ゴキブログ一覧
2015 .5.1
Periplaneta banksi 脱走一歩手前
The Periplaneta banksi which was escape one step this side
確か以前もあった記憶があります.
今回は,初齢幼虫が少ない時期だったので,フタの格子隙間から逃げる個体はいなかったようです.
紙シートを食い破れる種は,それほど多くないですが,こうなると使えないのでへこみます.
ケージ内の様子.
何事も無いかのように,知らん振りをしている.
2015 .4.30
ヒメクロゴキブリ卵鞘孵化
An ootheca of the Chorisoneura nigra hatched
昨年は,冬に幼虫採集した個体が,室内の暖房で3月に初齢幼虫が出て,その後,餌の管理が悪く全滅させてしまった.
今年は,♂成虫が早く出て短命に終わり,♀との交尾がうまく行えていない心配があった.
が,昨日見るとこんな状態.
まだ卵鞘も生んでいないと思っていたので,びっくり.
昨年の教訓を生かし,F2目指したいと思います.
2015 .4.28
害虫ガチャ
Gatya of the pest
またもや関西のS田さんより頂きました.
今度は
「裏庭の生き物~土壌生物大全~」
「日本の動物コレクション 外来生物」
ミミズを選択するあたりの思いっきりのよさにしびれます.
大きさも実物大?
土壌動物といえばゴキブリも含まれます.
次回は,ホラアナゴキブリでも作って頂きたい.
2015 .4.27
ネバダオオシロアリの飲水
The Zootermopsis nevadensis which drinks water
本種飼育の誰かのブログで,「水を与えると飲みに来る.」
といった記述を見にした記憶があったが,水を入れたら実際に揃って飲みに来ていた.
ケース越しなので,見にくいが下面に並んで飲んでいる.
羽蟻も今日は2匹確認できたが,巣内にいるだけで外には出てこない.
2015 .4.24
トビズムカデ
Scolopendra subspinipes mutilans
餌を昆虫類のみに限定してから死ななくなりました.
定規を入れましたそう簡単に計らせてくれません.
餌を昆虫類に変えて死ななくなりました.
ケースの幅が約19cmなので,15cm以上はあると思います.
このサイズになると,厚みも増して迫力ありますね.
また,歩肢の赤味が強いので胴部の色とのコントラストが際立ち綺麗です.
沖縄でも,オオムカデの一種の思われる幼体を捕まえたので,何に化けるか,今後ここに登場するかもしれません.
2015 .4.23
沖縄出張3
Business trip to Okinawa 3
ゴキブリ類です.
どこにでもいるオガサワラゴキブリ.
大宜味村空き地の石下にいたヒメチャバネゴキブリ♂終齢幼虫.
枯れ枝を叩いて採れたウスヒラタゴキブリ.
こんな枝で沢山採れました.
側溝にいたフタテンコバネゴキブリ幼虫.
今回は,なんとしてもオキナワチャバネゴキブリを採ろうと思い,あちこちでスゥイーピングしましたが,採れませんでした.
今回は,沖縄シー・アイ・シーの皆さんの協力の下成果を挙げることが出来ました.
感謝します.
最後に空港で見つけた大胆なつくりのイモゾウムシ.
これと並んで,アリモドキゾウムシ,ミカンキジラミの大型模型があったのですが,これだけ際立った存在でした.
2015 .4.22
沖縄出張2
Business trip to Okinawa 2
両生爬虫類.
名護市にて.
同行したk田君によるとヒメアマガエルだそうです.
かわいいですね.
なんでも飼育派としては,採集したかったのですが我慢しました.
こちらは,がじゃんびら公園で見つけたブラーミニメクラヘビとヘリグロヒメトカゲ.
沢山いました.
これまたかわいいですが,ブラーなどは飼育始めたら同時に餌シロアリ探し地獄が始まるので我慢我慢.
それにしてもこの公園,初めて来ましたが,まだまだいそうですね.A○Cレンタカーから歩いて行けますので,ここから車借りた人は,時間があったら行って見るといいです.
2015 .4.21
沖縄出張1
Business trip to Okinawa 1
沖縄に行ってきました.
仕事の合間に,そこらへんの石や落ち葉をひっくり返して見つけた生物達.
名護市内で見つけたザトウムシの一種.
これは物陰に隠れていたが,大宜味村ではスゥイープィングしたら捕虫網に沢山入った大型の種もいた.
大宜味村石下にいたタマヤスデとババヤスデ科の一種.
タマヤスデは,何処で見つけても複数が同じ場所にいることが少ないですね.
この時も,この場所にはこれのみ.
帰り際に,レンタカーを返して少し時間があったので,近くのがじゃんびら公園で見つけた寄生蜂.この公園は20分ほどしか探せませんでしたが,変な生き物が結構いました(後半へ).
2015 .4.20
ヒトスジシマカ孵化
Incubation of the egg of the Aedes (Stegomyia) albopictus
日曜日に,屋外放置したオビトラップを確認すると,幼虫発見.
動いて写真では分からないので,顕微鏡下で撮影した.
1齢幼虫.
2015 .4.17
Archiblatta hoevenii孵化しない雌の住居
The house where is full of the eggs which the Archiblatta hoevenii does not incubate
孵化卵は,卵鞘の数ではなく,雌の能力に依存している.
全く孵化しない雌のマット.
変形した卵鞘や,卵が単独で産卵されている.
この雌は孵化する卵鞘は生まないと思いつつ,飼育してしまう.
2015 .4.16
サツマツチゴキブリの自然解越
サツマツチゴキブリの越冬の解除
Cancellation of wintering of the Margattea satsuman
飼育室の最下層に置いたまま.
温度は17℃前後.
幼虫は幼虫のまま.
成虫もそのまま.
ヒメクロゴキブリもそうだが,小型の関東に分布する野外種は,加温しない方がよさそうだ.
2015 .4.15
アマビコヤスデ??
Riukiaria
福岡のY本部長より送って頂いたヤスデ.
大型で綺麗ですね.
アマビコヤスデだと思っていたが,ネット上では様々な同定が行われており,結局「わからん」という結果になった.
越冬中であったようで,若虫なども結構混ざっている.
この手の飼育は難しく,私は1年継続して飼育出来た事が無い.
2015 .4.14
Blaberus craniifer „ Black Wing“
Death’s Head
嫌われ者のゴキブリにさらにデス・ヘッドの呼び名はすごい.
改めてこうして見ると,これほど特徴がある種も少ないと思う.
なんとなくハロウィンのカボチャに見えてしまう.
しかし,本人はいつものように下を向いてじっとしているだけ.
前胸背の模様が主張しすぎだろう.
2015 .4.13
ヒトスジシマカ卵
Egg of (Asian) tiger mosquito
最近少し雨が降り,ヒトスジシマカ屋外産卵観察容器にも水が少し溜まった.
しかし,まだ幼虫は見当たらない.
産卵されていないトラップを見ていても意味がないので,産卵されているか確認した.
産卵材がコルクなので見つけ難いが,結構産み付けられている.
そろそろ孵化することだろう.
2015 .4.10
野外越冬トルキスタンゴキブリ
The Shelfordella lateralis which wintered in the outdoors
A君から,兵庫県で野外越冬している個体をもらった.
よく見ると,雌前胸背板外縁に黄褐色のラインが見当たらない.
こちらは,屋内飼育個体.
寒いと,この特徴は出にくいのでしょうか.
でも,熱帯の種が日本の冬を越せるとは思いませんでした.
温暖化の影響でしょうか.
2015 .4.9
Archiblatta hoevenii 雄
Male of Archiblatta hoevenii.
飼育密度は,この飼育方法では中プラケで4匹程度が限界と思われる.
もう2匹増やすと,触角が切れ切れになる.
2015 .4.8
マルバネゴキブリ初齢幼虫
First instar larva of the Hebardina yayeyamana.
昨年12月2日に壊滅をお知らせしたケージに幼虫が発生していた.
少し前に確認したときは動くものがなく,ケージを整理しようと考えたが,残して吉.
こんな感じで,壊滅ケージをいくつか残しているので,減らそうとしているケージがぜんぜん減らない.
まあ,復活してうれしいですが.
2015 .4.7
マダゴキに寄生しているダニいまだ発生
I cannot yet get rid of the tick which is parasitic on a hissing roach.
幾度となく水洗による駆除を試みているが,駆除できていない.
大型な上に,手にも上ってくる.
もう少し大きいと,ダニとして飼育するのも可だが,中途半端なサイズだ.
本ブログでも何度か掲載し,読者から初齢幼虫は寄生していないと聞いていたので,数匹見たが,肉眼で確認できる大きさのダニは付いていない.
そこで,飼育ケージは増やしたくないが,初齢ケージを作ることとした.
今後,生まれる幼虫を都度移し,数ヶ月かけた駆除をおこなう.
2015 .4.6
粘菌爆発寸前
A slime mold scatters a spore; was just before
春ですね.
粘菌も元気になっていました.
色気のないゴキブリ飼育環境に一花咲かせています.
これはリュウキュウクチキゴキブリ.
そっと崩すと未だ中の胞子は湿っており,拡散寸前だった.
2015 .4.3
Periplaneta banksi 羽化
Emergence of the Periplaneta banksi
脱出.
2015 .4.2
Archiblatta hoevenii 幼虫の餌
Nymph food of the Archiblatta hoevenii
エリンギに変えて今までの苦労が何処にといった感じ.
しかし,生餌は保管できず,日持ちが悪く,使い難い.
理想は固形飼料などを使いたいところ.
野外では,こうやってキノコを食べているのだろうか.
実際に行って観察したい.
調子の良い雌.
2015 .4.2
Archiblatta hoevenii 卵鞘の卵数
The number of eggs in the ootheca of the Archiblatta hoevenii
片側12~13卵.
合計24~26卵程度が標準のようだ.
孵化率も悪くない.
2015 .3.31
チャバネゴキブリ前胸背板変異
Variation of the pronotum of the German cockroach.
ゴキブリの楽しみ方として,以前ワモンゴキブリの前胸背板の変化をある学会でお見せしたことがあるが,チャバネゴキブリも良く見ると様々なタイプが存在する.
これは,黒状紋が中央で切れて前方の色が薄くなったタイプ.
普通はこちらなので,ずいぶん違うことが分かる.
モリチャバネにもこうした傾向があり,前胸背板は分類上一つの目安にはなるが,目安でしかない.
2015 .3.30
チャバネゴキブリの連結した卵鞘
The Ootheca which the Blattalla germanica connected
古い卵鞘に新しい卵鞘が付着しています.
生きた状態で撮影したかったのですが,冷蔵庫に入れておいたら死んでしまいました.
接合部を見ると,普通は脱落する古い卵鞘が,何らかの原因で付着したままになり,そこに新しい卵鞘を産み始めたので付着したように見えます.
普段見慣れたチャバネゴキブリですが,よく観察すると,面白いネタが見つかりますね.
2015 .3.27
ヒトノミのフィギュア
Model of the Pulex irritans
関西支社のS田顧問から突如送られてきました.
正面.
横.
ヒトノミとうい選定がすごい.
現在,日本ではヒトノミは絶滅したといわれている.
以前から,衛生動物シリーズ.
もっと言えばゴキブリシリーズが出ないかと淡い期待はしていました.
Gシリーズは無理でしたが,Gを含むシリーズがついに発売したようです.
最近,こうゆう物を置いてある場所に行かないので気がつきませんでしたが,全種ほしいですね.
海洋堂が手がけていますので出来も良いでしょう.
特にゴキブリは沢山集めたいですね.
この勢いに乗って,完全なGシリーズを働きかけようか..
日本のゴキブリシリーズ.
幼虫も含めると,世界にも類を見ない素晴らしい物が出来るでしょう.
でも,あまり売れないだろうな.
2015 .3.26
Archiblatta hoevenii幼虫の潜み場所
Nymph hiding place of the Archiblatta hoevenii
このゴキブリの体型は一般的なゴキブリの体型と違うことから,昨日のワモンゴキブリの潜むような狭い隙間ではなく,暗いジメッとした場所と思い込んでいたが,少なくとも幼虫の間は,同じような狭い隙間を好むのかもしれない.
シェルター内には幼虫はほとんどいない.
ことのほか沢山幼虫が生まれてきたので成虫とは別飼育とする.
この数は,F1のときと同じくらいだろうか.
5つ成虫飼育ケージがあるが,今のところ孵化するのは2ケージだけ.
卵鞘はどの個体も生んでいるので,交尾の具合や適正な個体数などが影響しているのかもしれない.
2015 .3.25
厨房のワモンゴキブリ
The Periplaneta americana which inhabits the kitchen.
厨房の解体に立ち会えたので生き物探索をした.
カウンター内のブロック隙間に潜むワモンゴキブリ終齢幼虫.
白く見えるのは,壁を破壊したときに付着した石膏ボードの粉.
まわりのブロックに付着している「点々」は糞.
ゴキブリは,太古の昔から幾度となく繰り返された天変地異を,このように岩の割れ目にもぐり,やり過ごしたのでしょう.
2015 .3.24
ムカシゴキブリ科の孵化に要する日数
ここのところ,このグループの飼育スランプにはまっているので,卵鞘が孵化に要する日数を確認するため,卵鞘を抱えている本種の卵鞘を観察することにした.
実は,この前に,Therea regularisの卵鞘を保管して観察していたのだが,砂漠状態の乾燥ではいくらなんでも無理だと思い,ごくごく稀に水分を補給していた.
ところが2ヵ月後カビが生えて×.
そこで今回は,心を鬼にして,給水0で挑戦します.
乞うご期待.
ちなみにFujita et al.(2011)によると,国内のEucorydia sp.は約2ヶ月を要しており,体長が大きい本種は,もう少しかかるかもしれない.
2015 .3.23
新規ミズゴケの使用準備
Safe confirmation of the sphagnum to use for the first time
初めて使うメーカーのミズゴケを購入したので,ゴキブリに対して安全なのか試した.
製品は圧縮された板状のもので,保管場所もとらず,水に戻した感じもよさそうである.が大量に沢山作らなければいけないのが面倒といえば面倒.
お試しとして,カップにミズゴケを入れ,中に薬剤に対して抵抗性などなさそうな,Schultesia lampyridiformisの初齢から成虫までを投入し,一晩放置.
結果はgood.
これで,様々な野外性のゴキブリに使用できる.
2015 .3.20
長い触角
Long antennaes
ワモンゴキブリの羽化
長い触角が目を引きます.
この長い触角も,閉所に多数閉じ込めておくと,短くなります.
ゴキブリの集合状態は,お互いの触覚が触れ合う距離を保っているといわれます.
したがって,密度が高くなると隣の個体との距離が短くなるので,触覚を短くしないと落ち着けないのかもしれません.
本来は,触覚が他の体に触れない程度の密度で飼育するのが健康的な飼育環境なのでしょう.
中々実行できませんが.
そういえば,今朝,外を歩いていると,クロゴキブリ成虫のつぶされた死骸を見かけました.
写真を撮ろうかと思いましたが,人通りが多く,断念しましたが,そろそろ活動を開始したようです.
嫌いな人は,早めにトラップやベイト剤を設置するのが良いかもしれません.
冬眠明けは昨日も述べましたが,腹へっていると思うので,食いつきがいいと思われます.