ゴキブログ一覧
2022 .10.18
実りの秋
The harvest season
父島から拾ってきた種から育てたコーヒーです.
春に花をつけやっと実が赤くなり始めました.
実の数は20個もないのでコーヒーは作れませんが,うれしいですね.
今回渡島した際,この木の親を見たらびっくり.
地植えは実る量が圧倒的に違います.
それともう一つ.
実験で購入した後,アゲハチョウの呼び木となっていた文旦ですが実が大きくなってきました.
こんな鉢植えで実が育つとは思いませんでした.
熟したら味わってみたいです.
2022 .10.17
父島最終日
Last day on Chichijima
昨日,離島.
時間に少し余裕があったので,青い海を満喫してきました.
コペペ海岸.
小港海岸.
ハイビスカス.
アカガシラカラスバト.
コウガイビルの一種.
ジムカデの一種.
ニューギニアヤリガタリクウズムシ.
おがさわら丸と並走するカツオドリ.
船内ではぐっすり寝る事が出来ました.
2022 .10.14
父島2日目
Chichijima Island, Day 2
今日は日中作業の合間に見つけました.
昨日見れなかったオガサワラゴキブリ発見.
幼虫合わせて沢山いる.
生きているっポイ卵鞘.
この長さからコワモンか?と思ったら近くに死骸が.
前胸背板.
上翅.
そして幼虫.
ヒメチャバネゴキブリも目撃したのですが素早すぎて写真撮れませんでした.
2日間で6種.
後はオガサワラウスヒラタゴキブリとチャオビゴキブリが捕れるとフルコンプ.
しかし,明日は離島なのでこれで終了.
お疲れさまでした.
2022 .10.13
父島到着1日目
Arrival on Chichijima Island, Day 1
昨晩は大分揺れましたが,小笠原の天気は上々.
まずは宿舎に設置したトラップの確認.
たくさん仕掛けてあったのですがゴキブリだけ紹介.
台所.
ミナミヒラタゴキブリの幼虫.
物置.
ワモンゴキブリの初齢だと思います.
今回の父島は夜間調査が多いので早くもゴキブリ多数見かけました.
フタテンコバネゴキブリ雌成虫.
ミナミヒラタゴキブリ幼虫.
素早くて撮れない.
コワモンゴキブリ雌成虫(卵鞘付き).
ワモンゴキブリ雌成虫.
ついでに爬虫類両生類も.
活動中のオガサワラヤモリ.
寝ているグリーンアノール.
ライトで起きた?
入浴中のオオヒキガエル.
まだまだここは夏まっさかり.
2022 .10.12
父島へ出発
Depart for Chichijima
今日から一航海父島に出張です.
通常出発日はネタないので普通の内容か翌日の小笠原ネタになるのですが,今日はG見つけました.
船内でのことではないです.
ご安心ください.
こちら.
竹芝桟橋に向かう途中.
雌成虫です.
前から思っていましたが,この時期(晩夏)はクロゴキブリの潰れた個体を多く見る気がします.
船上よりお台場方面の景色.
どこかにヒアリがひそんでいるかもしれません.
2022 .10.11
長野の双翅目
Diptera in Nagano Prefecture
週末私用で帰省していました.
東京も寒かったのですが長野も一段と寒く,生き物など全く期待していなかったのですが,私的に興味ある昆虫に出会えました.
寒かったせいか,つかんでも逃げることなくお持ち帰り.
帰社してから標本作成と同定しました.
1匹目.
コガネオオハリバエ.
腹部の長い棘が腐食性のハエとの違い感じます.
2匹目.
ヘリヒラタアブ.
こちらは腹板の青さに惹かれ捕まえてしまいました.
昆虫図鑑で見ると青い箇所が黄色くなり,普通のアブ様ですが実物(乾燥したら黄色くなるのか?)は眼を見張るほどの水色で感動しました.
この2種,展翅して驚いたのですが翅が2枚の楽な事.
4枚あったら重なり方やバランスなどひと手間要するのですが,今回固まっていないこともあったのだと思いますが目からうろこでした.
2022 .10.8
アカボシゴマダラ他
Hestina assimilis and others
都内で害虫調査していたのですが寒すぎ.
こんな日にと思っていたのですが,意外な昆虫を発見.
飛んでいる姿は数回見ていたのですが,手に取るのは初めて.
さすがに寒いためか飛べないようです.
特定外来生物なのでしっかりと〆て,三角紙の代わりにコピー用紙に入れて持ち帰り.
しかし,蝶は足洗っていたのと通常ゴキブリなど展翅が必要ない昆虫ばかり相手にしていたので展翅板がない.
仕方なく,昔買ったスタイロ?を組み合わせ標本にしました.
もう1つ,寒くても元気なアメリカザリガニ.
アカボシ発見場所と近い場所で発見.
都内もいたるところに生息しています.
今後外来生物法改正施行後どのような対応がされるか興味があるところです.
2022 .10.7
アリの現在と好みのゴキブリ
Today’s ants and preferred cockroaches
働きアリが1頭羽化しました.
これで4匹.
本当は通算6匹いるはずですが,管理不手際でこの状態.
まだ寂しい数です.
食べてくれる餌も少しずつ増えてきました.
まずは,昆虫ゼリー.
そして菓子パンのチョコレート.
ニンジンもたまに齧ってます.
そしてゴキブリ.
チャバネゴキブリ若齢.
トルキスタンゴキブリ若齢.
ヨウランゴキブリ若齢.
ウルシゴキブリ若齢.
クロゴキブリ若齢.
与えましたが,すぐに食いはじめるのはクロゴキを代表とするPeriplanetaの若齢幼虫でした.
ネットではトルキスタンなどと書かれているのですが,この写真に写っているように与えて1日たっても無視されています.
一方,クロゴキは食べた後巣の近くにあるのが嫌なのか別のようにに移動させます.
しかし,移動させた後も気になるのかごそごそ齧っているようです.
というわけで,しばらくはクロゴキの幼虫を与えようと思います.
2022 .10.5
ハイイロゴキブリの床替え
Cleaning of the Nauphoeta cinerea breeding container
繁殖力が旺盛で,他のケージより短時間で水なし餌無しの状態になるのですが丈夫です.
害虫種はこの強さが素晴らしい.
なので,害虫種と野外種のケージはグループごとに分けて置くようにしています.
水が切れていたので,気が付いた虫体はすぐに水を飲みに来てました.
2022 .10.4
今年初のニホンヤモリ
First Japanese gecko of the year
ネズミ飼育施設の窓ヤモリは夏の夜の恒例になっていたのですが,今年は10月に入っても見かけませんでした.
しかし,やっと今日ご対面.
ただ,しっぽが切れ痩せている感じがする.
というわけで,恒例の捕まえて身体確認.
そっと窓を開け外に出るも,あまり移動せず捕捉.
ニホンヤモリのいいところですね.
ホオグロヤモリなら,一目散に消えているでしょう.
もっこりが小さいので雌のようです.
それにしても,尾の切断はどういった事情で起こったのでしょうか?
この建物には,捕食するような夜行性の動物はいないはずなのですが.
ネズミ?
咬まれても可愛いニホンヤモリでした.
来年また会いましょう.
2022 .10.3
ワモンゴキブリ掃除
Cleaning American cockroach breeding cases
3ヵ月ケージ内の掃除をしなかったワモンゴキブリの様子.
水容器のガーゼは引っ張られ消滅間近.
糞も大量に堆積しているのですが,寿命が長いことと脱皮殻を食べてくれるので堆積するのは糞と孵化済みの卵鞘の残骸.
ゴミを出すと,Periplanetaの場合,ケースの底面に産み付けられた卵鞘が付着していることが多いです.
孵化済の卵鞘もあれば孵化待ちもあると思われますが,そこまで分別する余裕がないのでこのまま洗浄に回します.
その場合は,洗剤と水を入れて泡立て,一晩放置してからゴミを浮かせ洗浄します.
ゴキブリのケージ交換の注意点は,卵鞘の生きたままの廃棄と若齢幼虫の見逃しによるゴミぽいです.
最近様々な外来種問題が話題として取り上げられています.
国内分布種といえど,野外に放たれないように十分注意して管理してください.
2022 .9.30
アメリカカンザイシロアリの耐乾性
Incisitermes minor drought resistance
シロアリの部署からアメリカカンザイシロアリが見つかったので持っていく.
と連絡があり,見つかった?現場で?しかし,特別珍しくもないのに見つかったとは?
でもらったものがこれ.
どうも,5年以上前に現場で採集した虫体を餌木と虫体を入れて放置してあった.
それが出てきたのでタッパーを開けたらシロアリも生きており増えていたので持っていく.
ということであった.
虫体が餌木の中に入っているかと思ったが,表面を徘徊しており観察しやすい.
ゴキブリと違ってゆったり見える.
いずれも職蟻.
色が白い生き物は焦点が合いにくくビシッと写らないですね.
それにしても5年も人工的な環境下で水を与えることなく生きているとは驚きました.
ネットで見ても,木の中の水分だけで生きられるとあるが,木だって5年間タッパーの中なのでそんなに水分ないだろうし.
私が現在飼育している個体群は水を与えすぎていたのかもしれない.
にしても驚いた.
2022 .9.29
消毒卵鞘の経過
After disinfected oothecae
まずトビイロゴキブリですが全数2齢に加齢し早い物は3齢になっている.
全く死亡なし.
一方,対照区というか何もしていないケージ.
若齢が無数に死亡している.
違いが出てきました.
また先日小プラケに移したDeropeltis paulinoiも1匹も死亡せず順調に育っている.
元気なトビイロゴキブリ2~3齢の動きをお楽しみください.
2022 .9.28
秋の夜長のクロゴキブリ
Periplaneta fulginosa in the autumnal night
秋ですね.
クロゴキブリも世代交代の時期です.
いつもより長め.
クロゴキブリを篤とお楽しみください.
2022 .9.27
古い噴霧器
Old sprayer
倉庫から出てきました.
メーカーは株式会社安田工場
今は存在しない企業のようです.
しかし,検索すると「安田式」が多く見つかるので信頼できるメーカーだったのでしょう.
今はPCOもこの様な機械は使うことは少なく,もっとスマートになってますが古い物は良いですね.
(新が悪いわけではありません)
磨きましたが,ステンレス部分は新品のようにきれいになりました.
鉄部分の錆も味に変わってます.
2022 .9.26
恒例タマヤスデ床替え
The customary cleaning of the pill-milliped breeding case.
早くも糞だらけとなりました.
左がNew,右が糞だらけ.
掘り起こして出てきた虫体.
糞ごとサジですくうので糞が写っているがNewで喜んでいる虫体.
2か月ぶりの交換で見つかった数は82匹.
前回は36匹だったので倍に増えました.
餌は100%腐葉土が良いようです.
2022 .9.22
Thorax porcellana♂♂
Thorax porcellana♂♂
失敗しましたが雰囲気はよくわかります.
一瞬の出来事です.
2022 .9.21
シリアゲアリのゴキブリ好み
Types of cockroaches preferred by Crematogaster
7月から飼育はじめて5匹の働きアリが誕生しましたが2匹食べられてしまいました.
そのため現在はまだ4人家族です.
最初は私が触ってダメージを与えたのが原因かと思ったのですが,それも少なからずはあった可能性がありますが,どうも動物質を与えないといけなかったと思い起しています.
それで今は,ゴキブリ類の若齢を峰打ちにして2~3日おきに与えているのですが,全く手を出さない種があるようです.
今のところの結果
クロゴキブリの若齢 ○
ウルシゴキブリの若齢 ○
フタテンコバネゴキブリの若齢 ○
ヨウランゴキブリ 若齢 ×
銀紙の上にクロゴキブリとヨウランゴキブリを配置したのですが,この状態です.
ヨウランは3匹与えましたが,いずれも近寄ろうともしない.
忌避物質でも持っているのでしょうか.
面白そうなので,幼虫が小さな種は一通り与えてみようと思います.
ついでなので,今まで食べたと思われるもの一覧です.
菓子パンにかけてある白い砂糖(意外と菓子パン好きです).
菓子パンに入っているチョコレート(硬い物).
昆虫ゼリー(古く乾燥気味になってカビが生え始めた頃に齧ってた).
現状まとめると,チョコとゴキブリの幼虫が今のところよく食べる印象です.
2022 .9.20
Thorax porcellana 保育中
Thorax porcellana to take care of nympys
昆虫の仕草って飽きないですね.
こうして私の構えるカメラの前で,くつろいでくれているのもうれしいです.
この雌はちょうど保育中.
写真を見て気が付いたのですが,褥盤を上げています.
しかし,翅下の幼虫は上げていない.
他のゴキブリはどうかと思い,ワモンを見ると中脚はわずかに上げているが,前中脚はしっかり着地している.
おいおい他の種も比較したいと思います.
2022 .9.16
Deropeltis paulinoi 完治?
Deropeltis paulinoi completely healed?
そろそろ3齢も出てきました.
これだけいるのに死亡なし.
こんな狭い環境で長期間飼育していると,またおかしな事になるといけないので小プラケに移しました.
一方おかしな状態の方は,相変わらず幼虫の死亡が発生しています.
この方法で解決できれば他のおかしな連中も一斉に対処したいと思います.
2022 .9.15
ヒメクロゴキブリ床替え
Cleaning of the breeding case of the Sorineuchora nigra
約1年ぶりの交換です.
左端の黒い物.
炭カルも落ちて薄くなっているわけではないですが,登る者も出てきます.
毎回悩むのがこの卵鞘の山.
殆どは古いと思うのですが捨てきれない.
で,今回も使用.
落ち葉や木の枝には成虫幼虫が付着しており良い風景.
チャバネゴキブリに比べ,動きは優しく人を恐れず手にノソノソ登ってくる感じが良いですね.
一旦物どけた後.
細かな糞や死骸が積もっています.
こういった物は自然界では風雨や他の生物により分解されるのでしょう.
清掃したのはケースの交換と餌容器水容器の交換で,餌ゴミの山や,水場の水苔類はまだ変えていません.
妙に安定して存在しています.
最近餌のレパートリーとしてカメの餌を加えました.
Hさん直伝です.
いろんな種が良く食べます.
2022 .9.14
今日のアリ
Today Ants
昨日のトビイロゴキブリケースに炭カル塗ったのですが,やはりあれだけいると想定外が起きるもの.
捕らえたが潰れたのでアリに入れてみた.
女王アリは働きアリから餌をもらうだけだと思っていたが,自分でも食べるのですね.
餌は昆虫ゼリーと菓子パンの砂糖くらいしか与えていなかったのですがお口にあっておらず空腹だったのか?
実は,ケースの不備でアリが脱走したのでケースを作り直し,新しいケースに移した時働きアリにダメージ与えたのか2匹喰われてしまいました.
現在1+2匹.
働きアリで同定しようと思っていたのですがもう少し増えるまでお預けとなりました.
それにしても,アリ飼育は小さすぎて意外と難しい面があると初心者は感心しております.
2022 .9.13
トビイロゴキブリ孵化
Periplaneta brunnea hatching
殺菌した卵鞘が孵化はじまりました.
今のところ1匹も死亡していません.
Deropeltis paulinoi同様死亡しない群になれば,その他の怪しいPeriplaneta属にも利用できます.
原因の究明も同時にしてみたいですね.
こちらが1齢幼虫.
他のPeriplaneta属にくらべ腹部背面が茶色になり綺麗ですね.
で気が付いた事.
炭カル塗り忘れた.
孵化する事ばかりに期待をかけすぎて,肝心なこと忘れていました.
後で塗りますが逃げるやつが出そうだな~.
2022 .9.12
Blaberus discoidalis
Blaberus discoidalis
私のところでは古株中の古株(写真は水容器は取り除いて撮影).
業界の中でも歴史が古いブラベルスです.
結構由緒ある系統です(私が勝手に思っているだけですが).
飼育マットをネズミの床材にしても安定的に飼育できています.
このマットは,汚れが目立たないのですが,小さなごみは底に沈むので実際はこんな状態.
しかし,乾燥しているのでカビなどは発生せずチャタテとコナダニが同居する程度.
マット換えたのですがあまり変わり映えしない.
2022 .9.9
ヤマトゴキブリの飼育
Breeding of the Periplaneta japonica
ヤマトゴキブリは,国内では研究用として飼育されている定番?
しかし,私のところでは数年ごとに途絶えることを繰り返している.
この系統は,2015年より飼育しているのだがついに幼虫1匹だけとなった.
不思議なのはこの全滅する期間が数年間隔であること.
少なくてもF4以上は続いている.
しかし,こうなるだろうことは過去の飼育から予想していたので,もうひとゲージ作っていたのは正解.
というか,こちらは残った.
餌・温度・水・日長すべて同じ(隣同士)に管理していて片方は全滅.
もう片方はこちら.
多分,管理にムラがあるのが原因だと思うが,この傾向はモリチャバネにもあります.
2022 .9.8
Decoralampra fulgencioi
Decoralampra fulgencioi
本種と同時期に飼育を始めたのがThorax porcellanaとThyrsocera spectabilis.
T. porcellanaは順調に増えており,本種もOK.
私の予想ではT. porcellanaが難しそうだったが見事にハズレ.
だがまだ皆生きているので何とかしたいですね.
2022 .9.7
ダニが消えた
Mites disappeared.
ダニの天敵,ツメダニを放逐したケージだが,ダニが消えた.
そんなに簡単にいくとは思えないが見た感じではいない.
生きもの飼育はこういった楽しみがあるのでやめられない.
ついでに産卵中の♀.
本種も累代は難しいと思っていたが,今のところ予想外にうまくいっている.
もっといろんな種を飼育して見たいですね.
2022 .9.6
会議室にクロゴキブリ出現
Periplaneta fuliginosa appeared in the conference room.
会議室を使用していたのですが,出てきてしまいました.
今年はどうしたのでしょうか.
ここに事務所を移してから,この部屋では出たことなかったのですが,今年に入って2回目.
何かの前触れか.
逃げていきました.
時間は午後1:00頃.
一般的にゴキブリは夜行性のはずだが,クロゴキって自分から明るいところに出てきますね.
2022 .9.5
今日のアリ
Today’s Ants
1匹の働きアリが出現以降,続々(と言っても少しずつ)羽化してきました.
でもあまり動きがないですね.
列を作るわけでもなく.
飼育は,まだ少ないので場所も取らず,机の片隅でOKですが,ゴキブリの方が楽かな.
ただ親子の関係が見ることができるので,そういった面では面白いと思う.
2022 .9.2
Thyrsocera spectabilis 孵化しない
Thyrsocera spectabilis oothecae not hatching
嫌な予感大的中.
全く孵化してこない.
これはまずい.
しかし,いろいろやっているが空回り~.
WF1だったのだろう.
乞うご期待.