ゴキブログ一覧
2016 .1.22
TOYBLATTODEA
TOYBLATTODEA
集めてみました.
こうして見ると,グループごとに分類できそうな気がしてきた.
これだけなら検索表も簡単に出来そうだ.
こちらの写真.
全部のゴキは集合出来てないので,近々すべて集合させて,分類してみようかと思う.
ちなみに,おもちゃはラテン語でCrepundia と言うそうで,するとCREPUNDIABLATTODEA が適正のようですが,少し考えます.
2016 .1.21
トイレ虫
Toilet Bug
腹面に吸盤がついており,トイレの便器につけて驚かす.
確かに,開けてこいつが出てきたら驚くだろう.
背面より.
このタイプは過去に見たことがあるので,探してみると磁石で貼り付ける物と良く似ている.
しかし,前胸背板の紋が無いので明らかに新種(違う型)だ.
その他にも,触角の長さ,体形等様々な箇所が違っている.
腹面.
頼りなさそうな吸盤がついているが,貼り付けて見ると,結構強力.
これはいい.
ちなみに,こちらも娘にもらいました.
どこで買ったか聞き忘れました.
2016 .1.20
ヨツモンマメゾウムシの床換え
Cleaning of the breeding case of the Callosobruchus maculatus.
タイミングを逃すとこんな状態になる.
生き残っている虫体も30いない.
生き虫だけ移す.
こうして,被害にあった小豆と新鮮なものを比べると,いかに重要な害虫であるか良くわかる.
これだけいれば十分累代できる.
2016 .1.19
マダラゴキブリのF1幼虫
Larvae of the Rhabdoblatta guttigera
F1幼虫は本当に丈夫ですね.
これがF2になると,こうならなくなる.
餌が問題なんでしょうが,難しいですね.
2016 .1.18
Elliptorhina davidi 胸部変形
Chest deformation of the Elliptorhina davidi
胸部がずれるのは始めて見た.
翅が生えない種だからこれまでだが,翅が生える種だったらどうなっていただろう.
2016 .1.15
Rhabdoblatta sp. 最後の1ペア
One pair of the last of the Rhabdoblatta sp.
タイ産の♂.
本種,たぶんマダラゴキブリ属.
この1ペア残すのみ.
タイミングよく,両方とも成虫になったから良かった.
本種も乾燥等の管理不手際で,こんな状態.
国外の本属は丈夫ですが,やばい状況に変わりない.
2016 .1.14
シナゴキブリもダニ発生
To a breeding case of the Eupolyphaga sinensis, a mite occurred.
まだまだダニの発生が見つかります.
今度は,シナゴキブリ.
不幸か幸いか,前回の繁殖で失敗し,全滅を覚悟していたが,何とか生き残った.
この数だと卵鞘が2個ほど孵化したのだろう.
数が少ないと拾うのも簡単.
さらに,卵鞘が孵化していないので,初令幼虫もいない.
今の段階が拾うにはもってこい.
で,床敷き全交換実施.
ちょうど,産卵している個体もいるので,卵鞘も全数チェック.
まず,10cm程の高さから机の上に落とし,詰まった音のするものだけ除く.
その次に,顕微鏡かで生きているか確認.
本当の生死はわからないが,ダメなものはこのように接合線が壊れている.
バラスとこのようにダニがいる.
写真に写っているのは,今回の徘徊性ダニではなく,たまに大発生して体表に付着するタイプだと思うが,除けるものは除く.
最近,ダニの再発が少なくなってきているが,冬は繁殖力が弱まっていると思うので,最終的な根絶宣言は,5月頃になりそうだ.
2016 .1.14
シナゴキブリもダニ発生
To a breeding case of the Eupolyphaga sinensis, a mite occurred.
まだまだダニの発生が見つかります.
今度は,シナゴキブリ.
不幸か幸いか,前回の繁殖で失敗し,全滅を覚悟していたが,何とか生き残った.
この数だと卵鞘が2個ほど孵化したのだろう.
数が少ないと拾うのも簡単.
さらに,卵鞘が孵化していないので,初令幼虫もいない.
今の段階が拾うにはもってこい.
で,床敷き全交換実施.
ちょうど,産卵している個体もいるので,卵鞘も全数チェック.
まず,10cm程の高さから机の上に落とし,詰まった音のするものだけ除く.
その次に,顕微鏡かで生きているか確認.
本当の生死はわからないが,ダメなものはこのように接合線が壊れている.
バラスとこのようにダニがいる.
写真に写っているのは,今回の徘徊性ダニではなく,たまに大発生して体表に付着するタイプだと思うが,除けるものは除く.
最近,ダニの再発が少なくなってきているが,冬は繁殖力が弱まっていると思うので,最終的な根絶宣言は,5月頃になりそうだ.
2016 .1.13
粘菌も活動開始
Activity start of a slime mold
こいつは別に活動始めなくても良いのだが,この色あまりにも綺麗すぎる.
でも,後を考え写真だけとって拭き取り.
すぐに出て来るのだが・・.
2016 .1.12
ムカデ動き出す
Activity start of the centipede
篭りから出たものの,活動しない.
室内は20℃を切らないはずだが,この程度では低いのかもしれない.
が,久しぶりに生きているのを確認.
餌もほとんど食べないから心配になるが,今のところ2匹とも生きている.
写真のサイズ,少し大きすぎたので少し戻します.
2016 .1.8
落ち葉の管理
Killing insects of fallen leaves
正月に採集してきた落ち葉の雑虫処理中.
大体1分くらいで熱々になる.
その後,通気口の開いた,ケースに入れ,室温の高い棚上で保存.
この量で,2年程度十分使える.
こちらが採集した山.
栗も落ちていたので,野鼠の餌様に採集.
久しぶりに山歩きをしましたが,楽しいですね.
こちらはトチの実.
子供の頃,秋になると拾ってきて,穴を開け,中をくりぬき,トチ笛を作り遊びました.
こんな事を懐かしむようになるとは.
少し歳をとりすぎたかな.
今回,写真を大きくしてみました.
問題なければ,今後このサイズに変えます.
2016 .1.7
Pseudophoraspis sp.ダニ発生のため水洗
It is carried out the extermination by washing with water for tick outbreak of the Pseudophoraspis sp.
普通のゴキブリは,ここまで激しく洗うと麻痺したように動かなくなる個体がでる.
しかし.この種は「スッキリ!」といった感じで全く動じない.
木片も熱湯殺虫.
これでしばらく様子を見る.
2016 .1.6
Blaptica dubiaの孵化直前卵
Egg just before the hatching of the Blaptica dubia
卵嚢排出直後の卵.
周りには1齢幼虫が走り回っていたが,まだ脱出できていない幼虫がいる.
別容器に移し,1日様子を見たが,結局孵化できた個体は無かった.
ここまで成長していても,ダメなんですね.
2016 .1.5
Archiblatta hoevenii成虫ケージの交換
Cleaning of the breeding case of the Archiblatta hoevenii
マット内が黄色いカビに侵されつつある.
これは,ケース横から中の様子.
水容器の下.
どう見ても,卵鞘に悪そうだ.
卵鞘の孵化は,自然に任せようと思っていたが,交換することにした.
シェルターを除き,成虫を移動させた後の状態.
露出していた卵鞘(左).
埋め込まれていた卵鞘(右).
どちらも状態がかなり悪い.
成虫の数も,昨年の10/8ではこの容器に♀20,♂12いたのだが,この時点で♀17,♂9.
これを見るに,孵化しそうな卵鞘などひとつも無い.
これはもしかすると,累代がストップするかもしれない.
油断大敵である.
原因はやはり餌の可能性が高いと思う.
キノコ以外にも,必須栄養源が何かあるかもしれない.
望みは捨てずに別容器に保管して,観察します.
2016 .1.4
腹背板の乱れ
Deformed ventral abdominal segments of male of a Gromphadorhina oblongonota
ゴキブリはこのような腹板の変形が良く観察される.
普通は1箇所程度が融合されたりしているが,この個体は3箇所入り乱れている.
1箇所だけだと,外見上目立つが,複数個所で発生すると,特別違和感も無い.
背板がこれだけ乱れても,腹面は正常.
他の昆虫でもこういった現象が起きているのでしょうか.
小さな昆虫や,翅がある昆虫は見過ごされ易そうですね.
いずれにせよ,成長や交配には影響無さそうである.
どうでも良いといえばどうでも良い腹板の話でした.
さあ,新年もスタートして4日がたちました.
今年も,ゴキブリ・ネズミに関する論文をいくつか世に出したいと思います.
また,少し野外に出ようと思います(運動不足を実感している).
皆様の情報等お待ちしています.
そこで,今週末にK田君と久しぶりのゴキブリ採集に行く予定です.
成果があれば,結果は後日お知らせします.
2016 .1.1
2016年 明けましておめでとうございます
I wish you a Happy new year 2016
本年もよろしくお願いします.
2015 .12.28
飼育動物の年末
The end of the year of the breeding animal
飼育室の一番温度の低い場所で管理しているヒメクロゴキブリ.
低いといっても17℃程度はあるためか成虫がまだいる.
クマネズミたち.
この2匹は仲のよいペア.
左♂.右♀.
面白いもので,クマネズミは臆病な割には,このように近寄ってきて観察を始めます.
いつでも逃げられるという,自信の現れでしょう.
さて,本年も今日で更新は終了します.
あっという間の2015年でした.
1年間ありがとうございました.
また来年もよろしくお願いします.
最後に,私事ですが,この歳にて学位を取得することが出来ました.
これもひとえに皆様の励ましやご教示あったからこそだと思います.
皆様,ありがとうございました.
今後も,ご指導よろしくお願いします.
よいお年をお迎えください.
2015 .12.25
ゴキブリの幽霊?
Ghost of the cockroach?
キチャバネゴキブリ幼虫.
久しぶりに入手したので,喜んで写真を撮ったのだが.
同じ個体を別アングルで写した写真.
腹部が透けて葉の葉脈が見える.
拡大するとやはり透けている.
ゴキブリが,突然発生すえるのは,やはり超常的な侵入をしているのだろうか.
2015 .12.24
マルバネゴキブリ床換え3
Cleaning of the breeding case of a Hebardina yayeyamana.3.
半年交換しないとこんな状態.
逆言えば,半年しなくてもOK.
これだけ汚くなると,カビやら何やらでおかしくなりそうだが強い種なんでしょう.
こんな死骸の山がありました.
完成.
2015 .12.22
マダラゴキブリの餌
Feed of the Rhabdoblatta guttigera.
F1は順調に成長している.
かなり密度が高い.
餌はネズミの固形飼料だが,落ち葉や木片も良く食べる.
網目状になる.
齢が若いので葉の薄い部分だけが食べられているが,成長すると葉脈も残らなくなる.
この状態が,上の写真のようになる.
ゴキブリが,自然界の分解者として役立っているという,わかり易い例.
2015 .12.21
飼育しているのは何?
What do you think to breed it?
Gromphadorhina oblongonotaですが.
答えは「←」.
初令からの飼育により,ダニの駆除は成功した.
そうなるとこのダニ,現状ではマダガスカルに行かねば採集できないダニとなる.
これだけ大きくなるダニは,日本でも多くないだろう(マダニ除く).
それはそれで貴重なはず.
このダニに関しては,優位に立つことが出来た.
例のマットに出るダニも,早くこうなりたいものだ.
2015 .12.18
イエゴキブリ
Neostylopyga rhombifolia
久しぶりに,少し,じっくり観察しました.
様々なゴキブリがいますが,大きく,模様も鮮明で特徴がある種はそんなに多くありません.
いいゴキブリです.
最近急に寒くなりました.
ゴキブリの管理気をつけてください.
2015 .12.17
ネズミ 2種
Two kinds of Rats.
娘からもらいました.
ネズミグッズを見つけると,いつも買ってきてくれます.
うれしいですね.
左はドブかな.
右は大きさはハツカネズミですが,外見ではドブ?白いからラット?
目の大きさと尻尾の長さからはクマ?
メーカーよく見ると,先日S木さんからもらったハエ袋と同じ.
仲良く収まってもらいましたが,違和感ありませんね.
2015 .12.16
12月もハエトリ元気に活動
The jumping spider is active well in December
湯沸室で発見.
近づいて確認するとアダンソンの♀.
餌も無いだろうと思った矢先.
タオルを殺菌していた容器内に入水クロバネキノコバエ発見.
ここに入らなければ餌になっていただろう.
12月でも,結構虫はいるものですね.
2015 .12.15
Eucorydia sp. 産卵
Egg-laying of the Eucorydia sp.
産卵する状態の♀は,♂に比べ腹部が幅広になる.
いかにも♀といった雰囲気になる.
2015 .12.14
Byrsotria sp.もダニ
To a breeding case of the Byrsotria sp., a mite occurred.
一見わからないがいる.
かなり多い.
ピンクの粒々すべてダニ.
すばやく走り回っている.
この写真内だけでも200~300ほどのダニがうごめいている.
Blaberidae科は,マットを使用していることが多い.
オガサワラゴキブリも半数ほど侵入された.
Blaberus colloseus”
Archimandrita tesselata
Blaberus giganteus
も発生が確認され,駆除してきた.
それ以降,ケージをメンテナンスする際は,以前発生が確認できていなくても,すべてのケージを確認するようにした.
すると,結構見つかる.
少しお気楽に考えていたが,基本に戻り対策も検討しようと考えている.
ちなみに本種は,過去にフミガタゴキブリByrsotria fumigataとしていたが,違うようなので,Byrsotria sp.としておきました.
2015 .12.11
机上コーナー
Corner on the desk
年末だからと言う訳ではないが,キーボードの回りを掃除した.
ついでに,周りに転がっている害虫たちを整理してみた.
よく考えたらすべてもらい物であった.
どれも大切なもので,誰から頂いたかすべて覚えている.
特に手前の黒くて,足が6本ある動物はお気に入りの物.
だいぶ以前紹介したかもしれないが,インドに行った際,私が所かまわず虫を探していたのを見かねた同行者が,行った先の博物館で販売されて本種を見つけ,プレゼントしてくれた.
これを見るたびに思い出す.
2015 .12.10
サツマゴキブリ瀕死
Opisthoplatia orientalis critical condition
サツマゴキブリは,丈夫だと思っていたが,幼虫の死骸が出ていた.
卵鞘も転がっている.
現在の総数はまだ幼虫も含めいくつかいるので仕切りなおし.
サツマゴキブリは,ごくまれにしか実験に使用しないので様子を見る.
2015 .12.9
目が合った
Eye matched
クマネズミです.
「元気かな」と覗いたら目が合い硬直した.
飼い慣らされたラットやマウス,ハムスターではこういった仕草は見られない.
と思う.
彼らには無い,知能?表情?がクマネズミにはある.
かわいい.
2015 .12.8
脱皮
Molting snake
目が白い.
2013年,私のところに来た時は,3ヶ月に1回の脱皮であった.
2014年は4・5・6ヶ月と幅が開いていたが,
今年は4・8・12月と4ヶ月間隔に戻った.
前回,うまく脱皮できた厚ダンボールを入れて様子を見る.
結果,4日後に脱皮したが,今回全然ダメ.
結局,私が水道の温水の中で,ほぼ全身剥くこととなった.
まあ,それはそれで,一人でヘビに話しかけながらやるので楽しいが.
他人が見たら,おかしい人と思われるだろう.