ゴキブログ一覧
2017 .4.18
長崎のゴキブリ
Cockroach in Nagasaki Prefecture
会場の近くの路上にサツマゴキブリの死骸があると聞き探しに行った.
♀成虫.
ここにも♀成虫の死骸.
この下が怪しいので,簡単に移動出来そうな左の赤い容器と,中央の蛍光管入の下を見たが発見できず.
力持ちのA立さんがコンクリート台座付き看板を持ち上げてくれ,裏を見ると♂成虫発見.
スマフォしかなくピント合わず.
発見した台の上にそっと置き,記念撮影直後元の場所に逃げていった.
長崎は始めて来たのだが,鹿児島県以外はゴキブリが多いイメージは無かった.
しかし,長崎は街中に森などが適度に配置され,うわさではワモンなども普通に見ると聞く.
鹿児島県などは,種数は多いが街中では見つけにくかった.
それに比べると,長崎は夜間街中を中心に少し散歩するだけで東京では普段見ることの出来ない種に出会えるかもしれない.
毎晩飲んだくれていたのが少し後悔された.
次回来たときはゆっくり探したいと思う.
2017 .4.17
第69回日本衛生動物学会
The 69th Annual Meeting of the Japan Society of Medical Entomology and Zoology
先週の金,土,日と長崎大学にて開催された.
私も,トコジラミの近況と,ゴキブリの新種発表をしてきました.
その懇親会.
本学会の懇親会は,比較的質素に営われることが多いのですが,今回は「世界モスキートデイ」のPRにヒトスジシマコさんが登場.
会場を賑わせてくれました.
酔っ払い相手に快く対応いただきありがとうございました.
その後,さらに「変面」と呼ばれるショーが行われました.
踊っていると,様々な顔に変化する芸.
最後に驚いたのは,男性だと思っていた役者が女性.
しかも可愛い高校生.
普段は,ゴキぶりやネズミにしか感動を覚えない変人ですが,久しぶりに正気に戻った思いでした.
いや~よかった.
2017 .4.14
ネバダオオシロアリ卵
Zootermopsis nevadensis eggs
先週羽アリを分けたタッパーの様子.
1つ目は,集団で活動している.
ペアを作ると思ったが,何なんでしょう.
写真撮った後に気が付いたが,中央に写っている楕円形の白い物は卵ではないかと思う.
2つ目.
こちらは変化無.
この違いは何でしょうか.
この先が楽しみ.
2017 .4.13
ハカラメ咲きそう
Bryophyllum pinnatum is likely to bloom
ここのところ暖かいので数日か明日?には満開になるかもしれません.
が,明日から日本衛生動物学会長崎大会に参加のためこの続きが観察できない.
日曜に帰社するので,その時どうなっているか.
2017 .4.12
Gromphadorhina oblongonotaのダニ駆除のその後2
Current of the parasitic situation of mite 2
慣れたもので,片手で押さえ付けられる様になりました.
もう大丈夫でしょう.
駆除のポイントは,「ダニを甘く見ない」ですね.
2017 .4.11
野生ゴキブリの繁殖力
Fertility of wild cockroaches
2月に頂いた野生ミナミヒラタゴキブリ♀から生まれた1齢幼虫.
野外個体の生命力はすごいですね.
これは,ゴキブリに限った話ではないと思いますが,卵鞘5個も産めば,5×25匹であっと言う間に100匹超えです.
さすがゴキブリ!
2017 .4.10
卓上Zoo状況
Desktop Zoo situation
Hypercompsa sp.(左)とホラアナゴキブリ(右).
両方とも1月に産下しているが全く孵化しない.
Hypercompsa sp.は卵期間が長い可能性があるのでまだ可能性あるが,ホラアナは無理だろう.
そろそろ長期出張も入りそうなので,セット解消しようと思う.
2017 .4.7
ハカラメの蕾
Bryophyllum pinnatum buds
春なので花.
これは今年1月の蕾.
毎年,2月頃の大寒波で枯れ落ちる.
今年は少し膨らんできて咲きそうな感じです.
なぜかこのカメラ,手前の蕾に焦点合わない.
忙しいので,この辺で諦め.
咲いたら綺麗に撮ります.
それにしても,今週は忙しかった.
昨年の年度末も激忙しく,それが原因かわからないが,肺炎で入院.
昨年の今頃,病室の窓から浅草寺に咲く満開の桜を見ていましたのを思い出します.
2017 .4.6
Deropeltis erythrocephala危機
Crisis of the Deropeltis erythrocephala
2009年から飼育しているが,初めての危機.
卵鞘が孵化していない.
気が付くと♂1,♀1,卵鞘数個.
湿り気を与えただ見守るのみ.
2017 .4.5
ネバダオオシロアリの繁殖
Breeding of the Zootermopsis nevadensis
4月になり,桜は満開.
シロアリも羽蟻シーズンとなりました.
せっかく沢山出ているので,newコロニーでも作ろうと思い,ケース内で飛ばして小型パックに投入しました.
自切している個体.
翅の落ちた個体を数匹プリンカップへ.
1ペアぐらいは出来るでしょう.
2017 .4.4
ホラアナゴキブリ若齢幼虫
Young instar of a Nocticola uenoi uenoi
現在床換え進行中.
幼虫拾いが大変.
卵鞘は見つからないので,はじめてから数ヶ月は古い床も維持しないと拾いそびれる.
卵期間がわかればよいが,1月に産下された卵鞘は未だに孵化しない.
2017 .4.3
水は命
Water is life
まめに世話している様だが,このような状態まで気が付かない事が未だにある.
単為生殖はよいのだが,両性生殖は数の減少が命取りになる.
2017 .3.31
コワモンゴキブリの前胸背板変異個体
Pronotum Mutant in Periplaneta australasiae
前胸背板黒化個体.
ワモンでは珍しくないが,コワモンは初めて見た.
しかし,前翅の黄色いストライプは残っているので,ワモンと見間違えることはない.
普通との比較.
2017 .3.30
オガサワラウスヒラタゴキブリ交尾
Mating of the Onychostylus pallidiolus boninensis
左が♂.
右が♀.
横から見るとわかりやすい.
2017 .3.29
W卵鞘
Connected oothecae
産下する前に出来始めたのでしょうか.
見事にくっついていますね.
2017 .3.28
シマヘビ3月の脱皮
The Elaphe quadrivirgata shed off the skin for the 6th
今回は全く気が付きませんでした.
餌もつい最近食べていたような.
ここのところ一月おきに脱皮しており,餌食いもよい.
脱皮は完全と思ったが,尾の先2mmほど残っていた.
難しいものですね.
2017 .3.27
雪空にクモ
Snow spider
先週末所用で実家に帰ったんですが,なんと大雪に.
こう寒くては虫などいないと思ったが,トイレ横にクモが.
子供の頃に,アシダカを見た記憶があるので,子供かと思ったが,見たことないクモであった.
図鑑で絵合わせ照合したが,こんなに特徴があるクモなのに,毎度のこと全くわからない.
ゴキブリなら,幼虫でもある程度わかるのだが,クモはさっぱりわからない.
クモの方,見ていらしたらご教示いただけるとありがたいです..
2017 .3.24
ネバダオオシロアリの脱皮
Melting of termites
だいぶ前(2013年06月21日)に,目撃したときは,1人寂しく脱皮をしていた.
今回は,シロアリが集中して何かを食べていると思い,よく見ると脱皮個体に群がっている.
ゴキブリも飼育環境が悪いと,脱皮中の個体が齧られることがあるので,シロアリもそうかと思ったが何か違う.
で,さらに良く見たが,やはりさっぱり分からなかった.
行動としては,脱皮中の虫体の脚の表面をなめている.
齧っていない.
何だろう,ご利益でもあるのだろうか?
それとも脱皮の手助け?
その後,目を放している間にこの騒ぎは収束して,全員いなくなっていた.
2017 .3.23
Paranauphoeta basalis世代交代
Generational change of Paranauphoeta basalis
♂成虫が死亡.
ひょっとしてと思い,シェルターの裏を確認すると幼虫が発生していました.
こうして,次世代にバトンタッチして行くのです.
しかし,飼育環境がその虫体に合っていないと,ただ死んで行くだけになってしまうのでしょう.
何はともあれ一安心である.
2017 .3.22
ヘビの糞隠し
Action to cover the feces of the snake
前から気が付いていたが,偶然だろうと無視していた.
糞にかぶされた餌用カップ.
どうやって被せるのか分からないが,糞をするとかなりの頻度でこうなっている.
それと,いつも床換えの目安としている水容器ひっくり返しによる新聞紙濡れ.
ヘビは糞をするとき湿った環境が都合いいと理解していたが,もしかしたら「糞をしたから床換えろ」と無言の訴えをしているのかと思ってしまう.
2017 .3.21
2017クロゴキブリ初見日
First seeing date of the Periplaneta fuliginosa 2017
外ではなく,室内なので初見といえるか分からないが,1齢幼虫.
室内とはいえ,コンクリートの床面は冷たいらしく,動きが遅い.
カメラが変わってゴキブリチックではなく,昆虫に見える写真になったと思う.
でも,LEDが写りこんでいる.
2017 .3.17
Blaberus giganteusのシェルター
Blaberus giganteus shelter
羽が長い種は,セミのように羽化時に高い場所や広くて邪魔が入らない場所で羽化させるのが良いと思うのだが,飼育スペースの関係で中々思うようにいかない.
特に,Blaberus属の翅は,腹端を超えるので翅バカが出やすい.
トリカルネットと,種苗ポットの腰の高いのを入れると,少しは良くなる.
ポットの中は幼虫の隠れ家にもなる.
2017 .3.16
Elliptorhina chopardiにも木チップ
Also wood chips for the Elliptorhina chopardi
Elliptorhina chopardiも今成虫だけになり,風前の灯.
この種,以前も同様な状況になり,途絶えたことがある.
ペットローチとしては古典的な種なので,丈夫な種だと思うのだが,相性がよくない.
で,木チップを入れることに.
ついでに,最近凝っているリンゴも.
嗜好は良さそうだ.
産んでくれるとよいのだが.
2017 .3.15
新しい床候補
New bedding suggestions
こちら,ネズミ飼育に使用している床敷き.
Elliptorhina davidiの床換えをしようと思ったが,立ち上げがうまくいった1つの要因と考えられる木チップが劣化し,糞と混ざり合い,再利用不可能な状態.
本来の目的は,初齢幼虫の乾燥保護なので,ヤシガラなどでも良かもしれないが,ヤシガラも,加水を怠ると余計に水分を吸収しかねない.また,マダゴキはマットに潜ることはしないようなので,シェルターをかねる事が出来る素材が良いと考えている.
そこで,身近にあり安価な床敷きを使って見ることにした.
結果よければ,オガサワラゴキブリのようにマットにもぐる種にも広げようかとも考えている.
写真には,若干古いチップも混ざっていますが,初齢幼虫が古いチップにまぎれていたので一緒にすくって混ざった程度のものです.
2017 .3.14
いつもの脱皮
The Python regius shed off the skin for the 13th
半年振りの脱皮.
過去4年間では3回/年なので,次は6・7月ころか.
腹面はむけ,背面が残った.
今回も,脱皮シェルターを準備したが成果はいまひとつ.
頭部は両面向けていたので,皮むきは簡単に終わった.
湯上りスッキリ.
2017 .3.13
卵鞘に迫る線虫
Nematodes approaching the ootheca
Hypercompsa sp.のシャーレ飼育容器に線虫発見.
最近は,マットなど全て殺虫してから使用しているが,逆にトビムシは積極的に導入しているので,どこかで侵入したのだろう.
卵鞘(ピンク→)に迫る線虫(黄色↑)?
シャーレ内はマットがほとんどないのですぐに交換除去できたが,そのうち何を飼っているのか分からなくなりそうだ.
この卵鞘,2ヵ月たつが未だ孵化しない.
2017 .3.10
ゴキブリを楽しむ “Drymaplaneta semivitta〟
Enjoy cockroaches “Drymaplaneta semivitta〟
死骸が乾燥しない.
結果,床換え頻度が多くなる.
いいことではあるが・・・.
なかなか静止してくれない.
ジャンプして逃げるし.
シェルターに潜む初齢幼虫.
2017 .3.9
ネバダオオシロアリの兵蟻
Soldier ant of the Zootermopsis nevadensis
あまり見かけることが無いのだが,今日は2匹目撃.
写真も綺麗に撮れた.
2017 .3.8
Eurycotis opacaの翅バカ
Eurycotis opaca on the hand
床換えついでに.
この属の上翅は,累代飼育の影響なのか,いくぶん広がる個体が発生する.
この個体はあまり目立たないが,↓のEurycotis floridanaは,大きく横に張り出している.
もっとひどいのもたまに出る.
野生個体でも発生しているのだろうか?
やはり発生地で採集してみたい.
2017 .3.7
沖縄のタマヤスデ
Ball millipede of Okinawa iland
ホラアナゴキブリの床換えを最近しておらず,床換えしない期間が長くなると,だんだん見かける数が減ってくる傾向があった.が,このケージはいつもの倍ほど放置しているが数が減らない.
原因は何だろうと思っていた.
いくらなんでもと思い,床換えしようと水容器を持ち上げたらヤスデのような見慣れた糞で土が埋まっている.
よく見ると,かわいいいタマヤスデが転がっている.
これは,沖縄に行ったときに採集したタマヤスデだが,どうせ真面目に飼育してもいなくなると思い,同じ出身地同士同居させたのを忘れていた.
ホラアナゴキブリも,自然界の様々な質の餌を摂っているのが健康によいのだろう.
以前,シロワラジを同居させたことがあったが,そのときはホラアナは増えなかった.一説では,ワラジは小さな卵鞘なら食べる可能性があると聞き,駆除したことがあった.
これは良いのかもしれない.