ゴキブログ一覧
2024 .5.23
Elliptorhina chopardi
Elliptorhina chopardi
以前飼育していた個体群は増えなかったが,この個体群は順調に増えてくれてます.
幼虫死骸もなく平穏.
ただ他のElliptorhinaに比べると緩やかな増加です.
何か種で違いがあるのでしょうか.
2024 .5.22
クモ
Spider hunters
事務所の裏に川が流れているので夜になるとユスリカやらその他の昆虫類が窓外に襲来してきます.
そのため暗くなったら,事務所の扉は開けられないです.
出入りは,奥の照明消している扉を使い街灯昆虫を観察している.
そんな状態なんで,クモも頑張っています.
この窓には3匹のクモが営巣しています.
こいつは♂っぽいですね.雌はどこにいるのでしょうか.
もう一つの窓も,小型のクモが営巣しています.
何もなければ秋までいると思うので,何になるか楽しみです.
2024 .5.21
ワモンゴキブリ単為生殖F16孵化
Periplaneta americana parthenogenetic F16 hatchig
卵鞘1個目です.
まだ周りには,F15の幼虫が沢山いるのですそれらを追い越しそうです.
単為生殖の若齢幼虫は乾燥に弱いので水苔内に放逐します.
ここからすぐに脱出した個体の多くは外で乾燥します.
水苔内で2週間ほど過ごせば,外に出ても大丈夫な状態になります.
餌は水苔を食べているようです.
2024 .5.20
クズの駆除
Pueraria lobata Ohwi extermination
正式には
Pueraria lobata (Willd.) Ohwi subsp. lobata (1947)
となるようですが,植物の学名は長い物が多いですね.
ゴキブリでよかった.
さて,クズですが.
事務所の周りは自然が豊かなのでクズも沢山出てきました.
クズは植物なんですがたまに駆除の相談があります.
駆除方法を調べると簡単ではないようです.
一般的な除草は液剤を葉などに散布して枯らしますが,クズは地下茎が発達して全く歯が立たないようです.
これは掘り出した物.
もっと太い茎も沢山あります.
まさに木です.
そのため,上のような形状の駆除剤が売られています.
見るからに除草剤としては異様な形状.
どのように使うかというと,地下にある茎にドリルで穴をあけ差し込む.
これが茎.
ドリルで穴開け.
ドリルの径にもよりますが,金づちでたたくと効率良いですね.
他にもこんな感じ.
このように,何本刺すかを見極めるには掘ってみないと大きさが分からない物もあり,予想より大変な作業です.
また,すぐには枯れないので目印をつけておかないと,周りに他の雑草が生えてどれを処理したかわからなくなります.
頭で理解していても,やってみないと分からないことが沢山あります.
まさに百聞は一見に如かず.
2024 .5.17
アカボシルリゴキブリ床替え
Eucorydia tokaraensis
Eucorydia forcepsの危機を鑑み,少しでもヤバそうなものは早めに手を打つ.
これが飼育状態.
なんか不味そう.
発生しているトビムシも白を混ぜたがグレー優勢は変化なし.
そこで,数日前よりシロトビを入れた容器を準備し,なじませたものに全数移し替えをした.
内容はすべて駆虫してビール酵母も少しまいて放置した物.
まだ幼虫成虫が混ざっている状態.
虫体は,マットを全量バットにあけ卵鞘含めすべて拾った.
今回見つかった最小の幼虫.
孵化幼虫がいない.
⇒孵化していない.
集めた卵鞘を,実体顕微鏡下で良さそうなものを選別.
その残り.
生きていそうなのは2~3個に感じる.
これはヤシガラ上にまいて観察する.
終了.
早めにやってよかったと思う.
まだ十分繁殖できる個体数は残っていると思うが,マットが虫体になじまないとうまくいきそうにない.
しばらくは超手厚く見守りたいと思います.
2024 .5.16
Eucorydia forceps残り1
Only one Eucorydia forceps is now left.
暗い話が続いて申し訳ない.
容器の中が黒くなってきた.
ここのところカビがすぐ発生したのでその影響もありそう.
そこで,全部開けて組みなおしました.
幼虫や卵鞘を拾おうと思ったのですが,全てゼロ.
残りはこの1匹だけとなってしまいました.
雌のようなので,交尾が完了していることを期待してセットし直しました.
はたして.
ついでに.
アオダイショウ元気に脱皮.
取り急ぎ.
2024 .5.15
キスジゴキブリ増えない
Centrocolumna striata striata don’t increase
2022年6月から飼育している個体群.
同じ時期に採集した同属のキチャバネゴキブリは今のところ順調に幼虫が出ているが,本種はダメそう.
違いは,F1の幼虫をどれだけ産ませられるかにあるように思う.
もうしばらく努力はするが,今までの長い経験から感じるにヤバそう.
続報をお待ちください.
2024 .5.14
アオダイショウ
Elaphe climacophora
そろそろ脱皮.
汚れた環境では嫌だろうと新聞紙替え.
普段はふたを開けると「出せ~」と来るが,水浴しているときは出しても出ない.
不思議.
大騒ぎすることなく終了.
この時のメンテが一番楽.
ただもう少し絡んでくれると嬉しいのだが.
2024 .5.13
沖縄のガチャ
Gacha in Okinawa Prefecture
N村さんから送ってもらいました.
コンプ大変だったそうです.
有難うございました.
どの動物も昔は沢山生息していたのでしょう.
少しでも平和に暮らせる環境に戻ってほしいですね.
2024 .5.10
アカズミゴキブリF3成虫羽化
Periplaneta kijimuna F3 emerged
飼育はじめて3年が経過しました.
去年の9月に幼虫の孵化を確認した個体群です.
やはり,年1化ですね.
次を考えたのですが,まだF2幼虫もいます.
元親は同じなので関係ないと思うのですが,Fにこだわらず,長く飼育をするのであればF2との交配も良いのではと考えています.
いずれにせよ,飼育ケージは増えていくので方向性を考えないといけないですね.
2024 .5.9
ボールパイソン脱皮
Python regius sheds its skin
脱皮終わってました.
前回から3ヵ月.
体重は2.7㎏.
今回は水に全く入りませんでした.
何の違いでしょうか?
やはり爬虫類の具合は分かりません.
皮が柔らかく,シルク感?だったので手にはめてみました.
ヘビ皮シースルー.
ついでに掃除.
前.
後.
この直後に水内に特大糞をしてくれました.
2024 .5.8
Thorax porcellanaがやばい
Thorax porcellana are dwindling
問題なく増えていると思ったのですが,覗いてみてびっくり.
幼虫が見えない.
探すと餌皿に数匹いるだけ!
累代はかなり重ねているので,そういった問題ではないと思うのだがとにかくピンチ.
少し模様替えをして乗り切る予定.
2024 .5.7
ヌマガエル再来
Saw the Fejervarya kawamurai again
前回お会いした個体より小さいので別の個体.
事務所裏の破竹川に生息しているのでしょう.
今後何が出るのか夏に向けわくわくが一杯な連休明けです.
2024 .5.2
イエゴキブリ引っ越し
Neostylopyga rhombifolia moving
昨年の12月に孵化した幼虫が大きくなったので小プラケに移し換えました.
シェルターからもはみ出しています.
こんな感じです.
先日,ある飼育者とイエゴキについて話したのですが,やはり同じようにパッと増えて突然壊滅状態になるそうです.
ご注意ください.
対処法は今のところ予備ケージを作ることでしょうか.
2024 .5.1
キスジゴキブリF2減少
Decrease in F2 Centrocolumna striata striata
2年目に入ったキスジゴキブリですが幼虫が発生していません.
キチャバネゴキブリは沢山出ているのですが,やはり個体数の問題でしょうか.
この成虫の卵鞘が孵化することを期待しますが,思うようにならないですね.
2024 .4.30
ワモンゴキブリF15成虫と幼虫
Adult and nymph of the F15 Periplaneta americana
なんとなく綺麗な写真が撮れました.
同じ卵鞘から産まれた2匹.
こうして写真ならべるといつも一緒にいて仲良さそうに見える.
しかし,これはたまたま.
狭い容器内なので,2匹の写真が撮りやすい.
2024 .4.26
ウスヒラタゴキブリ登攀防止特製ケージ
Special container for Megamareta pallidiola pallidiola
ウスヒラタゴキブリの炭カル突破までの期間があまりにも早すぎるため幅を増やしたタイプを試す.
左がそれです.
ただ単に幅を広げただけですが・・.
これ以上塗ると,中の状態が観察できなくなるのでとりあえずここまで.
左から右へ移動.
さて結果は.
2024 .4.25
キョウトゴキブリ減少
Decrease in Asiablatta kyotensis
最近幼虫が少ないのでリンゴとか他より手をかけていたのだがあまり効果見られない.
そこでレイアウトを作り変えた.
始めると,老齢幼虫以前がほとんどおらず成虫のみであることが判明.
わずかに,飼料の容器に初齢幼虫が数匹.
おそらく1卵鞘分の一部と思われる.
幼虫はそれだけ.
このまま放置していたら,これらも死亡していたかもしれない.
原因は,卵鞘が孵化していないことのようだ.
対策として,ヤシガラ産卵場所を作り,湿度が広がるレイアウトにしてみた.
復活してほしいです.
2024 .4.24
ホラアナゴキブリ有翅
Winged Nocticola uenoi uenoi
久しぶりに出現しました.
出現する仕組みは今後解明されていくのでしょうね.
軽すぎて炭カル関係なさそうです.
2024 .4.22
龍ヶ崎のヌマガエル
Fejervarya kawamurai found in Ryugasaki
部員が敷地内で見つけました.
ぷくぷくで可愛いですね.
ツチガエルかヌマガエルで悩みましたが,ネットでおなかが白いことからヌマガエルとしました.
飼育したくなりましたが,また会えるだろうと思いとりあえず外に置いてある植木鉢にに入れたらすかさず潜っていきました.
日本在来種のようですが,関東にいる個体は移入種で国内外来種になるようです.
2024 .4.19
第76回日本衛生動物学会大会
The 76th Annual Meeting of the Japan Society of Medical Entomology and Zoology
札幌に来ています.
今日から21日まで北海道大学で開催されます.
今回は,モリチャバネゴキブリの北限が更新された内容と,クマネズミが屋外に生息している可能性を報告します.
今日は結構寒く,構内には雪が残っていました.
本学会でしかお会いできない先生も沢山いるので楽しみです.
2024 .4.18
プルメリア
Plumeria
咲き始めて1か月たちますがまだ咲いてます.
結構長持ちです.
まだ,蕾が1個あるのでもうしばらく楽しめそうです.
この後どう管理するか考え中.
2024 .4.17
ヨウランゴキブリ床替え
Cleaning of the breeding case of the Shelfordina orchidae
増え方や生息場所などからは害虫種だと思うが,社内で本種が駆除された話は一つもない.
また,業界内の話でも出てこない.
私が一人で採集してくるだけ.
日本国内の現状が良くわからない.
不思議な種である.
ケージも,小型なので小型種なりの汚れ方をする.
水苔に多いとのことなのでヤシガラ等を入れてあるがこれも汚れる.
これは処分して新調する.
幼虫,もちろん卵鞘も小さい.
終了です.
やはり気持ちいいですね.
2024 .4.16
イエゴキブリ
Neostylopyga rhombifolia
ダメそうになりながら復活を繰り返すイエゴキブリ累代のこの系統.
まだ幼虫.
そして幼虫死亡はない.
幼虫死亡はじめると維持が難しくなるが成虫になれば何とかできそう.
シェルターを1個新しいのに交換して,飼育環境の更新をしている.
それと,シェルターは立てるより横に配置した方がゴキブリは集まって入っている.
もう一つのケージ.
現在この2つと,卵鞘から孵化した容器の3つある.
ここまでしないと維持できないのも困りものであるが,イエゴキは他とは違う趣があるので仕方なしか.
2024 .4.15
ヤエヤママダラゴキブリと桜
Rhabdoblatta yayeyamana and cherry blossoms
2度目の大掃除をしました.
数が多いのであっという間に糞が堆積します.
左が移す容器.
準備した後に移していきます.
少しずつ死亡個体の発生が目立ってきました.
触角が短くなっており,過密が原因だと思います.
雌が多いですね.
大道具移し終わり.
まだまだ中に沢山います.
どうせなんで,またシロアリ容器に数匹移しました.
完成.
最後に生葉を入れます.
何の葉かまだ調べていませんが敷地内に生えておりミカン類の葉のようによく食べます.
ついでに旬の桜も入れました.
綺麗ですね.
翌日,食べてますね.
生葉入れると,通常の飼料はあまり食べないです.
結構葉が主食かもしれないですね.
2024 .4.12
ネバダオオシロアリ消滅
Zootermopsis nevadensis annihilation
2012年に頂いて以降10年以上経過.
女王の寿命が尽きたのか.
動く虫体がいなくなったので開けてみました.
ミイラ化した虫体.
結局,生きた虫体は消滅していました.
長い間楽しませていただき有難うございました.
2024 .4.11
KGB回復
KGB get better
あとは産卵を待つばかり.
2024 .4.10
マルクビツチハンミョウ
Meloe corvinus
都会では見ることが少ない昆虫.
私は2回目だろうか?
最近は甲虫類はとんと興味なくなってしまいましたが,こういった異端児は好き.
しかし,その生涯を考えると飼育しようとは思わない.
自然が一番.
2024 .4.9
チャバネゴキブリとチャオビゴキブリ
Blattella germanica and Supella longipalpa
どちらがチャバネかわかりますか?
ここを見ている人は聞くまでもないかもしれませんね.
左がチャオビゴキブリ,右がチャバネゴキブリ.
両方♂.
これは♀.
幼虫です.
生息場所は極端に言うと,チャオビは寝室,チャバネは台所.
似た外見ですが,同定がいかに重要かという事ですね.
2024 .4.8
Therea regularis孵化
Therea regularis hatching
孵化はじまっています.
生き残り2匹中の1匹の雌から産まれた卵鞘でしたが健康な卵鞘でした.
しばらくこのヤシガラで飼育するのですが,水分はニンジン入れますが,あまり齧らずヤシガラを食べて成長しているようです.