,活動も少なくなる為,付着物が剥がれ落ち難くなることから,こうなるのではないかと思う..
腹面.
ここにも,黒班が発生している.
真相は?
2014 .1.6
ミナミヒラタゴキブリ緑色個体の標本後の変化
The green individual of Onychostylus vilis before the specimen.
標本にしても体色はそのままか?
の質問に答える為,標本にしてみました.
先ずはする前の状態.
緑です.
乾燥後に,状態をお見せします.
2014 .1.1
2014年 新年
We look forward to working with you this year.
明けましておめでとうございます.
本年もよろしくお願いします.
2013 .12.27
ゴキブリは暖かい場所が好き
A cockroach likes a warm place.
寒さが厳しくなりました.
ふと気がついた,飼育室の一角の状況.
お気付きでしょうか.
ハイイロゴキブリ.
Blaberus spec. Pantanal
Eurycotis floridana
Pycnoscelus spec. Thailand
キャビネットの裏まで暖気が届き難い為,皆室内中央の暖かい方に近づこうと,飼育ケース室内側に集まっています.
さて,今年もわずかとなりました.
本ブログの年内の更新は,本日が最後となります.
ご訪問頂いた皆様,どうもありがとうございました.
また来年もよろしくお願いします.
2013 .12.26
マダラゴキブリ繁殖
Breeding of Rhabdoblatta guttigera
ヤエヤママダラゴキブリと同一の飼育状況.
雌成虫.
羽化直後の雄成虫.
2013 .12.25
ドブネズミ変身中
A brown rat is the midst of transformation.
粘着シートから剥して10日後の様子.
普段は獰猛なドブネズミだが,1匹でジッとうずくまっている姿を見ると,何とも可愛そうだ.
毛が無くなり,寒いのだろうか?
つついて刺激しても,心なしか反応が少ない.
もう少しすると,産毛が生えてくるのだが.
今が一番辛い時期だろう.
2013 .12.24
Archiblatta hoeveniiの餌
Food of Archiblatta hoevenii.
ゴキブリの餌といえばネズミ固型飼料がどの種も,食べてくれるが,本種は昔試しても全くといっていいほど食わなかった.
その為,この系統には与えたことがなかったが,あまりに卵鞘の出来が悪いので,久しぶりに与えた.
結果は,表面を軽く齧っている程度.
横のやわらかコーンは,毎回良く食べられている.
まあ,全く食わないわけでは無さそうだが,飼育結果を左右するほど重要では無さそうだ.
2013 .12.20
ヨロイモグラゴキブリ出産
Macropanesthia rhinoceros gave birth.
最近,潜らずに地面に出ていたメスだが,出産していた.
一般的には11月頃が時期といわれ,遠く離れた日本でも,その生態は受け継がれているのだろうか.
増えてくると,ゆうかりの消費量も増えてくる.
近場で採集可能な場所の確保が必要となりそうだ.
2013 .12.19
クロゴキブリ今頃孵化と新成虫
Hatching and the new imago of the now of Periplaneta Fuliginosa.
1齢幼虫.
クロゴキブリは,一般的には四季に従い,冬は幼虫で過ごし,春に成長し成虫に加齢する.
長期間飼育すると,冬でも様々な成長過程の個体が混ざるといわれるが,この個体群は,1齢幼虫あり,新成虫ありで季節感が無い.
2013 .12.18
ニューヨークの公園でヤマトゴキブリの定着確認?
It is the fixing check of the Periplaneta japonica in the park in New York?
ペストロジー学会の編集委員会の席で,盛り上がった話題.
ニューヨークの公園でヤマトゴキブリの定着確認したとのこと.
この写真は,記事の写真ではありません.
Periplaneta japonica New York
で検索すると,写真付きで記事が見れます.
前胸背板が,少し違和感があったが,見つかるまで増えているとすると,数年前より定着していたのだろう.
見え方が違うのは,ニューヨークの寒さと,食性の違いも有るのかも知れない.
それにしても,いつも思うのだが,ゴキブリの標本は展足されていることが少なく,この記事の写真もめちゃくちゃ.
程度の良いゴキブリの標本は,インセクトフェアで見かけるわずかのものしか記憶に無い.
2013 .12.17
Archiblatta hoevenii 標本
The specimen of Archiblatta hoevenii
明らかにワイルド個体よりも短命で終わっている.
例により,F2以降どうなるか分からないので,たまにはライブ標本的なものに挑戦.
今は綺麗に見えるが,乾燥するとどうなるか.
乞うご期待.
2013 .12.16
タイ産ムカデ死亡
Death of the centipede from Thailand.
ハンドリング?
やはり私はS田さんの域に達するには,77年ほどかかりそうだ.
実はショックである.
順調に成長していると思ったのだが,動かなくなっていた.
20cmをやっと超えたばかりであったが.
ショック.
原因としては,「高カロリー食の与えすぎは注意」する記事を見た記憶があるが.
やはり,そこらへんだろうか.
次回は,昆虫だけでリベンジしたいと思う.
2013 .12.13
アミメヒラタゴキブリ雌の寿命と未交尾産卵
The life of the female of Onychostylus notulatus , uncopulated laying eggs.
今年7月初旬に採集されたアミメヒラタゴキブリが死亡した.
成虫の寿命としては,170日以上生きたことになる.
その間に10個の卵鞘を産み落としたが,1つとして孵化していない.
別系統の飼育,繁殖状況から考えると,孵化率の悪い種でも無さそうなので,採集された時点では,未交尾であった可能性がある.
と言う事は,フタテンコバネゴキブリのように,単為発生の可能性もありそうだ.
2013 .12.12
Archiblatta hoevenii雄の求愛行動
Acts of courtship of the male of Archiblatta hoevenii.
本種の雄の腹板背面には,分泌腺の開口部があり,ここからメスを誘う物質を出しているようである.
その気になったかのように見えたメス.
オスも必死に頑張る.
が.
オスはまだやる気満々だが,交尾は成立しなかったようだ.
2013 .12.11
チカイエカ幼虫
Larva of Culex pipiens molestus.
たまたま幼虫を入手することが出来た.
こうして,写真を見ると繊細なつくりをしており,感心してしまう.
蛹.
呼吸管が角のように見えることから,鬼ボウフラと呼ばれる.
チカイエカは,名前の如くビルの地下水溜まりに適応した蚊である.
一般的に蚊の雌は,産卵する為の栄養に血液を必要とするため,吸血しないと産卵が出来ない.
しかし,チカイエカの発生源である地下のマンホール内に吸血源などある訳がなく,当然産卵できないが,本種は1回目の産卵に限り無吸血で産卵できる能力を獲得した.
その為,吸血源の無い場所で増殖が可能となり,都市害虫となった.
その他にも,閉所での交尾が可能であるとか,休眠しないなど,都会の夜の帝王的なバンパイアーである.
2013 .12.10
オガサワラハイイロカミキリモドキ 蛹
Eodia cinereipennis ogasawarensis.
今年6月に採集したイエシロアリ付き材をシロアリ生息確認の為,ばらした所,シロアリは発見できず,変わりに本種の蛹が出てきた.
現地では,シーズンになると普通に見られる害虫であるが,一応小笠原固有種となる.
2013 .12.9
アメリカカンザイシロアリ,12月の羽アリ2
Winged ant of Incisitermes minor generated in December 2.
先週1匹だけ発見して,季節はずれの変わり者の可能性も考えたが,やはり環境が良ければいつでも発生するようだ.
日本の場合,この時期に野外に飛翔すれば,生存は厳しそうだが,暖房の効いた室内であれば,新コロニー形成も出来そうだ.
2013 .12.6
Pseudophoraspis nebulosa 卵鞘孵化
Hatching of the Ootheca of Pseudophoraspis nebulosa.
給水器のミズゴケ上に群がる1齢幼虫.
雌は,ハッチ寸前の卵鞘を排出し,そこから幼虫が出てくるようだ.
卵鞘の一部(奥部分)は孵化率が悪そうに見える.
2013 .12.5
カメムシに擬態?
It is mimicry to Bugs.
Pseudomops septentrionalis.
羽化直後の個体を見て気がついた.
ホシカメムシ科に似たような形態をした種がある.
そういえば,「ゴキブリだもん」にも,カメムシの形態に似せたゴキブリが出ていた.
ゴキブリといえば,くさい臭いを出す種も多く,その目的は捕食者から逃れる為と思っていたが,ゴキブリに擬態する昆虫はあまり記憶がない.
卵鞘は,立て産み横保持直後に産下.
2013 .12.4
粘菌
Nenkin.
最近,飲む機会が多くなりゴキブリ類の世話が滞っている.
若い頃は,その後に,普通に行なっていたのだが.
ヨロイモグラゴキブリも,繁殖が順調にいき,少し目を離したら粘菌発生.
今までは,クチキゴキブリやオオゴキブリにしか発生していなかったので,少し意外な驚き.
放置すると乾燥して,とんでもない事になるので,写真だけ取り早々除去したが,鮮やかな黄色で写真写りもいいと思う.
ネットで調べると,本格的な飼育法も解説されているので,興味のある人は挑戦しても面白そうだ.
2013 .12.3
ドブネズミの体毛の再生
Reproduction of the body hair of a brown rat.
粘着シートから剥してちょうど2週間.
ポリブデンでくしゃくしゃになった体毛は全て抜け落ち,爽やかな体毛が生え始めている.
あと1週間もすると,綺麗な身体になることだろう.
2013 .12.2
アメリカカンザイシロアリ羽アリ
Winged ant of Incisitermes minor.
早い.
早すぎる.
寒いと思っていたが,12月になっている.
こんなに寒くても,室内では羽アリが.
記憶では,夏ごろに発生するが,今頃1匹だけうろついていた.
原産地では,通年発生するらしいので,加温された室内であれば,不思議ではないのだろう.
カメラの限界.
2013 .11.29
アカイエカ?
Culex pipiens pallens?
今年は,現場以外で蚊成虫を見ることはないかと思っていた矢先.
給湯室で発見.
しかも,イエカsp.
この建物で見た蚊は,ヒトスジシマカのみだったので,さらに驚き.
この時期に見つけると,思わず吸われてもいいような気になる.