ゴキブログ一覧
2021 .2.8
ヘビ3種脱皮
Molting of 3 species snakes
珍しく,3種の脱皮時期が同じになった.
シマヘビ.
前回からちょうど2か月目.
アオダイショウ.
こちらは約2.5ヵ月.
シロマダラ.
こちらもちょうど2か月.
約550cm.
成獣になるとこんな間隔なのだろうか.
4匹揃うことがあるだろうか.
まあ,惑星直列並みのレアさになりそうですが.
2021 .2.5
ご報告
Report
1月14日に公益社団法人日本建築衛生管理教育センター会長より,建築物の環境衛生管理事業功労者として会長表彰をいただきました.
関係者の皆様,誠にありがとうございました.
2021 .2.4
ブラーミニメクラヘビの放し飼いの結果
The result of putting a Ramphotyphlops braminus into a termite colony.
2019年11月にブラーミニメクラヘビを放飼したヤマトシロアリコロニーです.
入れた当初の目論見では,シロアリが減って外からケース越しに見られなくなったら,ヘビを取り出し次のシロアリ容器に投入.その頃は単為生殖により2,3匹に増えている予定だった.
実際に,昨年夏ころはシロアリの数が減ってきていた.
このままいなくなるかなと思っていたらその後ぶり返してきて,年末は脱走蟻道を作りまくっていた.
今年に入り,また数が激減し外から見えなくなっていた.
餌木を見ると,いることはいる.
しかし,頃合いだろうと内部を確認した.
土中の木片にいたシロアリ.
数匹しかいない.
近くには死骸が見える.
表面の木に付いていた個体と合わせても50匹はいないだろう.
ヘビはというとやはりいない.
昨年シロアリが減ったころはもしかしたら生きていたのかもしれないが,産卵せずに死亡したのだろう.
野外採集なので寿命もわからないから,高齢だった可能性もある.
某HPでは増えた記録もあるので,無茶な事ではないと思うが生存確認しにくいのでこういった飼育は記録をとるのには良くない.
まじめに飼育するなら,プリンカップに入れて定期的にシロアリを与える方法がよさそうだ.
取り合えず,シロアリは残っていたので次回飼育に備え飼育セットを組みなおした.
2021 .2.3
春に誘われたクロゴキブリ
Periplaneta fuliginosa tempted in spring
今日は立春.
という訳ではないのだろうが,今年初のクロゴキブリ.
?
何となく変.
近寄るもやはり変.
肢が接地していない.
想像通りの状態.
まだ新しいか確認したが乾燥しており,昨年の者のようだ.
今日は強風が吹いていたので,ひっそりと隠れていたこいつが風で吹き飛ばされてきたのだろう.
暗い話が多い昨今,春らしい出来事でした.
2021 .2.2
久米島産ウルシゴキブリ復活
Increases of the Periplaneta japanna from Kumejima
クラッシュの前後に産卵された卵鞘から孵化した幼虫は,全て新調した飼育環境の中では死亡することなく中齢程度まで成長した.
この様に,ゴミにも死骸は全くなし.
古すぎるシェルターは使わない方が良いのでしょう.
小プラケから中プラケに移動.
しかし,先日のマデイラゴキブリのように新品に定期的に変えていたら気が付かない現象もあり,悩ましい所である.
もう1ケースは生き残りの成虫ペア.
こちらも幼虫から生き延びて成虫になった者で一応抑えとして混ぜずに飼育.
2021 .2.1
トイレでハエトリ
Jumping spider in the toilet
早いもので2月になりました.1年の1/12がも終わりです.
時間の流れに乗り遅れないようにしないと,2022年もすぐそこです.
で,春なのか用を足しているとトイレにアダンソンハエトリ出没.
事務所内は,一部ネズミを飼育しているのでシバンムシ類やノシメマダラメイガなどが餌になってると思うが,トイレはPCOだけあって,チョウバエなどは皆無.
このままでは腹減るだろうと廊下に出してあげました.
野外では越冬していると思うが,屋内は外より暖かいのか,年間通して見かけます.
2021 .1.29
巣ごもり40日
40th days of Nesting of centipeid
昨年の12月19日に巣ごもりして今日で約40日.
潜った当初は産卵?か脱皮かと期待していたがさすがに長い様な気がする.
同居するゴキブリも暇そうにしている.
隙間は空いているので,電気で照らすと以前はいるのが確認できたが最近は姿なし.
飼育初めて約2年.
1回目の脱皮(2019年6月)から2回目(2020年5月)までの間は11ヵ月.
今回脱皮だとすると前回から8か月.
いろいろ考えるが,まずは無事出てきてくれることを期待したい.
2021 .1.28
ゴキブリの造形物
Cockroach sculpture
イエシロアリの造形物はいろいろお見せしているが,ゴキブリも作ったのでビックリ.
作者はRhyparobia maderae.
こちらがそれ.
拡大.
他のシェルターからも生えてきています.
このシェルターは飼育を始めた2008年から一度も変えていない物.
15年かけて作られた物.
そう考えるとすごい価値がありそうにも思える.
しかしどうやって細長い物が出来るのか?
本種は成虫になると4cmにもなる大型種.
この突起にぶつかれば簡単に破壊できる力や重量はあるはず.
そんな生き物が密集しているケース内で,壊さずにしかも糞や分泌物から出来ているということは,腹端部を先端に持っていきそっと付着させないと出来ないと思われ,謎な現象です.
もう一つの可能性は,この分泌物に微生物が生息しており,鍾乳石のように少しずつ伸ばしているのか.
それにしても,壊されないというのが不思議.
ちなみに本種の和名はコモンネームのMadeira cockroach からとりマデイラ.
なぜ,maderaeがmadeiraになっているのかわからないが,国内ではマデイラゴキブリ,もしくは; drummerドラマーとなるのでしょう.
も一つ,このカテゴリーの学名がRhypharobia maderae になっています.
現在?というか正しくは冒頭にも書いた Rhyparobia hが抜けています.
何で?と調べたら,ブログ初めの頃よく見ていた「Aiipet Roaches」にはhが入ったRhypharobia maderaeになっていました.
原因が分かったので,しばらくはこのままにしておきます.
2021 .1.27
オガトカ死亡
Cryptoblepharus boutonii nigropunctatus death
最近,下肢の又あたりがカサカサしてきていると思っていたが,今日見ると死亡していた.
昨日は,シェルターに潜ったきりでおかしいなと思っていたが.
うまく寿命を迎えられたであろうか.
寂しいが仕方ないですね.
仕事の役にも立ってもらい感謝しています.
2021 .1.26
クロゴキブリ床換え
Cleaning the breeding container for Periplaneta fuliginosa
汚いように見えませんが.
シェルターが糞等の分泌物で汚れているので掃除しました,
シェルターを割るとこんな感じ.
1個だけ新し目の物を残し入れ替え.
ゴキブリ移し.
たまにこうして登ってくるのがおり,後10cmほど登ってきたら叩き落とす.
終了.
このコロニーは2008年に浅草寺の裏に事務所があった時に捕獲したコロニーなのだが,このように脱皮後時間経過しても赤いままのになっている.
最近クロの赤系が流行りになっている.
2021 .1.25
シロマダラの飼育
Raising Dinodon orientale
最近日中外に出ているのをよく見るようになった.
といっても,騒々しく接するとすぐに潜ってしまいます.
大分大きくなり,そろそろ中プラケへ移し替えを考えています.
餌はこのサイズを普通に食べるようになりました.
翌朝.
腹はこの様に膨らみます.
前々回までの脱皮間隔は1ヶ月でしたが今は2か月となり,餌を週一で食べていることから次回1/30日に与えた後は2/6に脱皮のスケジュールとなります.
そうなると,2か月で8匹の餌が必要になり,年間48匹.
まだストックは少しありますが,採集した餌は今年1年は全然足りなくなります.
冷凍ヤモリが市販されていますが,サイズが大きく,もう少し成長してからと思っています.
本種の飼育は,そう考えると餌の確保がしやすい環境ではないと無理だと思います.
ただ,先日ネット上にマウスで餌付いている話を見たので試してみたいと思いますが,生後0日齢くらいの物でないと食べれないような気がします.
それともばらすか.
ばらしがOkなら何でもよいですが,この個体は以前もお話ししましたが,ばらしヤモリは食べなかったのであまりしたくない方法ですね.
2021 .1.22
Shelfordina terminalis 大容器へ
Move Shelfordina terminalis to a large breeding case
成虫が増え,それに伴い卵鞘,若齢幼虫が増えてきました.
ここに写っているのは上が♂成虫,下が♀成虫.
卵鞘は,乾燥した場所よりミズゴケ内に産むことが多いようです.
餌に群がる若齢幼虫.
ダンボールのシェルターにもそれなりに入っています.
1齢幼虫.
可愛い顔をしています.
白い網目はガーゼの折り目なのでいかに小さいか.
今回は,水容器だけ新品にして,後はそのまま移設しました.
完成です.
2021 .1.21
Brachypelma smithi
Brachypelma smithi
水容器をひっくり返して汚れがひどくなったので久しぶりにケージ交換.
クモはシェルターごと移動.
大人しく綺麗なクモです.
今回あたらいいシェルターも入れてみた.
2021 .1.20
Eurycotis sp. 復活
Resurrection of Eurycotis sp.
小ケージには卵鞘.
大ケージには幼虫などを分けて飼育していましたが,成虫は死亡していますが幼虫の死亡はなし.
まだ成虫は少ないですが,幼虫は若齢から終齢までそろっているようだ.
いつまでも2ケージは場所や管理も大変なので1本化.
雰囲気は良い方向に向かっていると思う.
2021 .1.19
トビイロゴキブリがいつもより少ない
The number of the Periplaneta brunnea nymphs is less than usual
ケージ1個目
2個目
死亡幼虫の数が多い.
死にかけた個体や死骸を整理するといつになくスカスカ.
これはもしかするともしかするかも.
2021 .1.18
雑事 15
Little things 15
現在1匹だけとなったオガトカ.
これ以上は追加する予定もないのでこの個体が最後.
2年前に採集した個体なのでそろそろ寿命も近いかも.
出来る限り快適に過ごさせたい.
続いてボールパイソン.
脱皮しました.
本当に規則正しく3か月間隔.
ただ,今回は久しぶりの失敗.
顎下から腹面,首背面に皮が残り,顎まわりをむくのに手こずった.
も一つ.
トビムシのまじめな飼育を始めました.
ゴキブリを飼育しているケージだと餌も与えていないのに爆増するのだが.
単独で飼育して増やそうとすると多少増える程度.
ネットで調べると,ビール酵母や麦類が餌に良い様な事が書かれていた.
早速棚を探すと大体必要な物が揃った.
まず餌から試す.
ビール酵母と押し麦.
春頃続きをお知らせします.
でも,日差しは春らしくなってきましたね.
サクラが待ち遠しいです.
2021 .1.15
Corydiinae
Corydiinae
このグループはどうも同じ傾向になります.
私の所にいる個体群だけなのか,皆さんの所も同じなのか.
Polyphaga aegyptiaca
Therea regularis
幼虫の群れ.
自然に孵化しています.
このぐらいあふれていた方が,卵鞘の孵化には良いようです.
2021 .1.14
アミメヒラタゴキブリ
Balta notulata
昨日に続き床換えをした.
特別な内容はないので,カメラの深度合成について少し.
現在使っているカメラはOLYMPUS TOUGH TG-5
その前は同じくTG-4
更にその前はリコーCXシリーズ
接写が良かったのですが,深度合成を使うと離れられなくなりました.
なし.
あり.
翅の後方も鮮明に写し出しています.
しかし,触角も沢山はえてしまいますが.
なし.
あり.
ケースの汚れまで鮮明になってしまいますが,良いです.
昨日同様青枯葉を入れ完了.
2021 .1.13
アマミモリゴキブリ
Episymploce amamiensis
床換えして約半年後の状態(水容器だけは変えています).
色あせて生命が感じられません.
水容器に死骸が転がると乾燥せずに腐敗するので早めに取り除いた方が良いですね.
ケージ底面にも糞が散乱しています.
しかしゴキブリは元気に生きています.
ケージ交換後.
ヤシガラチップ,ミズゴケともに新品は色が濃く生存感があります.
ついでに,モモタマナの青く枯らした葉をいれて色を多くしてみました.
これなら陳列しても見栄えが良いですね.
2021 .1.12
ヘビ達新居で年越し
Snakes are new year in new house
昨年から狭くて申し訳なく思っていたのだが,ちょうどよい安いケースがなく,昆虫飼育用ケースで過ごしてもらっていた.
たまたま別部署でこのケースを使っているのを見て,さっそく改造して入れてみた.
入浴中に引越.
この状態が騒ぎもせず最も扱いやすいですね.
新しいケースに入れたら騒ぎ出した.
上が新しいケース.
蓋の天板を切り取り,トリカルネットをホットメルトで接着.
今のところ壊されはしないです.
下が大プラケ.
ボールパイソンは,同様のケースの1つ大きい物に引越.
広くても丸くなる.
2021 .1.8
イエシロアリの新年
Formosan subterranean termite new year
新年早々,割り箸の橋が1本崩壊していた.
まあこのくらいではネタにはならないと思っていたが,今日見ると水面に降下している木片が脱落し水面に落下している.
面倒なことになったと思いよく見ると,切り離された上部から脱落したすでに土塊と化した木片に蟻道が伸びていた.
これなら給水に支障は出ないのでしばらく様子を見ることにする.
2021 .1.7
ハカラメの花
Good-luck leaf flower
毎年この時期に外に出しておくと花芽を出します.
ここにある3種は全て小笠原父島産,
細長いのは花芽が付かないですが他はこのようにつけております.
上の種は前回父島に行った時も確認できました.
しかし,下の種は私が知っている場所は除草されて見つける事が出来ませんでした.
外来種として駆除されたのでしょうか?
小笠原は1年以上行ってないですね.
今年は行きたいですね.
2021 .1.6
オオモリゴキブリ2年の壁
The Two-Year Wall of the Symploce gigas gigas breedig
生のない景色.
2018年4月から飼育始め2年と少し.
1♀だけ残っています.
卵鞘が孵化するのではとそのままにしていたが,限界を感じ整理した.
タッパーをひっくり返し出てきた外観よさそうな卵鞘.
最終的に品定めして,残ったのは1個だけ.
この卵鞘と,追加の産卵に期待をかけるべく新調しました.
2021 .1.5
Eurycotis sp. ケガのその後
After a Eurycotis sp. Injury
3日ほどは動きましたが,傷の露出部分の乾燥とともに動かなくなりました.
さすがのゴキブリも,内臓のダメージは致命的だったようです.
残念.
2021 .1.4
Pseudoderopeltis sp. ♂
Pseudoderopeltis sp. ♂
やっと♂が出ました.
しかも1匹.
♀出現から遅れること2か月以上.
これから交尾をして果たして有精卵が間に合うのか?
♀はすでに寿命切れしている個体も出ており,これは・・・・・・・!
幼虫???
単為発生?
卵鞘は沢山産下されているが孵化しないはず.
単為発生はPeriplaneta属では多く報告されているが,本当に優等生だけが行うアクロバット.
本属もするのか?今までの経験からすると0ではないがかなり厳しいはず.
卵鞘孵化まで約40日とするとそのくらい前に雄が出ていて有精卵が気が付かないうちに生まれていたのだろうか?
とりあえず,新年早々うれしい話ではある.
2021 .1.1
謹賀新年
今年も忙しい年になりそうですが,健康に気を付け様々なことに挑戦しましょう.
また一年よろしくお願いします.
2020 .12.28
Eurycotis sp. ケガ
Injured Eurycotis sp.
Eurycotis opacaに続き本種もダメかと思いましたが,孵化した幼虫は無事成長しております.
そんな中,脱皮直後だと思われる怪我した個体を発見.
内臓(脂肪と気管らしきもの)が背面に出てきている.
脱皮中に齧られたのかもしれない.
とりあえずプラカップに収容して様子見ることにしました.
生命力の強いゴキブリですが,果たして生き延びるか?
しばらく手元に置き観察します.
さて,今年もあっという間に過ぎ去り,子年が終わりです.
本来であれば,ネズミにちなんだ様々な話題が提供されていたのではないかと思いますが,コロナにかき消されてしまいました.
来年は良い年にするよう頑張りましょう.
良いお年をお迎えください.
2020 .12.25
Deropeltis属の親子
Deropeltis sp. parent and child
Deropeltis属の1種(♂).
ここに来てから10年になります.
丈夫な種です.
シェルターはダンボールを使わず,種苗ポットを使っています.
成虫幼虫入り乱れの環境.
他のゴキブリではあまり見ない親亀の上の子亀.
何かいい事でもあるのでしょうか.
ほのぼのします.
2020 .12.24
ペルビアン巣ごもり
Nesting of centipeid
今までの飼育環境では穴倉に潜っていなかったが,新しくしたと同時に潜って入口をふさいだ.
脱皮だと思うのだが,産卵ではないかと期待をしてしまう.
いつ出てくるか,ドキドキしながら待つとします.
2020 .12.23
トライポフォビア2
Trypophobia 2
Therea petiveriana
Therea olegrandjeani
Therea属はこんな発生をしがちです.
全ての齢が均一に混ざるということが難しい.
この後,卵鞘がごっさり採れて幼虫だけのコロニーとなってこの繰り返しです.
まあ,それが原因と言ったら終わりですが.
これはこれで見ていて楽しいですね.
しかし,卵鞘が孵化しなかったら終了です.