ゴキブログ一覧
2020 .5.15
Gyna caffrorum
Gyna caffrorum
Gyna属は約30種を擁するグループで,全てアフリカに分布している.
光に飛んでくることから,採集しやすいのかもしれない.
また,飛んでくるのは成虫だけなので,記載もしやすいのかも.
本種もよく飛び,蓋を開けて目を離すと地表から舞い上がり電灯の周りを旋回する.
卵胎生で,ストレスなく増える.
体色に変化があり,綺麗な種である.
臭いもない.
2020 .5.14
ヤエヤママダラゴキブリのその後
After Rhabdoblatta yayeyamana breeding
ついに2ケースから1ケースに減らすことになった.
合計6匹.
現在同様の管理をしている,コマダラゴキブリ,マダラゴキブリはここまで減っていないが,この繰り返しから抜け出す事が出来ない.
コマダラも確認したが,こちらはF3が発生している.
今回,初めて3種を同時に長期間飼育してみたが,それぞれに特徴があるように思う.
本気で比較すればもう少し気の利いた事がお伝えできると思う.
2020 .5.13
ヤマトシロアリ大増殖
Large proliferation of termite
2年前の今頃採集した羽アリペアから出発したコロニー.
移動する通路がなくなり,たまり場のような場所があちこちにできたまっている.
さらに拡大.
黄色い部分はキノコの菌糸.
生えてくるが食べている模様.
いつものように壊しても壊してもケースの外に蟻道を作り周りを観察?している.
このような行動はシロアリでも何かを考えて行動しているように思われ,飽きないですね.
2020 .5.12
3回目の床換え
3th cleaning of the Pseudoglomeris magnifica breeding container
飼育に安心感は出たものの爆発的には増えない.
また,脱皮殻を食べないのでケース下面に堆積し,死骸が出ているのか?
順調に成長しているのか状況が分かりにくい.
で,掃除をした.
年に3~4回といった間隔になる.
小さな幼虫が出ているので繁殖は出来ているようだ.
ケース底には脱皮殻に混ざり,幼虫に死骸と成虫の死骸がある.
♂は寿命が短いのか♀成虫より目立つ.
他の人の飼育風景を見ると床材を入れたりもしている.
良案ある方いらっしゃれば教えてください.
2020 .5.11
Schultesia lampyridiformis
Schultesia lampyridiformis Roth, 1973
コモンネーム:firefly cockroach
ホタルゴキブリの由来です.
採集された場所に,似た形態のホタルがいたことからついたようです.
この属は Schultesia nitor Grandcolas, 1991
と2種だけからなる小さなグループ.
両種とも南米に分布します.
幼虫
卵胎生で卵鞘は産み落としません.
寿命は約半年.
皮膚感がブラベルスの幼虫に似ています.
頭部も変わった模様が出て細部を観察するには面白い種だと思います.
ただ,丈夫で増えるので扱いがぞんざいになりがちです.
南米原産の害虫化していない(多分)昆虫が,東京の一室内において,段ボールのシェルターと水と固形飼料だけで増えていけるというのもやはりゴキブリの強力な生命力を感じてしまいます.
2020 .5.8
マルバネゴキブリダニ駆除
Mite extermination of the Hebardina yayeyamana
ダニの発生が止まらない.
マダゴキ類に付着するダニは2017.5.26の駆除確認以来発生していない.
しかし,マットに発生する微小の徘徊性ダニは,毎回終わった!と思っても大体その直後に(ホント直ぐに)他の今まで発生していなかったケースで急に湧き出す.
古くは2014.3.13に遡る.
今年で7年越しの格闘である.
今回も,やっとこれで発生最後のケージが駆除を終えた.
最中の図.
左の容器は75℃のお湯が入っており,長ピンで床材をゴキブリ虫体を拾わないように少量ずつ摘まんで熱湯につけて殺虫している.
ダニを生きたままケース外に出さないための処置.
何もなくなったようだが,ダニが徘徊しているのでこれは熱水に.
あらかた片付く.
拾いもれのないサイズの時期がチャンス.
そして終了.
他のケージで出ないことを切望する.
特別企画「GWは家でゴキブログ」は今日でおしまい.
明日,明後日はお休みいただきます.
大手を振ってゴキブリ採集に行ける日が早く来るよう頑張りましょう.
2020 .5.7
Polyphaga saussureiの卵鞘を食べるダニ
Mites eating a cockroach ootheca
Polyphaga類に寄生して,たまに壊滅的な被害を出すダニですが,卵鞘保管中も発生します.
白い粒々はすべてダニ.
早めに発見して捨てないと容器全体に散らばり,他の卵鞘も食い始める.
さらに,孵化がはじまると,初齢幼虫に付着したりして,ケースからの除去が門難になる.
卵鞘を見ると穴が開き,そこからダニが出入りしている.
中は白い粒々動き回っているのが見える.
中の状態.
どこから入るのか,卵鞘検査装置(笑)を作り,接合部の隙間を観察したが開いていない.
とりあえず,形が変形している卵鞘は処分して様子を見る.
2020 .5.6
脱皮
Molts
シロマダラ.
爬虫類両生類で脱皮の目撃頻度はヘビが一番.
なんといっても殻が残り分かり易い.
今回は白濁してから5日目.
以前に比べ脱皮まで時間がかかるようになった気がする.
成長とともに準備時間も長くなるのだろう.
前回の脱皮からちょうど40日目.
今回は完璧.
計測すると485mm.
前回の脱皮から今回の脱皮の間に食べた餌は小型ヤモリ16匹.
1年間に換算するとなんと146匹!
これは大変だ.
今のところストックは少しあるが,1ヶ月12匹用意しないといけない・・・.
これは飼う人いないわけだ.
しかも,触ると脱糞して咬んでくるし.
次がトカゲ.
トカゲは,ヘビのようにまるまる脱ぎ捨てるようなことはなく,いつも鱗の塊がケース内に落ちているのを見て「したな」と思うだけ.
だから,脱皮した記録をとるのは,毎日観察しないと出来ないだろう.
今回はオガサワラトカゲがちょうど脱皮中.
知らなければ,皮膚病にかかったトカゲと見られるかもしれない.
最後両生類.
子供のころは,カエルが脱皮するとは考えたことがなかった.
脱皮すると知ったのは大人になってからだと思う.
なんでも,脱皮した皮は柔らかいので食べてしまうらしい.
過去の記憶を掘り起こすと,そんなシーンの断片があるような,ないような.
で,写真は無し.
2020 .5.5
ヨロイモグラゴキブリ寿命
The lifespan of the Macropanesthia rhinoceros
今日も暖かく良い天気でした.
屋上を確認するとヤマトシロアリの羽アリが1匹死んでました.
今日飛んだようです.
物陰も探しましたが,他にはいませんでした.
タカラダニもこの暖かさで絶好調の様子.
昨日のペルビアン.
24時間たってもう色づいたと思ったがまだオレンジ.
骨格が固まるまで意外と時間かかるようです.
だからあんな大穴掘ったのでしょう.
こんな柔らかな時期に外敵にあったらイチコロです.
見た目もおいしそう.
もう一つ,ヨロイモグラゴキブリ.
この状態で発見.
ゴキブリの死なんて,チャバネなど大量飼育している種では気が付かないうちに山になっているが,本種のように飼育ケーズ内の頭数が極端に少なく,体も大きいので目立つことから,びっくりする.
良くひっくり返って起き上がれないのも見かけるが,これは違うだろう.
こうするとまだ生きているようだが,完全に動かない.
標本にする.
本種は飼育を始めたのが2007年頃.
その頃は,購入しても長期間飼育できず,すぐ死亡した記録がある.
まともに飼育できるようになったのは2009年頃から.
それから10年以上たつが死亡したのは2匹(だと思う).
若齢幼虫が1匹と亜終齢くらいの大きさが1匹(標本にある).
こう考えると寿命が長く丈夫なゴキブリだと思う.
クマネズミやハムスターの倍以上生きるわけだ.
それにしても,今年の連休中はいろんなことが起きる.
急に熱くなったせいもあるだろう.
今年の夏はどうなることやら.
2020 .5.4
Polyphaga saussurei
Polyphaga saussurei and molt of a Scolopendra gigantea
卵鞘をバンバン生み出しているので,また分けて保管する.
結局本種は,雄は発生しない.
単為生殖する種である.
これだけ大型の種であれば,♂もさぞ立派であったであろう.
同属の♂がいるPolyphaga indica をネットで調べると,セミみたいな♂の写真が載っている.
かなりの迫力である.
Polyphaga属は,世界に5種が知られ,この中には有名なEgyptian cockroach(P. aegyptiaca)も含まれる.他にはP. obscuraなど,私も昔飼育したことがある有名な種が多い.この5種の中で本種と,P. obscuraは単為生殖により繁栄しているようだ.
ここで一つ疑問が,本属のType speciesはP. aegyptiaca (Linnaeus, 1758).
これは♂も発生するので両性生殖をする.
♀しかいないのに,どうやって本属に組み込んだのだろう.
時間ときっかけがあれば,調べてみても面白そうだ.
それと,大好きなペルビアンですが,大穴掘ったことは以前お伝えしましたが,理由が判明しました.
白い!
前回は昨年の6月だったので,ここの飼育環境では約1年おきか?
また,外国産ムカデの私の飼育記録としてはの最長かもしれない.
この個体以前はピンクを与えていたが,これ以降は昆虫しか与えていない.
もう1匹,とある方から託された国産Nまムカデがいるのだが,これも20㎝超えるまで成長しているが餌は昆虫だけで我慢している.
「ピンク与えると突然死する」をどこかで聞いてから,与えることをやめたが,かなり信憑性がある噂かもしれない.
そうこうしているうちに,連休も後2日.
何としても明日は1本書き上げ,明後日にもう一本終わらせたい.
2020 .5.3
マダラゴキブリ類飼育の大変なところ
Difficult points in breeding Rhabdoblatta spp.
マダラゴキブリ類は水ゴキブリと言われるだけあり幼虫は水に潜る.
そのため,私は水入れを設置しているが,湿気がこもり易くなり,カビやダニの発生を促進する.
死骸にわいたダニ.
早め早めの床換えを心掛けるようにしている.
死亡していた幼虫.
ヤエヤママダラに比べると少ない.
デッカイ容器で,エアレーションを入れてた水槽を入れ,多種混合で飼育してみたいです.
2020 .5.2
ヒメクロゴキブリ飼育ケース分け
Increase breeding containers of Chorisoneura nigra
今までにない安定した増え方をしている.
季節感としては,早めの成虫発生と今夏に向けた中~終齢幼虫.
この後盛夏後の処理に来年の状態が響くと思う.
来年の準備のために,もう1ケージ作製.
窓辺を見ると,すでにタカラダニが侵入してきていた.
対処法は,他のページにわんさかあるのでそちらにまかせるとして,自粛でこんな時しかできないと思うので,子供と行動を観察してはいかがだろう.
捕獲したいときは,ガムテープや養生テープを粘着面外に丸めて,軽く押さえつければ張り付き,拡大鏡があれば観察すると,親しみがわくかもしれない.
2020 .5.1
オオモリゴキブリ難しい
Symploce gigas gigas breeding is difficult
床替えをした.
卵鞘は沢山出てきたが,生存している幼虫は10匹程度.
やはり,この場所はお気に入りのようだ.
今までは,この代が出なく終わっていると思う.
心機一転,リセットしてこいつらをまず成虫に.
そして,何とかその仔をとりたいと思う.
キチャバネゴキブリも同属である.
そろそろこの属の突破口を見つけないと,後がなくなりそうだ.
ついでに,シロマダラが真っ白になった.
見事に真っ白.
もうすぐ脱皮.
こうなると餌は食べないですね.
2020 .4.30
ミナミヒラタゴキブリとウスヒラタゴキブリの簡単な見分け方
How to easily distinguish the Balta vilis and the Megamareta pallidiola
成虫,幼虫ともよく似ている2種.
古くは沖縄の書籍でも,ミナミヒラタゴキブリをウスヒラタゴキブリと書かれている本も見受けられる.
成虫であれば,前胸背板の2つの黒点でわかるが,見慣れていないと難しいかと思う.
幼虫から成虫まで簡単なのは腹面の黒斑.
ミナミヒラタゴキブリ.
ウスヒラタゴキブリ.
生息環境も結構違うが,簡単に見分けるのであれば腹面.
次が前胸背板.
分かってくると,ゴキブリも面白いと思うのですが.
2020 .4.29
オオムカデ
Giant centipede
先日大穴掘ったのですが,その後出たり入ったり.
産卵とかではないのか?
指より太い.
国産では見れない迫力です.
こんなに太くて大きいくせに,動きは小型のトビズムカデと同様の俊敏さを持つ.
ムカデを嫌い人は結構いますが,危険な猛獣を飼育するのに共通するものがあるように思えます.
速報.
スズキゴキブリの♂がやっと出ました.
一安心.これでやっと床換えをする気になってきました.
どうゆう配置にするか今週中には行いたいと思います.
2020 .4.28
ツチゴキブリ拡張
Margattea kumamotonis expansion
昨年の夏に採集した幼虫2匹より奇跡の繁殖を果たした.
現在は,数えられないほど.
小プラケより中プラケへ拡張するまでとなった.
最近よく使うのが「ココチップ」保湿性能がココマットより良く,隙間が出来るので幼虫の隠れ場所にも良いと思う.
2020 .4.27
親死亡のチャバネゴキブリ卵鞘孵化
Hatching of German cockroach ootheca sheath in parental death
親が卵鞘を付けたまま死亡たので,万が一の孵化しやすさを考え卵鞘を外して放置すること約1週間.
一般的に,5日を過ぎると孵化率が急激に落ちるとされている.
これはダメだろうと思っていたら孵化しました.
この親は,無紋の親なので子供がどうなるか楽しみ.
増えたら薬剤の抵抗性も調べる予定.
2020 .4.26
標本の整理
Organize specimen
若いころに比べると,標本作りが面倒になってきた.
とはいえ,重要な種や変わったものが手に入ると少しずつ作ってはいる.
乾燥スペースが広くないので,乾燥が終わるととりあえず的に小型の紙製箱に移している.
ドイツ箱に移したいが,やろうと思ったとき雨だったりしてタイミングがず~となかった.
しかし,紙製箱は隙間がスカスカなのでいつ虫が入ってもおかしくない.
本当は冬が良いのだろうが,梅雨に入る今のうちにと思い,重い腰を上げ標本の整理をした.
ゴキブリ以外にも,ハエ類,ハチ類,ゲジ,ヤスデなどいろいろ.
久しぶりに眺めていると,!?.
これはオキナワチャバネゴキブリだろ!
が見つかった.
当時はまだ若かった.
まあ,毎日ゴキブリを見ていれば,だれでもそうなるのだろうが.
時間を作り,もう一度同定しなおしたいと思う.
2020 .4.25
GWは家でゴキブログ
Gokiblog at home during GW
特別企画
5/8まで休まず営業します.
お家で見てください.
そろそろヤマトシロアリノの羽アリが飛び出す時期.
天気も良いし,いるかと思い屋上で探したが,残念不発.
シロアリグループの責任者に電話したら,関東は1週間ほど前から飛び始めているとのこと.
飼育を始めたい人がいれば,天気が良く暖かい日にベランダや屋上を探してみてください.
これは,2018年4月25日にここで採集した羽アリペアのコロニー.
2年で中プラケから逃走するまで大きくなってます.
もう一つ,この時期に話題になるのがカベアナタカラダニ.
いつも探すのは5月の連休以降だったが,ついでなので探すと1匹発見.
今年の初見日となりました.
皆さんの所は出ていますか?
いつもより小さいと思い,拡大するとまだ足が6本.
若虫のようですが盛んに歩き回っています.
近くのブロックをどけると数匹潜んでします.
みな足が6本ですね.
いつ頃成虫になるのでしょうか.
このダニは,人に実害はほとんど報告されていません.
気にならない人は放っておけば,盛夏のころには見なくなります.
2020 .4.24
爬虫類3種
3 reptiles
シマヘビ
現在拒食中.
2か月以上食べていない.
食べていないのにいつもより短い期間で脱皮する.
脱皮ってすごく体力使うと思うのだが.
なぜでしょう?
オカダトカゲ死亡.
特に外傷もなく,やせてもいない.
寿命でしょうか.
プチプチで好きなトカゲです.
オガサワラトカゲ
ミルワーム皿に入ってくつろぎ中.
2匹はいることも.
最初は写真撮ろうと近寄るとすぐに逃走していたが,今は見上げるだけで逃げなくなった.
視線が痛い.
オカダトカゲに比較すると小ささが際立つ.
2020 .4.23
彷徨うイエシロアリ
Wander Coptotermes formosanus
給水塔の表面を1匹歩き回っている.
この塔の表面は土で覆われ,出入り口は無いはずだが.
出入り口を確認しようと観察していたが,歩き回るだけでどこにも潜り込もうとしない.
何の目的で徘徊しているのだろうか?
まあ,見ていると道に迷ったように見えるが.
翌日見るといないので,どこかに隠し出入り口があるのだろう.
2020 .4.22
ルリゴキブリ
Eucorydia yasumatsui
やっとかなりの数まで増えました.
これは雄ですが,濃い光沢のある紫色は,最近多く発見されているオレンジスポットがでる個体と違い,厳かな雰囲気があります.
しかし,コンデジではその色が出せないのが残念です.
飼育に関しては比較的容易です.
しかし,卵鞘,初齢幼虫が小さすぎるので,床換えが面倒で環境をいじってやらないと,幼虫の死亡が多くなり気が付いた時には成虫数匹となっていることがありました.
なんでもそうですが,手を抜くと良いことはありません.
2020 .4.21
キチャバネゴキブリ産卵開始
Symploce japonica eggs laying started
なんと転がし産み.
こんなんで孵化するのだろうか?
で,よく見ると例のダニが発生している.
卵鞘の孵化が始まると,初齢は拾えなくなるので今のうちにケース交換した.
回収したのは3個.
すでに産卵が始まっていた.
1個の間隔が4日とすると2週間ほど前に1個目を産んだのだろう.
当然交尾は終わっているとの想定でスタートしているが,
はたして,この個体どうだろう.
2020 .4.20
ホソヒラタアブ?とモモタマナ発芽
Episyrphus balteatus ? and Terminalia catappa germination
日曜日の夕方,ベランダの多肉植物の葉に止まっていたアブ.
今年に入り,この建物でハエ以外の綺麗な昆虫は初めてのような気がして思わず二度見した.
撮影しているると飛び立っていった.
新成虫だろうか.
ついでに,枯れかけたモモタマナが新芽を出した.
ここまでくればもう大丈夫だろう.
万が一を想定して蒔いた種も多数発芽した.
コロナで外の風景が灰色に感じてしまう最近ですが,自然の生物はマイペースで生きています.
羨ましく思えた一瞬でした.
2020 .4.17
トビムシ珍入
Rare contamination of springtail
豆腐を食べようと思ったら黒い物が.
ゴミの雰囲気ではないのはすぐにわかった.
まあ遠目でもこの業界の人なら正体はすぐにわかるだろう.
トビムシ.
先ほどまで,ゴキブリの管理をしていたので体についていたのが落ちたようだ.
トビムシは今更生息環境に戻すのも面倒なので,豆腐から出ていただいた.
野外種飼育の際,トビムシパワーは侮れないですよ.
救世主のように見えます.
2020 .4.16
スズキゴキブリの♂
Periplaneta suzukii male
♀成虫ばかり.
この写真には雄っぽい幼虫のが2匹写っている.
いるには違いなさそうだが,なんでこんなに成長が遅れているのだろうか?
これらはどれも♂だと思うので,今の♀成虫には間に合わないかもしれないが,同年齢の♀幼虫の羽化には間に合いそうだ.
しかし,なんかドキドキします.
2020 .4.15
ヨロイモグラゴキブリ幼虫の腹板異常の脱皮
Molt of Deformed tergites nymph
例の個体が脱皮しました.
1日後.
これを見る限り背板の乱れはそのまま.
脱皮殻もほとんど食べてしまったようです.
自然界では,残さず食べているのでしょう.
腹板もあんまり変化がないですね.
欠損した部分は脱皮で再生するが,このように欠損ではなく構造的に発生したゆがみは直らないようです.
2020 .4.14
ワモンゴキブリ
Periplaneta americana
前回床替えしたのが昨年の6月.
ワモンも系統により,このように穏やかに汚すのと,激しく汚すのがいるから面白い.
糞は時間分たまっている.
しかし,見た目はまだいけると思わせる静かさがある.
それと,単為生殖卵鞘が半年ぶりに孵化した.
といっても,半年前の卵鞘が孵化したのではありません.
半年間採卵していたが,全然孵化せず,やっと先日採卵した卵鞘が孵化したという意味です.
ワモンは私見では43日が普通.
今回は50日近くかかって孵化しました.
単為系は個別管理しているので飼育室とは違う場所で管理しているのですが,温度が低すぎたようです.
2020 .4.13
シロアリ製ゴキブリシェルター
Cockroach shelter made by termites
最近凝っていること.
枝を入れると面白いように中だけ食べてくれる.
飼育がうまくいかないこれぞという種に使用しようと作っている.
というか作ってもらっている.
外の皮は穴をあける程度で,食べたりはしない.
中はこんな感じ.
シロアリも垂木などより食いつきが良く食いやすいのだろう.
シロアリも喜び,ゴキブリも喜ぶかな?
2020 .4.10
ヨロイモグラゴキブリ幼虫の腹板異常
Deformed tergites and sternites of Macropanesthia rhinoceros nymph
こんな酷いのは初めて見ました.
腹端部がゆがんでします.
腹面の状態.
背面より分かり易い.
いつからこの状態になっているのかわからない.
しかし,ここまで成長しているので生きて行く上では支障がないのかもしれない.
♂なので交尾は出来ると思うが,成虫までこの形質を継承するか興味があるところ.