ゴキブログ一覧
2024 .10.4
Archimandrita tesselata床替え
Cleaning of the breeding case of the Archimandrita tesselata
今まで中プラケで飼育していたのですが大きな種には狭そうです.
現在,大型種の飼育環境改善を行っている一環で,フラット大プラケに移しました.
本種は狭い容器で過密飼育しても大きさにあまり変化がなさそうですが,Blaberus giganteus などのBlaberus属の大型種は小さくなるようなので順次切り替えています.
変更後.
広々です.
マットが乾燥するまでは固型飼料からダニが出やすくなるので少量を小まめに与えます.
2024 .10.3
キョウトゴキブリも順調
Asiablatta kyotensis are also doing well.
本種も昨年より卵鞘の孵化が悪くなり,幼虫が少なくなっていました.
これもごちゃごちゃ物置きセットにしたら順調に増え始めました.
やはり湿度でしょうか.
まずは安心.
2024 .10.2
イエゴキブリ
Neostylopyga rhombifolia
一度クラッシュした個体群ですが,やっと安定してきました.
ごちゃごちゃ物置くと湿度が増すのか幼虫も普通に出始めてます.
彼らは湿度をためるの苦手のようですね.
若齢幼虫もミズゴケに多く潜んでします.
とりあえずめでたしめでたし.
2024 .10.1
ネッタイトコジラミはツル面を登る
Tropical bed bug could climb better onsmooth surfaces
ネッタイトコジラミはトコジラミと同様,私たちの住宅(特に寝室)に住みつき,血を吸う昆虫です.
日本でも数年前より沖縄をはじめ,東京,大阪,福岡などで生息が報告されています.
本種はトコジラミに比べ多くの殺虫剤に抵抗性を獲得していることで知られており防除が難しいといわれています.
行動ではツル面は登れないため,それを利用したトラップが海外では販売され使われています.
今日は,トコジラミはツル面登れないが,ネッタイは登れるという話です.
以下の論文に書かれています.
Kim, D. Y., Billen, J., Doggett, S. L., & Lee, C. Y. (2017). Differences in climbing ability of Cimex lectularius and Cimex hemipterus (Hemiptera: Cimicidae). Journal of economic entomology, 110(3), 1179-1186.
登れる理由に,脛節に生えている毛が,トコジラミより長いことを報告しています.
そこで,実際に飼育しているトコジラミで撮影して見ました.
左がトコジラミ,右がネッタイトコジラミ.
なるほど,量が多い.
研究では実験装置を作り科学的に証明しています.
興味のある方は読んでみてください.
日本ももっと研究しないといけませんね.