ゴキブログ

ゴキブログ一覧

2009 .11.18

リュウキュウクチキゴキブリの子育て

カテゴリー:リュウキュウクチキゴキブリ,

マット中に生息する種は,その生活を観察する機会が少ない.
本種をはじめ,国内種では
オオゴキブリ科 オオゴキブリ属
オオゴキブリ Panesthia angustipennis spadica (Shiraki)
ヤエヤマオオゴキブリ Panesthia angustipennis yayeyamensis Asahina
オオゴキブリ科 クチキゴキブリ属
エサキクチキゴキブリ Salganea esakii Roth
タイワンクチキゴキブリ Salganea taiwanensis taiwanensis Roth
リュウキュウクチキゴキブリ Salganea taiwanensis ryukyuanus Asahina
外国種ではヨロイモグラゴキブリ Macropanesthia rhinoceros
(人によってはマット無しで繁殖させている人もいる)
アイスポットローチ Lucihormetica subcinta
などは飼育していても姿を見るのは床換えの時だけだったりする.
ryuukyuu.jpg
ケース横に空洞が開いている.
ryuukyuu-1.jpg
拡大.
中には子供を生んだばかりの親子が観察できる.
上手く壁面に営巣すると,このようにその生活が観察でき楽しい.

詳細はこちら

2009 .11.17

ジャイアントローチ 脱皮

カテゴリー:Archiblatta hoevenii,

dappisippaoi-1.jpg
この状態で止まっているのはほとんど失敗する.
成長するにしたがい,脱皮失敗が多くなってきている.
簡単にはいかないようだ.

詳細はこちら

2009 .11.16

イエシロアリ コロニー崩壊

カテゴリー:虫,

ヤマトシロアリに続きイエシロアリも息絶えていました.
iedame.jpg
そう簡単にはいかないと思っていましたが・・・.
ティッシュでは難しいのでしょう.
黒い空洞の中には女王蟻の骸と線虫,そしてダニが繁殖していました.
iedame-6.jpg
シロアリにしろ,土中性の生き物が死ぬと不思議と線虫が出ます.
シロアリの中に生息していったとしか考えられません.
不思議です.
悔しいので,朽木マットで再挑戦します.

詳細はこちら

2009 .11.13

ドバイの生き物 ゴキブリ その2

カテゴリー:ゴキブリ採集,

湿った植栽林床にいたゴキブリ.
dooobaaii-9.jpg
拡大.
RIMG0292.jpg
写真を撮っていると逃げられるので,急いでシャッターを押し,捕獲する.
おかげでピンボケ写真ばかりとなってしまった.
ヒメチャバネゴキブリ幼虫に良く似ている.
これを採集した場所では,成虫が見当たらなかった.
昨日の前胸背板にラインが入る種であれば楽しいのだが.
dobaigoki-2.jpg
死亡した中齢幼虫.
時間がほとんど無かった割には,インドよりも多くのゴキブリを見ることが出来た.
やはり,仕事の合間ではなく,ゴキブリ採集を目的とした旅行で,ゆっくりと採集したいものである.

詳細はこちら

2009 .11.12

ドバイの生き物 ゴキブリ その1

カテゴリー:ゴキブリ採集,

ドバイのPCO業者にドバイに生息するゴキブリを聞いてみた.
1.American cockroach ・・・ ワモンゴキブリ
(今回は見ることが出来なかったがたぶんいると思う)
2.German cockroach ・・・・チャバネゴキブリ
(現地室内にて捕獲した.日本と同じ状態だと思う)
3.Broun-banded cockroach・・・チャオビゴキブリ??
(これは少し怪しい?)
4.Srinamuroach  ・・・・・オガサワラゴキブリ
(一生懸命探したが発見できず.でもこれはいると思う)
5.Brown cockroach ・・・???
(たぶん下のゴキブリを指すと思う)
dobaigoki-3.jpg
リュウキュウモリゴキブリに良く似た種.
良く飛んでなかなか捕まらない.
dooobaaii-11.jpg
上の写真のような植栽の植わっている地表にいた.
また,同じ場所にいた少し変わった綺麗な種.
dobaigoki-1.jpg
前胸背側縁に黒線が入る.
大きさはヒメチャバネゴキブリ程度.
残念ながらこの個体は1匹しか捕まらなかった.

詳細はこちら

2009 .11.11

ドバイの生き物 その3

カテゴリー:爬虫類,

砂地の上に落ちていたダンボールをどけると逃げ出したトカゲ?
モドキ?
dooobaaii-4.jpg
非常に素早く,なかなか捕まらない.
dooobaaii-5.jpg
体長は10cmにも満たない小型の個体しか見なかった.
地元の人に聞いたら,ヤモリもいるようで,
カベチョロ系であれば簡単に見つかると思ったが,残念ながら見ることは出来なかった.

詳細はこちら

2009 .11.10

ドバイの生き物 その2

カテゴリー:虫,

砂漠と言えばスカラベ.
ラクダのいそうな場所に行けばいるかと思ったが,
仕事で行っているのでそんな余裕は無く,発見できず.
その代り側溝に落ちていた糞虫発見.
dooobaaii-3.jpg
街中にはラクダはいないが,猫が多いのでその糞を食べるのであろうか?
街中のアスファルトやコンクリートなどの上にたまに落ちている.
たぶん土の上だとすぐに潜って見つからないが,潜りそこねた奴が見つかるのだろう.
funntyuu.jpg
♂の個体.
体長30mmほどある.
dooobaaii-6.jpg
砂漠なのにトンボ.
リゾート都市なので,プールや植栽用の散水の水溜りで発生しているようで,結構見ることが出来た.
しかし,やはり飛ぶ昆虫はインドより少ない.
蝶もアゲハチョウを一度見たきりであった.

詳細はこちら

2009 .11.9

ドバイの生き物 その1

カテゴリー:虫,

ドバイに行ってきました.
仕事です.
dooobaaii.jpg
ドバイはご存知の通り,砂漠が多く生物も少ないイメージでした.
しかし,見かけた生き物はインドより多く,個人的には楽しめた気がします.
dooobaaii-1.jpg
乾いた石をひっくり返すと大体どこにでもいるマダラシミ.
dooobaaii-7.jpg
屋外に多く,当然屋内にも侵入してきている.
最近,NPMAでラスベガスに行った社員も,屋外の石の下で発見したと言っていた.
dooobaaii-2.jpg
同時に石の下に沢山いた甲虫.
茶色の種と黒の種の2種見つけたが,種名は調べていません.
硬そうな甲虫です.
dooobaaii-8.jpg
壁についていたカメムシ.
アオクサカメムシほどの大きさで,後脚が長く見たことの無い種でし

詳細はこちら

2009 .11.6

ジャイアントローチ 幼虫 雌雄

カテゴリー:Archiblatta hoevenii,

中齢幼虫になって,雌雄がハッキリしてきた.
a-kisiyuu.jpg
上の個体が♂.
下が♀.
a-kisiyuu-1.jpg
突然死した♂個体.
体長は30㎜を優に超える.
4ヶ月ほどでこのサイズまで育てば,あと4ヶ月あれば成虫になりそうである.
a-kisiyuu-2.jpg
横より.
翅芽がハッキリ確認できる.
a-kisiyuu-3.jpg
腹端部も♂の特徴が出ている.
急ですが,これから出張となり,そのまま来週のペストロジー学会参加となる為,来週の更新が止まります.

詳細はこちら

2009 .11.5

インドの生物 おまけ

カテゴリー:虫,

思わぬ写真を頂きました.
%E7%94%BB%E5%83%8F-078.jpg
これはアグラ駅前で車に乗る直前の数分時間があったので,
瓦礫の中の生物を探している図.
こんなに頭が白かったとは・・・.
ここでは,ゴミムシ類しか見当たらなかった.
ゴミが散らかっており,いかにもゴキがいそうだったのだが.
%E7%94%BB%E5%83%8F-093.jpg
こちらは,サソリを採集しているところ.
物売りの人が集まってきて,「何か買え」
と「何してんだ」と,めちゃくちゃ.
%E7%94%BB%E5%83%8F-094.jpg
採ったサソリをビンに入れた途端,見せろとばかりに奪われた.
%E7%94%BB%E5%83%8F-096.jpg
さすがに外野がうるさく,立ち去ろうとしても付いてくるおっさん.
今思えば懐かしい.

詳細はこちら

2009 .11.4

ホラアナゴキブリ卵鞘3

カテゴリー:ホラアナゴキブリ,

ホラアナゴキブリが順調に増え,床換えをする事となった.
ミニプラケから小プラケへスケールアップだ.
horarann-1.jpg
水皿に使っている容器の裏についている♀.
horarann-2.jpg
拡大.
尾肢が体の割りに長い.
horarann-3.jpg
もう少し拡大.
透き通った卵鞘の中に卵が見える.
しかし,数はわからない.
2個か多くても4個だろう.
親の体長と比べその大きさがわかる.
horarann.jpg
別角度より.

詳細はこちら

2009 .11.2

ヤマトシロアリ飼育再挑戦

カテゴリー:虫,

中プラケで朽木を入れて飼育すれば出来るのであるが,
それでは観察がし難い.
というわけで、再チャレンジ。
risetto.jpg
綺麗に洗浄し、殺菌も完了したケース.
入れたのは250円ほどで売られている昆虫マット.
risetto-1.jpg
つめた後,意外と量が入った.
risetto-2.jpg
ここにティッシュから非難してきていたコロニーのカップを接続.
さて,下のケースに移動してくれるであろうか?
飼育温度は26℃ほどで行う予定.

詳細はこちら

2009 .10.30

イエシロアリ飼育経過

カテゴリー:虫,

ヤマトシロアリがダメだったので,イエシロアリも考えた方が良さそうである.
yamasaigo.jpg
とりあえず現在は,小さな空洞の中で若虫を育てている.
このティッシュも色が変色し始めている.
yamasaigo-1.jpg
拡大.
茶色が女王蟻.
まだまだ小さい.
これはもう少し様子を見ることにするが,変色の進行によっては交換も考えた方が良いかもしれない.

詳細はこちら

2009 .10.29

ヤマトシロアリ飼育終結

カテゴリー:虫,

餌材として使用しているティッシュペーパーの色が変わってきているのは気が付いていた.
しかし,シロアリ飼育にはあまり影響は無いだろうと高を括っていたが,
今日見ると,ティッシュエリアにはむなしく通路の跡があるだけで,
シロアリの姿が無い.
yamasai.jpg
上部につけたプリンカップの材を割ると,中に空洞を作り生息していた.
yamasai-2.jpg
yamasai-1.jpg
拡大.
ティッシュの変質により,逃げ出したのだろう.
yamasai-4.jpg
ティッシュを出してみると,カビが生え不味そうである.
幸いな事にシロアリは生きていたので,近々に今度は朽木マットをつめ,
再チャレンジしたい.

詳細はこちら

2009 .10.28

ホラアナゴキブリ 長翅タイプ

カテゴリー:ホラアナゴキブリ,

%E3%83%9B%E3%83%A9%E3%82%A2%E3%83%8A%E9%95%B7%E7%BF%85.jpg
「日本産ゴキブリ類」のホラアナゴキブリの解説には,
「前翅は透明,閉じた時には先端わずかに腹節の中央に達するのみ.」
とあり,長翅の存在は不明確である.
巷の噂で,長翅がたまに出ると聞いてはいたが,見たことが無かった.
最近順調に増えてきたので,見る個体数も多くなってきていたが,
中にコバエのような虫がいるのに気が付いた.
%E3%83%9B%E3%83%A9%E3%82%A2%E3%83%8A%E9%95%B7%E7%BF%85-2.jpg
雌雄の判別はこの写真からは出来ない.
捕まえようと試みるがつぶしそうなのでやめた.
%E3%83%9B%E3%83%A9%E3%82%A2%E3%83%8A%E9%95%B7%E7%BF%85-3.jpg
前方より見るとゴキブリのように見える.気がする.
次回勇気を振り絞り,標本にしようと思う.

詳細はこちら

2009 .10.27

マルバネゴキブリ卵鞘

カテゴリー:マルバネゴキブリ,

今年の5月より,孵化の期待をこめた管理していたが,
さすがに諦めた.
marubanerannsyou.jpg
成虫で入手して,生んだ卵鞘は25個.
一生涯では30以上生むのであろう.
孵化しない理由が全く分からない.
やはり,現地に行って確かめるしか無さそうである.

詳細はこちら

2009 .10.26

ヤエヤマキスジゴキブリ卵鞘

カテゴリー:ヤエヤマキスジゴキブリ,

ブログをごらんの皆様.
小松です.
一昨日よりサーバートラブルで,約1ヶ月のエントリーが飛んでしまいました.
復旧はしていますが今週いっぱいはかかりそうです.
日々の更新は出来ますが,管理画面もダメージがひどく,
頂いたコメントも非常に確認し難くなっています.
無くなっている分のデータはあるので,最悪無くなった分は再構築かけます.
と言う訳で,しばらくご不便をおかけすると思いますが,よろしくおねがいします.
と言う訳で,本題です.
ヤエヤマキスジゴキブリの卵鞘
yaeyamakisu%E5%8D%B5%E9%9E%98.jpg
長さにバラつきがある.
長いもので10mm,短いもので5mmに満たない.
yaeyamakisu%E5%8D%B5%E9%9E%98-1.jpg
本種の卵鞘,隆起線の外周がオレンジ色に見える.
他のゴキブリ類ではあまり見られない.
yaeyamakisu%E5%8D%B5%E9%9E%98-2.jpg
拡大すると何か分泌物のようなものが固着しているのが分かる.
産卵する時に分泌されるのであろうか.
ラインの入った綺麗な卵鞘である.

詳細はこちら

2009 .10.23

ちょっとおかしな脱皮

カテゴリー:ワモンゴキブリ,

ワモンゴキブリの羽化写真です.
%E3%81%97%E3%82%8A%E3%82%81.jpg
しかし,何かが違う.
下の写真を見ればすぐに判ってしまいますが.
%E3%81%97%E3%82%8A%E3%82%81-1.jpg
もう一枚.
羽化に限らず,脱皮後の白ゴキブリは有名ですが,眼は普通黒いのです.
deb.jpg
これはデュビアの幼虫.
全部白いのも不気味です.

詳細はこちら

2009 .10.22

ジャイアントローチ脱皮不全

カテゴリー:Archiblatta hoevenii,

 Archiblatta hoevenii 脱皮不全.
maredappi-1.jpg
どうやら脱皮の途中で食べられたようです.
本種は他の種に比べると密度は低くして飼育しているが,
自然界のようには行かないようだ.
maredappi.jpg
体長は20㎜を越え,存在感も出てきた大きさ.
このサイズになると,後脚腿節がオレンジに発色してくる.

詳細はこちら

2009 .10.21

インドの生物 まとめ

カテゴリー:虫,

「まとめ」る程,滞在も経験も無いですが感想を.
日中は蝶が目立った
白や黄色の蝶が沢山飛んでいました.
当然ながら捕虫網を持っている人は,誰もいません.
inndiamatome-4.jpg
インド門に沢山飛んでいたシジミチョウ.
郊外に出るとハエが多かった.
地表にはあの大型の蟻が多く,湿った土壌中に丸くなるワラジムシがいた.
しかし,大型のタマヤスデ類は残念ながら発見出来ず.
爬虫類はヤモリの他に,尾がオレンジの綺麗なトカゲを見かけたが,
遺跡の隙間に潜り撮る事が出来なかった.
デリー市内に住んでいる人の話では,庭に30cmを越えるトカゲ?が住み着いているといっていた.
探してみたが,残念ながら発見できなかったが,市内には結構様々な生物が棲んでいるのかもしれない.
inndiamatome-6.jpg
最終日にナショナルミュージアムで久宗さんに頂いた「虫」.
ヒゲが2本あるゴキブリに似た謎の昆虫??
結構気に入って現在机の周りを徘徊している.
inndiamatome.jpg
水溜りにいる牛.
家畜かと思っていたが「野ウシ」らしい.
他にもサル・リス・犬がおり,
ネズミもいるらしいがデリー市内では見ることが出来なかった.
inndiamatome-2.jpg
サル.
やはり観光客は皆珍しいらしく,写真を撮っている.
観光で来るにはこの時期(乾季)のデリーはいい街かもしれません.
しかし,生き物を探すのであれば真夏の5,6月(45℃になるらしい)の前後が適しているのではないかと思います.

詳細はこちら

2009 .10.20

インドの生物 ゴキブリ

カテゴリー:チャバネゴキブリ,

以前,当社社員がFAOPMA(アジア・オセアニア・ペストマネジメント連盟)でインドに行った際,「ワモンは沢山いた」といっていた事もあり,ゴキブリには困らないだろうと期待していた.
しかし,ハードなスケジュールの合間(連日ホテルに戻るのは11時過ぎ)と,
香辛料に当りふらふらの状態で夜間散策は出来なかった.
india-182.jpg
これはそんな中,フマーユーン廟近くでモリチャバネ?のいる葉っぱを土ごと採集し,
ホテルで分別している所.
RIMG0265.jpg
幼虫数匹と♀成虫が入っていた.
モリチャバネよりヒメチャバネに近い感じがする.
成虫は♀なので,まだ同定はしていないが,♂成虫が出るには当分かかるであろう.
RIMG0272.jpg
これはデリー市内で在インド企業の人と食事した後,夜道を歩いていると服に飛来したゴキブリ.
なんとラッキーな事でしょう.
前胸背の黒条が太く,モリチャバネとは明らかに違う.
RIMG0273.jpg
住宅内にいたチャバネゴキブリ.
残念ながらインドではこの3種しか見ることが出来なかった.
その理由として,この時期デリーは乾季で地表がとても乾燥している.
観光施設内は大変綺麗に整備されており,朽木などは全くない.
施設外は人があふれ帰りとても探せる状況ではない.
やはり,仕事の合間にゴキブリ採集するのはキツイ.

詳細はこちら

2009 .10.19

インドの生物 その3

カテゴリー:爬虫類,

遅れ気味の更新をやっと戻す事が出来ました.
いつもそうですが,出張後はひどい状態になってしまいます.
a-gura-2.jpg
これはアーグラ城.
庭園内は良く整備されており,ゴキブリが好みそうな場所は殆どありません.
デリーにはいくつもの世界遺産がまとまって存在しており,
歴史や建造物など文系の人は非常に楽しめる場所だと思います。
a-gura-1.jpg
遺跡の門の下に糞が落ちているので上を見上げるとここにもいました.
観光客の頭上20cm程の所です.
複数の個体が狭い隙間に潜り込んでいます.
fuyuma-n.jpg
フマーユーン廟にいたカラス.
くちばしは日本のハシボソカラスの様に細く,胸が灰色をしています.
町中どこにでも見ることが出来ます.
鳥類は他にもドバト,緑色の中型インコ,ツバメ・トビ・ムクドリのような中型の種が見られました.
fuyuma-n-1.jpg
ここにもいたコウモリ.
長い尾が目を引きます.
オヒキコウモリの仲間でしょうか.
fuyuma-n-2.jpg
遺跡に張り付いていたヤモリ.
地味な種です.
他の場所でもこのサイズのヤモリを2度ほど見ました.
夜間町中を探す事が出来れば沢山いるのでしょう.

詳細はこちら

2009 .10.16

インドの生物 その2

カテゴリー:虫,

同じく「ファテプールシークリー」.
india-155.jpg
地面を見ていて良く目に付いたのが頭部の大きな巨大な蟻.
体長は15mmほどあり,街中から郊外まで,朝から深夜まで活動していた.
最初はあまりに大きいのでうれしくて盛んに写真を撮ったが,
後からどこにでもいる事が分かった.
india-178.jpg
前種より一回り小さい尻(腹部)を上げせわしなく走り回る蟻.
ゴキブリを探して落ち葉をかき分けていたら,手に痛みを感じたので見てみると,
この蟻が噛み付いていた.
特別痛くは無いが,いきなり咬まれ驚いた.
これも前種がいる場所では必ず見かけた.
RIMG0264.jpg
これは蟻に似た昆虫.
たぶんハチの仲間ではないかと思う.10mmほどの大きさ.
腹部背面の水玉が綺麗だ.
india-106.jpg
壁面にクマネズミとも違う糞が無数に落ちており,気になっていたが,
遺跡の暗がりの中をライトで照らすと,無数のコウモリがいた.
ネズミを探していてコウモリに出会えるとは思わなかった.

詳細はこちら

2009 .10.15

インドの生物 その1

カテゴリー:虫,

10月10日から15日までインドへ出張してきました.
インドの衛生動物調査です.
行った場所はデリー.
とは言え,日曜日は事務所が休みなので,
郊外にある世界遺産を見学方々いろいろ探してみました.
india-73.jpg
ここは「ファテプールシークリー」.
文化遺産はどうも苦手なので,どうしても目は下のほうに行ってしまう.
india-71.jpg
ここで一発目にはがした石の下にいたのは,何とサソリ.
初日からこれでは結構色んな生き物が見れるかと思ったが,サソリはこれ1個体だけ.
RIMG0245.jpg
部屋に持ち帰っての撮影(もちろん死んでいます.)
この場所では他にも黄色とクロの縦じまバッタ.
india-96.jpg
Poekilocerus pictus(Fabricius)と思われますが,この色彩にはびっくり.
体長も大きく,6cm内外.
♀のようである.
ガイドの人に聞いたら,沢山いるとの事.
所変われば虫変わる.
しかし,この時期は乾季にあたり,ゴキブリの気配はあまり無い.

詳細はこちら

2009 .10.14

アシダカグモ&ヤマトゴキブリ

カテゴリー:クモ類,

アシダカグモはゴキブリ捕りの名手.
クロゴキブリ以外にもヤマトゴキブリ♂成虫も捕食します.
%E3%82%A2%E3%82%B7%E3%83%80%E3%82%AB%EF%BC%86%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%88.jpg
%E3%82%A2%E3%82%B7%E3%83%80%E3%82%AB%EF%BC%86%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%88-2.jpg
腹が減っていれば大概のゴキブリは食べます.
いずれ,飼育室にクロゴキの天敵として導入しようと考えている.

詳細はこちら

2009 .10.13

Archiblatta hoevenii幼虫脱皮

カテゴリー:Archiblatta hoevenii,

Archiblatta hoevenii 幼虫の脱皮.
mare--dappi.jpg
普段はシェルター内に潜んでいるが,脱皮の時には外に出て行なう.
飼育密度の問題もあるでしょうが・・.

詳細はこちら

2009 .10.9

スズキゴキブリ産卵

カテゴリー:スズキゴキブリ,

夏に成虫となり,雄だと思っていた個体はオオモリゴキブリと判明後,
むなしく無性卵を産み続けている.
suzu.jpg
Periplaneta属なので,単為生殖する可能性もあり,
まだ累代飼育の望みは捨てていないが,少し寂しい.
suzu-1.jpg
殆ど同じ別カット.
綺麗なゴキブリである.
♂を何とか仕入れなければ・・・.
明日より出張となり,来週の更新が途絶えます.
また,面白ネタでもあれば特集します.

詳細はこちら

2009 .10.8

ヨウランゴキブリ幼虫

カテゴリー:ヨウランゴキブリ,

1齢幼虫は非常に小さく,1mm内外.
恐らく野外で目視による採集は不可能とであろう.
yourann-1.jpg
拡大.
初齢時期より黒褐色の模様が入り,綺麗である.
yourann-3.jpg
中齢幼虫.
yourann-2.jpg
終齢幼虫.
成長は早そう.
追って詳細は報告したいと思う.

詳細はこちら

2009 .10.7

ヨウランゴキブリ

カテゴリー:ヨウランゴキブリ,

チャバネゴキブリ科 Family Blattellidea
ヒメゴキブリ亜科 Subfamily Plectopterinae〔sensu Mckittrick(1964)et Roth(1982)〕 
ヨウランゴキブリ属 Genus Imblattela bruijning
ヨウランゴキブリ Imblattella orchidae (Asahina)
現在はShelfordina属に分類されている.
yourann.jpg
体長は10㎜内外.
体色は透明で黒褐色の模様が入る.
発見された当初,洋欄の栽培施設当で発見された.
雰囲気はアミメヒラタゴキブリに近いが,動きは鈍い.
yourann-4.jpg
交尾.
右が♀.
左が♂.
発見当時はパナマゴキブリとも言われたが,最近の調査でオーストラリア原産のゴキブリと確認できたらしい.
生息場所は野外の欄科の植物の周りに生息しているらしい.

詳細はこちら

2009 .10.6

オオシロアリ

カテゴリー:虫,

先日,爬虫類の友人より奄美のお土産として,
リュウキュウクチキゴキブリ他をもらった.
その容器の中にいたのがこのシロアリ.
Hodotermopsis-sjostedti-7.jpg
右下にいる個体.
リュウキュウクチキゴキブリ幼虫と体色は良く似ているが,ゴキブリではない.
Hodotermopsis-sjostedti-13.jpg
しかも大きい.
10㎜近くある.
Hodotermopsis-sjostedti-5.jpg
これだけ大きいとゴキブリ近縁というのも理解できそう.
Hodotermopsis sjostedti Holmgren, 1912
と思われるが,元々ゴキブリを採ったとき,朽木と一緒に混ざったと思われる虫の為,いたのはこの1匹と兵蟻の頭部のみ.
Hodotermopsis-sjostedti-1.jpg
巨大である.
咬まれたら痛そう.
唯一いた幼虫は,後日標本にしようと朽木と一緒にしばらく放置したら,溶けて無くなっていた.
残ったのはこの頭部だけとなった.
このシロアリも飼育したら面白そうである.

詳細はこちら