ゴキブログ一覧
2016 .4.18
第68回日本衛生動物学会大会
The 68thAnnual Meeting of the Japan Society of Medical Entomology and Zoology
4/15~17に栃木県総合文化センターで開催された.
私は2日目に「ツバメトコジラミOeciacus hirundinis によるヒト刺咬例」
を発表しました.
左から,ツバメトコジラミ・ネッタイトコジラミ・トコジラミ♂♀.
イワツバメの巣より発見されたが,室内にも侵入しヒト刺咬被害を起こした事例です.
ペストロジー学会に比べ,PCOの参加者は少なく,今回も数名でした.
難しいイメージがありますが,様々な分野の先生とお会いできる機会でもあり,今後PCOの参加者も増えてほしいと思います.
2016 .4.15
Gyna caffrorum に発生したキノコ
The mushroom which grew to a waterer of the Gyna caffrorum
替えて間もない給水器にキノコ.
いつものやつですね.
いつの間に侵入したのでしょう.
しかし,よく考えると,同じ室内で胞子をばら撒いていれば,入って当然.
そう考えると,胞子をふりまく生き物も管理をすべきだろう.
2016 .4.14
Archiblatta hoevenii 後無し
Last chance of Archiblatta hoevenii
卵鞘孵化しないまま,成虫の寿命も尽きてきた.
1ケース目から回収した卵鞘.
2ケース目.
回収卵鞘.
数は少ないが,程度は前ケージより良い雰囲気.
2ケース統合し,雌が元気なうちに土マットで再スタートする.
卵鞘は別管理.
最終的な結果が出るのは秋ごろだろうか.
2016 .4.13
Pseudomops septentrionalis多分全滅
Probably Pseudomops septentrionalis is exterminated
少し留守にしたのだが,水や餌があるにもかかわらず1匹残して全滅.
残った1匹.
幼虫の死骸が多数ある.
しかし,初齢幼虫が見当たらない.
孵化しそうな卵鞘を集めてみたが,多くない.
という事は少し前から異常が発生していたと思われる.
いずれにしろこれはかなりヤバイ.
2016 .4.12
トビズムカデ今頃産卵
Scolopendra subspinipes mutilans this time laying eggs
ピンボケになってしまったが,卵が転がっている.
無性卵だったのだろう.
雄を入れない限り,仔は無理.
愛知県の個体なので,なおさら入手は困難.
脱皮もしないので,トビズとしてはこのサイズがMAXなのだろう.
しかし,過去に見たトビズの中では最大級の太さと長さがあるように思える.
2016 .4.11
コオロギにヒメグモ
The Steatoda triangulosa which invaded a cricket breeding case
コオロギ飼育ケースの中に,見慣れないヒメグモを見つけた.
この室内では,過去に見たことが無い.
コオロギを食べて栄養状態も良さそうな個体である.
マダラヒメグモ?
だとすると外来種のようですね.
なぜここにいるのか.
2016 .4.8
キノコの後に発生したカビ
The mold which spread after the outbreak of the mushroom
例のキノコの出た孵化マットですが,カビが酷い.
他の種では,あまり記憶にないですが,ヤシガラ+Archiblatta hoeveniiは相性がよくないのか.
拡大.
ケース側面の胞子?
掘り出すと,皆中は空.
最近,成虫1ケージ飼育が終了したので卵鞘掘り出したが,これも程度が良くない.
しかし,F3までは同様に,ヤシガラで孵化しているので,全てがこの原因とは思えないが.
しかし,そうも言っていられないので,良さそうな卵鞘は土へ入れる事にした.
来週,体制の立て直しをする.
2016 .4.7
最近のB.P.
The present condition of the Ball python
本種の和名は,Google(2016.04.27)だと,
1位 ロイヤルパイソン 365,000件
2位 ボールパイソン 312,000件
3位 ボールニシキヘビ 290,000件
4位 ロイヤルニシキヘビ 211,000件
私は,「ボールパイソン」が馴染みある.
近況です.
いまだ餌食わないですね.
フ~.
2016 .4.6
Blaberus boliviensis
Blaberus boliviensis
ブラベルス属の中でも,前胸背板の黒斑に種の特徴が現れやすい種.
国内でも,本属を詳しく研究している研究者がいるので,私のような素人はさらっと.
以前も書いたが,国外のブリーダーは,本属の管理が出来ていないところがあるようなので,本当に純血種なのかは,わからない物が多いと思う.
これも??.
2016 .4.5
リュウキュウモリゴキブリ
Episymploce sundaica
ゴキブリも写真の撮りようで,普通の昆虫に見えますせんか?.
ワモンだって,熱帯に行けばジャングル内に存在しています.
ゴキブリ専用スタジオでも作って,綺麗な写真でも撮ってみますか.
2016 .4.4
Hemithyrsocera histrio
Hemithyrsocera histrio
この幼虫は,桜餅を連想させてくれる.
成虫は・・なんだろう.
2016 .4.1
春らしいゴキブリ
Springlike cockroach.
4月ですね.
浅草も桜満開です.
日本のゴキブリではないですが,桜のように綺麗と紹介出来るのは本種ぐらいでしょうか?
Panchlora nivea.
当社にも数名ゴキブリマニアの新入社員が入社しました.
まずは,現場.
基礎固めの後,ゴキブリ(害虫)道を引き継いでほしいものです.
2016 .3.31
Archiblatta hoevenii 孵化しない2
The oothecal of the Archiblatta hoevenii does not hatch. Part2
全数数えた訳ではないが,産卵鞘数は,50個を超えていると思う.
しかし!
全く幼虫が出てこない.
何となく,キノコ疲弊していたのだが,まだ,こんな良い感じの卵鞘産んでいる.
そこで,別の容器に入れ替えることにした.
選ばれたのは,ホラアナゴキブリ.
ホラアナマットは土のみを使用しているため,キノコやマットの菌まみれになる事は無い.
孵化して欲しいものだ.
2016 .3.30
床換え頻度が高い種
High frequency species of the cleaning of the breeding case
イエゴキブリだが,ケージがすぐ汚くなる.
原因は,脱皮殻を食わない為だが,それだけでは無い気がしてきた.
今度,イエゴキの生態を書いた本(たぶんあったと思う)を読み直そうと思うが,脱皮間隔が短いとか,脱皮数が多いとかあるのではないだろうか.
当面掃除するが,していて思うのは,殻(空)なので,掃除機の吸引口を近づけると,殻だけ吸えないかと思う.
たぶん吸えるが,初令は間違いなく殻とともに吸われそうだ.
初令のいない時期なら出来かもしれない.
2016 .3.29
トコジラミの飼育
Breeding of the bedbug
餌やり中.
この絵柄は中々使いづらい.
が,緊急避難的に仕方がない.
2016 .3.28
キチャバネゴキブリ最近の居場所
Recent place to stay of a larva of the Symploce japonica
いつもは,探さないと見つからないが,ここ1週間ほどいつ見ても場所にいる.
脱皮が近いのかもしれない.
楽しみである.
2016 .3.25
Panchlora spのダニ駆除
The mites extermination of the Pancclora sp.
以前,ダニが入らないように,選りすぐり,2ケースも無ダニケースを作ったつもりだったが,ダニ侵入.
どこかに付いていたのでしょうが,簡単には行かせてくれない.
どうも原因は,成虫?
どんなに綺麗に見えても,翅の下などに潜んでいるか,下手すると翅の下に産卵している可能性も考えられる.
オガサワラゴキブリは幼虫のみ同様に実行して,今のところ成功しているので多分うまく行くと思うのだが.
幼虫と成虫を新しいマットに移し,2日間飼育.
成虫は,水洗いをする.
成虫ケース.
幼虫ケース.
2016 .3.24
Elliptorhina chopardiの異変
Accident of the Elliptorhina chopardi
妙に死骸が目立つ.
よくない知らせかと思い,床換えしたが死骸は成虫ばかりであった.
幼虫が混ざると対策が必要になると思うが,とりあえず大丈夫のようだ.
交換後.
Elliptorhina chopardi(ドワーフヒッシングコクローチ)は,過去に一度全滅させたことがある.その時の系統は,ほとんど幼虫を生むことがなかった.皆さんのところの系統は健康でしょうか.
2016 .3.23
ねずみ駆除協議会
Japanese Association of Commensal Rodent Control.
KKRホテルにて,ね協研究会が開催されました.
開会の挨拶をする谷川委員長.
私も,今回は発表者として話しをしました.
内容は,殺鼠剤を使った場合,ネズミはどこで死ぬのかを,調べた内容です.
行政含め,100名以上の方が参加していただき,大盛況に終わりました.
都市のネズミ問題は,ビルから高齢者住宅にシフトしています.
関係者一丸となって取り組まないと解決しない問題です.
ね協としても,その中心となれるよう,活動しなければいけないでしょう.
そして,先日娘からもらったネズミタイピンのデビュ~.
2016 .3.22
Princisia vanwaerebeki の床換え
Cleaning of the breeding case of Princisia vanwaerebeki
前回行なったのが昨年7月.
やっと床換えする気になった.
その間,全く何もしていなかったかというとそんな訳は無く,虫体が大きいので,スコップのようなもので糞を定期的に集めて捨てていた.
しかし,さすがに半年以上換えないと,炭カルも落ち,スッピン状態.
よく紙を食い破って逃げ出さないと思うが,心優しいのかな.
糞も猛烈にたまり,臭いはさほど無いが良い環境でないことはわかる.
交換後.
卵シェルターを使い回したので,強烈な爽快感は無いが,清潔になった.
2016 .3.18
オガサワラウスヒラタゴキブリの初齢幼虫
First instar of the Onychostylus pallidiolus boninensis
ダニ駆除時に数を減らして再スタートした脱ダニケージ.
今のところ再発もせず,初齢幼虫が出始めている.
再発はぽつぽつ確認できており,現在グリーンバナナが問題.
他,4種類ほど.
2016 .3.17
ゴキブリの保○園
Nursery school of the cockroach
Deropeltis sp.の初齢幼虫.
通常,幼虫から成虫は様々な齢がまんべんなく同所に集まるのだが,この種は,初齢幼虫ばかりがこのように集合する.
何かこうなる事の意味があると思うが,飼育下では分からない.
中央の大きめの個体がこのグループの最年長だろう.
2016 .3.16
憩いの場
My oasis
一度紹介したが,ゴキ仲間に海洋堂産クロゴキを入れたら,グッとグレードアップしたと思っている.
少し寄って.
満足.
2016 .3.15
ダニ発見のポイント
Point of the mite discovery
根絶を目指している例のダニ.
最近暖かくなって,発見するには良い時期となってきた.
この時期に,一気に根絶を目指すべく,目視による確認をケース1つずつ行っている.
ちなみにこのケースはPhoetalia pallida.
見るポイントは給水容器の下.
移動させた後,このゴミの中を動くものがいないか目視にて観察.
チャタテムシは大きさと動きで分かる.
一日に確認できるのは,約36ケース.
ここしばらく見つかっていなかったが,硫黄島産Pycnoscelus surinamensisのケージで発見.
これは前回駆除を実施したはずだが,再発した.
だが,先は見えてきたので,夏までには片をつけたいと思う.
2016 .3.14
ムカデも活動開始
The centipedes starts activity, too
トビズムカデ.
冬の間ほとんど餌を食べていないはずだが,パチンパチ.
西表のムカデ.
今まで,シェルターに篭り餌を食っている様子もなかったが,外に出ていたのでコオロギを入れるとすぐに食いついた.
ムカデ達は,先週の野外性ゴキブリより温度の高い場所においているが,体内時計のなせる業か,冬は活性が落ちるのだろう.
本当はもっと気温の低い場所に置き,冬眠させたほうが良いかもしれない.
次シーズンは検討しようと思う.
それにしても今日は寒かった!
2016 .3.11
ヒメクロゴキブリも活動開始
The Chorisoneura nigra starts activity, too
冬の間,いつ見ても表面に出ている虫体はいなかった.
潜んでいる個体を探しても,多い感じはしなかった.
やはり,暦は良く作られています.
昨日のキスジやキチャバネ同様,本種も活動開始したようだ.
ヒメクロをこんなに長い期間飼育出来たのは始めてである.
2016 .3.10
カナダ経由シアトル土産
Souvenirs of Seattle
娘の土産.
こんなに沢山.
うれしいです.
左はゴムのネズミ.
クマネズミだと思うが,日本のものに比べ目の出来が良い.
ゴキブリは,裏に吸盤があり,このように貼る事が出来る.
分離できるので,パッケージを壊さずに外す事が出来ていい.
どれも日本では買えないだろう.
ネズミのタイピン.
今月,ねずみ駆除協議会の研究会が開催され,私も壇上に立つ予定なので,このタイピンをして行きたいと思う.
有難う!
2016 .3.9
キスジゴキブリ羽化
Emergence of Symploce striata Striata
キチャバネ同様,本種も室内でも寒い下段に置いていたが,羽化していた.
前胸背板の黄色いラインが綺麗です.
♂.
まだ,他は幼虫で沢山いるので,繁殖はできると思う.
関東で採取した個体は,冬寒くしたほうが調子良さそうだ.
そういえば,先週末は啓蟄だったんですね.
さあ,これからゴキブリシーズンがまた始まります.
2016 .3.8
キチャバネゴキブリ羽化
Emergence of Symploce japonica
室内でも寒い下段に置いていたが,羽化していた.
♀.
♂はこの個体より1月半ほど前に羽化し,死亡していた.
寿命があるうちに,新規♂を捕まえないと.
2016 .3.7
Aeluropoda insignis床変え
Cleaning of the breeding case of Aeluropoda insignis
久しぶりの掃除.
炭カルが薄れて,蓋がなければ大脱走の状態.
さすがに汚い.
後.
シェルターを使いまわしたので,あまり変化がない.