ゴキブログ一覧
2020 .12.22
茶系クロゴキブリ死亡
Death of a brownish Periplaneta fuliginosa
死亡していました.
まさにSmoky brown cockroach です.
この♀はすでにご紹介した殺虫剤のフラッシングで出てきた個体.
殺虫剤の影響か,後脚が2本とも脱落しましたが寿命も全うしたのではないかと思います.
最終的に7個の卵鞘を産み,ほとんどは孵化しました.
貴重な個体なので標本にします.
これは宝物です.
この幼虫らが成虫になるのは早くても来年の夏ころだと思います.
どのような成虫になるか楽しみです.
2020 .12.21
ワモンゴキブリの腹板変異
Mutations in the abdomen of Periplaneta americana
脱皮して間もないこの個体.
腹部側面が割れている.
1,000匹以上の個体を見てきたが,このような変異は記憶にない.
一般的な変異は,背板の癒合など平面上の出来事で終わるのだが,これは腹板との接合部の間にもう一つの側板のような物が形成されている.
今のところこの個体は幼虫をとるため生かすので,一定量の幼虫がとれたら顕微鏡下で観察してみたい.
変異とは関係ないですが,腹端に付着している黄緑色の物質.
嫌な目に合うと出すのですがこれが臭い.
ゴキブリが餌になり難い理由の一つだと思います.
2020 .12.18
餌ゴキブリ
Cockroaches for bait
頂いたサソリモドキのケージ.
到着当初は,脚の取れたコオロギすら捕捉できないようでしたが,現在は投入した餌を片っ端から食べています.
が,トルキスタンゴキブリの♀は嫌なようで残ります.
以前から思っていたのですが,初齢幼虫はトカゲなどもよく食べますが,中齢幼虫以上になると♂幼虫も♀幼虫も関係なくコオロギと比較すると残ります.
原因としてはやはり腹端部から分泌されるネバネバではないかと思います.
♂成虫になるとネバが減るのかこのように食べられます.
この傾向はタランチュラやムカデ(2018 .8.8ブログ)にも見られるのですが,餌昆虫として沢山売られているのが不思議です.
皆さん若齢幼虫か♂成虫しか使ってないのでしょうか?
それともコオロギ切れ時の緊急避難用?
2020 .12.17
雑事14
Little things 14
冬眠させたアオダイショウですが,水を入れるのを忘れており飲まないと思いつつも入れました.
土を何ヵ所か掘った跡がありましたが,中のシェルターに潜り込んでいるようです.
来年春お会いできることを楽しみにします.
餌投入.
翌朝.
計画通り食べてくれています.
前回の脱皮期間が長かったので,今回の給餌間隔は興味あることですね.
大井ふ頭の方に行った際,潰れたワモンゴキブリ発見.
多分マンホールから出てきた時に踏まれたのでしょう.
駐車してある車の下にあったので,うずくまって撮ったのですが,撮り終わって車内見たらドライバーが乗っていました.
気が付かれたかわかりませんが,何も言われずホッとしました.
2020 .12.16
Therea olegrandjeani 産卵
Therea olegrandjeani ootheca laying
雌成虫の腹端部.
このように肛上板と肛下板が合わさり,水平口となっている.
ここから幅のある平べったい卵鞘を生み出す.
産み始め.
2時間後.
縦に産むのは大変そうですね.
卵を1つ産むだけであれば,こんなに時間がかからないのでしょうが,卵鞘の固い外皮を作りながら産むので相当な時間を要します.
約12時間後.
更に4時間後.
やっと横を向きました.
更に3時間後.
やっと産下しました.
私も,様々な昆虫を見たり飼育しましたが,「1回の産卵」にかかる時間としてゴキブリはかなり長い部類だと思うのですが.
皆さんいかがでしょう.
2020 .12.15
Shelfordina trrminalis
Shelfordina trrminalis
ここに来てから生まれた仔たちの交尾.
熱帯の種なので冬も関係なく成長し繁殖しています.
初齢幼虫.
小さいので屋外で見つけるのは大変でしょう.
中齢幼虫.
本種は,紙のシェルターにも入ってくれますが,ミズゴケの方が好みのようです.
2020 .12.14
ヒメクロゴキブリ状況
Sorineuchora nigra growing conditions
試しに与えた古いエサを回収しようとしたが,その下に初齢幼虫が潜んでいた.
これはリンゴだが適度な保湿と隙間が初齢幼虫には居心地が良いようだ.
こちらはアノール死骸.
また,それに食べている個体もいるようだ.
その為,回収せず元に戻して追加した.
こちらは固形飼料に集まる虫体.
産卵中の♀.
ケースを置いている場所は,冷気が入りやすい窓際ですが,室内は暖房が入っているので,越冬どころではないのかもしれない.
2020 .12.11
ペルビアンジャイアント引越
Scolopendra gigantea moving
かなり気を付けていたのだが,例のダニが侵入していた.
このケースは気密性が良くないので,増えたらあっという間に脱走(ダニですよ)し,他のケースへの侵入の危険性が増す.
そんなわけで覚悟を決めて引越しさせた.
古いケースからとりあえずダニ洗浄用のヤシガラ入り中プラケに移動.
ここまでの作業は,木の枝にムカデを捕まらせ,長ピンで誘導しながら移したので写真撮るスキがなし.
中プラケに移すときにムカデの体表を見ると,ダニが数匹はい回っている.
これだけ表面積があるとそりゃそうだと思う.
なので,ヤシガラを追加で入れて攪拌しながらモミ洗い.
意外と大人しく洗われてくれた.
体表についたダニがヤシガラに移ったと思われしころ,新たに用意したケースに引越.
モミ洗いケースからどさっと落とすと,ダニを含んだヤシガラが入りそうなので,新しい枝伝いに移動してもらった.
これも意外とすんなり.
終了です.
それにしても,見れば見るほど素晴らしい生き物です.
2020 .12.10
Hypercompsa sp.
Hypercompsa sp.
中プラケに移してから初めて床替えをしました.
床換えといっても,マット:虫体が1:1のようになってきたので淘汰ですね.
2016年に3匹購入して現在に至っています.
土中にいる状態を見るとワラジムシのようです.
単為生殖は強いですね.
オガサワラゴキブリPycnoscelus surinamensis のようです.
1匹ずつ拾うのは面倒なので,虫入り土を半分戻しました.
日本の小型トカゲの良いエサになると思います.
2020 .12.9
脱皮
Shedding
オガサワラトカゲの脱皮
ヘビと違い,脱皮殻はバラバラ剝れるので,いつ脱皮したかわかり難い.
鱗をそぎ落としている最中の魚の表面のようだ.
ついでにシマヘビも予定通り脱皮した.
ヘビは脱皮前後で餌を食わなくなるが,トカゲはどうなんでしょう.
2020 .12.8
ゴキブリ飼育の汚れ状況
Cockroach breeding stains
ウスヒラタゴキブリの飼育ケースです.
汚れの紹介です.
給水容器.
飼育種に入りますが,緑のカビは結構発生します.
しかし,ゴキブリ生体に影響はないようです.
見た目が悪いだけです.
黒いカビが出る種もいます.
(人体に影響がないかはわかりません.10年以上ほぼ毎日素手で管理を行っていますが,体調を崩したことはありません.基本的な衛生管理.どんな動物でも触ったら手を洗うことが重要です).
落ち葉シェルターにたまった糞や脱皮殻.
こういった乾燥物にはチャタテムシが多く発生します.
まとめると結構な量になります.
古い卵鞘も処分したほうが良いのですが,新旧が分からないので増え方を見て処分します.
シェルターも,糞の付着が多くなったら交換します.
今回はこの程度なのでなし.
見た目あまり変わりませんが掃除終了.
はやりのキャベツを入れています.
特別好んでは食べませんが,穴開いたりするので食べるようです.
2020 .12.7
シロマダラの給餌
Feeding of a Dinodon orientale
約1か月前,脱皮の時期なのですが,夜もこのようにうろついており,脱皮しないのかな~思っていました.
あまりにもうろつくので,餌入れると食べました.
それから約10日後.
やっと脱皮.
今までは大体1ヶ月間隔だったのですが今回は2か月を要し食べたヤモリは3匹.
大きな餌を食べ始めての事なので,そんなものかもしれないのですが,餌のタイミングが分からなくなりますね.
ちなみに脱皮殻の計測による体長は550cm.
前回は560cmなので誤差があるとしてほとんど大きくなっていません.
もう少し大きくなってくれると餌の確保も楽になるんですがね.
2020 .12.4
チャオビゴキブリの孵化
Hatch of Supella longipalpa Ootheca
相変わらず幼虫の姿は見えないが,見つけるコツがわかった.
約1週間おきぐらいに固形飼料見ると,1齢幼虫が見つかることがわかった.
今回は2卵鞘程度集まってきている.
現在約40匹ほど回収できた.
何とか復活しそうだが理由がわからない.
確認する実験ならそれほど難しくなさそうだが,ちょいと忙しい.
2020 .12.3
ヤネホソバの飼育
Breeding of the Eilema fuscodorsalis
現場調査で採集してきました.
ヤネホソバは,PCOの間では知らな人がいない有名な昆虫.
しかし,私が撮りだめている写真ファイルに入っていなかった.
近年(といっても1990年以降)発売されている害虫本にも最近は減った.
と必ず書かれている.
現代では希少な昆虫です.
そんな珍しい虫ですから,飼育しないわけにはいかない.
ただ,餌が地衣類なので,何喰わそうかと思ったのですが,ワモンゴキブリ初齢幼水入れ用のミズゴケストックケースがちょうどよく緑に藻が出ていたので入れてみました.
あっさり食べた.
ミズゴケが乾燥して,壁面に付着している部分を齧っている.
アゲハの幼虫だってこんなにあっさり食わないと思うほどあっさり.
よほど腹減っていたのか?
ミズゴケを食ってくれるのであれば食草の入手の心配もいらない.
ゴキブリのように放置飼育が出来そうです.
蛹越冬するそうなので,来年春羽化するまでしばらく楽しめそうです.
2020 .12.2
Sundablatta sexpunctata
Sundablatta sexpunctata
成虫です.
最初幼虫を見た時は小さいと思いました.
実際小さいですが,それを補う綺麗さがあります.
これで日本ではゴキブリと扱われてしまうのですから,イメージは重要ですね.
本種は以下の論文で詳しく書いてあります.
Roth, L. M. (1996). The cockroach genera Sundablatta Hebard, Pseudophyllodromia Brunner, and Allacta Saussure & Zehnter (Blattaria: Blattellidae, Pseudophyllodromiinae). Tijdschrift voor Entomologie, 139(2), 215-242.
2020 .12.1
サソリモドキ
Mastigoproctus floridanus
買えなくなって引き取ったというジャイアントビネガロンをK﨑氏から頂いた.
国内種より大きく迫力がある.
腹もパンパンで如何にもメスっぽい.
ポイでは何なので調べると良い文献が見つかった.
Barrales-Alcalá, D., Francke, O. F., & Prendini, L. (2018). Systematic Revision of the Giant Vinegaroons of the Mastigoproctus giganteus Complex (Thelyphonida: Thelyphonidae) of North America. Bulletin of the American Museum of Natural History, 2018(418), 1-62.
雌雄の判定は,sinistral pedipalp trochanter(着桿状突起(秋山,2001))の形状を見ればわかるようで,雌であることがわかった.
拡大.
直感というのも鍛えると当たるようになる.
チャバネゴキブリ科も成虫は腹部の大きさを見れば大体雌雄は当たる.
♀は腹がでかいというのは,節足動物では結構使える.
また,種も同定するとMastigoproctus floridanusっぽいことがわかった.
このポイは,他属まで見る時間がないので,ジャイアントビネガロンのインボイスを信じて同定した.
種名が判明するのは飼育者としてはうれしいことで,飼育にもさらに熱が入るというものである.
2020 .11.30
雑事 13
Little things 13
餌に生えたカビ.
小型種で床材を入れた種はこのようにカビが出やすい.
数がそれなりにいたりたくましい種は,うまく食べてくれるが,飼育始めの個体数が少ない場合は,これで餌が食べられず,滅ぶこともある.
雑種とは言え,人工的な飼育環境では栄養が偏るのだろう.
今年夏に採集したセグロシミですが増えないですね.
雄なのか,雌だが交尾できていないのか.
しかし,過去に飼育したシミの中では,長期間続いている方です.
昔は普通に家にいたらしいですが,今本当に見なくなってしまいました.
2年前に採集したヤマトシロアリのケースです.
採集した時,タマヤスデが混ざっていたのは知っていましたが,その後は小型のムカデがいることくらいしかわかっていませんでした.
今日,給水するとたまった水の中から苦しくなったのかタマヤスデが出没.
2年も寿命はないので,結構な数が中にいるのかもしれない.
ブラーミニメクラヘビも入れてあるり,行方が分からないので年内中に確認したいと思います.
3年前に沖縄で採集された家具にを加害するカンザイシロアリの一種の糞.
まだ生きています.
まだまだやれることが沢山ある.
2020 .11.27
アカボシルリゴキブリ ほか
Eucorydia tokaraensis Yanagisawa, Sakamaki, and Shimano sp. nov., ecc.
鹿児島島嶼,南西諸島から2種のゴキブリが新種記載されました.
もう一つは,Eucorydia donanensis Yanagisawa, Sakamaki, and Shimano sp. nov.
学名のdonanensisは,与那国方言の「どぅなん」にちなんでつけられたようです.
柳澤さんお疲れさまでした.
これで,このゴキブリもsp.ではなく,名前が付きました.
背中に土を載せたまま餌を手べているTherea olegrandjeani.
多頭飼育していると,個体同士が触れ合って背中の土が落ちやすいのかもしれない.
屋外では,意外とこういった迷彩で生活しているのかもしれない.
よくよく考えたら,背中の模様は目立ちすぎる.
ワモンゴキブリ単為生殖F12幼虫.
惰性でここまで来てしまいましたが,13年かかっているので止められなくなりました.
ギネスにでも登録できないだろうか.
2020 .11.26
ワモンゴキブリ床換え
Cleaning of the breeding case of Periplaneta americana
前回床換えをしたのが6月.
それなりに汚くなっています.
給水器のガーゼも齧られ,水もなくなっていました.
糞も堆積し,卵鞘が転がっています.
他の昆虫では卵の孵化後,すぐに餌を食べれるように餌の側に産み付けることが多いと思いますが,ゴキブリは決まった餌がないので,糞の中でも構わないのでしょう.
水と餌の間にシェルターを挟んでいる訳は,ガーゼを引っ張って餌まで伸ばしてカビだらけにしてしまうからです.
全てのワモンがそうではないですが,2割ぐらいの個体群がそういう悪さをします.
2020 .11.25
アオダイショウ冬眠準備
Preparing for hibernation
先週末に都内で捕獲されたアオダイショウです.
全長170cm,体重987g.
大きな個体です.
腹部に近い鱗の色が半分ほど薄青くなって,風格のある外見になっています.
触ると,びくびく体が反応しますが,今のところ咬むことはしません.
これ以上飼育も大変だし,この辺に逃がすわけもいかず,荒川上流あたりに行く機会があれば逃がそうかと思っていましたが,もう冬眠の時期になっています.
よく考えたら,今時期冬眠していれば,捕獲などされなかったろうに.
多分エサは沢山食べているであろうから,このまま寝てもらうことにします.
以前1回だけアオダイショウの冬眠を経験しましたが,その時は無事できましたが,綺麗ではなかったので,今回は穴と通路を作り中に入って寝てもらおうと思います.
土が足らなくなったので入口を寝かせて完成.
投入.
とりあえずここに置いて,しばらく様子を見て場所は変えたいと思います.
2020 .11.24
タマヤスデ再回収結果
The result of Pill millipede recapture
2度目の回収.
初回でかなりしつこく探したので,大きな個体はいないと思っていたが,蓋を開けると普通にいるではないか.
また少しずつ掘り下げていくと,若虫発見.
拡大.
死骸の外被破片と見間違うほどの大きさ.
今回発見したのは17匹.
これにて終了.
古い土はチンしてゴミ箱へ.
合計112匹回収しました.
次はまた半年後.
2020 .11.20
Eurycotis 2種のその後
Afterwards of the two species of Eurycotis spp.
ついに,Eurycotis opaca? の最後の♀が死亡しました.
調子が良いときは爆発的に増えるのですが,難しい種なんでしょうか?
卵鞘が孵化しないのは,他の種にも共通することですが,なぜそうなるのかよくわかりません.
もう1つ.
ベネズエラ産の小型種.
こちらは何とか卵鞘が孵化してきており,持ち直しそうな気配.
まだ,幼虫死という危険があるので半年は注意して観察が必要かと.
2020 .11.19
タマヤスデ
Cleaning the rearing case of Pill millipede
ケースの中が糞だらけになってきたのでケース交換を実施.
こんなに小さい生き物なのに,意外と糞の発生が早い.
左が新しく準備したケース.
表面にいる個体をスプーンで拾って移し,その後土をほじくりながら中の虫体を拾う.
新しいケースに移した虫体.
古いケースに入っていたスギの葉.
ヤスデはスギの葉を食べるとよく見るが,過去に飼育していた長いヤスデ類は食べたと思ったことは一度もなかった.
しかし,今回タマヤスデは間違いなく食べている.
ついでに,ニンジンも食べるようだ.
回収した虫体は95匹.
意外と増える速度が速いのに,野外でダンゴムシほど見かけないのは,乾燥に弱いからだろうか?
これだけ増えると,ダンゴムシと比べても有難味が少なるような.
2~3日後にもう一度回収して,古い土は処分する.
2020 .11.18
植物
Plants
モモタマナですが,奥の鉢は殺虫剤を入れて枯れかけた物.
手前は予備で種を蒔いたもの.
どちらも繁茂しています.
そろそろ間引きか,外に出すかしないと空間が占領されつくされそうです.
ただ,東京の冬を屋外で越すのは厳しいと思われ考え中.
一方,ハカラメ類.
こちらはすでに屋外で一冬超えているので心配なし.
1種類は花芽も出てきてます.
他はまだ不明.
お楽しみに.
2020 .11.17
アオダイショウの脱皮間隔
アオダイショウの脱皮間隔
Molt Interval of the Elaphe climacophora
脱皮しました.
今回は,殻がねじれているので伸ばすのはやめ.
目が白濁して5日後でした.
いつも,脱皮すると日にちを記録しているのですが,記録してびっくり.
4回続けて16日に脱皮.
この調子だと次は1月16日.
目が白濁するのが1月11日.
ネットで調べると,脱皮は2か月に1回程度とのこと.
OKですね.
2020 .11.16
集合体恐怖症
Trypophobia
この言葉をご存じだろうか.
私も比較的最近知ったのだが,トライポフォビアと日本では呼ぶらしい.
検索するとレンコンから始まり,興味ある写真が沢山出てくる.
ゴキブリの潰れた写真よりもよっぽど閲覧注意を呼びかけたいような映像だ.
私は,キツツキとドングリがその行為と合わせて衝撃的だった.
そのけがあるのかと思うが,だれでもギョッとするのではないかと思う.
さて,そんなものはゴキブリには全く関係ないと思っていたが,Deropeltis paulinoiのケースをあけて思い出してしまった.
こちら.
たまたま幼虫ばかりとなった状態なのだが,腹部や前胸背板,頭部の斑紋が同じような色となり,それが密になることで黒地に黄色い斑が散りばめたように見えている.
ネットに出てくるトライポフォビア画像とはレベル落ちますが,ゴキブリもこうゆう見方出来るなと新しい発見です.
ゴキブリは群れて生活することが多いので,他の種でも探してみます.
2020 .11.13
マダラゴキブリ&キャベツ
Rhabdoblatta guttigera & cabbage
少し放置するとこんな感じ.
掃除ついでにキャベツ他を与えてみた.
食べるようだが,好むようでもなく柑橘の葉の方がよく食べていた.
熱帯っぽくコーヒーの葉も入れたがこちらは見向きせず.
生息地では,様々な植物が生育しているので浅く広く必要な栄養を摂取しているのだろうか.
飼育は大変ですが,水を好むことと言い熱帯雨林の昆虫っぽくて好きですね.
2020 .11.12
雑事11
Little things 11
相変わらず恐ろしい形相になる脱皮まじかの白眼アオダイショウ.
手元飼育をしている白帯が多いTherea olegrandjeani♂のギョッとした大股開き.
これを見た瞬間,何事が起きたかと正直驚いた.
こんなに足が長かった?!
そして,この前救出したクマネズミ.
あの,血の涙を流していたネズミたち.
2匹とも回復し,毛は抜けているがこれから1ヶ月ほどかけて普通の状態に戻っていきます.
そして,イエシロアリは冬が来たのを察知してか,暴れることなく静かな状態を保っています.
2020 .11.11
久米島産ウルシゴキブリのその後
After the Periplaneta japanna from Kume Island
ヤバくなったので,3ケージに分けて飼育していました.
左:卵鞘から孵化した幼虫ばかりの初齢グループ.
中:幼虫を中心とした青年グループ.
右:若い幼虫から成虫までバランスの取れたグループ.
結果は
初齢幼虫グループはすべて生存し,2~3齢に加齢している.
青年グループ.
そこそこ生き残り,明るい未来が予想できそう.
バランスグループ.
全滅.
結果としては,何とか維持できそうな状態となった.
ただ,一度崩れると尾を引く傾向があるのでしばらくは安心できない.
2020 .11.10
手元飼育の良さ
The goodness of keeping the breeding container close to you
このように,机から2m以内の距離に置いておくと,ちょっとした息抜きでも観察できる.
乾燥しているようであれば,すぐに加水できる.
カビが出ていれば,除去できる.
その結果(かどうかはわからないが)みんな元気.
成虫の写真も撮り易い.
プラケなどに入れず,カップで複数飼育したほうがうまくいきそうだが,少数を置いているので目を配る事が出来るのであって,いくら近くに置いていても数が増えて観察が出来なくなれば多分同じことになるだろう.
ヤバくなって手厚く管理し,増えたら放置でまた減って反省して手厚く管理.
そんなものだと思う.