ゴキブログ一覧
2023 .10.6
Pseudoglomeris magnifica 残り1ペア
Pseudoglomeris magnifica one pair left.
ついにこれだけとなってしまいました.
ゴキブリの飼育に関しては結構自信があるのですが,本種を見るともっと上がいるんだと落ち込んでしまいます.
さいわい,成虫ペアのようなので産卵してくれるのを祈るしかないです.
心なしか雌の腹が長いので,卵鞘持ちを期待したいです.
2023 .10.5
アゲハ ラッシュ
Swallowtail butterfly outbreak
こんな小さな木なんですが.
大から小まで10匹以上付いています.
今シーズン最多.
でも全てナミアゲハ.
他の種が見たい.
こうなると,キアゲハの幼虫が懐かしいです.
2023 .10.4
ウスヒラタゴキブリ床替え
Cleaning of the breeding case of the Megamareta pallidiola
昨年,八丈島で採集したケースです.
色が悪いです.
こうなると変えた方が良いです.
水容器の水苔も,白いカビ状の物体が出ています.
ウスヒラタゴキブリの飼育は,生エサ放置場所は作らないのですが,この系統は飼育初期に幼虫死亡が見られたので設置しました.
このように干上がったリンゴでも沢山の幼虫が食べています.
そのおかげか分かりませんが爆増しており,シェルター内もこんな感じ.
葉っぱにも付着してます.
終了.
色が良くなったと思いませんか?
2023 .10.3
ゴキブリ給水容器の汚れ
Dirt in cockroach water containers
これはアカズミゴキブリの容器ですが,本種はいろんな餌を入れているので給水容器の汚れが早く進みます.
こちらです.
内部.
このように茶色く変色し,バイオフィルムが発生します.
大体1週間でこうなります.
普通は,水量が減って交換ですが,こうなったら新しい水容器と交換しましょう.
こんな感じに.
2023 .10.2
アオダイショウの水
Elaphe climacophora drinking water
飲み水兼浴室の水が汚れているのだが,すっぽり入っているのでそのまま入れ替えしてる図.
特別嫌がらず,ホーとしている.
が,水から出てきたのでタオルで体拭いておしまい.
さすがにこれは暴れる.
が,噛むことはない.
2023 .9.29
キチャバネゴキブリ床替え
Cleaning of the breeding case of the Centrocolumna japonica
多分,昨年5月以降手を加えていないと思う.
雰囲気は良いのだが,さすがに1年は汚いと思うので掃除しました.
餌置き場はいい感じで朽ちているのでほとんど手を加えず.
中には成虫をはじめ多数潜んでいます.
虫体移し.
ケースの汚れ.
それほどひどい状態ではないですね.
ただ,このような卵鞘があるので,改善の余地はありますね.
終了.
2023 .9.28
飼育室のヤモリ?
Geckos in the breeding room?
ヤモリ?
と思ったのですが,?鱗翅目幼虫?
この細長さはシャクトリ?
残念ながら鳥の糞跡でした.
過去に9月でヤモリ見た記憶がありません.
不思議です.
2023 .9.27
仲良しクマネズミ
Friendly Rattus rattus
父島産のクマネズミペアです.
この個体は♂.
1匹しか見えませんが,この後ろに♀がいます.
分かり易い茶♂,黒♀.
私が近づくと,このように♀が♂の後ろに隠れ,♂が私の方をジッと見つめてきます.
都心のクマネズミは,ペアで入れてもあまりこういった行動はとらず,ケンカばかりしています.
これなら繁殖はうまくいきそうです.
2023 .9.26
「Therea regularisが」の続き
Continued from “Therea regularis….”
羽化不全はやはり短命でした.
しかし,やっと♂成虫出現.
しかし,♀はまだ幼虫のまま.
♂の交尾期が間に合うか?
残る幼虫の性別は..
分からん.
この浮き沈みも良いものです.
2023 .9.25
モリチャバネゴキブリ到着
Arrival of Blattella nipponica
遠方からモリチャバネゴキブリが届いたのですが,到着した日は時間がなかったので,送られてきたままとりあえず飼育ケージで保管したものがこちら.
これでは個体の管理が出来ないので,タッパーに落ち葉を少しづつ移し,虫体をケースに戻しながら落ち葉を減らします.
この除去した落ち葉は,冷凍して雑虫を殺し,別の種の飼育に使用します.
そうすると見えてきたのは,野外には様々な種類のゴキブリの餌が存在している事.
トンボ.
カメムシ?
ダンゴムシ.
まさに雑食性のゴキブリは,日常様々な餌を摂っていると思われます.
飼育では,多種の餌は確保できないので,様々な栄養が含まれている雑食のラットに与える餌で代用していますが,累代飼育が困難な種はこんな理由があるのでしょう.
ゴキブリ飼育は奥が深いですね.
2023 .9.22
寿命を迎えたウルシゴキブリ
Periplaneta japanna that has reached the end of its life span
何か不自然な姿勢をしているウルシゴキブリ♀.
触角も垂れ下がり普通ならビュンビュン動かしているのだが,不動.
ゴキブリの寿命は教科書的には○日~△日,などと普通に読むが,この個体は△日の状態だと思われる.
チョウ類は,翅の鱗粉が落ちたり,欠損が出たりして若い個体と羽化後時間がたった個体とは,なんとなく区別できるがゴキブリは難しい.
手に取っても逃げようとせず,身繕いをしている.
このまま動きが少なくなりやがて命が尽きていくのでしょう.
ゴキブリも生き物なんです.
2023 .9.21
コーヒー結実
Bear fruit of coffee
今年も実が赤くなってきました.
数は10個程度なので飲むまでは出来そうにありませんが,生き物の成長する変化は見ていてうれしいですね.
美味しそうですが,昨年食べて今一つだったので見るだけ.
蒔いて増やしてコーヒー園でもやりましょうか(笑).
2023 .9.20
コウガイビルの寿命
Hammerhead worm life span
2~3月にかけて卵を4個産んで以降,変化ないので登場してませんでしたが元気でいます.
寿命をサッサッと調べてみました.
1.Hammerheadではないですが,ニューギニアヤリガタリクウズムシは1,200日以上(農水)
2.寿命はない(ネットA).
3.数か月程度(ネットB).
4.産卵をみた個体は,やがて死ぬが,翌年まで生存した個体が,再び産卵することはなかった(白沢・牧野,1976).
ニューヤリは少し違うと思うのでやはり1年程度なのでしょうか?
1月に採集したときは今の大きさだったので,産まれは昨年の3月頃.
そう考えると現在は1年以上生きていることになりますね.
ギネス的な話題は好きなので,何年生きるか,産卵するか,楽しくなります.
さて,カタツムリ(ウスカワマイマイ)と水分を入れておけば生きているので,少し放置していました.
容器と水苔が汚くなったので,床替えしました.
綺麗な水苔を湿らせて入れ,
カタツムリ付きニンジンと,数匹のカタツムリを入れます.
コウガイビルが容器に張り付いていたのでピンセットで移動させます.
ところが結構抵抗してピンセットに登ってきました.
この時の粘液はかなり粘っこく,ナメクジやカタツムリのそれとは少し違う感じでした.
いかにも「捕まえるぞ」的な粘度.
見た目あまり変わりませんが,終わり.
コウガイビルが楽しく暮らせる環境とはどんなものなのか考えさせられました.
2023 .9.19
Rhyparobia maderae産仔
Rhyparobia maderae nymphs laying
安心しきっていた本種が幼虫を産まなくなり,あせっていましたが産んでいました.
初齢幼虫いた.
3齢くらい?
ただ,2産仔分ですね.
気に留めていないと増えているのですが,油断してはいけないですね.
2023 .9.15
未同定昆虫
Unidentified insects
この仕事をしていると様々な昆虫を入手する機会がある.
これもその一つ.
輸入された家具から発生したカンザイシロアリの一種と思われる.
いつかは同定して事例報告と考えて飼育しているが一向に進まず,今でも定期的に羽蟻を生産している.
シロアリネタは他にもあるが,ゴキブリとネズミが優先してしまい,全然進まない.
まあそれはそれで幸せかな(笑).
2023 .9.14
Decoralampra fulgencioi床替え
Cleaning of the breeding case of the Decoralampra fulgencioi
順調に増えています.
マダラゴキブリのように池を作らなくても水苔だけでうまくいっている.
入れた葉っぱを適度に食べ,乾燥したところにも滞在している個体が多い.
糞は乾燥しているのでカビも出にくい.
最後にザザザーと移して.
終わり.
2023 .9.13
ワモンゴキブリの触角
Antennae of Periplaneta americana
父島で採集してきたワモンゴキブリをやっと展足した.
改めて見て,触角の長さに驚いた.
飼育していると,このような事にはあまり気が付かない.
何よりも,今更ワモンゴキブリの標本をつくることがほとんどない.
さらにもう一つ.
この2個体は同じ場所(3mと離れていない)で採集された♂だが,前胸背板の斑紋の形が大分違う.
これがワモンゴキブリの醍醐味である.
本当は,はじめの写真のように触角を前方に伸ばして乾燥させたいのだが,管理上無理なので折りたたむことになるが,
この長さは,触角の長いカミキリムシのような風情になる.
2023 .9.12
アカズミゴキブリF3
Periplaneta kijimuna F3
続けて累代の話題.
これは例のダニが大発生したので,卵鞘だけ残して管理している容器.
9月後半まで維持して幼虫が出なかったら廃棄しようと考えている.
半分諦めもあり,水を設置せず定期的に目視で確信していたのだが,幼虫がいました.
黄色の→.
拡大.
見つかったのはこれ1個体だけ.
だが,これは少し期待できそう.
目指せF3~4.
2023 .9.11
キチャバネゴキブリF2
Centrocolumna japonica F2
現在の飼育風景だが,その中に小さい幼虫発見.
F2かもしれない.
過去の飼育時と違い,幼虫が沢山発生しており,今のところ良い感じ.
ケージも複数に分けているのも安心につながっている.
まずは1年飼育は完了.
2年目挑戦です.
2023 .9.8
クロゴキブリ殺菌卵鞘と未殺菌卵鞘の経過
Current status of sterilized and unsterilized oothecae of the Periplaneta fuliginosa
7/13に孵化した幼虫の飼育容器.
ほぼ同時期に孵化した未殺菌容器.
今のところ死骸は出ていない.
良いことなのだが,これで違いが出ないと殺菌した意味を問われてしまう.
もうしばらく観察します.
2023 .9.7
アオダイショウ脱皮
Elaphe climacophora sheds its skin
父島から帰ってきたら脱皮していました.
出発前に目が白くなっていたので予定通りではありますが.
先日,ボールパイソンの寿命は10年と書きましたが,アオダイショウは改めてネットで調べると10~20年.
どの情報も出元は少ないようで17年が良く出てくる.
改めて爬虫類の寿命を考えてみました.
ヘビを飼っている人は沢山いると思うが,なぜこうも寿命に関して情報が少ないのでしょう.
誰も最後まで飼育できていない?
まあ,可愛いペットが死んだら悲しいし,あえて死亡報告はしないのかな.
そうだと良いのですが.
ちなみに私が飼育していたシロマダラは,2021 .8.25にあるように3年でした.
あの時は,ネットの10年寿命を信じましたが,アオダイショウ・ボールパイソンで10年説があるなら,シロマダラの10年は長すぎるような.
もっと事例が出ないと真実は分かりませんね.
2023 .9.6
離島
Leaving an island
あっという間の1航海でした.
出航前のひと散歩.
港前のタコノキに設置されたアノールトラップ.
ハイビスカス.
好きな花です.
南国にピッタリ.
出航です.
見送りに渡された誰かのレイ.
青い海に赤い花がきれいで毎回撮影しています.
そして見送り.
2~3時間後.
島は見えなくなりました.
今回は雲が多く,日没は見る事が出来ませんでしたが夕焼けが綺麗です.
そして夜.全く光がありません.
おやすみなさい.
2023 .9.5
父島のゴキブリ他
Chichijima Cockroaches, etc.
夜のゴキブリ観察.
何かの糞を食べに来ているコワモンゴキブリ?の幼虫.
成虫.
沢山いました.
ワモンゴキブリ.
こちらも沢山.
多分オガサワラウスヒラタゴキブリ幼虫.
脱皮途中のホオグロヤモリ.
ボロボロ.
最初は死骸が付着しているのかと思いましたが動きました.
他にもミナミヒラタゴキブリも沢山いましたが,素早く写真撮れませんでした,
2023 .9.4
父島
Chichijima Island
先週末より父島に来ています.
普段は行きの船内で夕日を見ないのですが,たまたま出くわしました.
洋上で見る夕日は,陸上と違う趣があり好きです.
今回の宿は10年ぶりくらいの父ペン.
父島に初めて来たときに泊った宿です.
食堂に飾ってある絵もそのままでした.
そして,いつもと変わらぬ界隈の通り.
しかし,K祝荘が閉館していたり,変化もあります.
父島も少しずつ変わってきているようです.
そうなんです.
外来種対策も変えていかなければいけないですね.
2023 .9.1
キスジゴキブリ床替え
Cleaning of the breeding case of the Centrocolumna striata striata
タバコシバンムシが多すぎ.
床替え決行.
しかし,すでに産卵始まっているので,怪しい所だけ交換しました.
逃げない成虫.
若齢幼虫がいました.
多分F2.
いい感じです.
今回はキチャバネゴキブリも沢山いるし,なんとなく良い兆し.
終了.
日本のゴキブリはいいですね.
2023 .8.31
ボールパイソン
Python regius
今年で14年の付き合いになります.
幼蛇で引き取ったので,年齢も14歳だと思います.
Wikipediaでは,寿命10年とあるので,私と同じく体にガタが出はじめているのではないでしょうか.
か弱い私の腕よりず~と太いです.
たまには広い場所で遊ばせたいと思う今日この頃です.
2023 .8.30
アリ現れる
Ants appeared
机に出没.
過去にはハエトリ,ゾウムシ,ダニ,チャタテなど様々な訪問者があったがアリは初めて.
無視もできないので同定するとトビイロケアリと判明(多分).
こうして仕事がたまるのであった.
そうだ,飼育していた蟻はこちらの不注意で全滅させてしまいました.
ごめんなさい.
アリは難しい!
2023 .8.29
Pycnoscelus sp.の寄生アブ
A parasitic fly on Pycnoscelus sp.
西表島で採集されたPycnoscelus sp.を数匹頂いた.
この地域の卵胎生のゴキブリからは寄生アブが出ることは
https://www.cic-net.co.jp/blog/2010/01/21/
でご紹介したが,今度出てきた幼虫は小さい.
思うに,この時期の生き物の輸送は,虫体の安全を考えて冷蔵で行ったのだが,
他のPeriplaneta類は復活したが,Py.sp.は卵鞘を排出したりダメージが大きかったようで弱っていました.
この虫体もその一つ.
別種の寄生種かとも考えたがやはり蛹化することなくまもなく死亡した.
生きている時.
死亡後.
多分右が頭,左がお尻(間違っていたらご指摘ください).
小さな脚が可愛い.
お尻拡大.
頭拡大.
成虫になってほしかった.
2023 .8.28
殺菌ヤマトゴキブリ通常飼育へ
Return sterilized Periplaneta japonica to normal rearing cases.
先週の続きではないですが,殺菌したヤマトゴキブリが大きくなったので,小プラケに移し,一般管理室飼育へ戻しました.
前胸背板の幅のあるオレンジラインがヤマトっぽいです.
果たして,触角がどうなるか.
これでラブルベニアが駆除できれば他も行います.
2023 .8.25
触角の白毛
Antennal white hair
Periplanetaの触角に発生している白い毛.
気にはなっていたのですが実害がないため放置していたのですが,やっと原因が分かりました.
たまたまの別件で,ゴキブリの寄生虫を調べる過程で判明しました.
正体はなんと菌.
ラブルベニアというらしいです.
昆虫界では有名のようで検索すると様々な昆虫に寄生する映像が出てきます.
今回知ったきっかけは,札幌に生息するヤマトゴキブリが,これの感染で減ってきている.
そうです.
「北海道大学・ラブルベニア」で検索すると出てきます.
確かに,こちらで飼育しているヤマトゴキブリでもわずかに見らます.
実際のところ,ヤマトゴキブリは累代が長くなると減少を始めます.
が,これが原因?
現在私のところではPeriplanetaが最も激しく発生しています.
しかし,こんな状態になっても減る様子はなく,普通に増えています.
ただ,怪しい菌には変わりないので,他のPeriplanetaに感染しないようにしないといけないですね.
皆さんのところでは出ていますか?