ゴキブログ一覧
2017 .7.18
父島3日目以降
After Chichijima’s 3 rd day
昨日帰りました.
今回は結構忙しく,ゴキブリ採集は出来ませんでしたが,充実した渡島でした.
1日目に捕獲したハツカネズミをそのまま一時保管していたシャーマンが臭い出したので,ケースを新しい物に交換しようとしたら中身はクマネズミ幼獣でした.
おかげで中の踏み板をボロボロにされました.
夜中に,ハツカにしては妙に大きな音を出すのでおかしいとは思っていましたが,まさかクマネズミとは思いもよりませんでした.
帰路は晴天.
こんなに良い天気は過去にあまり記憶がありません.
海,空ともにすばらしい色です.
乗船後,生き物ネタまた無いかと思って下見て歩いていたら,今度は大型の蛾の死骸発見.
木っ端微塵になっていたので,私には種はわかりませんでしたが,翅です.
夕日も綺麗で海鳥が日没後もしばらく帆走してくれていました.
2017 .7.14
父島2日目
The 2nd days of Chichijima
仕事の移動中,車内にいたハエトリ.
真っ黒.
野外に出ると,孵化したばかりと思われる小さなアノールが沢山いました.
ひと段落して港を通りかかると見慣れない船が着岸していたので近寄ると共勝丸でした.
小笠原に行き始めた頃,共勝丸のことも調べ,おが丸以外でも定期船があることを知り,驚いた記憶があります.
当時(10年以上前)は,客として乗船できたと記憶していますが,最近調べたらその枠はなくなっていました.まあ,2日もかかかるのではわざわざ乗る客は多くなかったのでしょう.
しかし,はじめて見て少し感激しました.
2017 .7.13
父ペン
Chichipen
何年かぶりに泊まれました.
いつも近くいっても素通りしていましたが,本当に久しぶり.
部屋概観.
この部屋,昔Y部先生と相部屋したことがあり当時を思い出しました.
今回借りた交通手段.
これまた何年ぶりかに乗りましたが,車よりも開放感アリ快適です.
小笠原の風が意外と冷たいことに気が付きました.
そういえば,硫黄島も木陰の風は冷たかったので,都心だけ異常なのでしょう.
空いている時間に洲崎に行ったのですが,ホオグロヤモリが日中日光浴をしているのを良く見ました.
ホオグロヤモリって日光浴する?
スケジュール過密でゴキブリ見る暇ありませんでしたが,最後の居酒屋でミナミヒラタゴキブリがお店のガラスに集まっていました.
ウスヒラタと勘違いしやすいですが,圧倒的にミナミの方が街灯には多いです.
酔いつぶれ写真なので不鮮明.
2017 .7.12
小笠原へ出発
Departure to the Ogasawara Islands
本日より1航海父島に出張です.
新船になって,2等寝台でかなり満足していたのですが,初めての特2等に泊まりました.
概観だけ見ていた感じではあまり変わらないと思っていましたが,入ってびっくり.
ちゃんとした布団と枕がある.
スリッパ付き.
TVもある.
しかも角部屋なので個室.
これは病み付きになりそう.
生物ネタは無いかと思っていたが,デッキに出ると足元にミツバチの死骸.
セイヨウミツバチだと思うが,おがまるは特に外来生物の輸送船にならないように気を使っている船.
しかも,ヒアリが話題の中これはタイムリーなネタになった.
満足し論文書きながら,夕日だけは見ておこうと外に出るとちょうどその瞬間.
天気良し,明日からよい出張になる事でしょう.
2017 .7.11
ヤモリ復活
Gecko Resurrection
6月26日に粘着トラップから救出したヤモリ.
無事回復.
四肢も機能しているようだ.
以前目撃した場所に放した.
また会える日を楽しみにして.
あっという間に建物隙間に消えていった.
2017 .7.10
金鳥超難解折り紙
Kincho’s super hard origami
ゴキブリマニアを自讃するからには避けて通ってはダメだと言い聞かせ,ついに製作に取り掛かった.
説明では製作時間は約1時間.
この忙しいときに1時間も?早送りで時短と思ったが作り始めてわかった「超難解」の意味.
人は素直にならないといけない.
天下の金鳥.
変なあおりは伊達でない.
最初は余裕の写真撮影.
だんだんとビデオに付いていけなくなる.
作り始めて45分経過.
この後,ビデオに付いていくのがやっとで写真撮り忘れる.
作り手は,容赦なく「シュッ」とか,「ここが難しい」など軽く言って綺麗に折っていく.
ビデオの折り手は声と同じ女性だろうか?
変なところが気になってくる.
結局,1時間以上かけて完成?
こうして見ると,なんとなく形になっているが,触覚や肢はボロボロ.
本当に何度か投げ出したくなった.
こうして見ると,完成度がわかるだろう.
で感想.
紙は大きい紙を使う.
ゴキブリ大に似せようと小さな紙で作ると肢や触覚折るときに泣きたくなる.
厚紙は絶対に使わない.
折り紙に適した紙があると思うのでそれを使うのが良いのだろう.
ゴキブリらしいサイズのものを作ろうと思ったら,何回か手慣らしをして,時間をかけてゆっくりと,ピンセットを用意して作れば出来そうだが,今のところもう一回作ろうとは思わない.
2017 .7.7
2017年夏クロゴキブリ
2017 summer 「Black cockroaches」
今年はクロゴキが多い?
と聞かれ,そうかな~.
と思っていたが,確かに良く見る.
先日も,路上で潰れている成虫を見かけたし,今年は今日屋上で発見.
協会の飲み会の後なので,超いい加減ショット.
まともな写真はこの一枚のみ.
雄ですね.
真っ黒.
やはり,クロゴキが正しいのかもしれない.
2017 .7.6
シマヘビ脱皮
A Elaphe quadrivirgata shed off the skin for the 8th
脱皮してました.
最近は,床敷き入れても一晩でぐしゃぐしゃにするので,何も入れてない.
かわいそうかなと思うが,湿って臭うよりすぐ乾燥する方が良い.
そして糞で汚れたら,ケースを交換する.
見た感じ,綺麗に剥けていると思ったが,尻尾の先が2mmほど残っていた.
水でふやかし,完剥.
この個体,私のところに来て今日でちょうど1年となりました.
その間に8回脱皮.
大きくなりました.
しかし,その時に付いていた鱗の傷は,いまだに残っています.
かわいそう.
しかし,噛まない.
ハンドリング快調.
写真OK.
の申し分ない個体です.
2017 .7.5
Blattella germanicaの産卵
Egg‐laying of a Blattella germanica
昨日に続き産卵.
これは,チャバネゴキブリ.
ご存知の方も多と思うが,チャバネゴキブリは卵鞘を腹端に付けて活動する.
卵鞘の位置は横.
このままの状態で,孵化が始まり,終わると殻になった卵鞘をはずし,次の卵鞘を産み始める.
産み出している時はこのように縦に産む.
一説では,昨日の卵胎生のゴキブリへの進化の途中といわれている.
このサイズで卵胎生のゴキブリは,日本ではオガサワラゴキブリ,国外で有名なのはPanchlora nivea などがある.
2017 .7.4
Princisia vanwaerebekiの産卵
Egg‐laying of a Princisia vanwaerebeki
Princisia vanwaerebekiは卵胎生なので,クロゴキブリのような硬い殻に包まれた,一見1個?のような卵ではなく,薄い膜に包まれただけの柔らかい状態で産卵される.
その後,すべてを産み出すと横にせかせて,今度は体内にある保育嚢に収納され,卵が成長して孵化するまで体内に納められる.
卵の列が縦になっているので産んでいるところ.
この後,横にして収納される.
卵の状態を見る事で,産卵の前半か後半かがわかる.
2017 .7.3
ブリュッセルの土産
Souvenir of Brussels
知人からいただきました.
台所などで使う,しつこい汚れ落としスポンジ.
使うのもったいないです.
パンから使う予定.
ねずみは使わない.
その後飲みに行き,あっという間に帰国されました.
お礼に,毛の生えた動くねずみをプレゼントしようと思いましたが,断られました.
2017 .6.30
チャバネゴキブリの床換え
Cleaning of the breeding container of Blattella germanica
ワモンゴキブリに比べ,チャバネはサイクルが短い.
何とかもう少し間隔を空けれないかいろいろやったが,先日ワモンゴキブリの床換えを久しぶりに行って気が付いた.
チャバネは無理だ.
数が圧倒的に違う.
というわけで,これはこうゆうものとして,1ヶ月サイクルで実施すると決めたほうがすっきりする.
2017 .6.29
ムカデの楽しみ方
How to enjoy the centipede
今日もこんな感じ.
食べるかと思いバナナとニンジン(これはたまたまあったから)を入れた.
日中はシェルターに隠れ,入り口から隙間をのぞくのが日課になりつつある.
皆さん,ムカデをどのように楽しんでいるのでしょうか?
ゴキブリは,まずひとつは繁殖.
国内種はいずれ研究材料.
など,いろいろ考えられますが,ムカデは1匹で購入して,雌雄がわからない事から繁殖は運任せ.
ハンドリングは究極とするとやはり「でかさ」の追求でしょうか.
2017 .6.28
ドブネズミまた出産
Brown rat gave birth to another pups
別の捕獲個体がまた産みました.
ちょっと増えすぎ.
この前の仔達はこんなになりました.
早く親から離さないとケージがネズミだらけです.
2017 .6.27
ワモンゴキブリ床換え
Cleaning of the breeding container of Periplaneta americana
私にとって,ワモンゴキブリは好きなゴキブリのTop10に入る種である.
研究材料からするとTop3に入る.
なので,現在10系統以上飼育している.
そのうちのひとつの床換え.
体が大きいのと,害虫としての特徴である雑食性により,ダンボールシェルターも簡単に穴が開く.
シェルターが汚いので綺麗になったように見えないのは仕方ない.
寿命が長く,脱皮殻も食べる種なので,意外とケージは汚れない.
チャバネなどは1ヶ月サイクルだが,ワモンは半年間水と餌の追加だけで十分なことがある.
2017 .6.26
ヤモリ救出
Rescue of gecko
ゴキブリ誘引屋外実験で捕獲された.
いつもの飼育棟階段室.
先週末,大きなヤモリが壁についていたので,いつか写真撮ろうと思っていたが,こんな形での撮影となってしまった.
幸いな事に捕獲されたばかりで痩せていない.
小麦粉をふりかける.
少しずつ,ゆっくりはがす.
急激に行うと骨が折れるので注意が必要.
終了.
どうしても指はバラバラになってしまうようだ.
しかし,この指はしばらくすると元通りになるので心配無用.
ついでに,寄生しているダニも駆除する.
爬虫類にはこの赤いダニよく付いているようです.
ドバイで捕獲したトカゲにも赤いダニがたくさん付いていました.
頭胴長約60cm.
雌?かな.
しばらくオガトカケースで様子を見る.
2017 .6.23
Periplaneta banksi大プラケに交換
Exchange for large caged Periplaneta banksi cases
すぐにこの状態となる.
網を挟み始めてから脱走はなくなったが,紙はこの状態.
体型が大きいことと動きが活発なため,本種飼育は物理的な脱走防止策が必要だと思う.
ケージのサイズアップとともに,ネットも新調した.
ネットはトリカルネットを使っているが,この大きさはあまり売ってなく,切り売りで購入した.
ムカデの飼育などもこれを挟んでおくと脱出防止になる.
移し変え終わり.
2017 .6.22
ホラアナゴキブリの寿命
Lifespan of the Nocticola uenoi uenoi
2017年1月22日よりシャーレZooで飼育していた♀.
本日,死亡確認しました.
半年近く生きたことになる.
チャバネゴキブリの雌の寿命が5ヶ月といわれているので,同程度かそれより長いのには驚いた.
この状態からすると,2~3日前に死亡したと思われます.
もう少し早めに気が付けば完品で回収できたのですが,すでに線虫やダニが侵入している.
いつも思うが,この寄生者はどこから来るのだろうか?
回収できた卵鞘.
1月に産卵して以降確認できていなかった.
これはいつ産んだものかわからないが比較的綺麗に残っている.
卵数は4.
2017 .6.21
ドブネズミ13日齢
Brown rats 13 days old
こんなに大きくなりました.
ドブネズミもこうして見ると可愛いものです.
2017 .6.20
フタホシモリゴキブリ飛翔
Flight of Sigmella schenklingi
蓋を開けたら飛びました.
現地では飛ぶと聞いたことありましたが,モリチャバネのように普通に飛びました.
幼虫.
成虫.
2017 .6.19
寄生蜂?
Parasitoid wasps ?
いつものクロゴキが発生している部屋の入り口天井.
普段ゴキブリ以外いない場所にかわいい虫がいる.
形態から寄生蜂のようだが,クロゴキ卵鞘に寄生するゴキブリコバチより大きい.
こんなゴキブリしかいない場所にわざわざいるならゴキブリ目当てとしか考えられない.
ワモン卵鞘持ちと同居させたが,まったく興味がない様子.
図鑑で調べるとアカアシブトコバチに似ている.
そういえば,この通路の外で,ニクバエの捕獲をしたので,その際発生した可能性アリ.
納得.
2017 .6.16
フタテンコバネゴキブリ復活
Lobopterella dimidiatipes revival
滅ぶものあれば復活もあり.
幼虫が出はじめている.
乾燥した場所に産卵されたものは凹んで孵化しそうにない.
一方,ミズゴケに産み落としている卵鞘は,膨らんで健康そう.
果たして,ミズゴケに産むから健康そうなのか,ミズゴケに産むのが健康卵だけなのか.
2017 .6.15
ヒメチャバネゴキブリ床換え
Cleaning of the breeding container of Blattella lituricollis
飼育を始めて8年が経過し,安定したと思っていたが個体数が少ない.
よく見ると床換えも最近していなかった.
ダンボールシェルターも古くなっているので,ばらして幼虫を探してうつす.
よく見ると,1齢幼虫が発生していた.
大概,幼虫がいなくなって終わるので,まだ大丈夫そうだ.
種だけで見れば,ヒメチャバネゴキブリは普通に採れるが,採集場所によっては,2度と入手できない場所もあり,だからどうしたと言われない様な何かを見つけたいと思う.
2017 .6.14
ドブネズミ幼獣
Brown rats’ cubs
野外捕獲個体出産
やっとまともな写真撮れました.
6個体.
ドブにしては少ないので,もう少し産まれたのかも知れませんが・・・.
今日で,6日齢.
産んで2日程度は,ちょっとした刺激で食ってしまう.
しかも,こんな小さなケージではなおさら.
この子達はすでに里親が決まり,乳離れを待つばかり.
2017 .6.13
Black out 購入品
Black out purchased item
いまさらですが,日曜日に半年振りに行ってきました.
やっとスズキゴキブリ入手.
人気だったようで,すぐに売り切れたそうです.
先に行ってくれたS藤さんに買っといてもらいました.
昨年春に入院した際,水を切らし壊滅させた苦い思い出があり,何とか繁殖させたい種です.
ケースも最上級なレイアウトをしましたが,卵パックに卵鞘がついているところを見ると,このブリーダーはこんなレイアウトしていないのでしょう.
このパックは,適度に湿りおそらく増えてくるとお互いの出す水分で繁殖(孵化)がしやすくなると思われます.
それともう一品.
禁断の外国産オオムカデ.
3,000円だったので思わず買ってしまいました.
雌雄わからなかったのですが,S藤さんと協議の結果,一番「太い」個体を選定.
S藤さんいろいろありがとうございました.
帰って,生殖肢を確認しましたがよくわかりませんでした.
最後に,ゴキブリマニアの方々にもお会いでき楽しかったです.
2017 .6.12
脱皮完了
Snake‘s molting is successful
昨日無事脱皮.
今回は,鱗一枚も残さず綺麗にむけていました.
2017 .6.9
ワモンゴキブリの変異個体
Mutant in Periplaneta americana
2012年にも同じ系統から,前胸背板の黒化タイプ固定を試みた記録があるが,何かの原因で処分してしまった.
理由は全く記憶に無いため,再度挑戦する.
黒くてメスで完品を探していると,眼が白濁している個体発見.
よくわからないが,ついでにこいつも隔離する.
この系統,変な個体が良く出る.
2017 .6.8
昆虫スナック
Insect snacks
麻布大学のTら先生からタイの土産をもらいました.
原料はタイ語で書いてあるので詳細はわかりませんが,パッケージの写真からコオロギと鱗翅目の蛹だとわかります.
中身.
両方ともに,油で揚げてあるので食感はサクサク.
川エビの唐揚げのように中身がある感じはしない.
まあ,蛹など中身を感じるのもなんか想像しがたいが.
味に関しては,コオロギは普通のサクサクスナック系と同等.
普通に食べられるが,蛹は独特の後味が残る.
おそらく,通は蛹を好むのかもしれない.
しかし,素人の私はコオロギで十分だ.
日本にも蜂の仔など昆虫食文化はがあるが,佃煮や瓶詰めが多く,高額で買う気にならない.
こういった手軽なお菓子があると土産としても買ってみようかと思うのだが.
2017 .6.7
シマヘビの糞
Elaphe quadrivirgata feces
ボールパイソンと同様,容器内にする糞.
何でわざわざこんな場所に.
何か不満でもあるのか.
2017 .6.6
クロゴキブリ成虫初見
First seeing of the adult Periplaneta fuliginosa
ネズミ飼育室にて♂成虫発見.
室外に設置しているトラップにはまだ捕まらない.