ゴキブログ一覧
2019 .7.31
シロマダラ脱皮 7
The 7th molting of a Dinodon orientale
餌のヤモリを解凍して与えようとしたら脱皮していた.
前回の脱皮から一月もたっていない.
相変わらず綺麗にむけている.
体長はこれで見ると430mm.
少しずつ成長しているようだ.
2019 .7.30
コワモンゴキブリの求愛行動
Courtship behavior of the Periplaneta australasiae
コワモンゴキブリ♂の求愛行動.
腹部背面にある誘引線からフェロモンを出し♀を誘引する.
が,よく見ると寄って来ているのは♂だ.
残念.
2019 .7.29
ヨモギエダシャク?
Is this a Ascotis selenaria cretacea?
父島に自生するハカラメの一種だが,葉が凸凹となり,大きな糞が落ちている.
裏を見ると簡単に犯人が見つかった.
しかし,こんな外来植物を食べるとは何者だろう.
しかも,もう一種一緒に植わっているがそちらは無傷.
調べたが蛾の幼虫はよく分からない.
大きさと広食性から本種と判断したが,この写真で判断できる方.
ご教示ください.
2019 .7.26
2種消滅
Two species disappear
キスジゴキブリ.
2017年夏に幼虫からはじめ昨年は成虫になりF1が取れた.
その幼虫が早春より羽化が始まり,卵鞘が孵化せず全滅.
サツマツチゴキブリ.
同じく2017年冬に幼虫と成虫で採集して2018年は幼虫が出るがその幼虫が取れずに全滅.
同じことを繰り返している自分が情けない.
今年も再チャレンジする予定だが,解決策はない.
2019 .7.25
Corydidarum magnifica増殖
Increase of the Corydidarum magnifica
飼育の感じとしては,マルゴキブリによく似ている.
増えるスピードは遅いが,幼虫での死亡は少なく,堅実に増加している.
たぶん,雌雄成虫のタイミングがずれなければそれなりに飼育できそうである.
翅ボロの♂.
短命が多い傾向がある.
♀.
餌はネズミ固形飼料,昆虫ゼリー,たまにリンゴなど.
偏食せずによく食べる.
2019 .7.24
インディアン・オーナメンタルの標本作製
Preparation of Poecilotheria regalis specimens
数年前にT中氏から幼体で頂いた個体だが,交尾をさせることなく死亡した.
このままでは,腹が腐って縮んでしまう.
駄目元で腹部を裂いて中身を摘出.
使用している鋏は解剖用のハサミ.
高額だがこういった時には思うように切開できる.
一本はあっても損はしない.
その後,空になった腹部にはピンセットで脱脂綿を詰め込んだ.
姿勢はどうしようか迷ったが,写真でよく見る四肢を伸ばした形にし後は虫に食われないように保存容器内で乾燥させる.
綺麗にできるだろうか?
2~3ヵ月後をご期待.
2019 .7.23
ワモンゴキブリ単為発生F11卵鞘
Ootheca of parthenogenetic Periplaneta americana F11
F11卵鞘.
孵化率は50%ほど.
それでも続く単為発生.
2019 .7.22
2年かけてようやく成虫
It took two years to become an adult.
2017年8月に都内で捕獲された初齢幼虫がやっと成虫になりました.
手前に写っているのは,同じ場所で捕獲されて少し前に成虫となった♀.
クロゴキブリは,集団で普通(冬期も加温)に飼育していると,1年もかからずに成虫になるが,この幼虫たちも加温して飼育したにもかかわらず2年を要した.
まだまだクロゴキブリは謎が多いですね.
2019 .7.19
ミルワーム
Mealworm
ご存知ミルワーム.
成虫はこちら.
チャイロコメノゴミムシダマシ.
昔から飼育はしていたが,出番はアノール釣りの餌ぐらいしか使っていなかった.
ふっと考えたら爬虫類の餌になるといまさら思いつき,オガトカに与えたら喜んで食べた.
本当にいまさらの発見でした.
2019 .7.18
コマダラゴキブリ!!
Rhabdoblatta formosana ! !
外傷もなく死んでいる.
F1幼虫大量に出たのに,すでに怪しくなってきた.
とりあえず成虫になってはいるが,個体数は数えられる程度しかいない.
淘汰して少ないのなら問題ないが,自然死減少は対処しようがない.
現在,ヤエヤママダラ,マダラ,コマダラの3マダラがそろっているのでこの機会にコツを習得したいと思うのだが.
2019 .7.17
ムカデ脱皮
Molling centipede
最中を目撃したのは2度目.
眺めていたいが,事故しても嫌なので写真をすばやく撮って,元に戻す.
感動は写真で味わう.
2019 .7.16
留守の間の出来事
Event during absence
小笠原留守から週末にかけてヘビが脱皮.
計画的な1週間の不在は準備ができるので,生き物の変化が短く感じられる反面,突然の不在は大変なことになりそうだ.
アオダイショウ.
こちらに来て1回目の脱皮.
穏やかな顔をしています.
尾の先が剥けておらず流しで剥く.
続いてシロマダラ.
こちらは6回目の脱皮.
少し大きくなった気がする.
2019 .7.12
離島
Leave the island
本日離島です.
天気は上々.
昨日までは忙しくまた,天気も思わしくなかったので動物の観察もままならなかったのですが,やっと少しできました.
コアシダカグモ.
コワモンゴキブリ幼虫.
アフリカマイマイ.
今回,雨が多かった為か,いつもより多くの個体を見ました.
アノール.
交尾している姿は久しぶりに見ました.
なぞの鳥の巣.
巣立った後のようです.
何の巣でしょうか?
青い海.
次の予定は9月.
2019 .7.11
父島 3
Chichijima 3
植物
ゴールデンシャワー(ナンバンサイカチ;学名:Cassia fistula、英:Golden shower).
インド,ミャンマーが原産のマメ科の落葉樹で,藤のような連なった黄色い花を付ける.
満開でした.
この種がすごい.
こんな感じでたくさん身が入っている.
赤い種もあるのですが,こちらは全く咲いておらず,時期が違うのかもしれない.
サポジラ.
干し柿の味がするらしい.
昨日に続き,Y山さんより頂いたので帰って食べたいと思います.
シャシャップ.
サワーソップ(soursop)とも呼ばれ,中米,南米等を原産とする.
これも珍しい果実で,アイスクリームの味がするらしい.
夜街で飲んで帰る途中.
マンホール内で外出を企てようとしているワモンゴキブリ.
やっと証拠を撮影できました.
かなりの数が潜んでいそうです.
2019 .7.10
父島 2
Chichijima 2
今日はびっくりする話を聞きました.
すでに知っていたらごめんなさい.
島内に普通に見られるバナナに付着するこの黒いシミ状の物.
自然に発生する汚れ程度に思って,気にも留めていませんでしたが,オガサワラオオコウモリの爪痕らしい.
いろいろ聞くと納得の説明.
Y山さんすごい.
これもマンホールにいたワモンゴキブリ.
大型の綺麗な♂個体.
2019 .7.9
父島到着
Arrived at Chichijima
一夜明け,青い空と熱帯の気温になっていました.
午後の現場にいたナメクジ.
こんなのいたっけ?種不明.
マンホール内のワモンゴキブリ.
熱帯の定番です.
2019 .7.8
父島へ出発
Departure for Chichijima
今日より1航海父島です.
多少揺れていますが,梅雨空からしばらくさよならできる予定です.
2019 .7.5
シロアリは割り箸を食うか?
Do termites eat chopsticks?
シロアリ給水塔に割り箸を使った物は全く食い上がらなかっらので,前回天然木に変更して再設置.
ついでに,シロアリが明らかに加害している場所にシラカバの枝と割り箸の束を置いてみた.
結果は,
2~3日でこの状態.
では,割り箸vsシラカバ
シラカバのみ摂食.
割り箸は蟻土が少し盛られているが,食べられた痕はない.
テッィシュですら食べるのに割り箸を食わないとはよほどの忌避物質が入っているのだろうか?
そこで「割り箸」「 安全性」で検索すると,やはり漂白剤や防腐剤が多く含まれているものも存在するとか.
金魚の水槽へ入れたら死んだ.
など,結構出てくる.
ちょうど今,研究でメダカを買っているので,終わったら試してみたいと思う.
2019 .7.4
好奇心旺盛なクマネズミ
Full of curiosity a Black rat
小笠原系統のケージ.
夜電気をつけると ザワ として動きが止まる.
中に入ると,隠れる個体もいれば見に出てくる個体もおり千差万別.
臆病なはずですが,近寄ってくる個体もいる.
「何だこれは?」とばかりに噛みに来る猛者も.
靴はいているからよいが,裸足だったら齧られているかもしれない.
でも,この行為は興味深く面白い.
2019 .7.3
品川埠頭の昆虫
Shinagawa wharf insect
仕事でうろついて来ましたが,面白い生物がいました.
以前から,モリチャバネゴキブリがいることは知っていましたが,ワモンゴキブリもいるようです.
夜にたぶんマンホールから出てきて徘徊しているのでしょう.
踏まれて潰れた個体が複数歩道に張り付いていました.
潰されなければ朝には暗渠に逃げ込み見つけることはできなかったでしょう.
この♂は丁寧にはがして持ち帰り標本にしました.
他にも都内では見ることが減ったタケノホソクロバ.
カマキリもこんなに?と思うほどいました.
場所が場所だけに外来種?
卵を抱えた比較的大きなクモ.
なかなかよい生物探索スポットかもしれません.
2019 .7.2
Corydidarum magnifica床換え
Corydidarum magnifica床換え
Cleaning Corydidarum magnifica of breeding case
こちらに来てから早いもので1年半ほど経過したが,増え方も遅くケースは汚れが少ない.
マルゴキブリもこんな感じでした.
こんな感じで放置してマルゴキは突然いなくなったので,増えている今のうちに掃除を実施した.
ほとんどは脱皮殻でしたが,中央の終齢に近い幼虫と♂成虫の死骸がありました.
まあまあ?でしょうか.
汚れが少ないと,タッパーマットはそのまま使用したりしますが,今回は交換し,シェルターも可能な限り新しくしました.
2019 .7.1
アオダイショウ
Elaphe climacophora
シマヘビ同様水によく入る.
たぶん糞をするためだと思うのだが,水がすぐに汚れるので交換するのだが出て来ない.
仕方なく,このまま流しにいき蛇を手で押さえ逆さにして水だけ交換する.
冷やし中華の麺のようだ.
ちなみにアオダイショウの英名はJapanese ratsnake.
日本固有種である.
Japanese ~はゴキブリにもあり,ヤマトゴキブリも日本固有種で,Japanese cockroach.
アオダイショウの英名が素直にJapanese snakeでないのが気になり日本のヘビを調べると,驚いたことにすべてのヘビに英名がついていた.
そのため,日本固有種の多くをJapanese ~snakeとしているようだ.
果たして国外で通用するのだろうか?
ちなみに,ヘビは国内種が36種,ゴキブリの57種よりは少ない.
ゴキブリの場合は以下の20種.
ワモンゴキブリ American cockroach
コワモンゴキブリ Australian cockroach
トビイロゴキブリ Brown cockroach
クロゴキブリ Smoky- brown cockroach
ヤマトゴキブリ Japanese cockroach
イエゴキブリ Harlequin cockroach
トルキスタンゴキブリ Turkestan cockroach
クロツヤゴキブリBlack cockroach
ヒメクロツヤゴキブリ Whitemargined cockroach
チャオビゴキブリ Brown- banded cockroach
ヨウランゴキブリ Orchid cockroach
アミメヒラタゴキブリ Small- spotted cockroach
チャバネゴキブリ German cockroach
オキナワチャバネゴキブリ Asian cockroach
ヒメチャバネゴキブリ False German cockroach
ヒメマルゴキブリ Pill bug cockroach
オガサワラゴキブリ Surinam cockroach
リュウキュウゴキブリ Indian cockroach
ハイイロゴキブリ Lobster cockroach
サツマゴキブリ Litter cockroach