ゴキブログ一覧
2019 .8.27
オオムカデの餌
Bait of centipede
マダガスカルゴキブリが国内に流通を始めたのは,元々爬虫類の餌目的だったと記憶している.
その後,様々なマダゴキが流通するようになり,ペット化が進んだように思う.
オオムカデの餌であるが,このくらいの大きさになるとピンクどころか生後20日程度のものも軽く平らげると想像できるが,やはり突然死がいやなので,トルキスタン成虫やコオロギ成虫を与えているが,トルキスタンはいまいち食い付きが良くない.
で最近は,Elliptorhina javanicaのできれば脱皮後の柔らかそうな個体を与えている.
大きさもピンクと同程度あり,臭う液も出さず,食いつきもよいと感じている.
2019 .8.26
Shelfordina terminalis (Brunner von Wattenwyl, 1898)
Shelfordina terminalis (Brunner von Wattenwyl, 1898)
脚の斑紋の雰囲気はヨウランゴキブリに似ています.
たまには珍しい種でも見たいと思い入手しました.
Ectobiidae科(チャバネゴキブリ科)
Pseudophyllodromiinae亜科(ヒメゴキブリ亜科)
Shelfordina属(ヨウランゴキブリ属)は1種を除きアジアに分布し,全26種が知られています.
本種はMalaysia (Malacca state); Indonesia (Sumatra); Borneo Islandで見つかっているようです.
本属のゴキブリではヨウランゴキブリが日本で知られ,温室内など人工的環境にて定着が報告されています.
ちなみに,唯一アジアでない種はShelfordina panamae (Hebard, 1920)がパナマ分布です.
何かの間違いではないかと思いますが,確認するのは大変な作業になります.
まだ幼虫なので成虫になったら再登場させます.
2019 .8.23
Deropeltis paulinoi前兆?
Deropeltis paulinoi omen?
管理のルーチンからもれていたのか?
死骸が堆積していた.
よく見ると,成虫の死骸が多いので,たまたま短期間に寿命を向かた個体が多かったのかもしれないが.
それにしても少し異様な状況.
初齢幼虫はそれなりの数発生しているので,大事にはならないと思うがこまめな観察が重要ですね.
2019 .8.22
仔モグラの床換え
Cleaning the breeding case of a Macropanesthia rhinoceros nymph
この容器で飼育を初めて約5ヶ月.
マットに糞が目立ってきたので,床の交換をした.
ユーカリも食べるが,床として入れているクヌギマットも食べるようで,マットが糞に入れ替わっている.
本種の糞は,乾季のある地方に生息するだけあって乾燥しており,糞がたまったからといって,特別問題にならない.
ニンジンは,齧っているようなのでそのまま入れた.
2019 .8.21
ドブネズミに餌 2
Feeding a Brown rat
朝部屋に入るとこうして待ち構えている.
こんな感じで受け取り奥に行ってゆっくり味わう.
最初の頃は注意しないと指ごと齧り取られそうであったが,最近は優しく持っていくようになった.
2019 .8.20
ミナミヒラタゴキブリ床換え
Cleaning the breeding case of the Balta vilis
初齢幼虫があまりにも小さいので本種やウスヒラタゴキブリなどは管理が面倒である.
今回は,この容器内があまりにも汚いので新品に交換した.
最近はこの「ハスクチップ」を重宝しています.
2019 .8.19
Corydidarum magnifica 幼虫
Corydidarum magnifica nymphs
死亡した♀の腹部に張り付く初齢幼虫.
半日ほど観察したがこのままであった.
どこかで見た記憶があるが思い出せない.
卵胎生の種は多いような気がする.
2019 .8.16
父島のハツカネズミ
Mus musculus of Chichijima island
なんかサルみたいだと思いませんか?
夜仕事明けで結構歳を感じている本日.
2019 .8.15
シロマダラまた脱皮
Dinodon orientale molting again
今までの脱皮間隔は,25,35,45,35,50,15,そして今回約20日.
全く規則性がない.
大きな蛇ならバラつきが多少あっても驚かないが,こんな小さな蛇でこれだけ違うのはなんとも不思議だ.
とはいえ,ワモンゴキブリも同じ卵鞘から生まれた幼虫で,成虫までに要する日数が倍以上違うことも普通なので,生物はそういうものかもしれない.
現在の体長は約480mm.
図鑑では30~70cmとあるので,すでに成蛇なのかもしれない.
にしても,もう少し大きくなってもらわないと,大きなヤモリのストックが増える一方である.
あと,今までトカゲは全く食べなく,ヤモリばかり.
トカゲも食べてほしい.
2019 .8.14
アダンソンハエトリ
Hasarius adansoni
出現.
最近,忙しく餌を与えることはしなくなったがちゃんと生きています.
何を食べているのでしょうか?
不思議です.
2019 .8.13
トビイロゴキブリ
Periplaneta brunnea
♂成虫.
ちょうど成虫が出る時期.
成虫が出れば初齢幼虫も.
熱帯原産の種でありながら,齢数が混ざり合わない.
2019 .8.9
スズキゴキブリ追加
Increase the number of the Periplaneta suzukii
卵鞘が孵化するのは9月後半.
前回の個体も産んでいるので,何とか幼虫を見てみたい.
2019 .8.8
鹿児島出張2019
Kagoshima business trip 2019
1泊2日で行ってきました.
天気もよく絶好のゴキブリ採集日和.
サザエさんのオープニングに使われている開聞岳をバックにしたヒマワリ畑.
ニホントカゲ.
ヒメチャバネ.
ツチゴキブリ幼虫.
フタホシモリゴキブリ.
野外品とは久しぶりの対面.
その卵鞘.
ヒメチャバネゴキブリ♀卵鞘付を食べるハエトリ?
そのほかにも沢山の興味深い昆虫を見ることができました.
関係者の皆様には感謝いたします.
2019 .8.7
ヘビたち
Snakes
シロマダラがついに冷凍ヤモリ本体を食べました.
胴部が太い.
今まで食べた最高の大きさは,小型のオガサワラヤモリ1頭.
それ以外は,冷凍ヤモリの尻尾,足ばかり.
胴部さえ食べてくれれば,ストックは結構あるのでしばらくは安心できそうである.
でこちらは目の濁ったアオダイショウ.
あと2~3日で脱皮.
なんとも不気味.
2019 .8.6
ヤエヤママダラゴキブリ状況
Breeding situation of the Rhabdoblatta yayeyamana
数が多いのでプールの水がすぐに汚れる.
今年はマダラゴキブリもそうだが汚れすぎないようにこまめに水を替えるようにしている.
成虫が多数出ており,卵鞘を抱えた個体も見かけた.
これは収納段階.
マダラゴキブリ類の衰退時には,卵鞘の収納がうまくいかず,転がっているのが多くなる.
この♀は大きさもそこそこあり,なんとなく孵化しそう.
2019 .8.5
マダラゴキブリ状況
Breeding situation of the Rhabdoblatta guttigera
成虫は死に始めましたが幼虫がとれました.
駄目になるときは,この状態で幼虫が0になるのですが,とりあえず一安心.
2019 .8.2
スズキゴキブリ リベンジ
Periplaneta suzukii challenge again
もう,何回挑戦したか忘れたが,今度こそ.
待遇も破格の1匹に中プラケ.
いい卵鞘ですね.
今回こそ幼虫を拝んでみたい.
2019 .8.1
ヒメクロゴキブリの状況
Breeding situation of the Chorisoneura nigra
小さな幼虫がたくさん出ています.
これらを終齢あたりで越冬に持ち込めば来年継続できる可能性がある.
すでに季節は夏.
お盆過ぎれば秋.
時間がない.
越冬室でも造るか?
いずれにせよ早めに動かなければ.
2019 .7.31
シロマダラ脱皮 7
The 7th molting of a Dinodon orientale
餌のヤモリを解凍して与えようとしたら脱皮していた.
前回の脱皮から一月もたっていない.
相変わらず綺麗にむけている.
体長はこれで見ると430mm.
少しずつ成長しているようだ.
2019 .7.30
コワモンゴキブリの求愛行動
Courtship behavior of the Periplaneta australasiae
コワモンゴキブリ♂の求愛行動.
腹部背面にある誘引線からフェロモンを出し♀を誘引する.
が,よく見ると寄って来ているのは♂だ.
残念.
2019 .7.29
ヨモギエダシャク?
Is this a Ascotis selenaria cretacea?
父島に自生するハカラメの一種だが,葉が凸凹となり,大きな糞が落ちている.
裏を見ると簡単に犯人が見つかった.
しかし,こんな外来植物を食べるとは何者だろう.
しかも,もう一種一緒に植わっているがそちらは無傷.
調べたが蛾の幼虫はよく分からない.
大きさと広食性から本種と判断したが,この写真で判断できる方.
ご教示ください.
2019 .7.26
2種消滅
Two species disappear
キスジゴキブリ.
2017年夏に幼虫からはじめ昨年は成虫になりF1が取れた.
その幼虫が早春より羽化が始まり,卵鞘が孵化せず全滅.
サツマツチゴキブリ.
同じく2017年冬に幼虫と成虫で採集して2018年は幼虫が出るがその幼虫が取れずに全滅.
同じことを繰り返している自分が情けない.
今年も再チャレンジする予定だが,解決策はない.
2019 .7.25
Corydidarum magnifica増殖
Increase of the Corydidarum magnifica
飼育の感じとしては,マルゴキブリによく似ている.
増えるスピードは遅いが,幼虫での死亡は少なく,堅実に増加している.
たぶん,雌雄成虫のタイミングがずれなければそれなりに飼育できそうである.
翅ボロの♂.
短命が多い傾向がある.
♀.
餌はネズミ固形飼料,昆虫ゼリー,たまにリンゴなど.
偏食せずによく食べる.
2019 .7.24
インディアン・オーナメンタルの標本作製
Preparation of Poecilotheria regalis specimens
数年前にT中氏から幼体で頂いた個体だが,交尾をさせることなく死亡した.
このままでは,腹が腐って縮んでしまう.
駄目元で腹部を裂いて中身を摘出.
使用している鋏は解剖用のハサミ.
高額だがこういった時には思うように切開できる.
一本はあっても損はしない.
その後,空になった腹部にはピンセットで脱脂綿を詰め込んだ.
姿勢はどうしようか迷ったが,写真でよく見る四肢を伸ばした形にし後は虫に食われないように保存容器内で乾燥させる.
綺麗にできるだろうか?
2~3ヵ月後をご期待.
2019 .7.23
ワモンゴキブリ単為発生F11卵鞘
Ootheca of parthenogenetic Periplaneta americana F11
F11卵鞘.
孵化率は50%ほど.
それでも続く単為発生.
2019 .7.22
2年かけてようやく成虫
It took two years to become an adult.
2017年8月に都内で捕獲された初齢幼虫がやっと成虫になりました.
手前に写っているのは,同じ場所で捕獲されて少し前に成虫となった♀.
クロゴキブリは,集団で普通(冬期も加温)に飼育していると,1年もかからずに成虫になるが,この幼虫たちも加温して飼育したにもかかわらず2年を要した.
まだまだクロゴキブリは謎が多いですね.
2019 .7.19
ミルワーム
Mealworm
ご存知ミルワーム.
成虫はこちら.
チャイロコメノゴミムシダマシ.
昔から飼育はしていたが,出番はアノール釣りの餌ぐらいしか使っていなかった.
ふっと考えたら爬虫類の餌になるといまさら思いつき,オガトカに与えたら喜んで食べた.
本当にいまさらの発見でした.
2019 .7.18
コマダラゴキブリ!!
Rhabdoblatta formosana ! !
外傷もなく死んでいる.
F1幼虫大量に出たのに,すでに怪しくなってきた.
とりあえず成虫になってはいるが,個体数は数えられる程度しかいない.
淘汰して少ないのなら問題ないが,自然死減少は対処しようがない.
現在,ヤエヤママダラ,マダラ,コマダラの3マダラがそろっているのでこの機会にコツを習得したいと思うのだが.
2019 .7.17
ムカデ脱皮
Molling centipede
最中を目撃したのは2度目.
眺めていたいが,事故しても嫌なので写真をすばやく撮って,元に戻す.
感動は写真で味わう.
2019 .7.16
留守の間の出来事
Event during absence
小笠原留守から週末にかけてヘビが脱皮.
計画的な1週間の不在は準備ができるので,生き物の変化が短く感じられる反面,突然の不在は大変なことになりそうだ.
アオダイショウ.
こちらに来て1回目の脱皮.
穏やかな顔をしています.
尾の先が剥けておらず流しで剥く.
続いてシロマダラ.
こちらは6回目の脱皮.
少し大きくなった気がする.