ゴキブログ一覧
2017 .8.30
チャオビゴキブリ孵化
Hatch of the Supella longipalpa
1齢幼虫.
都内で採集された卵鞘がやっと孵化した.
これは死亡したメス成虫の腹端に産下されずに付いていた卵鞘を取り外し,管理していたもの.
孵化予定日から20日も過ぎていたのでいい加減処分しようと思っていた矢先の出来事.
親からの庇護が途中でなくなり,正常な発生が出来なくなったのだろう.
何はともあれよかった.
2017 .8.29
昼間のクロゴキ
Daytime Periplaneta fuliginosa
昼でも見るようになった.
明るいせいか近寄ってもまったく反応しない.
♂.
2017 .8.28
恒例の脱皮
Customary molting
前回の脱皮から2ヶ月半ぶり.
一時期,脱皮間隔が4ヶ月になっていたが早まった.
脱皮前に,異常な食欲を見せていたので急成長したのだろうか.
今回は,この皮がむけ残っていたが,ほぼうまくいっていた.
楽でした.
2017 .8.25
飼育室のクロゴキ1齢幼虫
First instar Periplaneta fuliginosa of rat breeding room.
ついに1齢幼虫出現.
一生懸命ケージの上へ上へと登っている.
しつこく写真とっていたら下り始めたが,いかんせん小さいので逃げ足遅い.
この状態で来年まで放置したらすごいことになりそうな予感.
ワクワクどきどき!?
2017 .8.24
飼育室のクロゴキ1
Periplaneta fuliginosa of rat breeding room.
餌保管ケース内.
どこから入ったのか?
毎年こんな状態にはならない.
拡大.
潜り込んで隠れています.
2017 .8.23
ホラアナゴキブリ飼育更なる改良
Further improvement of the breeding method of the Nocticola uenoi uenoi
ケージ下に紙製のシェルターを使っていたが,紙は半年持たない.
こんな感じでつぶれてくる.
そこで,木を使ってみることにする.
うまくいくか.
2017 .8.22
ワモンゴキブリ単為発生F9誕生
Parthenogenetic F9 hatching larva of Periplaneta americana
ここまでで,ちょうど10年要しました.
コツもやっとわかりました.
2017 .8.21
小さな捕虫機
The machine which captures a small insect
飼育室のコオロギ内にノミバエが入っていた.
早急にコオロギケージは冷凍殺虫し,室内の捕虫機の捕虫紙を交換した.
しばらくは,気を許せないと憂鬱になって,窓に集まっていないか確認した.
何も言わなくても,ちゃんとハンターが仕事をしていてくれました.
コバエ捕り器よりもいい仕事していると思います.
2017 .8.18
クロゴキブリ♀
Female Periplaneta fuliginosa
今度は♀の出現.
フラッシュには苦手.
頭かくして尻隠さず.
ベイト剤使えばイチコロだろうなと思いつつ,実験のことも考えるとつい放置してしまう.
2017 .8.17
ヨロイモグラゴキブリ幼虫 2017
Larva of Macropanesthia rhinoceros
2016年9月に独立させた新ペアから生まれた幼虫.
このサイズだと,生まれたのは数ヶ月前でしょうか?
数はまだ確認していませんが,親も浅草生まれなのでやっと親子そろって浅草生まれがそろいました.
2017 .8.16
シマヘビ脱皮
A Elaphe quadrivirgata shed off the skin for the 9th
7月初旬に脱皮したのでしばらくないと思っていたら,またしていました.
きれいにむけている様に見えますが,尻尾の先は残っています.
この個体は,脱皮の直前まで餌食べるので,よく観察していないと脱皮の前兆を見逃します.
大暴れした後のひととき.
2017 .8.15
帰省2017 2
Homecoming 2017 2
大きなカワゲラの成虫.
昔は電灯の下にたくさんいましたが,今はあまり見なくなりました.
トビケラ・カワゲラ・カゲロウ.
水生昆虫の総称は似た様なものが多く,いまだに混同してしまいます.
2017 .8.14
帰省2017 1
Homecoming 2017 1
実家に帰っていました.
ほとんど雨だったので家屋害虫を探しました.
早速娘が居間から見つけてきた昆虫.
ハネカクシの幼虫だと思い,逆引きしたんですが少し違う?
毎度のことのコバエ類.
ノミバエ.
ショウジョウバエ.
コバエを追っていると,母がこんなものあるよ と出してくれた食卓カバー.
懐かしい.
子供のころはよく使っていましたが,今はあまり見かけないですね.
しかし,ネットで調べると今でもいろんな種類の製品が販売されています.
ただ,この製品は網の目が2mmほどあるので,コバエの侵入をどこまで防げるか?
ショウジョウバエは防げそうですが,ノミバエは難しそうに見えます.
2017 .8.10
カナヘビ幼体
Hatch baby of a Takydromus tachydromoides
先日,粘着トラップから救出した個体.
このサイズの個体が食べられる大きさのコオロギが無かったので,トルキスタンゴキブリの1齢幼虫を与えた.
オガサワラトカゲは食いつき悪いが,カナヘビはすぐに食いついた.
よっぽど腹がすいていたのか.
これは,捕獲された場所に逃がすのが最善だろう.
2017 .8.9
クロゴキ多発
Periplaneta fuliginosa many emerges
今年は本当に良く見ます.
棚の上段に1匹.
下段プラケース内に1匹.
尾突起があるので雄です.
近づいたので逃げ迷っています.
かわいいですね.
2017 .8.8
カナヘビ救出
Rescue of Takydromus tachydromoides
アリの捕獲実験中に捕まえてしまった.
成体1個体,ハッチベビー1個体.
今朝回収したのでまだ生きている.
で,例によって救出.
まず小麦粉をふりかける.
そして,少しずつ,ゆっくりはがす.
このトラップのポリブデンは,剥がし感が硬い.
剥がすコツは,剥がれ始めると一気に剥がれるが,そのポイントをまでを急ぐと骨が折れそうになる.
あせらずゆっくり取り組もう.
2匹とも成功.
しかし,幼体はさすがに尾が切れてしまった.
さてさて,この後どうするか?
考えます.
これを見て思ったのですが,現在日本全国でヒアリ類の調査が行われています.
すごい数のトラップが運用されています.
港湾には,爬虫類は少ないでしょうが少しは犠牲になっている個体もあるかもしれません.
また,思わぬ外来爬虫類が捕獲されているかもしれません.
調査の皆さん,よろしくお願いします.
2017 .8.7
日比谷公園の生き物
Creatures of Hibiya Park
仕事の合間に時間があったので,真夏の日比谷公園で生き物観察しました.
公園入ってすぐにスズメの集団砂浴び.
この暑いのに,首まですっぽりつかり,そんなに虫がついているのでしょうか?
スズメが減ったとよく聞かれますが,ここでは沢山見ることができました.
一緒にいた鳥の研究者I井も,めずらしいと写真とってました.
橋の欄干にいたヒメクロイラガ(?)幼虫.
お堀にはアカミミガメが多いと思っていましたが,スッポンのようです.
最後に移動した場所で,見たことあるバスを発見.
年末の番組のロケ車?
たまにはこういうネタもあり.
2017 .8.4
ホラアナゴキブリ飼育の改善
Further improvement of breeding of the Nocticola uenoi uenoi
今まで,飼育ケースの底面に園芸用の紙ポットを切断して空間を作っていた.
しばらくすると,ホラアナゴキブリが中に見られるようになり,生活が観察できて良かったのだが,紙ポットは朽ちるのが早い.もう少し耐久性をと考え今度はこちら.
左が以前使っていた紙ポット.
右が木の枝を加工した空間作った木片.
ケース底面に敷き詰め,クヌギ類の樹脂で軽くふたをして加湿.
カビなどが出るのでしばらく放置して,土を入れる予定.
2017 .8.3
ヨロイモグラゴキブリの餌比べ
Eat comparison of Macropanesthia rhinoceros food.
ふと思い,日本の落葉樹の葉も入れてみた.
某動物園では,これだけで繁殖させたと聞いたこともあったが,試したこと無かった.
食べるかどうかの結果は,来週にでも出るだろう.
2017 .8.2
野外性ゴキブリの飼育改善
Improvement of breeding of outdoor cockroaches
ツチゴキブリやモリチャバネゴキブリ,キスジゴキブリなど野外性のゴキブリはF1は簡単に取れるが,それ以降先細りとなることが多い.
何度やってもうまくいかないので,基本に返り自然光にて管理することにした.
ただし冬は外気まで下げることは出来ないので,冬の沖縄程度を目安にするつもり.
見てみるとスズキゴキブリの幼虫は真昼間からシェルターより出てきて外でじっとしている.
日光浴でもしているのか?
ついでに,ムカデも同じ場所に置きました.
2017 .8.1
ホラアナゴキブリ長翅
A long wing of the Nocticola uenoi uenoi.
久しぶりの対面.
こいつが出ると,個体数は減っていないと安心する.
2017 .7.31
クロゴキブリのベイト剤の効果
Effect of poison baits to Periplaneta fuliginosa
飼育していたクロゴキブリのケージ1つが,炭カル突破され,少し脱走されてしまいました.
(でもご安心ください.室内からは出ていませんし,万が一に出ても浅草で捕獲した累代個体群です.)
少しは手で捕獲しましたが,全ては不可能なのでベイト剤を設置.
この手の薬剤は商売柄いろんな物が常備されているので大変助かる.
回収しやすいようにスライドガラスにて設置.
翌日の状態.
結構死んでいるのでびっくり.
あと2~3日は死骸が出ると思いますが,ひとまず安心.
ところで,今日で7月が終わり.
夏もあとわずかです.
夏後半になるとクロゴキブリの目撃が多くなるのですが,先週,都内ゴキブリ研究者のN野さんと話をした際に,今年のクロゴキの目に付く出没が例年より多いのではないか?
といった話題となった.
私もそれは感じていたが,データがないため感覚でしかとらえていなかった.
しかし,ほかでも聞いたことがあり,今年のクロゴキの動きには何かがありそうな気配.
皆様の町ではいかがでしょうか?
情報ありましたら教えてください.
2017 .7.28
マルバネゴキブリ卵鞘孵化
Hatching of Hebardina yayeyamana oothecae
突然幼虫,成虫がいなくなり,卵鞘だけになった本種.
普通はこれで終わり.
本当に終わる.
それでも,いつも奇跡を期待しつつ2ヶ月ほどは維持する.
今回は良い方に出ました.
餌皿の下にも.
よかった.
何とかなりそう.
2017 .7.27
ドブネズミの門歯異常
Anomalies incisor of a Norway rat
クマネズミではまれに見かけるが,ドブネズミはあまり捕獲しないためか,こんなひどいのは始めてみた.
横より,
歯が伸び続けるのは,虫歯になっても削ればよいので便利そうだが,考えようによっては大変なことだ.
2017 .7.26
クロゴキブリの潜み場所
Periplaneta fuliginosa hiding places
屋上に出ようと階段を上っていると,クロゴキブリ幼虫!
カメラを取り出しているうちにいなくなった.
よく見ると床に張られたシートと巾木の接合部に隙間がある(赤→).
この隙間に逃げ込んだようだ.
クロゴキの潜み場所はちょうどこんな感じの,殺風景な隙間.
果たして餌は何を摂っているのかわからないが,こんな場所を好む.
クロゴキが多いと思っている方は,よく周りを探してみてください.
意外なところにゴキブリの大所帯がいるかもしれません.
2017 .7.25
禁断の餌
The forbidden feed
オオムカデの餌であるが,日常的にはコオロギとトルキスタンゴキブリを入れている.しかし,いつ見ても食われない個体がうろついている.
そんなに腹がすいていないのかと思い,ついつい小さい個体が残っていたので入れてしまった.
翌日,破片だけになっていた.
ゴキブリは悠々と歩き回っている.
やはり,ゴキブリやコオロギより好むようだ.
とはいえ,突然死も怖い.
どうしたものか.
2017 .7.24
ドブネズミの引っ掻き傷
Scratches by Norway rat
実験中に突如暴れだしやられました.
噛まれた事は何度かありますが,引っかかれたのはあまり記憶にない.
意外と鋭い爪をしているものだと驚きました.
もちろんこの後すぐに消毒しております.
素手で触るのはやめましょう.
2017 .7.21
ネバダオオシロアリの餌
Food of Zootermopsis nevadensis
リンゴを与えました.
翌日.
蓋を開けると職蟻が逃げていなくなりましたが,群れてリンゴを齧っています.
1週間後.
果肉はほとんどなくなり,皮だけ残っています.
次回は,ほかのシロアリにも与えてみようと思います.
2017 .7.20
キスジゴキブリとモリチャバネゴキブリ
Symploce Striata striata & Blattella nipponica
M君からもらいました.
庭にいっぱいいるそうです.
なんとすばらしいご自宅でしょう.
私が小笠原に行っていたので,しばらくキープしてもらっていたのですが,モリチャは元気ですが,キスジは半数ほど死亡していました.
この辺が,Blattella属と違いSymploceの難しいところだと思います.
2017 .7.19
2匹!?
Only two!?
気にも留めていなかったHemithyrsocera histrioですが,今日見ると成虫2匹のみ!
卵鞘はあるが,今までこうなって復活したことはあまりない.
個体数が減ると,餌容器にダニが発生しやすくなる.
固形飼料の周りの粉はすべてコナダニ.
その中にたぶんツメダニもいるだろう.
これを放置すると,1齢幼虫が孵化しても粉まみれで死亡する個体がでる.
小プラケに移したが,動く個体はやはり成虫2匹.
H. histrioは,例の小さなダニが出て,その駆除のため2ケースに分けていたので,2ケースあるのだが,そちらも確認したら似たような状況であった.
ただ,卵鞘は孵化して1齢幼虫が少しいたので「真っ青」にはなっていないが,生き物飼育は何が起きるか本当にわかりませんね.