ゴキブログ一覧
2023 .4.20
モフモフの蛾
Fluffy Moth
朝から研修で龍ヶ崎に行ってたのですが,可愛い蛾がいました.
ものすごいモフモフ感.
触角の繊細な作り.
正面.
これはたまらん.
こんなに特徴あるなら種名はすぐにわかるだろうと思ったのですが,ネットの「モフモフ」「蛾」検索では見つかりませんでした.
仕方ないので図鑑見ましたが,図鑑は全て展翅してあってサッパリイメージが一致しない.
諦めました.
2023 .4.19
ツチゴキブリ
Margattea nimbata nimbata
鹿児島産ツチゴキブリ.
これは累代飼育個体.
ヒメクロゴキブリと同じように生餌置き場を作ってから良い感じ.
煮干しもよく食べる.
リンゴもよく食べる.
固型飼料はネズミにとっては栄養バランスの良い食糧かもしてないが,ゴキブリにとっては足りないものがあるのかもしれない.
2023 .4.18
鹿児島出張
Business trip to Kagoshima
今週は結構忙しく,鹿児島です.
畑にはキャベツが育っており,あまりにも綺麗に並んでいるので撮影した後見てみたのですが,可愛く見えませんか!
美味しそう.
仕事なのでネタは公表できませんが,ゴキブリは探しました.
クロゴキブリ
ツチゴキブリ
ヒメチャバネゴキブリ
モリチャバネゴキブリ
サツマゴキブリ
予定通り.
ヒメチャバネゴキブリはホテルの駐車場にも見られました.
他にもカナヘビ.
雌のようでおなかが大きく持って帰りたかったですが解放しました.
大きなザトウムシ.
これも持ち帰りたかったですが,これ以上動物を増やすと大変なのでこれもそのまま.
ゴキブリ類は全て幼虫なのでとりあえず飼育.
まとめて飼育しています.
2023 .4.17
第71回日本衛生動物学会大会
The 75th Annual Meeting of the Japan Society of Medical Entomology and Zoology
昨日,一昨日と新宿区の国立国際医療センターで開催され2演題発表してきました.
「新型コロナによる緊急事態宣言下及び解除後のクマネズミの日周リズムの変化」
「三宅島のゴキブリ相」
発表時の写真は撮影できないのですが,会場の写真を撮影したので付けようと思ったのですが見当たらない.
というわけで,ないのも寂しいので使用した写真です.
謝辞に出演したクマネズミ.
表紙写真.
今回は対面による開催となり,懇親会も開催され久しぶり沢山の先生方と話が出来ました.
内容は抄録を見てください.
年内には報文にする予定です.
2023 .4.14
Therea regularis採卵
Therea regularis eggs collecting
成虫がほとんどいなくなったので採卵です.
ただ今回は心なしか少ない.
色が濃い卵鞘はどれも空のようで薄い茶色が生きていそうな卵鞘.
まだ残っている幼虫がいたのでもう一頑張りしてもらいます.
2023 .4.13
Thorax porcellana床替え
Cleaning of the breeding case of the Therea olegrandjeani
4か月ぶりの掃除です.
炭カルも擦れ落ち,糞が堆積しています.
中に入っているのは,樹皮とモモタマナの枯葉.
葉の丸まった中にも隠れています.
本種は乾いた糞をするので,糞が堆積する割には汚くないです.
また,累代難しいと思い2ケージ分けましたが,今のところ両ケージともに問題なく増えています.
餌も固型飼料だけで行けそうですが,リンゴやプチコーン,煮干しも与えています.
どれもよく食べます.
幼虫.
羽化少し経過の♀.
写真では分かりにくいですが色は灰色できれいです.
終了.
2023 .4.12
Therea olegrandjeani孵化
Hatching of Therea olegrandjeani oothecae
続々と孵化が始まりました.
孵化ラッシュが落ち着いたら孵化卵鞘を除去します.
この卵鞘はかなり丈夫なので,除去しておかないと次の産卵時に,新旧が混ざり卵鞘殻が増えていきます.
新旧の見分け方は,テーブルに落とした時の音.
空だと判断したら,念のため潰して捨てます.
生きている卵鞘は絶対に捨てないようにしましょう.
面倒ですが,この細かな気配りが大事だと思っております.
2023 .4.11
ヒメクロゴキブリ床替え
Cleaning of the breeding case of the Sorineuchora nigra
約半年ぶりの床替えです.
ただし,この餌のゴミ山はそのまま利用します.
この中には様々な齢数の個体が潜り込んでいます.
また,乾燥した各種有機物が少しずつ食べられているように見えます.
中の葉や樹皮は広げてゴミを落とし,再び設置しました.
餌に付着した卵鞘は新しそうな物は戻し,古いのは処分します.
ケース底には半年分のゴミが堆積していました.
完成です.
幼虫たちは小さいですが頭部の形はチャバネゴキブリ科とは一見して違う形をしています.
可愛いですね.
2023 .4.10
殺菌トビイロゴキブリの現在
Sterilized Periplaneta brunnea now
昨年8月に卵鞘殺菌を施し孵化した幼虫の現在.
見て分かる通り,1匹も死亡していない.
こちらは何もしていない同じ系統.
以前より死亡数は少ないですが幼虫が死んでます.
クロゴキ白眼も早く処理すればよかったと悔やまれます.
2023 .4.7
またヤモリ
Gecko again
前回と同じような時間,またいました.
小さいですね.
そこで,前回と同じ個体かkomatsu技術の粋を集めた解析(笑)により判定した.
前回個体.
今回個体.
結果は同じ.
兄弟が居てもおかしくないが,とりあえず同じ.
子供ばかりだと昨年の親がどうなったか気になってくる.
元気にしていると良いのだが.
2023 .4.6
ワモンゴキブリ単為生殖F14成虫
Parthenogenetic F14 adults of the Periplaneta americana
左がF13,右がF14.
当たり前ですがそっくり.
F13成虫
F14成虫.
F13幼虫.
2023 .4.5
タマヤスデ床替え
Cleaning of the pill millipede breeding container
今回は早かったです.
前回から約3ヵ月目です.
相変わらずの糞だらけ.
右に移していきます.
薬サジで1匹ずつ拾っていきます.
今回は242匹.
過去最高.
グラフにしました.
2023 .4.4
トルキスタンゴキブリの前胸背板に人の顔
Human face on cockroach’s pronotum
ブラベルス属の前胸背板はドクロゴキブリやデスヘッドなどといわれ人の顔のような模様が出ることで知られている.
他の種でも,目玉のように見えたり前胸背板はとかく話題になりやすい部位ですが...
撮影してPCで再生して驚いた.
トルキスタンゴキブリの前胸背板です.
本種の♂は全体的に淡い茶色で特に目立つ模様は出ないのだが,人の良さそうな男性のリアル顔.
微笑んでいるようだがそれが気味悪い.
今まで気が付かなかったかと思い,他の個体を確認したが,見方によっては顔に見えるが顔ではない.
皆さんも探してみてはいかがでしょうか.
些細なことですが私は面白いです.
2023 .4.3
仔ヤモリ出現
Young gecko appears
ネズミ飼育室の窓に今年初のヤモリ出現.
いつもの個体より小さい.
そっと窓を開けて外から確認したが幼獣です.
昨年の個体の子供でしょう.
親がどうなっているのか気になりますが,とりあえず増えているのは良い事,嬉しいことである.
2023 .3.31
Corydidarum magnifica
Corydidarum magnifica
飼育を始めて6年目.
増えません.
全滅しないのですが,数匹を維持しています.
理由は,幼虫死が発生している.
思い切って全土飼育に切り替えました.
1世代が長いようなので増えとしても実感できるのは年末ごろ?
2023 .3.30
幼虫たち
Cockroach nymphs
昨年頂いた幼虫たちが大きくなりなんとなく種が分かってきました.
こちらは10月に頂いた宮古島の幼虫.
コワモンゴキブリの可能性高いですがどうでしょう.
こちらは5月に頂いた幼虫.
キスジゴキブリ終齢幼虫です.
やはり1年かかりますね.
ゴキブリの幼虫は何回も脱皮して成長するため,その都度形態が変化します.
そのため,幼虫での同定は基本しません.
ただ,飼育している種に関しては飼育している幼虫と比較できるので同定は可能です.
しかし,同属となると難しく何よりごく稀に変わったのが羽化します.
これが楽しいのです.
2023 .3.29
小さなゾウムシ
Small weevil
机で仕事をしていると,くるくる飛んで目の前に小さな虫が落下.
デジカメで拡大するとゾウムシであることは分かる.
シギゾウムシだろうか.
それにしても小さい.
昔は肉眼でも見えただろうと思うと歳を実感する.
動きが早く,静止時間が短い為中々鮮明な写真が撮れない.
仕方なく裏面.
あまりにも小さすぎて同定は諦めました.
これからどんどん暖かくなることは間違いなし.
2023 .3.28
ヨウランゴキブリ全滅?
Shelfordina orchidae extinct?
いつも通り死骸が目立ってきたのでケージを交換しようとしたのですが,いつもの床替えタイミングの時と何かが違う.
何が?
死骸の割には生きている虫体が少ない?
ふっ,餌が入っていない.
2年に1回ほどやってしまう餌入れ忘れ.
おそらく前回床替えしたときに入れ忘れたのだと思うので記録を見たら2/27となっている.
1か月近く餌無しで良く生き残っていたと思う.
それでも結構な数の幼虫をしなせてしまった.
ごめんなさい.
2023 .3.27
ヒキガエルの卵
Toad Eggs
都内の水たまりで見つけました.
私の田舎はトノサマガエルとアマガエルが多かったので,この紐のような卵の実物は見たことなく,都会の象徴のように思い憧れの卵でした.
なんかうれしいです.
そういえば,父島にもオオヒキガエルが生息しており,水域にはオタマをよく見ますが,卵は見たことないですね.
多分産卵期は私が行く時期ではないのでしょう.
2023 .3.24
コウガイビルとナメクジ
Hammerhead worm and slug
新たに産卵されました.
4個目.
しかし今回の卵は小さく,周りに白い粘性物質が付着しています.
そのせいか,親も採集当時の半分ほどの大きさになってしまいました.
しかし,新たの3個目の卵が孵化しました.
これも1個目より小さかったためか3匹出てきました.
仔が増えているので親が小さくなるのは仕方ない気もします.
ついでに,ナメクジの卵から孵化したナメクジ.
これも可愛いですね.
まだどれも小さいので小さな容器で餌も野菜くずで済んでいるので良いですが,これが続くといつもの何を飼育しているのかわからない状態になりそうです.
2023 .3.23
キチャバネゴキブリ食事
Centrocolumna japonica eating
キチャバネゴキブリの属名が変わっています.
Centrocolumna Jin & Che, 2022は昨年新設された属で,日本に生息している旧Symploce属の内,S. miyakoensisを除いた6種1亜種が移動されました.
というわけではないですが,リンゴを食べるキチャバネゴキブリ♀成虫.
綺麗なゴキブリです.
2023 .3.22
Eucorydia forcepsダニ駆除
Mite extermination in rearing containers of Eucorydia forceps
一年ほど前にカップで飼育していた時からダニが発生し,駆除を繰り返していました.
その後.成虫が出はじめたので駆除を行い,この小プラケに昇格.
その時の個体数は12匹.
しかし,再発して昨年末はそれはもう手が付けられない状態だったのですが,ぱっと見いなくなったので床替え兼ダニ駆除実行.
増えているかと期待したのですが,♀成虫1,幼虫17.
他のルリゴキブリより孵化率低そうです.
わらわら出てくるのを期待していたのですが残念.
まあ,昨年より減ってはいないので何とかわらわら状態を目指します.
それと,これをもってダニの発生しているケージは一応無くなりました.
それほど簡単にはいかないと思いますが,とりあえず区切り.
再発の報告をお待ちください(笑).
2023 .3.20
アリ産卵開始
Start of ant spawning
昨年の11月頃から育っていたと思われた卵や幼虫が消えました.
食べられたのでしょう.
しかし,やっと産卵を開始しました.
卵が10個ほど見られます.
働きアリも8月に2匹食べられてからは欠損なく,長い個体は半年以上生きてます.
こんなに小さいのに意外と長生きなのには驚きました.
外で見る小さなアリでも,長い命があると思うとうかつに踏みつけられません.
早く行列を見てみたいです.
2023 .3.17
Elliptorhina chopardi孵化
Elliptorhina chopardi hatchlings
昨年頂いた新しい血の個体が産んでいました.
H.K.さん有難うございます.
2023 .3.16
ヨロイモグラゴキブリ♂死亡
Male Macropanesthia rhinoceros died
なんかおかしいと思ったら
死んでました.
2~3日前は元気だったのですが.
仰天していないので寿命かもしれません.
腐りも入っていないので標本としました.
ここ2年ほど産仔がないので減る一方.
♀2匹が潜っているので期待したいところです.
2023 .3.15
ナメクジの呼吸孔とコウガイビルの卵3個目
Breathing holes of slugs and the third egg of a hammerhead worms
コウガイビルと同居しているナメクジを見ていてびっくり.
穴が開いている.
呼吸孔だとすぐに理解出来たが,こんなに深くて大きな穴が開いているとは知らなかった.
たぶん初めて見た.
閉じるとこんな感じ.
ついでに卵がないか探したら容器の底にあった.
3個目.
春とはいえこんなに産むとは思わなかった.
2023 .3.14
アカズミゴキブリの飼育
Breeding of Periplaneta kijimuna
今年1月に飼育分けをしたF2.
現在最も面倒を見ている種です.
給水容器.
水苔にうっすらとカビが発生し,水にもバイオフィルムが発生しています.
餌も他種を与えてますがカビが生え安定しません.
こちらは,F1が産んだ100を超える卵.
孵化率が非常に低いです.
改善に向けて引き続き取り組みます.
お楽しみに.
2023 .3.13
コウガイビル幼体全滅
All young hammerhead worms died
さっきまで生きていたのですが,餌の稚貝を持ってきて入れようと蓋開けたら全滅してました!??
なぜ?
しかも,5匹同時に?
いやいや,動いているのを見たのは1~2匹だからもしかしたら少し前より死に初めていたのかもしれないが.
それにしても朝は全て生きていた.
まだ形は残っているが細胞は動いていない.
他の変化としては,ミズゴケの上に今までにないくらい這跡の粘液が付いている.
昆虫類だと,複数いれば1匹くらいは瀕死でも動く個体はいるものだが,なんか一斉に時限爆弾が作動したような死に方.
卵は残っているので孵化したらもう少し気にかけて観察してみたい.
2023 .3.10
ムカデのダニ駆除
Cleaning of a centipede breeding container
終わらないダニ駆除ですが,やらねばそもそも終わらない.
オガサワラゴキブリは定期的に見つかり先日また幼虫洗い駆除を実施.
現在残っているのがムカデとアカズミゴキブリ1ケージとEucorydia forceps1ケージ.
今日はムカデを行いました.
蓋を開けると水苔上にたたずんでいました.
ムカデは1匹しかいないので楽.
まずは再利用する金網蓋を流しで熱湯(75℃)で殺虫.
乾かしている間に新しいケースを作ります.
次に,別の樹脂容器に水を張りムカデを長ピンで優しく確保して水を張った容器に入れてじゃぶじゃぶ泳がせて体についているかもしれないダニを落とします.
数秒洗った後新しい容器に移して終わり.
(洗っている写真は一人だったのでパス)
古い容器は,ラップで蓋をして冷凍庫で24時間殺虫します.
冷凍庫がなければ,熱湯を入れて殺虫し,捨てることになります.
2023 .3.9
コウガイビル幼体の摂食
Young hammerhead worm diet
さて,この仔たちにも餌をやらなくてはいけないのですが,とりあえずミミズとトビムシとシロワラジを入れてみたのですがミミズは食べていない.
さらに,もう一つコウガイビルの卵を発見.
さらにさらに,ナメクジの卵も発見.
ここは室内なので屋外よりは活動開始が少し早いと思いますが,春に皆産卵して食うや食われたりが始まるのでしょう.
親と一緒だとどこにいるのか,生きているのかもわからないので,卵と一緒に小タッパーに移動.
ニューヤリの餌で飼育していたカタツムリの産卵稚貝がいたのでケースに入れてみました.
すると腹減っていたせいか目の前で摂食開始.
結局,10匹の稚貝は5匹のコウガイビル幼体により24時間で完食.
生きもの飼育はなんでもそうですが,餌が生き物だとその確保が大変です.