ゴキブログ一覧
2021 .8.3
卵鞘にダニの卵
Mite eggs attached to ootheca
Polyphaga aegypticaの成虫だけ飼育して卵鞘をとっているカップ(2021 .6.11)ですが,成虫からはダニは広がらないと思っていましたがやられました.
そこで,産卵された卵鞘だけ救出し,あとは処分しました.
念のため卵鞘のダニ穴(2021 .7.21)が無いか確認ていると,穴はなかったのですが,卵が付着していました.
親ダニも卵鞘と分かっていて付着させているのでしょうか.
これでは如何に気を付けていても,ダニの感染は続いてしましますね.
最終的に手元に残ったダニ排除卵鞘は7個.
さてさて,孵化してくれるでしょうか?
孵化までは3か月ほどかかるので結果がわかるのはしばらく先です.
2021 .8.2
だるまさんが転んだ
Mr. Daruma fell down
実験室のクマネズミ.
部屋に入ると手前の2匹がいつもこちらを向きます.
何とか近くで撮影したいのですが,急に近づくと逃げそうなので,そっと,そっと.
少し近づいてはパシャリ.
パシャリ,消えた.
右の仔は最後まで逃げませんでした.
何を思っているのでしょうか.
2021 .7.30
ハネカクシの翅出し
Wing out of a Staphylinidae
事務所内に初登場.
ハネカクシです.
たぶん,動物の餌として持ち込んだ野外採集物について入ったのでしょう.
珍しいのでカメラで追っかけていたら,翅が出てきました.
翅出すところは初めて見ました.
こうなると別の生き物ですね.
遠目では羽蟻のように見えます.
この後,プッ と飛んで見失ってしましました.
最近室内でアダンソンハエトリが目に付くようになってきたので,餌食になってしまうかもしれません.
2021 .7.29
Corydidarum magnifica
Corydidarum magnifica
♂です.
♀です.
幼虫です.
久しぶりの登場となりました.
何でしょう.
一度増えると興味がなくなる?
大勢の人が維持しているので,危機感がなくなる?
決して嫌いになったわけではないのですが.
しかし,爆発的に増えるでもなく「維持」ですね.
飼育ケースも汚くなってきたのでそろそろ掃除したいと思います.
そして,大繁殖するよう組みなおしたいと思います.
2021 .7.28
クロゴキブリ長旅お疲れ様
Thanks for the long journey, Periplaneta furiginosa
九州から東北経由東京着.
飼育容器に移すとそろって喉を潤していました.
その後,食事.
野外採集なので,この固型飼料は初めて見るものだと思いますが,ちゃんと食べてくれます.
で,昨日のネズミですが,帰り際にどうなっているか確認してもらいました.
残念なことに脱出はできなかったようです.
ご冥福をお祈りいたします.
2021 .7.27
ク・マ・ネ・ズ・ミ!?
Ku ・ Ma ・ Ne ・ Zu ・ Mi ! ?
Hさんが今朝撮影したネズミ.
クマネズミに見えるのですが,果たてで下水を行動しているのか?
しかし,どう見てもクマネズミ.
しかも幼獣のようです.
それはさておき,動けないでいたそうです.
濡れているところを見ると,この状態で台風を迎えたようです.
心が痛みます.
明日どうなっているか確認をお願いしました.
明日に続く?
2021 .7.26
東京のワモンゴキブリ
Periplaneta americana in Tokyo
テレコムセンターあたりの地面を見ていたら見つけました.
昔は海だった場所ですが,いつの間にか住み着くのです.
飛んで移動はしないはずなので,物流などに便乗したのでしょう.
さすが世界のワモンゴキブリPeriplaneta americana!
2021 .7.21
Polyphaga aegypticaの卵鞘保管ケースに発生するダニの原因
Causes of mites in oothecas storage cases of Polyphaga aegyptica.
産卵されたばかりの卵鞘を保管するケース内になぜか例の殺ダニが発生する.
表面を見てもダニなどついていない.
よく見ると,右角に白いダニが.
角度を変えてみるとゲー,穴が開いておりダニが出てくる.
産卵され間もない卵鞘なのに.
割って見るとこんな状態.
なぜ穴が開いてダニが入り込めるのか.原因不明.
もしかして,このダニとは共存しており,ダニがいなくなると生存できないのか?
その為に,何個かの割合でダニ侵入用の入口の空いた卵鞘を産む習性があるのか?
残りの卵鞘を確認してマットも新調した容器に保管しなおした.
卵鞘保管をしてもダニがいなくならない理由が一つ判明した.
2021 .7.20
タランチュラ脱皮
Spider molting
先日,ケージを見てびっくり.
仰向けにひっくり返っている.
今年で13歳.
寿命が来たと思い,標本にすべく取り出そうとして何かが後ろ髪を引っ張った.
「タランチュラは脱皮前にひっくり返る」と言うのを聞いたことがある.
もしかして,いや,もしかして.
とりあえず,口元の写真など簡単に撮れないので記念撮影.
なんとなくモフモフしていてかわいいと思いませんか.
2日後.
標本にしなくてよかった.
しかし,このクモが13歳なので,私自身も歳をとるわけですね.
長生きするペットを飼うときは,飼い主の寿命も考慮して飼い始めないと残された方がかわいそうですね.
2021 .7.19
ハシブトガラス
Jungle Crow
7/4日曜日のことだったのでアップしませんでしたが,面白いのでご紹介.
朝から妙にカラスが騒いでいると思って外を見ると4羽が集まり話し込んでいる.
「アー」
「ガー」
言ってるので幼鳥も混ざっているようだ.
中心に白いものが落ちれおり,肉かなんかを取り合っているように見える.
正体はドブネズミの肉.
彼らがいるからこのような死骸が散乱しないで済むのだ.
それにしても3時間近くこの肉で大騒ぎしているのも面白い.
本当に何か話し合っていたのかもしれない.
2021 .7.16
コーヒーにトビムシ
A springtail in Coffee
何かいると思ったらトビムシ溺死.
近くで撮ろうと思ったが,湯気で写らないから遠目で.
なんでだと思ったが机上を見ると何匹か跳ねている.
拡大するとまあ可愛い.
原因はこれ.
プリンカップにはTherea olegrandjeaniの幼虫が入っているのだが,そこから抜け出したらしい.
しかし,不思議とトビムシは汚いイメージが全くない.
とりあえず死骸だけ出しておいしくいただいた.
これがチャタテムシだったらと考えたが少し悩む.
たばこシバンムシだと・・これも少し悩む.
ノミバエだったらNO!
境界はハエかその他?
でも,ノシメマダラメイガも鱗粉浮きそうで嫌かも.
2021 .7.15
Paratemnopteryx colloniana床替え
Cleaning of the breeding case of the Paratemnopteryx colloniana
前回が2020年2月26日
約1年4ヵ月ぶりの床替えです(水と餌は入れています).
どこまで放置できるか様子を見ていましたが,シェルターが消滅しているので実施することにしました.
糞もこんなにたまっています.
しかし,サラサラで乾燥しているので臭いもカビも生えません.
「ゴキブリらしからぬ・・・」はダメですね.
昆虫の1種ですから,差別は良くないです.
が,1年以上触っていなかったせいか知りませんが,上る登る.
未開の地に人が入ると,そこの動物は人を恐れず近寄ってくると聞いたことありますが,まさにそんな感じ.
一通りセット終わり虫体移し.
すごい量の糞がたまっていました.
脱皮殻がないのは食べるからです.
食べなかったらこうは放置できないでしょう.
シェルターも新品を入れ完成.
また1年以上放置することになるのか?
状況を見たいと思います.
2021 .7.14
サソリモドキが潜った
Vinegaroon in the dirt.
ペルビアンを思い出させる土掘り.
がご安心あれ.
裏から丸見え.
脱皮だろうか?
はたまた産卵?
2021 .7.13
クロゴキブリ終齢♂幼虫
Last instar male of the Periplaneta furiginosa
昨年夏に有明で採集した幼虫.
やっと終齢幼虫になり,年内中には成虫になりそう.
薄赤褐色があまりにも綺麗なので記念撮影をしました.
尾突起が見えます.
♂です.
2021 .7.12
離島
Departed the island
あっという間に帰る日が来ました.
前半超きつい工程で倒れそうになりましたが,私の部はこれでおしまい.
一名は残り,あと一航海仕事をして帰ります.
そんなわけで,島内の様子と動物まとめ.
と思ったのですが,今回殆ど写真無し.
唯一動物.
天高くデュラップを広げるアノール雄.
島の人に頂いたタコの実.
昔,ウルトラシリーズにこんな怪獣見た気がします.
こうゆうの好きです.
ネット上にはトライポフォビアを連想する意見もあるようだがこれは私は大丈夫です.
船上からの夕日.
今回は,雨一つなく最高の出張でした.
唯一,空いた時間にオガサワラウスヒラタを探したのですが見つかりませんでした.
減っているのかもしれません.
2021 .7.10
住宅のトラップチェックin父島
Checking traps set in houses on Chichijima.
せっかく何で土曜更新.
多分2年ぶりくらいのトラップ交換.
まずはミナミヒラタゴキブリ幼虫.
次ワモンゴキブリ幼虫.
おお,ヒメチャバネゴキブリ.
内地ならチャバネゴキブリでびっくりするところだ.
全部で3種.
2年置いてこの程度であれば,内地より少ないかもしれない.
で,このトラップに捕まっている米粒ほどのカビの生えた丸いもの.
気になっていたが,よく見るとイエシロアリの羽アリでした.
これはちょっと困りますね.
やはり,地域によりいろいろな害虫が侵入してきます.
父島ならではのチャオビゴキブリが出ないかなと期待をしているがこの建物では一度も捕獲されたことがない.
最後に,住宅の横の草地にいたワモンゴキブリ成虫.
きれいな個体です.
2021 .7.9
父島
chichijima
竹芝桟橋でおがさわら丸に乗船する前の検温.
無事,パス.
出港しましたが,東京の空は灰色の梅雨空です.
が一夜明け,小笠原諸島に入ったあたり.
きれいな海が広がります.
これぞ小笠原.
幸先の良いスタートです.
宿というか,当社で借り上げている住宅到着.
これからすぐに現場に出発ですが,珍しいもの発見.
生きていればもっとよかったのですが,この状態もすごい.
切れに足をそろえて乾燥している.
体長95㎜.
普通に飼育していたらこんな状態では死んでくれません.
自然の力おそるべし.
2021 .7.8
ニホンヤモリダブル出現
Two geckos appeared.
昨晩日課の飼育管理のために屋上に出るとヤモリ発見.
♂っぽいですね.
いつもはネズミ飼育室の窓の外なのだが,ここで見つけたのは初めて.
そこのが出たかと思い行ってみるといた.
これも♂ですね.
いつものやつでしょう.
尻尾も切れてません.
とりあえず挨拶をしようと外に出るとすかさず隠れたが,まあ簡単に見つかる.
胴部についている赤いのはダニですね.
ヤモリは大体ついてます.
♂♂だと喧嘩するかもしれないので,もう一つ下の階のベランダに逃がしました.
少しずつ増えてくれるとよいのですが.
それで,これより1航海父島に行ってきます.
もちろん仕事です.
明日は,父島から更新します.
ゴキブログチャンネルの素材も撮る予定です.
そちらもよろしく.
2021 .7.7
Pseudoglomeris sp. 2.
Pseudoglomeris sp. 2.
卵鞘はたくさん産んでいたのだが,♀成虫の出現からかなり遅れて♂成虫がしかも1匹だけだったので累代が危ぶまれていた.
そんな中,幼虫が出ていたので単為生殖の可能性濃厚と内心心配していたというか半分諦めていた.
これも,放置しておくと全滅しかねないのと,現実を把握するためケースを交換して,生存数と幼虫の確認を行った.
数えると3匹しかいない.
まあ,それなりに成長しているので死亡する確率は低いと思うが多いに越したことはない.
次雌雄.
♂!!
尾突起が見えますか?
単為発生ではなかったようだ.
♀!!
ペア揃った.
結局♂1,♀2.
と理想の雌雄となった.
現在考えられるすべての知見を集約したセット.
初心に帰りがんばって増やそ.
2021 .7.6
ボールパイソン糞を避ける
Python regius avoiding dung
普段のケース内の配置はこのように,右に水容器があり,ひっくり返し難いように突っ張り棒を当てている.
今日はこちは.
左下隅に何やら隠れている.
以前から本種はそんな気がしていたが,今日は確信となった.
糞ですね.
太くてでかい.
アオダイショウやシマヘビの糞は水分が多いので,新聞紙の上にベチャーとして,その上を平気でとぐろまいたりしていますが,ボールパイソンは端っこにする.
しかも,触りたくないのかこのように物で蓋をする.
水容器をひっくり返して蓋をすると,水がこぼれそれが気持ち悪いらしく,ひっくり返さないように上手に移動させている.
ヘビの中でも知能が高いのかもしれない.
そういえばまだあり,食欲が向かないときに冷凍マウスを入れると,翌朝水容器に浮いている.
口でくわえなければ入れられないはずだが.
くわえるなら食えよと思うのだが,本人は違うらしい.
元来綺麗好きなんだろう.
2021 .7.5
クロゴキブリ 2021
Periplaneta furiginosa 2021
今年初物でしたが死亡していました.
場所は1階自販機.
このフロアーは薬剤倉庫などがありそれに触れたのでしょう.
♀です.
羽化日にもよりますが,この時期であればすでに卵鞘はかなりの数を産んでいる可能性がありますね.
体には埃が大分付着しているので,グルーミングする力もなくここで力尽きたのでしょう.
2021 .7.2
ガジュマルの葉に付着した糞
Feces on the leaves of a banyan tree
ガジュマルクダアザミウマ発見以降,こまめにチェックして摘み取っています.
そこに糞が付着.
鳥には見えない.
こんなところにコロンと付くにはコウモリも考えられるがこんなにでかくはない.
ここにいるとすればニホンヤモリしか考えられないが,葉上にするかなと思ったが屋根からすればあり得る.
表面だけではさすがになんだかわからない.
というわけで中身を見てみた.
この中の白くて楕円形の物.かなりの数が入っているがどうも何かの卵のようだ.
鱗粉のような細かな浮遊物も無数にあり,ガの♀成虫を食べたのではないかと思われる.
昆虫の頭や翅の破片も入っており,ヤモリだろうとの結論となりました.
飼育している動物のフンは与えている餌が判明しているので比較しやすいですが,野外の糞はいろいろ想像できて面白いですね.
2021 .7.1
Polyphaga aegypticaを殺蜚蠊ダニから隔離した結果
Results of isolating Polyphaga aegyptica from cockroach-killing mites
6/11に成虫と幼虫を数匹ずつ分けたカップの結果です.
当初,2ケースとも何事も起こらずにいたのですが,気が付くと幼虫カップ内で殺蜚蠊ダニが爆裂していました.
スッカスカの幼虫.
物の見事に中身が食われており,マット下には無数のダニがうごめいています.
まだ生きている幼虫もいますが,このまま冷凍庫に入れました.
一方,成虫カップはどうか?
こちらは全く死んでおらず卵鞘も生み続けています.
この卵鞘だけさらに別で管理して幼虫が取れれば無ダニ個体が取れるのではないかと思っています.
ところで,皆さんのところではこういった事態が起こっていないのでしょうか?
私だけ?
2021 .6.30
なないろ日和
本日,出演しました.
浜谷さんとは前回も共演させていただき,写真のブログ使用も快諾いただきました.
コロナで距離は離れていますが心はダニ仲間でつながっています(笑).
私の趣味にも共感していただき,大変うれしかったです.
また,薬丸さん,香坂さん,スタッフの皆様フォローしていただき有難うございました.
レジェンドも久しぶりお会いして楽しかったです.
2021 .6.29
ヘビ3種脱皮
Shedding of three species of snakes
ここのところ続けて3匹脱皮した.
やっと,前兆が目の白濁見なくても皮の色でわかるようになってきました.
ボールパイソンに続いてアオダイショウ.
小の方です.
前回の脱皮から約2か月後.
次がシマヘビ.
こちらも約2か月後.
餌も食べており,現在健康状態は〇.
唯一,アオダイショウ大が全く食べてくれません.
2021 .6.28
ワモンゴキブリ羽化
Emergence of the Periplaneta americana
先週の大きかった方の幼虫が羽化した.
今回の一番乗りは孵化してから約200日でした.
前回クローンと言いましたが,ここで飼育している単為発生群は,前胸背板の模様や体長が見事に一緒です.
羽化するまでは一卵鞘ごとにまとめ飼育しますが,羽化後が1個体ごとに管理し卵鞘を取ってF13へとつないでいきます.
2021 .6.25
ワモンゴキブリの成長差
Differences in the growth of Periplaneta americana
一つの卵鞘から同時期に生まれても,各個体の成虫スピードには差が出るのは普通のことである.
この差がどの範囲だと普通なのか?
ワモンゴキブリだと幼虫期間は134~1,031日の幅がある(緒方ら,1989).
こちらは,2020年12月に1卵鞘から孵化したワモンゴキブリ幼虫.
この中に幼虫は何匹写っているでしょうか?
↓
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↓
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正解は5匹.
見つかりましたか?
答えはこちら↓.
数字だけだと「幅があるね~」程度だが,実際にの差を見ると毎日ゴキブリに接している私もびっくりした.
しかも,この個体群は12世代も単為発生しているスーパークローンである.
並んだ写真.
みな同じ瞬間に生まれた個体たちです(飼育温度は当然一緒).
不思議ですね.
この仔が成虫になったときにはお知らせします.
下手すると2年以上先になるかもしれません.
お楽しみに.
2021 .6.24
ガジュマルクダアザミウマ
Gynaikothrips uzeli
ベランダに置いてあるガジュマルの葉が見事に貝状態なので割ってみた.
ダニかアブラムシの仕業かと思ったらアザミウマっぽい.
ネットで調べると本種と判明.
悪そうな顔をしているといつも思う.
ウルトラマンに出てくる宇宙人のようだ.
本州以南,小笠原にも侵入しており,ガジュマルの新葉に寄生し,寄生葉は吸汁・加害によりケロイド状の凹凸を生じて極めて見苦しくなる(上住,1988).
見事な表現.
まさにその通りです.
このような状態の葉は多くはないが,増えると嫌なので摘み取るとこれだけ発見.
しばらくは様子見です.
2021 .6.23
クマネズミの門歯
Incisor of a Rattus rattus
1歳半のクマネズミが死亡していた.
たくさんケージがあるので,すべて観察できていないが,2年を超えた個体は寿命が近づいているのでこまめに様子は見るようにしていた.
しかし,2歳未満は普通は死なないので全く気が付かななかった.
いつものように死因の推測と内部寄生虫を見るために解剖しようとして死因が想像ついた.
上顎の門歯がない.
上顎に食い込んでいる.
いつなくなったのか?
これでは餌が食べられない.
体重も99gしかないので餓死の可能性大.
ドブネズミの下顎門歯は臭2.8㎜伸びるとされている.
それから逆算すると普通は歯ぐきから5㎜程度なので,この個体15㎜程度とすると,10÷2.8=約4日前?
む~.
かわいそうだが早く気が付いても歯を移植はできず,とりあえず歯を短くして紛餌などを与えてどうなったかであろう.
野外で拾う頭骨もこういった歯の個体はそれほど珍しくなく,自然界の生活の方がもっと過酷なのかもしれない.
2021 .6.22
Archiblatta hoevenii
Archiblatta hoevenii
考えるところがあり,飼育を再開しました.
成果が見られればまたご報告します.
とりあえずはエリンギを食べる幼虫.