ゴキブログ一覧
2024 .2.21
トウヨウゴキブリ床替え
Cleaning of the breeding case of the Blatta orientalis
9月より水と餌しか補充していませんでした.
海外では結構身近なゴキブリのようですが,日本では本当に報告がないです.
跗節の滑り止めが小さいので,約半年たっても炭カルは削れません.
それもあり,床替え間隔が伸びる傾向にあります.
トルキスタンゴキブリも同じです.
2024 .2.20
アメリカザリガニ脱皮
Red swamp crayfish molted.
脱皮しました.
上から.すぐ殻を食べるかと思いましたが直後でしょうか,まだ残っています.
今まで少しくすんだ赤だったのですが,マッカカとなりました.
実は私,アメリカザリガニは野外で一度も捕ったことなかったです.
長野は寒く,今は分かりませんが子供の頃はいませんでした.
憧れの生き物なんです.
それが今では特定外来生物に指定されてしまいました.
確かに,本種が池などに入るとヘドロ池に変貌させるほど立ち悪いですね.
と言う分けで,脱皮など興味津々.
早速取り上げ観察.
見事に抜けるもんですね.
組み合わせるともう一匹いるかのような状態.
裏.
まあ,ゴキブリもあの長い触角をスーっと抜くので同じなんでしょうが...
脱皮って素晴らしいですね.
本種は飼育しても良いですが,逃がすのはダメですよ.
寿命は5年程度らしいので,一度飼育はじめたら最後まで飼育しましょう.
それと,ペアで飼育したくなりますが,増え方ハンパないのでペア買いはやめましょう.
2024 .2.19
飼育資材
Breeding Materials
落ち葉が手近な保管容器から無くなったので,ストック容器から移した.
いろんな素材をストックしているが,これは枯葉容器.
ヤシ系の葉が忘れ去られて入っていた.
これらは,水容器とシェルターとの橋渡しや,ウスヒラタは結構好むようです.
それと,葉と違い丸まらないのでゴミを落ちしやすいところが良いです.
短く切って,手近保管容器に収納します.
この大ストック箱は,野外からとってきた葉を入れ,完全乾燥させつつ雑虫処理も目的としています.
2024 .2.16
アカズミゴキブリ卵鞘
Oothecae of Periplaneta kijimuna
採卵から40日以上経過したので生息を確認した.
どの卵鞘も中は空洞っぽく,結局このケースの中の卵鞘は1個も孵化しなかったようだ.
なんとなく,今までの経験から予測していたが,これだけあって(100個以上はあると思う)1個も孵化しないのはやるせない.
気を取り直してこのマット,ワラジも発生して栄養価たっぷりなので一旦レンチン殺虫して別の飼育に利用する.
この土が良いと私は思っている.
2024 .2.15
ワモンゴキブリの素潜り
Diving time of the Periplaneta americana
単為発生F15が成虫になりました.
№1.個体です.
いつものように単独飼育にするため新容器に移したら,水容器にダイブ.
ワモンは雑排水槽にもいるので水はお手の物なのか,潜った切り出てこない.
そのうち出るだろうとみていたが5分,10分経ってもほとんど動かずこの状態.
ゴキブリは口で呼吸しないから腹部出てれば窒息しないと思ったが少し心配になる.
一応,プルプル動いているので呼吸はしていると思うが.
で,ビデオ撮影して結末を記録に収めた.
31分.
さすがに,水から上がった瞬間よろめいていますね(笑).
その後しばらく放心状態でした.
F15 一番乗りの個体なので本当心配しました.
ギネス申請できそう.
2024 .2.14
ヤエヤママダラゴキブリ床替え
Cleaning of the breeding case of the Rhabdoblatta yayeyamana
やっと着手しました.
イモ洗い状態.
野外ではありえない密度です.
触角が短くなった幼虫も結構います.
ただこれを触れ合わない状態にするには,ケースを数十個作る必要があり,現実的には無理.
そこで10匹程度選抜して中プラケにて低密度飼育.
♂.
♀.
腹端部見て雌が多くなる程度に抜き出しました.
ただ頭では理解していても,たくさん見ると怪しそうなのがいくつも出てきます.
もっと修業しないといけないですね.
残りは綺麗にした容器に戻すことにしました.
移し終わり.
幼虫は300匹近くいました.
こちらは密度変わらず.
ごめんなさい.
移し終えた容器の状況です.
幼虫が数匹ですが死亡しています.
まだ数匹ですが,ひどくなると数樹匹とでます.
また,齢数が進むともっと出ます.
何度も失敗して将来が予測できるので,今回はそうならない工夫を折々に入れてみたいと考えてます.
2024 .2.13
Therea petiveriana
Therea petiveriana oothecae
最後に残った大きなペアのうち,雌が死亡しました.
沢山卵鞘を残したと思い探しましたが...
残念~.
この感じだと,未交尾?
希望は捨てず,保管しました.
数カ月管理になりますね.
2024 .2.9
トコジラミの潜み場所
Hiding Places for Bed Bugs
昨日,今日と千葉でペストコントロールフォーラムが開催され,関東という事もあり久しぶりに参加しました.
学会とは違い研究発表は多くありませんが,新しい話題がいくつもあり大変勉強になりました.
で,夜は懇親会も盛り上がり,新たな研究の話や,人脈が作れました.
遅くなるのでホテルも予約しておきました.
さて,宿泊といえば最近はトコジラミ.
私も講習会などで,持ち帰らないように「こうしましょう」みたいな話をします.
そこで,今回泊まった部屋を参考に写真を撮ってきました.
まずは,部屋の四隅の血糞確認.
ヘッドボードの壁側.
掛け時計の裏側.
壁周りに貼られた装飾木材の貼付け際.
カーテンの上部折縫い皴や壁紙.
みんな異常無し.
翌朝も異常無し.
私の体は,トコジラミに対して感作されてますが,翌朝も異常無し.
大体泊まるのはこのホテルですが,まだ一度もお目にかかったことはありません.
一応念のため.
2024 .2.8
ボールパイソン脱皮
Python regius sheds its skin
水にばかりはいっているので,脱皮かと思っていたら目が白濁してました.
先日のアオダイショウみたいにビデオで撮影しようと思っていたのですが,あっさり脱皮終わってました.
今回は,昨年11月に脱皮しているので期間がかなり短かったです.
20匹ネズミ食べているので,沢山食べると早まるのでしょうか.
皮のむけ残りが背中に少しありましたが手でむいてすぐ取れました.
体重は2.6㎏.
前回2.5㎏.
前々回2.6㎏.
現状維持といったところでしょう.
脱皮後は,水には入らなくなっていました.
2024 .2.7
Blaberus giganteus
Blaberus giganteus
累代飼育を始めて15年目になりました.
入手した当時は,まだ国内に流通していない時期で国内では貴重な種でした.
まだそこそこの大きさをしていますが,高密度では小さくなっていきそうです.
その為に,本種だけのシェルターを入れていたのですが,あまり機能していない様子.
そこで支柱を入れて翅が伸びやすく,また,立体で潜めるようにしました.
大きい種は大きくなってほしいですね.
2024 .2.6
仲良しTherea regularis
Therea regularis of lovebirds
小プラケ内の唯一の1ペア.
仲良さそう.
雄がちょこんと言った感じ.
ケース越しなので状況が良く見えない.
蓋開けたら照れたのか離れた.
2024 .2.5
キチャバネゴキブリ床替え
Cleaning of the breeding case of the Centrocolumna japonica
半年ぶり.
もうすぐ2年になります.
飼育記録更新中.
成虫多く,若齢幼虫少ない状況.
順調であれば,春ごろ若齢幼虫が現れるはず.
ケース内のゴミも,幼虫の死亡はなくこれだけ見ると問題なし.
2024 .2.2
クマネズミ
Rattus rattus
沢山のケージの中で,この個体だけいつもこうしてこちらを見ています.
昨年紹介した仔です.
何か見えるのでしょうか?
マウスの視力は人の1/50といわれており色も多くは識別できないとされています.
近寄っても逃げないのでそっとタッチ.
「なんだ!」みたいな感じ.
見えてはいないのかもしれない.
でも毎日会っているのだから臭いぐらいは分かるだろうに.
2024 .2.1
その横のコマダラゴキブリ
The Rhabdoblatta formosana beside it.
ヤエヤママダラの横のコマダラケージ.
昨年夏に若齢で数匹もらいそれ以降,ケージがこんな状態なのでほとんど姿を見ていない.
コマダラと判断したのも,隣のヤエヤマは葉っぱよく食べるのに,こちらは全く食べないから.
なので,もしかしたらヤエヤママダラになるかもしれない.
少し大きくなっていますが,成長も遅い感じがする.
真面目に同定すれば分かると思うが,成長すれば分かることなのでこのまま飼育します.
2024 .1.31
ヤエヤママダラゴキブリ
Rhabdoblatta yayeyamana
幼虫が成長して高密度.
なんとかしないといけない状態になってきました.
まだ♀成虫も元気で産みそう.
リンゴと野菜と昆虫ゼリーでとりあえず応援.
近々何とかします.
とはいえ,どうすれば...
2024 .1.30
Madeira Tower 2
Madeira Tower 2
無事に増えています.
何と!結構長いタワーも作られています.
1つは保管してあるので,どこまで大きく,長くなるかしばらく観察します.
2024 .1.29
白眼ワモンゴキブリ卵鞘
Oothecae of the White eyed Periplaneta americana
これは,新成虫ペアケージではなく,集団飼育しているケージで発掘した物.
これは孵化しません.
新成虫ペアは産む気配なし.
まあ,半年以上はチャンスあるので,気長に待ちます.
2024 .1.26
プルメリアに潜むゴキブリ
Cockroaches hiding in plumeria
葉が伸びてきたと眺めていたら見つけた.
見たことないというかヒメクロっぽいがなんで?
しかも作業台からはそこそこ離れている場所の植物だし.
可愛い.
本来はこういった環境で飼育したいものです.
とりあえず,回収して飼育して見ます.
一応,室内にはフィプロニル設置してあります.
2024 .1.25
孵化開始
Hatch start of keep oothecae
まずはPolyphaga aegyptica.
そしてPolyphaga saussureiも.
まずは一安心.
2024 .1.24
タマヤスデ
Pill millipedes decreased
タマヤスデが様子変なので,床替えしました.
予想的中.
全部で22匹しか見つかりません.
いつもと違うのは成虫が少ない.
ハッチベビーが全くいない.
もしかしたら卵で全て見逃している可能性もないではないですが.
こんなに見つからないのは何かがおかしいのでしょう.
多分,新しい飼育室の環境に私が適応できていないのだと思います.
2024 .1.23
コウガイビルの寿命2
Life span of the Hammerhead worm 2
久しぶりの登場です.
昨年の今頃,現在の大きさで捕まえてきて,2月に産卵.
その後,少し縮みましたが元の大きさになっています.
しかし,産卵は2月以降無いので,やはり春先に産卵するのでしょうか?
さて,寿命についておさらいです.
1.Hammerheadではないですが,ニューギニアヤリガタリクウズムシは1,200日以上(農水)
2.寿命はない(ネットA).
3.数か月程度(ネットB).
4.産卵をみた個体は,やがて死ぬが,翌年まで生存した個体が,再び産卵することはなかった(白沢・牧野,1976).
春に産まれるとすると,採集したときが1年個体なので今年で3年目を迎えることになります.
この種はこれが成虫のようで大きくなるそぶりもありませんでした.
果たして2月に産卵するか.
餌はそれなりに食べているようですが,手ごろな大きさのカタツムリが今少なく,栄養状態は良くないかもしれません.
飼育していることを忘れてしまいそうなおとなしさですが,それがまたヨシ.
2024 .1.22
クマネズミ達
Rattus rattus
年長組.
年少組.
引っ越し後,新居にやっと落ち着いたようです.
2024 .1.19
ボールパイソン水入り
Python regius with water
以前も一回水容器に入ったことあったが,これだけすっぽり入ったのは多分初めて.
スッキリしたアオダイショウとならんで収まっています.
脱皮なのか.
餌も沢山食べていたから糞?
暑いということはないと思うのだが・・・.
2024 .1.18
眼鏡にウスヒラタゴキブリ
Megamareta pallidiola on glasses
最近老眼で眼鏡をはずして作業が多くなりました.
ゴキブリの世話の時も外しています.
で,終わってかけようとしたら,静かに付着していました.
ウスヒラタゴキブリ幼虫です.
まあ,野外で仕事していたらよくありそうな光景.
室内は,万が一のことを考え,フィプロニル他優秀なベイト剤を多数設置しています.
くれぐれも逃がさないようにしましょう.
2024 .1.17
アオダイショウ脱皮の苦労
The difficulty of snake molting
いつものように目の白濁から復帰し,そろそろと気になり小まめに観察していました.
しかし,いっこうに始まらず.
脱皮1時間前の頭部の状態.
皮が浮き上がっています.
見ていては仕事にならないの昨夜からビデオを回しているのですが,空回りばかりで始まらず.
そしてついに開始.
まずは,水容器の角に鼻先をこすり付け皮を剝こうとしているようです.
が,ダメでプラケース壁面にこすり付け始めました.
1周してやっと顎の皮が外れたようです.
また一周.
頭部先端から4~5cm剥けました.
また1周開始.
すでに15cm程剥けてます.
あとはむけた皮を引っ掛け水容器を回るだけで進んでいきます.
だいぶ剥けました.
そしてしっぽの先が抜けた瞬間.
昼の11:30から始まり約1時間で脱皮終わりました.
それにしても大変なことですね.
次回からは皮が引っ掛かりやすい何か(これから考えます)を入れてやろうと思います.
脱皮直後.
頭も見違えるほど綺麗になりました.
2024 .1.16
アカボシルリゴキブリ床替え
Cleaning of the breeding case of the Eucorydia tokaraensis
大事を取って3ケースに分けていたために救われました.
今回もまだいるなと思って,そのままにしようと思ったのですが,なんとなく嫌な感じがして幼虫を探すといない.
バットに少しずつ出しながら探す.
良さそうな卵鞘.
若齢幼虫.
翅ボロの♀成虫.
結局1個目のケースは成虫1と若齢幼虫10匹程度.
放置したら完全に全滅まっしぐらでした.
2個目のケースも同じ感じ.
3個目のケースで老齢幼虫などの塊が残っており,一息つきそうですが,全て1ケースにとりあえずまとめました.
中途半端な密度は手厚く飼えばよいかもしれませんが,放置気味はダメのようですね.
2024 .1.15
ダメな卵鞘
Dead oothecae
ムカシゴキブリ科の卵鞘は,湿らせたマット内で管理するようにしているが,取り出す時期により全く孵化しないロットもある.
こちらは,Therea olegrandjeani.
卵鞘の縫合部にマットが固着している.
中が腐って卵液が出て固着した状態.
Polyphaga saussurei の保管卵鞘.
左がダメ卵鞘.
右はまだ大丈夫そうな卵鞘.
2024 .1.12
白眼ワモンゴキブリペアの様子
White eyed Periplaneta americana
順序が決まっているかと思いましたが,早い者勝ちか今日は反転してました.
どちらでも良いのでしょう.
外に出してみましたが逃げないですね.
2024 .1.11
Aeluropoda insignis床替え
Cleaning of the breeding case of the Aeluropoda insignis
記録見ると1年していなかったようです.
定期的に糞のかき出しだけです.
脱皮をしても殻は食べるようで残らず,死骸は寿命が長いせいでたまに出たとき捨てるだけ.
手間イラズな種だと思います.
こんな状態で幼虫のサイズが混ざっています.
良い状態です.
静かに落として.
完成
また1年後か.
2024 .1.10
Therea regularis
Therea regularis
群れの成長の波に乗れずに,残った総数6匹?.
ギリギリ状態で保護飼育をしています.
また2匹が死亡しました.
かきだすと残り4匹.
成虫1ペアと幼虫もペアのようです.
幸にも卵鞘を産んでおり,この色と形から見ると孵化しそう.
大事に保管しました.