ゴキブログ一覧
2007 .10.15
トビイロゴキブリ
トビイロゴキブリPeriplaneta brunnea Burmeisterはワモンゴキブリやコワモンゴキブリと並ぶ熱帯性大型ゴキブリである.この三種は前胸背板に紋形が認められる点で似ており,日本では熱帯御三家のような存在であるが,私は情けない事にW個体を一度も採集した事がない.また,社内でも見たという報告を聞かない.ワモンとは極めてよく似ており,ワモンと見間違えている為報告が少ないとも考えられているが,はたして真相は.飼育過程では3種とも同じセットで同じように増えている様なので,侵入すればワモンの様に繁殖すると思うのだが.
成虫.
終齢幼虫.
2007 .10.12
アオカナヘビ産卵
朝,餌を与えようとしたら風呂にはいるがごとく,マットにクビだけ出して動かない個体を発見.もしや産卵と思い,カメラの納めた.
半日後そっと掘り返すとやはり卵があった.
2個の卵を発見した.
このままプリンカップで保管となる.
2007 .10.11
クマネズミ剥製
エネズミ類の剥製を作ってもらった.目的は研修と展示用.ナマのネズミをお客に見て貰うのはなかなか難しい.これがあると持っていく事も出来るし,見ながら説明もし易い.新入社員等の研修にも利用を考えている.
上がクマネズミ,下がドブネズミ.
クマネズミの方が,耳が大きくスリムな感じ.ドブは耳が目立たず,大きい.
2007 .10.10
日本産ゴキブリ類
ゴキブリを愛する人間であれば,バイブル的なこの本の存在はご存じであろう.
日本産ゴキブリ52種7亜種が詳しく説明されている.
価格は1万円を超える書籍ではあるが,その価値は十分あると思う.
朝比奈正二郎先生に一度お会いしたかったと思う.
2007 .10.9
バットローチ親
バットローチ Ergaula capucina (Brunner von. Wattenwyl),カプチーナとも呼ばれている.成虫は雌雄異形で雄は前翅に白色のバンドが入り,艶がなく背面の色彩は頭部から翅端にかけて色が薄くなる.
雌は雄とは全く形態が違う.
国内のゴキブリの中で雌雄異形で多いパターンは,雌になると翅が短くなるタイプでヤマトゴキブリやスズキゴキブリがこのタイプ.
ヒメマル・マルゴキブリなどはさらに別虫の様に変化がある.
しかし,本種もある意味違う種のゴキブリの様である.
両性が死亡したら,詳細を調べてまたお知らせいたします.
2007 .10.5
バットローチ Ergaula capucina 孵化
バットローチと聞くと,バットマンを思い出すのだが,♂成虫は似ている気がする.
先日,目玉大好き弘前の怪人が来て,ゴキブリをごそごそあさっているときに気が付いた.「産まれている」.卵鞘はあるのが判っていたのだが,いっこうに孵化しないので少しほったらかしておいたのだが,さすが怪人.白い1齢幼虫が沢山いるのを見つけて頂いた.
卵鞘は外観はムカシゴキブリ科のような感じである.
2007 .10.4
ペットとしてのクマネズミ
日夜衛生害虫等を駆除しているわけだが,クマネズミの巣の撤去等を行うと,そこで出会ってしまうのがこれである.
子供は何でもかわいいものである.
そこで,クマネズミは人に馴れるか?何回か飼育してみたりするのだが.
目が開き行動が活発になると,掴んでも噛んだりはしないのであるが,
少しの刺激でも驚きどこか彼方に飛んでいってしまう.
従って,ハムスターの様にケージの外に出してハンドリングなどは不可能である.
注:野生のクマネズミは鼠咬症やレプトスピラ等の怖い病気を保菌している場合があり,一般の人は飼育などしない方が良いでしょう.
2007 .10.3
クマネズミ達
今更生態だの駆除方法だのは,他にも沢山あるのでそちらに任せるとして,
当社で飼育しているクマネズミ達である.
皆兄弟である.クマネズミの特徴として愛らしいまん丸の眼.
ドブネズミの様に意味もなく喧嘩を売る事はせず,こんなに近づいても逃げない.
もう一つの特徴として,大きな耳.折りたたむと眼を隠すほどである.
ドブネズミはもっと小さい.
クマネズミ全形.
雌である.
最近までパソコンのデスクトップに鎮座していた子である.
2007 .10.2
ネズミ情報 その2
外部からの侵入口はまだまだあります.
これは雨戸を収納する戸袋の引き出し口.
ラットサイン(足跡)が白く付いている.
この中は外壁が無い事が多く,ネズミの他にもコウモリが生息していたりする.
また,クロゴキブリの潜み場所や,家屋内侵入箇所になったりする.
建物の下部だけでなく,電線や庭木の枝を伝い屋根などの上部に辿り着き,屋根の隙間などから侵入している事もある.
いずれにせよ,ネズミが侵入しても,直ちに手を打てば意外と簡単に出ていく事もあります.
2007 .10.1
ネズミ情報 その1
「ねずみ情報」と言う出版物があるのをご存じだろうか.
ねずみ駆除協議会で出版しているのだが,弊社も会員として所属している.
それと本文は直接は関係ないので,カタカナの「ネズミ情報」とした.
今年も早いものですでに10月となりました.
関東ではそろそろ野外でゴキブリを見なくなる時期ではないでしょうか.
代わりに寒くなると,
毎年の事ですがクマネズミの家屋侵入が多くなってくる季節となります.
侵入しやすい場所として床下通気口の破損穴.
この写真は床下から見た図であるが意外と隙間があるのが判ると思う.
今年,エアコンやその他配管の工事をした記憶のある方は,工事箇所の周りに穴がないか確認し,穴があれば早急に塞ぐ事をお勧めします.
室外の風呂釜と接続している配管周り.
こうなると意外と気が付かない.
これらの箇所は,家のまわりを一周すれば簡単に確認できます.
2007 .9.28
ワモンゴキブリ卵鞘貼り付け
ワモンゴキブリが卵鞘を口にくわえ,うろうろしている個体を見つけたので観察した.
よく言われるトコの物に貼り付けようとしているところだと思われたが,気に入ったところが見つからないのか,私の視線が気になるのかいっこうに貼り付けない.
口からの分泌物を付けているところ.
ようやくどこかに,と思ったがやはりうろうろ.
最終的に餌の上に放棄したというか,貼り付けたというか・・・・.
翌日,確認したら食べられて卵鞘下側面だけ残っていた・・・・・.
2007 .9.27
炭カルの欠点
炭酸カルシウムをゴキブリ登攀防止に良いといったが,一応重大?な欠点もある.
1.高密度で飼育している場合や,垂直面を登りたがる種の場合,こまめに見ていないと写真の様に炭カルがすれて無くなり,すごい事となる.
写真正面のケージ内面に塗った炭カルが全て落ちており,そこより天井面に這い上がってしまった.
2.ケージ内が炭カルにより白くなり,見た目が汚くなる.
それでもやはり油系の物より良いと思う.
2007 .9.26
沖縄の生き物 その2
帰る当日,時間調整で首里城に立ち寄った.
ここでもフタテンコバネ幼虫がいた.何処にでもいる.
目に付いたのは花に来ていたスズメガの1種.
クロホウジャク??ガ類は素人なので間違っていたらごめんなさい.
今のデジカメは私の様な素人でも手軽に,この様な写真が簡単に撮れてしまう.
2007 .9.25
沖縄のその他の生き物 その1
○座○のトイレ内は結構色んな昆虫がいた.
入口ベンチに張り付いていた,アシヒダナメクジ.
伸びた長さは10㎝近くあった様な.
しかし,トイレでこれの写真を撮るのはみんな見ているので,結構辛いものがある.
あと,男子用小便器に小さなカマキリがいた.これも写真を撮ろうと思ったが,たぶん使えないと思いやめた.
帰り際,駐車場奥の茂みにオオゴマダラが群れで飛び交っているのを発見.
私,幼少の頃はチョウ小僧であったので,感動して茂みの中まで入って,しばらく見とれていた.気が付くとものすごい蚊の大群に囲まれていて,写真を撮るだけとって退散した.
2007 .9.21
沖縄ゴキブリ採集 その4
沖縄で採集したゴキブリ達続き.
フタテンコバネを採集したところにいたリュウキュウモリゴキブリ成虫♀.
各産地を持っているが,やはり自分で見つけると嬉しい.
すでに卵鞘を1ヶ産み落とした.
同じところに,ミナミヒラタらしき幼虫も目撃したのだが,捕獲できなかった.
2007 .9.20
沖縄ゴキブリ採集 その3
沖縄で採集したゴキブリ達その次である.
昼食を取りに入ったお店の駐車場横の側溝のゴミをどけたらいた.
最初はいるはずのないマダラ幼虫でもいたら奇跡と思ったが,まさかオガサワラゴキブリ幼虫が水中にいるとは思わなかった.
写真中央にプカと浮いている.飼育しているときは,超乾燥状態で普通に増えるが,結構水も好きなのかも知れない.
ヒメチャバネ幼虫
この種は何処にでもいた.
新しく埋め立てられた宅地のちょっとした枯れ草溜まり.ゴミの下など.
しかし,夏は動きが素早く捕獲はコツがわからないと辛いかもしてない.
しかも観光スタイルでごそごそしたので,蚊に吸血されまくった.
2007 .9.19
沖縄ゴキブリ採集 その2
沖縄で採集したゴキブリ達である.
フタテンコバネゴキブリ(と思われる)幼虫.
写真中央に1匹写っているがおわかり頂けるだろうか.
採集しているとき,一見クロゴキブリ1齢幼虫に見えたが,よく見ると全然違う.
○座○トイレ壁面に付着していた卵鞘.
はたして孵化してくれるだろうか?
ゴキブリやカマキリの卵(卵鞘)は1個発見すればそれだけで数ペア確保できる効率の良い昆虫です.皆さんも探してみてはいかがでしょう.
2007 .9.18
沖縄ゴキブリ採集 その1
先週沖縄に所用の為行ってきた.
沖縄と言えば日本産ゴキブリの約半数近くが生息するあこがれの地.
行く前から夢は広がるが実際採取出来る時間が余り無い.盛口満著「わっ、ゴキブリだ!」によるところの最新情報では,沖縄には26種生息しているらしい.
本を読みながらポイントのイメージを作り,地図と合わせて時間を有効に使う様に行程を組んだ.
結果は?
2日のうち1日は全日大雨,しかし,2日目は天気予報では雨だったのだが何とか晴れ.
総採集時間1時間.
捕獲実績
1.フタテンコバネゴキブリ幼虫(初めて見たので確信はないが)
2.ヒメチャバネゴキブリ幼虫(オキナワチャバネではないと思うが)
3.リュウキュウモリゴキブリ♀成虫 2頭
4.オガサワラゴキブリ 1頭(沖縄産は以前とったので写真のみ)
5.クロゴキブリ幼虫と思う(未同定)
6.ウスヒラタゴキブリと期待する卵鞘 1ヶ
さすが沖縄,1時間でこんなに捕れる.関東では絶対無理な種数である.
採集した環境は下の様な場所です.
もっと近寄ると
クロゴキ幼虫はスーパーの駐車場内.
ウスヒラタらしい卵鞘は有名な景勝地○座○のトイレ壁面に付着していた.孵化するか・・・.
楽しみである.
2007 .9.14
クロゴキブリの駆除
クロゴキブリの駆除に関しては,前回ご説明した様に,発生(生息)環境がまちまちな為,こうすれば良いと言う決まった方法はない.
自分の所の発生(生息)環境を調べ,生息している箇所を無くしながら生息数を減らすようにする.
生息箇所を無くす方法の例として,家のまわりの整理整頓,餌になりやすい物を置かない様にする等を行い,必要があれば殺虫剤の使用も検討する.
生息数を減らす方法は,ゴキブリトラップが様々な種類が出ているので,誘引剤付きを選び,出没する箇所に多めに設置する.トラップを使った捕獲法は,チャバネゴキブリの様に何千,何万と生息する種は根絶までトラップで捕獲するのは不可能だが,クロゴキブリの様に,侵入初期の頃は早々増えないので,ローチトラップでも根絶は可能と思う.
その他,ホウ酸団子や各種ゴキブリ毒餌等も真面目に設置すれば効果はある.
見なくなってきたからと言って,止めるのではなくしばらく継続して行うと良い結果が出る.
2007 .9.13
クロゴキブリ生息場所
本種が生息している環境は,屋外では共用ゴミ置き場周辺のコンクリート割れ目,建物周りに放棄してある粗大ゴミ,残材の隙間や内部などが多く,他にも庭木等樹木の樹皮下など昼間暗く,じめっとしている場所である.
本種を街中で目視による探索をしていると,間違いなく怪しまれる為,ビンの内側にバター等を塗ってクッキーなどを入れておくと,ポイントが良ければ翌日捕れる.
自動販売機が置かれている近辺も缶用ゴミ箱と自販機の熱で意外と捕れる.
建築物内での主な生息場所は,マンションの場合一番多いのがゴミ置き場,ベランダに置いてある様々な荷物(特に植木鉢の裏等)のかげ,ベランダの雨水を流す配水管内部,建物外周の植え込み内部等々結構近くに潜んでいる.
一般住宅の場合は,床下から繋がっている箇所(台所・洗面所排水周り,押入,壁内に潜んでいると鴨居など)に潜み室内に飛び出して来る.
2007 .9.12
クロゴキブリ飼育方法
本種の飼育もゴキブリの中では簡単である.しかし,ワモンゴキブリなどの休眠しない熱帯産は1年もしないうちに色々なステージが一ケージ内に混生する様になるが,本種は加温して飼育しても休眠による成長が滞る時期があり,長く室内で飼育していると全ステージが揃うそうだが,私の手元にいる個体群は,春先は成虫がいなくなる.滅びるわけではないため,良いのだが,一年を通して成虫をストックする事はまだ難しい.
しかし,クロゴキブリ飼育の良いところは,言い換えればワモン・コワモン・トビイロ・イエ(スズキはまだ飼育した事がない)などの熱帯性のゴキブリに比べ成長に時間がかかる為,ゴキブリ飼育にはつきものの淘汰をする回数が少ない点である.
シェルターは成虫が入れる為,幅10㎜以上あった方がよい.
床替えは3,4ヶ月に1回やれば十分である.
2007 .9.11
クロゴキブリ幼虫
ゴキブリの問い合わせで多いのは,「茶色のゴキブリがいるが何の種か?」である.飲食店厨房内にいる茶色いゴキブリはチャバネゴキブリが多い.一方,住宅内にいる茶色いゴキブリはクロゴキブリ幼虫の事が多い.しかし,たまに住宅内でもチャバネゴキブリが生息していることもあるため,その情報だけではハッキリと判断できない.
下がクロゴキブリ幼虫である.
チャバネである.
周りにいるゴキブリの同定をしてみてはどうだろうか.
2007 .9.10
クロゴキブリ雌雄
左が♀,右が♂.
背面から見た雌の特徴として,全体的に大きく腹端部が前翅端を越えて露出して見える.♂は翅端の内側で終わる.ゴキブリの世界も雄より雌の方が貫禄がある.
前胸背板は幅広く大きい.
ワモンゴキブリ同様腹面より見ると分かり易い.
左が♀,右が♂
生命を宿している立派な腹部である.
2007 .9.7
クロゴキブリに似ているゴキブリ
この写真はPeriplaneta属♂成虫似たもの3兄弟である.わかるだろうか?
左からクロゴキブリ,ウルシゴキブリ,ヤマトゴキブリである.
こうしてみると,ヤマトゴキブリよりウルシゴキブリの方がクロゴキブリに似ているのがわかる.
しかし,上記3種が混生している地域は確認されていなく,混生している確率はクロとヤマトの組み合わせが殆どと思われる.従って見間違える可能性があるのは,クロとヤマトが一番事例としては多い.
簡単に違いを述べると,色つやはクロゴキブリの方が茶が強く,脂ぎっており,ウルシゴキブリは漆黒色をしている.ヤマトゴキブリはちょうどその中間と言ったところ.
前胸背板は,ウルシゴキブリが最も大きく形もずんぐりして真っ黒である.クロゴキブリも大きく幅があり,ヤマトゴキブリは小さくゴツゴツした表面とを持っている.
2007 .9.6
クロゴキブリは黒い?
クロゴキブリは黒いイメージがあるが幼虫は茶色で,成虫も前胸背は黒に見えるが,翅は茶色である.
英名を Smoky-brown cockroach とする事から,外国の人から見ると黒には見えないのであろう.しかし,1齢幼虫は黒色に白いバンドが入る事から,間違っているとも言えないが,一般の人が1齢幼虫を見てクロゴキブリとわかる人は,あまりいないと思われる.
さらに,幼虫を見ても「クロゴキブリの幼虫だ」と判断できる人も余りいないと思われる.
私のところにも,異物混入の昆虫が同定として送られてくるが,ゴキブリなどは幼虫でもパーツでも結構何なのかわかるのだが,それが鱗翅目などの幼虫であった場合,時間ばかりかかって,種までたどり着けない事が多々ある.
2007 .9.5
秋のクロゴキブリPeriplaneta fuliginosa(Serville)
夏も終わりが近くなり,アブラゼミの鳴き声もどことなく弱々しく聞こえるちょうど今頃.都会では一つの害虫が目に付く様になる.
クロゴキブリ成虫である.
毎年夏の猛暑から朝晩が過ごしやすくなる時季,毎朝の通勤途中路上でやたらと本種の死骸を見る様になる.
この写真も会社近くで今日見つけた物である.ちなみに♂であった.
クロゴキブリの屋外での越冬は,成虫で行われる事は少なく,冬を迎える前の寿命の尽きた成虫がこの頃より死に始めると考えられる.
この写真はクロゴキブリが繁殖している室内の巣になっている箇所内部である.
老齢幼虫と成虫(卵鞘付き)が確認できる.
2007 .9.4
私のベストセラー
少し前に発売になった本である.カバーには
“寄生虫に恋してしまったドクター世界を往く” とある.
内容は,寄生虫を求めて地の果てまで取りに行く,寄生虫を愛するが故の仰天話.
また,寄生虫がまん延する地域での研究秘話等,読み出したら最後まで一気に読める.
あまり好かれない生き物を愛する者同士,非常に感動した本である.
是非,皆さんにも読んでいただきたい.
貴方の知らない世界がここにあります.
書籍名 : パラサイト・ラブ
著者 : 内田明彦
出版社 : メディカグローブ
2007 .8.31
今年も出会えたニホンアマガエルHyla japonica(Günther,1859)
毎年,夜一杯やった後,木曽川沿いの足湯に出かけるのだが,去年夏来たとき,外灯のかんばん裏にカゲロウなどの飛来昆虫を目当てにアマガエルが来ているのを見つけた.街中で見かけるのは珍しいので良く覚えていたのだが,今年もいるかと思い覗いてみると,なんと同じ場所にいるではないか.
はたして去年と同じ個体なのかはわからないが,妙に再会が嬉しく写真に納めた.
感動の再会である.
来年もまた会える事を期待する.
2007 .8.30
信州で出会った昆虫 3
木曽川沿いの外灯に良く来ている虫.
この虫,動きが非常に素早く,走ると当時に飛び回る様な行動をする,嫌われどころがクロゴキブリに近い昆虫である.
子供の頃はガの一種と思っていたが,大人になって同定をしたら,実はトビケラの一種とわかった.
これが,屋外の外灯には沢山来ている.家の中にも結構普通に入ってきている.
東京であれば間違いなく不快害虫として大騒ぎになるところだが,自然と親しんでいる人たちは,このぐらいでは騒ぎもしない.
2007 .8.29
信州で出会った昆虫 2
岡谷の遊園地内で見つけた.ザトウムシだと思う.日陰の柱に付いていた.
拡大してみると,その体はエイリアンの様で興味をそそられる.近年,外国よりヒヨケムシだのウデムシなどが輸入されているが,国産の本種の様な生き物も魅力いっぱいである.卵は?幼生の形態は,餌を食べる瞬間は?はまりそうなのでそっとしておいた.
時間があれば生態を観察したいと思う.