ゴキブログ一覧
2021 .10.20
Elliptorhina chopardi産仔
Elliptorhina chopardi nymph
前にもお伝えしたが成虫は残り数匹.
雄も1匹.
半分は諦めていたのですが.
いました.
2齢以上に育っています.
2匹は確認.
楽しみはもう少し取っておくとして今日の確認はここでやめ.
とりあえず雄が雌と交尾ができ,精子を渡すことができる体調であることが分かった.
産仔の間隔は45日前後と考えられるので,次の予定は11月の今頃か?
一喜一憂するゴキブリ飼育です.
2021 .10.19
事務所を守るハエトリ軍団
Corps of the Jumping spider guarding the office
そろそろ見かけなる時期だと思うが,今年はあちこちで見かけた.
それだけ餌になる虫が侵入してきているということだと思う.
要は室内虫が多い年,ってことか.
給湯室.
飼育室
階段室
そして事務室.
私の机の真後ろのファイル隙間に出没.
すべてアダンソンハエトリです.
心強い限りです.
2021 .10.18
千葉県のカタツムリ
Snails found in Chiba Prefecture.
珍しく出かけました.
くじ運がよくなるお寺だそうです.
本堂
駐車場
音楽が鳴っている建物
お寺にゾウ.
変わった組み合わせですが,本堂左には墓地があり檀家がいることがうかがえる.
お葬式にもゾウが出てくるのか興味がある.
御利益の大きさもあるのか物価が高く,普通の〇倍?
おみくじだけは標準でしたが.
ドライバーの私は,私なりの興味を探したが大きなカタツムリ発見.
このサイズは田舎では子供の頃普通だった.
しかし,大人になってからは野外でほとんどお目にかかっていない.
少しうれしくなり,これだけ大きければ種名などすぐわかるだろうと写真だけ撮影したが??
ミズジマイマイ?
カタツムリ難しすぎ!
2021 .10.15
ツチゴキブリとヒメクロゴキブリ
Margattea kumamotonis and Sorineuchora nigra
私の飼育環境では両種ともにWF1は容易に得られF2も比較的容易.
それ以降が怪しくなり消滅することが多い.
最近の飼育では,ヒメクロゴキブリは新記録更新.
ツチも幼虫が発生しない危機的状況より復帰.
特別何をしたか?
室温は冬季も加温していたが,自然光が入る場所に置くようにした.
それがどう影響したかは不明だが,累代が継続しにくい種はこの場所に置くようにしている.
2021 .10.14
白眼ワモンゴキブリ卵鞘孵化2
Hatching ootheca of white eyed Periplaneta americana Part 2
先週に続き孵化しました.
今回は10匹以上います.
普通に孵化しているように見えますが10個程度採卵した中から1個です.
この陰には50日以上保管して孵化せず廃棄された卵鞘が約10倍あります.
明らかに少ないです.
成虫に飼育ケース内も孵化幼虫はまだ出ていません.
本系統は世界中で飼育されているはずですが,皆さん普通に飼育できているのでしょうか.
前回と同じような絵面ですが,単為発生のワモン幼虫もこの状態でないと生存率が落ちます.
大事な種の保管は乾燥に気を付けましょう.
2021 .10.13
ワンダーカマーその2
Wunderkammer Part 2
娘が見事1っ発引き当てた白.
相変わらずのぐにゃっぐにゃ.
宣伝に使われている物とは素材が違うのではないかと思うくらいグニャグニャ.
前回同様ポットのお湯を入れて1分ほどして形成しました.
ゴキブリ,ミミズのコレクターは押さえておいてもいいかな.
黒色はそれだけ売っていれば買うけど,運だけではもういらない.
2021 .10.12
サツマツチゴキブリ
Margattea satsumana.
2年ぶりに再開しました.
いつもは真冬に採集した個体から飼育を始めていましたが,今回は夏採集個体からスタートします.
夏は中齢幼虫が多く老齢幼虫は全体の1割程度でしょうか?
これらが秋に成虫になり越冬すると思われます.
Archiblatta hoeveniiが2匹と減り,キノコの消費に余剰が出たので最近はいろんな種に与えています.
本種も少しは興味があるようですね.
実際のところ野外ではあらゆるジャンルの物食べていると思うので,そのバランスを人工的な飼育環境で再現するのは難しいと思います.
しかし,そんなこと言っていたら何も進まないのでやれることはやりたいと思っています.
2021 .10.11
禁断のアリ飼育
Forbidden ant breeding(antlion)
アリの飼育は昔から多くのマニアの間で行われていることは知っていました.
流行はしてもアリだけは手を出さないと思っていた.
が,最近女王アリを拾う機会が多く,殺すのも忍びないと始めてしまった.
T岡さんによるとハリブトシリアゲアリらしい
飼育法を調べると,石膏を敷くと良いとあるが,なかったのでタルクにヤマト糊と水を混ぜて固まらせたものを使用.
食いそうなもの入れても食べている気配なし.
気が付くと幼虫らしきものがいた!
何を食べているのだろう.
まあ,まだ1か月程度なのでお試しということで.
2021 .10.8
ゴキブリの精子
Cockroach sperm
動画の編集に手間取りました.
と言ってもカットするだけですが(笑).
ウルシゴキブリの精子です.
初の動画.
再生できるでしょうか?
説明しなくてもどれだかわかると思いますが,動いている細長い物体がそうです.
昨日の貯精嚢をピンセットで摘み出し,スライドグラスに乗せ生理食塩水を少々滴下し,カバーグラスで押しつぶします.
生物顕微鏡で100~400倍で観察することができます.
精子の全長は60μm程度です.
2021 .10.7
ウルシゴキブリの貯精嚢
Spermatheca of the Periplaneta japanna
腹端部背面.
貯精嚢はこの状態では見えません.
位置的には肛門と輸卵管の間にあります.
その為,これを裏返し肛門の出口付近を探します.
このくの時に曲がった器官が貯精嚢です.
Periplaneta属は卵巣が2個あるのに貯精嚢は1個しかありません.
Pycnoscelus属は見つけやすく輸卵管の途中に2個あります.
これをつぶすと精子を観察することができます.
訳あって,明日に回します.
2021 .10.6
Archiblatta hoevenii復活
Resurrection of Archiblatta hoevenii
反対側から.
何でしょうね.
一匹になったと思っていたのですが,シェルターを覗いたら2つの影が.
どこかに紛れていたのでしょう.
何はともあれよかった.
そのうちの1個体.
これは♀っぽいですね.
無理に雌雄は確認しないことにします.
自然に任せるのが一番.
2021 .10.5
クマネズミ
Black rat
人にも個性があるように,ネズミにも個性がある.
だるまさんネズミもそうだったが,この個体も部屋に入ると大概このポーズでこちらを見ている.
鼻を撫でてもおとなしくしており,だんだん目をつぶる.
気持ちが良いのかよくわからないが,こうして触らせてくれるのはかわいいですね.
でも,普通は齧られるので良い子はマネしないでね.
2021 .10.4
白眼ワモンゴキブリ卵鞘孵化
Hatching ootheca of white eyed Periplaneta americana
意外とあっさり孵化しました.
9匹はいるでしょうか.
普通のワモンゴキブリ孵化幼虫であれば,たくましいので適当に水と餌とシェルターを入れておけば死亡することはまずないが,今回は単為生殖幼虫と同じ手厚い環境にセットしました.
小容器に溺れないようにミズゴケを多めに入れ,ミズゴケの隙間に潜めるようにしたもの.
白眼かどうかはこの写真では分かりにくいですが白です.
この状態で4齢ほどになるまで様子を見ようと思います.
交配のため別系統と同居させた個体はまだ幼虫です.
2021 .10.1
Polyphaga saussurei
Polyphaga saussurei
成虫軍団.
幼虫軍団.
卵鞘を付けている個体.
ようやく幼虫の齢数にばらつきができ始めました.
本種の良いところは,初齢幼虫を除けば,この100均篩で虫体だけ選別できるところ.
もう少ししたら卵鞘を集めて孵化保管の時期になる予定.
本種ですが,1957年の研究ですでに実験動物として使われ,サナダムシやサルモネラを媒介する衛生害虫の要素があると報告されています.
意外と古くから飼育されていたことに驚きました.
中央アジア南部では最も一般的な家庭環境に生息するゴキブリの一つだそうです.
ところ変わればですね.
2021 .9.30
Panchlora sp.
Panchlora sp.
2ケージに分けているのですが,このケージだけ黄色が多くなってきました.
特に,黄色を選別して入れているわけではないですが,遺伝的にみても緑に比べて弱い事はなさそうです.
糞が柔らかいせいかケージが汚く見えます.
あと数年もすれば黄色ばかりになりそうです.
2021 .9.29
Archiblatta hoeveniiその後
After the Archiblatta hoevenii
思うところあり飼育再開したと言いましたが,繁殖はあえなく終了となりました.
脱皮の失敗などは,設備的な対策で克服可能だと考えていますが,
このような,不明な死亡はまだ未解決です.
こうならないように,餌などを工夫したのですが今回もダメでした.
現在残ったのはこの1個体のみ.
果たしていつまで行けるか.
次の挑戦に向けて経験は記録するようにしたいと思います.
2021 .9.28
Therea petiveriana
Therea petiveriana male courtship behavior
雄の求愛行動.
上の小さいほうが♂.
Periplaneta属に比べると地味.
本属は背板にフェロモンを出す誘引線が開口していないので,翅あげ行動はとらない.
ただ,見ていると熱心さは伝わってきてゴキブリの世界も♂は大変だと思う.
少し変わった特徴として,腹部の第2節と第3節の両側に一対の褐色の袋を出す.これはPolyphagidaeの様々な種で記載されており成虫になると現れる器官.外敵に襲われた時警報フェロモンをここから出す.実際臭いをかいでも刺激臭は全くない.
2021 .9.27
白眼ワモンゴキブリ救助
Let’s do something about this situation with the American cockroaches.
衰退している群れの特徴は,
触角が短く切れている(特に成虫).
成虫の翅バカが多い.
跗節が切れている(跗節どころか腿節が欠けることもざら).
活発に動くのだがこうなる.
♀成虫の肛下板が使用不能になる.
いずれにせよ1齢幼虫は全く存在しない状況.
そこで,
①卵鞘の個別管理
見つかったのは9卵鞘だけ.
意外と色つやの良い卵鞘が多い.
期待は出来そう.
なのになぜ1齢幼虫がいない?
このように加湿した容器にて保管.
50日経過して孵化しなければこれらは×.
②幸い♀終齢幼虫がいるので,別系統の健康な累代が行われている♂終齢との交配(本当はしたくないが,どうなるか興味はある).
しかし,跗節・触角は切れている.
他系統との新居(ポッ).
最初に結果が出るのは卵鞘ですね.
この後どうなるか.乞うご期待.
2021 .9.24
雑事20
Little things 20
青海にいたクロゴキブリ
珍しく外食をしたお店の床にいた.
我々は昼営業の最後の客だったので,うずくまり写真を撮ったりしていたが,騒がれることはなかった.
死にかけていたので店で殺虫剤でもまいたのかもしれない.
とりあえず拾って店を出た.
単為発生ワモンゴキブリF13孵化.
まだ2匹ですが,まあ順調です.
2021 .9.22
クマネズミにタコの実
Tried feeding Pandanus boninensis Nuts to a Black rat.
美味しいタコの実.
クマネズミに与えてみました.
与えたのはビルで捕獲された系統と父島採集系統.
こちらはビル系統.
翌日.
やはり,食べないですね.
父島系統.
なくなっています.
シェルター内を調べると,中心部だけが残っていました.
美味しい実はこの中にあるのですが,これはハズレのようですね.
外皮も甘そーな匂いがするので糖分とかあり美味しいのでしょう.
一時期,高齢化?により減ってしまいましたが,新しい個体を入れ復活してきました.
でも,まだまだ時間かかりそうです.
2021 .9.21
ゴキブリ修正
Modify the shape of a model of the cockroach
娘が出先で見つけて買ってくれたものを受け取った.
ワンダーカマー というシリーズのゴキブリほか.
狙いは当然ゴキブリ.
ネットで見ると,良い形をしているので期待していたが,開けるとちょっとね.
ミミズもクタクタ.
これで400円はないだろ!
で,樹脂系は温めると成形しなおすことができるだろうで,お湯につけてみた.
試験的にシーボルトミミズっぽいやつ.
伸びました.
冷えるまで待っても元に戻りません.
本命,ゴキブリ投入.
1分ほど入浴させてこれはミミズと違い細かいパーツがあるので展足板で冷めるまで固定.
この色だと,どう見てもおもちゃに見えるので驚くことはなさそうですね.
形が修正できることが分かったので,黒と白も出してとお願いしておきました.
2021 .9.17
スズキゴキブリF2
Periplaneta suzukii F2
順調に成長しているようです.
この中にも潜んでいます.
成虫の死骸が気になるのでケースを交換しましたのですが,幼虫の死骸がひつつもない.
良い状態ですね.
幼虫もう1匹追加.
数匹いるようです.
やはり1個しか卵鞘は孵化しなかったようです.
さあ,この選ばれし個体群.
この後F3まで繋げてくれるのか?
わくわくはしばらく続きそうです.
2021 .9.16
白眼クロゴキブリ最後の1匹
The last of the white-eyed Periplaneta fuliginosa
2匹残っていた中齢幼虫のうち1匹がダウンしました.
まだ生きていますが,殆ど動けない状態です.
残りはこの1個体.
♂です.
あ~....
2021 .9.15
タコの実の味
Taste of Pandanus boninensis Nuts
黄色く色づき甘い匂いがしてきたタコの実.
触ったらボロボロ取れてきます.
分解してきたので取り合えず収穫.
食べ頃でしょう.
地元の人に聞くと,おいしいと言います.
ネズミやオオコウモリも好んで食べるそうなので一度食べてみたいと思っていました.
ただ,外皮が非常に硬く,だいぶ前に挑戦したときは割ることができず断念しました.
今回はノミを使い挑戦です.
ノミと金槌でたたくと簡単に割れました.
しかし,大きめの美味しそうな実を割っても出てくるのはスカスカの繊維状の塊.
こんなのがうまいのかと食べましたが,不味いというか繊維だらけで食えない,味もほとんどしない.
S川君が割ると実らしきものが入っているというので彼の実を割ると,出てきました.
これですよこれ.想像していたのはこのみずみずしい丸い実.
崩さずに潰さずに取り出すのは大変でした.
味は美味しいです.
ホント美味しい.
マカダミアナッツの味と生から来る油の濃厚舌ざわりとサクサク感,
こんな感じでしょうか.
この歳になると,初めて食べるものでもまあこんなもんだ.が多いのですが,これは味わったことのない新鮮なおいしさでした.
小さい実は味が薄いようなので,食べるなら大きな実が感動が大きいでしょう.
ただし,実を出すまで面倒なので,2個食べてあとはクマネズミに与えようと思います.
ノミを使う場合は手を打たないように気を付けて作業してください.
2021 .9.14
Anallacta methanoides
Anallacta methanoides
丈夫.
良く増える.
動かない.
しかし,手にはよく登ってくる.
卵鞘.
飽きないゴキブリです.
2021 .9.13
ボールパイソン
Python regius
ケースが汚れたので新しいケースを準備している間の様子.
いつもはソロ~りと抜け出そうとするのですが,今日はジッと見つめられてしまいました.
2021 .9.10
Periplaneta属♂の求愛
Courtship of Periplaneta ♂.
腹板背面にある誘引線からフェロモンを出して♀を誘惑しています.
がしかし,♀にそっぽを向かれてしまいました.
うまく交尾までもっていけるかと思いましたが♀がやる気をなくしてしまったようです.
脚キックをくらいながらも♂がしつこく誘っていますが,私が見ている間では成就できませんでした.
残念!!
人も昆虫もこの辺は同じ.
2021 .9.9
マダラゴキブリ幼虫の飼育
Breeding of the nymph of the Rhabdoblatta guttigera
約3か月前に床替えした今の状況.
その際,幼虫が1卵鞘分ほど産まれており,これらを絶やすと後がない.
水場の工夫が必要だと常々考えていました.
そこで,エアレーションを検討したのですが,ケージが密閉できない.
飛沫の拡散による餌や環境の劣化が心配されやめました.
代わりに少し工夫した結果,なんと,3か月後も水がこの状態.行ったのは週に1回の給水のみ
水中での幼虫の死骸も見当たらない?
このままでいいかと思ったが,トビムシ黒が異常に発生しており,良い状況の時こそ掃除した方がさらに良くなると考え床替えしました.
驚いたことに,幼虫の死骸無し(左のは脱皮殻).
すごい.
ついでに,トビムシ黒だけだと見た目汚いので白も入れました.
結局,ケージだけ換え,水場とヤシガラ床ケースはそのまま使用しました.
マダラゴキブリ類を飼育はじめて,こんな事初めてですね.
もう少し観察して工夫が確信に変わればタネを明かします.
あと,♀成虫が1匹生き残っていましたが,例の個体なのか腹端部はカビが生えとても産卵できる状態ではなかったので,この中にいれ余生を過ごしてもらいます.
2021 .9.8
クマネズミ幼獣の死因
Cause of death of black Rats
粘着から剥がしたクマネズミが死亡しました.
幼獣です.
幼獣の生存率は成獣に比べると高く,剥がしてから1か月以内に死亡した例は近年で記憶がないほど.
何か原因があると思い解剖しました.
まず,殺鼠剤の影響でないことは,出血が全く見られないことから予想できます.
また,その他の毒物の可能性も,回収してから1週間以上経過しているので考えられません.
どうやら腸管に粘着が付着した毛が詰まってしまったようです.
中を開けてみると案の定ベトベトした毛が大量に出てきました.
採集後の療養中は,抜けてくる毛を強制的に取り除いたりするのですが,今回はしませんでした.
愛情が足りないと起きてしまうようです.
反省しています.
2021 .9.7
Periplanetaのような死に方
Similar to the postmortem state of Periplaneta spp.
Drymaplaneta semivittaです.
幼虫も若齢から終齢,そして成虫とまんべんなくいます.
しかし,この死虫の状態は,Periplaneta感染群の状態にそっくりに見えてしまい,見るたびにもやもやしてしまいます.
このように一旦綺麗にするのですが,1か月後には先ほどのような状態になります.