2024 .8.6
マダゴキの新顔
New face of the Madagascar hissing cockroach.
昨年,ネットで販売していた「マダガスカルゴキブリ」.
Elliptorhina laevigataによく似ているがなんか違うと思い購入してあった.
増えてきたので,違いを探してみた(以下そっくりさん)
こちらはE. laevigata.
外観も違いますね.
でも,色違いは同種でもよくあることで,やはり♂交尾器周りを見るのが良かろうと見てみました.
以下の図は,左E. laevigata.右そっくりさん.
(そっくりさんの褥板が白くないのはこの個体だけです)
可愛そうですが,腹部より生殖器を取り出し,水酸化カリウム液溶液に浸してタンパク質を溶かし顕鏡しました.
まずは肛下板.
赤矢印の突起の形状,黒矢印の辺縁部のカーブの形などいくつか違いが見られますが,個体差もあり複数見たいところです.
肛上板は辺縁部のカーブや側縁部の盛り上がり方に違いが見られますが,解剖せずにわかるかは微妙.
次は内部.
フックです.
先端部は私が壊してしまったので無視してもらって,E. lはカーブ内側に突起が二つあります.
左拡大.
右拡大.そっくりさんはツルンとしています.
全体の形も違います.
こいつは何者でしょう.
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