ゴキブログ一覧
2023 .11.1
信州の秋
Autumn in Shinshu
私用で実家に戻りました.
この時期に帰るのは社会人になって初めてかもしれません.
ちょうど紅葉の時期だったようで花よりGな私ですが,道端に車を止め写真撮りたくなりました.
伊那の山々.
時間はまだ2時を回ったところですが山は夕方のようです.
木曽には珍しく山の中の池.
昔は河童が出そうな不気味なイメージでしたが,大人になっていってみると動植物など興味深い生き物がいそうで夏に期待場所です.
モリチャを探しましたがさすがに見つかりませんでした.
しかし,蚊柱が太陽の光で光っており,うまく写真に撮れていました.
ヤネホソバの餌によさそうな地衣類.
これだけあれば沢山飼育できそうです.
2023 .10.31
ヤエヤママダラゴキブリ
Rhabdoblatta yayeyamana
今年8月に成虫で入手しました.
♀成虫3匹でスタートしたのですが,野外品の産仔力はすさまじく沢山仔が取れました.
ワイルドF1は丈夫です.
F2だと,このサイズですでに死亡する個体が出はじめます.
あまり増えすぎると管理できなくなるのですが,増えるのはうれしいので増えるに任せている状態です.
よく食べるとされる柑橘類の葉もこの通り葉脈だけ残して完食.
水と葉を追加しました.
しばらくは大きな変化ないと思います.
2023 .10.30
Pseudoglomeris magnifica 終了
End of Pseudoglomeris magnifica breeding
土の上にいるのはよくない知らせ.
やはり死亡していました.
移動や長期不在,環境の変化は劣勢の個体群には厳しかったのでしょう.
♂は残っていますが,これで終了します.
2023 .10.27
クマネズミ
Rattus rattus
この仔はどこでも見つめてきます.
近寄っても.
何を思っているのでしょうね.
2023 .10.26
リュウキュウクチキゴキブリ
Salganea taiwanensis ryukyuanus
引っ越しと海外出張と学会で世話がほとんどできていない.
成虫が暴れている.
2匹の性別はというと,
♂.
♀.
指に張り付いてけなげです.
今週中には床替えします.
2023 .10.25
Dr. 夏秋の臨床図鑑 虫と皮膚炎 改訂第2版
Dr. Natsuaki’s Clinical Photo Album
Insects and Dermatitis
second edition
帰ってきたら夏秋先生から書籍が届いていました.
サインまでしてくれてました.
感激.
また,特にお世話になったとして紹介していただきました.
虫刺されは,先生のような皮膚科に行くのと同時に,PCOにも原因の除去で相談が来ます.
しかし,刺され後だけでは犯人の特定は難しく,困ることが多かったです.
この本はそういった目的もあって出版されたようです.
しかし,第1版があることは全然知りませんでした.
知っていれば買っていたのですが,2版がバージョンアップしてすごい内容になっているので満足.
活用させていただきます.
また,PCOであれば1冊は持っていて損ないです.
最近発売される図鑑類は結構早く売り切れになることがあります.
欲しい人は早めに購入をお勧めします.
2023 .10.24
事務所移転
Relocation
台東区から茨城県へ移転しました.
浅草の夜で台東区からお別れです.
良い街でした.
2023 .10.23
ヤエヤマサソリ
Liocheles australasiae
最近出てきていませんでしたが元気です.
週1回程度の水かけと,1か月に1回程度の餌入れで安定しています.
たまたま餌食べていました.
短いお尻が可愛い.
2023 .10.20
マメヅタ
Lemmaphyllum
帰国しました.
あっという間でしたが,明日からは日本衛生動物学会東日本支部大会が開催され明後日発表です.
ゴキブリの世話が全くできていなく,途方に暮れてますがやらねばなりませんね.
ほぼ放置できているのがこちらのマメヅタ.
シダの仲間のようです.
こんな変わった植物も大好きです.
密閉している容器に入れておくと成長してくれます.
中には採集したときに付着していたワラジムシや,小さな貝が成長しています.
ここで一つ注意ですが,これらを飼育やめる際は身近な野外に戻すのではなく,殺滅してから廃棄しましょう.
地域外から持ってきた土には,この例のように地域外の生物が多数付着しています.
細かいこと言っていたら人の移動もできませんが,生物を扱っている身としては小さな配慮と思っています.
どんな生き物でも,飼育には責任をもってあたりましょう.
2023 .10.19
昨晩の場所再訪他
Revisit last night’s location, etc.
昨晩は暗かったので,昼間再訪.
途中,ブラウンアノール発見.
取り逃がし.
そして到着.
この植栽帯の下の土壌に沢山生息.
リターを一握りつまみ,コンクリ上に出すと数匹捕まる.
これは雌成虫.
我を忘れて楽しみました.
帰り道,ヤシのくぼんだ所を眺めていると卵鞘発見.
ワモンゴキブリでしょう.
その後ホテルに帰りテラスでカフェラテ飲みながら休憩.
小鳥が近寄りひと時の休息.
東京とあまり変わらないと思うのだが,生き物はのんびりしている感じ.
2023 .10.18
ビートルローチ他
Diploptera punctata, etc.
ハワイに生息していることは知っていたが,探せないでした.
夕方,少し時間が空いたので家族のお土産を買いに,アラモアナセンターに行った帰り,遅くなり暗い中プラプラ下見て歩いていると,,,
アシヒダナメクジ発見?
やっぱり夜だね~と嬉しくなって間もなく.
アシヒダから数メートルの場所で,ついに発見.
これはビートルローチ幼虫.
しかも沢山いる.
さらに写真は撮れなかったが,リュウキュウゴキブリも発見.
やっぱゴキブリは夜が素晴らしい.
2023 .10.17
モンキーポッド
Albizia saman
「この木なんの木気になる木」で有名な枝を下に広く展開させる木.
ハワイにはあちらこちらに生えています.
マメ科なんですって.
この場所は,ワイキキから反対側の位置にある地域で撮影しました.
他にも,着床植物が密生して根がガジュマルのごとく下りている「気になる木」もあり,変な植物が好きな私は感動の連続.
持って帰りたいと思うが,当然無理.
こちらは畑に植えてあったパンノキ.
父島では私が知るとことでは,1本しかないがこちらには沢山植えられていました.
その周りの木の枯れ枝の葉を調べてい見ると卵鞘発見.
日本ではウスヒラタゴキブリだが,果たして何の種か?
それ以外にも,小型爬虫類.
捕ろうとしたらあっという間に逃げられた.
というわけで,爬虫類もよいがゴキブリが面白い.
2023 .10.16
ペストワールド2023
PESTWORLD 2023
参加してきました.
場所はワイキキに隣接するHawaii Convention Centerで開催です.
宿泊したホテルはワイキキビーチの目の前.
す~ばらしい眺めの部屋.
今日はついたばかりなので夕食後ワイキキの街中を散歩しました.
通り沿いはブランド店や高級ホテルが立ち並び,遅くまでにぎわっていました.
下に目をやると定番のワモンゴキブリ.
出没箇所はマンホールの穴や隙間です.
一番見つけやすいゴキブリです.
その後しばらく探しましたがワモンのみ.
明日に期待.
2023 .10.13
アカズミゴキブリF3続報
Periplaneta kijimuna F3 Continued
幼虫が小さく,未練もあり,水と餌を切らさないようにして管理していました.
1匹目.
2匹,3匹.
4匹目.
あと1匹はいる.
確認できたのは5匹.
とりあえず,最初の目標であるF3作出は達成.
まだF1,F2が産卵中なので,もう少し取れそうである.
2023 .10.12
リコー GX200
RICOH GX200
机整理していたら懐かしいカメラが出てきました.
これは仲が良かったT中さんから頂いた物.
付属品からすべてもらいました.
懐かしい思い出です.
当時はこれでゴキブリを撮りまくりました.
その後,CXシリーズに乗り換え現在のオリンパスTG-4に至っています.
2023 .10.11
謎のPeriplaneta
Mysterious Periplaneta
当初,ウルシゴキブリあたりだろうと思っていたのですが,なんとなく違う.
こちらがウルシゴキブリ.
こちらがコワモンゴキブリ.
どちらかというとコワモンゴキブリに近いようだが色は黒い.
ゴキブリの同定は,成虫にしないと正体が分かりません.
特に野外種は化ける可能性があるので皆さんも成虫にしてから同定しましょう.
2023 .10.10
利島のタマヤスデ
Toshima’s pill millipede
関東の種より大きくなることから,増えてほしいと思っているのだがダメだ.
一応,WF1は生まれたが数が少ない.
内地の種はすでにご紹介しているように増えるのだが,同じ環境ではダメなよう.
というわけで,土も混ぜました.
なめてはダメですね.
2023 .10.6
Pseudoglomeris magnifica 残り1ペア
Pseudoglomeris magnifica one pair left.
ついにこれだけとなってしまいました.
ゴキブリの飼育に関しては結構自信があるのですが,本種を見るともっと上がいるんだと落ち込んでしまいます.
さいわい,成虫ペアのようなので産卵してくれるのを祈るしかないです.
心なしか雌の腹が長いので,卵鞘持ちを期待したいです.
2023 .10.5
アゲハ ラッシュ
Swallowtail butterfly outbreak
こんな小さな木なんですが.
大から小まで10匹以上付いています.
今シーズン最多.
でも全てナミアゲハ.
他の種が見たい.
こうなると,キアゲハの幼虫が懐かしいです.
2023 .10.4
ウスヒラタゴキブリ床替え
Cleaning of the breeding case of the Megamareta pallidiola
昨年,八丈島で採集したケースです.
色が悪いです.
こうなると変えた方が良いです.
水容器の水苔も,白いカビ状の物体が出ています.
ウスヒラタゴキブリの飼育は,生エサ放置場所は作らないのですが,この系統は飼育初期に幼虫死亡が見られたので設置しました.
このように干上がったリンゴでも沢山の幼虫が食べています.
そのおかげか分かりませんが爆増しており,シェルター内もこんな感じ.
葉っぱにも付着してます.
終了.
色が良くなったと思いませんか?
2023 .10.3
ゴキブリ給水容器の汚れ
Dirt in cockroach water containers
これはアカズミゴキブリの容器ですが,本種はいろんな餌を入れているので給水容器の汚れが早く進みます.
こちらです.
内部.
このように茶色く変色し,バイオフィルムが発生します.
大体1週間でこうなります.
普通は,水量が減って交換ですが,こうなったら新しい水容器と交換しましょう.
こんな感じに.
2023 .10.2
アオダイショウの水
Elaphe climacophora drinking water
飲み水兼浴室の水が汚れているのだが,すっぽり入っているのでそのまま入れ替えしてる図.
特別嫌がらず,ホーとしている.
が,水から出てきたのでタオルで体拭いておしまい.
さすがにこれは暴れる.
が,噛むことはない.
2023 .9.29
キチャバネゴキブリ床替え
Cleaning of the breeding case of the Centrocolumna japonica
多分,昨年5月以降手を加えていないと思う.
雰囲気は良いのだが,さすがに1年は汚いと思うので掃除しました.
餌置き場はいい感じで朽ちているのでほとんど手を加えず.
中には成虫をはじめ多数潜んでいます.
虫体移し.
ケースの汚れ.
それほどひどい状態ではないですね.
ただ,このような卵鞘があるので,改善の余地はありますね.
終了.
2023 .9.28
飼育室のヤモリ?
Geckos in the breeding room?
ヤモリ?
と思ったのですが,?鱗翅目幼虫?
この細長さはシャクトリ?
残念ながら鳥の糞跡でした.
過去に9月でヤモリ見た記憶がありません.
不思議です.
2023 .9.27
仲良しクマネズミ
Friendly Rattus rattus
父島産のクマネズミペアです.
この個体は♂.
1匹しか見えませんが,この後ろに♀がいます.
分かり易い茶♂,黒♀.
私が近づくと,このように♀が♂の後ろに隠れ,♂が私の方をジッと見つめてきます.
都心のクマネズミは,ペアで入れてもあまりこういった行動はとらず,ケンカばかりしています.
これなら繁殖はうまくいきそうです.
2023 .9.26
「Therea regularisが」の続き
Continued from “Therea regularis….”
羽化不全はやはり短命でした.
しかし,やっと♂成虫出現.
しかし,♀はまだ幼虫のまま.
♂の交尾期が間に合うか?
残る幼虫の性別は..
分からん.
この浮き沈みも良いものです.
2023 .9.25
モリチャバネゴキブリ到着
Arrival of Blattella nipponica
遠方からモリチャバネゴキブリが届いたのですが,到着した日は時間がなかったので,送られてきたままとりあえず飼育ケージで保管したものがこちら.
これでは個体の管理が出来ないので,タッパーに落ち葉を少しづつ移し,虫体をケースに戻しながら落ち葉を減らします.
この除去した落ち葉は,冷凍して雑虫を殺し,別の種の飼育に使用します.
そうすると見えてきたのは,野外には様々な種類のゴキブリの餌が存在している事.
トンボ.
カメムシ?
ダンゴムシ.
まさに雑食性のゴキブリは,日常様々な餌を摂っていると思われます.
飼育では,多種の餌は確保できないので,様々な栄養が含まれている雑食のラットに与える餌で代用していますが,累代飼育が困難な種はこんな理由があるのでしょう.
ゴキブリ飼育は奥が深いですね.
2023 .9.22
寿命を迎えたウルシゴキブリ
Periplaneta japanna that has reached the end of its life span
何か不自然な姿勢をしているウルシゴキブリ♀.
触角も垂れ下がり普通ならビュンビュン動かしているのだが,不動.
ゴキブリの寿命は教科書的には○日~△日,などと普通に読むが,この個体は△日の状態だと思われる.
チョウ類は,翅の鱗粉が落ちたり,欠損が出たりして若い個体と羽化後時間がたった個体とは,なんとなく区別できるがゴキブリは難しい.
手に取っても逃げようとせず,身繕いをしている.
このまま動きが少なくなりやがて命が尽きていくのでしょう.
ゴキブリも生き物なんです.
2023 .9.21
コーヒー結実
Bear fruit of coffee
今年も実が赤くなってきました.
数は10個程度なので飲むまでは出来そうにありませんが,生き物の成長する変化は見ていてうれしいですね.
美味しそうですが,昨年食べて今一つだったので見るだけ.
蒔いて増やしてコーヒー園でもやりましょうか(笑).
2023 .9.20
コウガイビルの寿命
Hammerhead worm life span
2~3月にかけて卵を4個産んで以降,変化ないので登場してませんでしたが元気でいます.
寿命をサッサッと調べてみました.
1.Hammerheadではないですが,ニューギニアヤリガタリクウズムシは1,200日以上(農水)
2.寿命はない(ネットA).
3.数か月程度(ネットB).
4.産卵をみた個体は,やがて死ぬが,翌年まで生存した個体が,再び産卵することはなかった(白沢・牧野,1976).
ニューヤリは少し違うと思うのでやはり1年程度なのでしょうか?
1月に採集したときは今の大きさだったので,産まれは昨年の3月頃.
そう考えると現在は1年以上生きていることになりますね.
ギネス的な話題は好きなので,何年生きるか,産卵するか,楽しくなります.
さて,カタツムリ(ウスカワマイマイ)と水分を入れておけば生きているので,少し放置していました.
容器と水苔が汚くなったので,床替えしました.
綺麗な水苔を湿らせて入れ,
カタツムリ付きニンジンと,数匹のカタツムリを入れます.
コウガイビルが容器に張り付いていたのでピンセットで移動させます.
ところが結構抵抗してピンセットに登ってきました.
この時の粘液はかなり粘っこく,ナメクジやカタツムリのそれとは少し違う感じでした.
いかにも「捕まえるぞ」的な粘度.
見た目あまり変わりませんが,終わり.
コウガイビルが楽しく暮らせる環境とはどんなものなのか考えさせられました.