ゴキブログ一覧
2016 .12.28
追い詰められたクマネズミ
Roof rat in the wall
ビルのネズミ調査で見つけたクマネズミ.
昼間から走り回っていたので,追っかけたらこうなった.
会社帰って写真を見たら「あら可愛い」.
今回は,駆除前の調査であったので,深追いはしなかった.
数分後にこの場所を探したが,すでにいなくなっていた.
とりあえず,今年は年越し出来るだろう.
さて,今年も後わずかとなりました.
本ブログを見ていただけている皆様はどのような年でしたでしょう?
新しいゴキブリを入手して,Happyな年だった方.
管理が出来なく滅ぼしUnluckyだった方.
私は両方でしたが,それはそれで経験値として積み重ね,新たな楽しみを見つけたいと思います.
皆様,
可愛いいゴキブリと共に,良いお年をお迎えください.
2016 .12.27
ゴキブリの噛む力
Cockroach’s chewing power
ガーゼを通した水容器の穴が,Lucihormetica verrucosaに齧られ破壊された.
左は通常の穴の大きさ.
右が噛まれて広げられた穴.
ワモンゴキブリも水が無くなると,この穴を齧り大きくして中に入り込もうとするが,ここまで大きな穴は開けない.
2016 .12.26
グリーンバナナダニ駆除2
Mite extermination completion of the green banana cockroach 2
こちらはコスタリカ産のケージ.
しばらく観察していても,ダニは出てこない.
小プラ2個を中プラ1個にまとめ.
2016 .12.22
フタテンコバネゴキブリ奇跡の復活
Miraculous revival of the Lobopterella dimidiatipes
6/20のコロニー崩壊の後,成虫が数匹残っていた.
しかし,強制淘汰ではなく,環境変化(飼育ミス)により自然に何百匹から数匹に激減した後に残った個体は,復活する確率がここでは低い傾向にある.
私的には,本種も「たぶんダメ」と内心感じていた.
が,1齢幼虫がいた.
しかも数匹.
こちらには健康そうな卵鞘がある.
フタテンをわざわざ購入する気にもなれず.
悶々としていたが,良かった良かったである.
2016 .12.21
ダニ駆除完了
Mite extermination completion
Panchlora sp.”Giant”のケージの底面.
ダニは見られない.
10月21日にアマミモリゴキブリのケースを最後に,ゴキブリケージでは発見されてない.
そこで,2ケージに分けて飼育していたものを1つにした.
唯一,ヤエヤマサソリで残っているが,幼体が多いので,置き場所を隔離して幼体が成長するのを待っている.
出来れば年内に実施して,春にはこの建物からの根絶を目指したいと思う.
2016 .12.20
シマヘビ脱皮 3回目
The Elaphe quadrivirgata shed off the skin for the Third time
8月以来4ヶ月ぶりの脱皮.
今回は,見事な脱ぎっぷり.
実は冬眠させそびれ,加温して飼育している.
秋に入って食欲が無くなったので,冬眠させれば良かったと後悔していたが,3週間ほど前よりもりもり食べ始め,1週間ほど前よりぴたりと食欲が止まった.
その原因が,脱皮だとは気が付かなかった.
2016 .12.19
メジロ
Zosterops japonicus
事務所前の道路にうずくまるメジロ.
昨日,お昼を買いに出たところ見つけた.
羽がよれているが生きている.
初めて生きたメジロをこんな至近距離で見ました.
鳥はあまり興味が無いですが,細いくちばし.
キュート(具合悪そう)な目.
可愛い.
近寄っても全く逃げない.
保護しようかと思ったが,鳥獣保護法の事もあり,社内の鳥博士に電話したら,「手を出すな」とのこと.
理由は,なんとも複雑な理由だったので省くが,仕方なく放置した.
その後,夕方見たらいなくなっていたので,猫に食われたか,回復して飛び立ったか?
後者であってほしい.
2016 .12.16
ナゾゴキの幼虫の餌
Mysterious cockroach larvae feed
食性は落ち葉などかな?と思うが,本種も他のゴキブリ同様ネズミの固形飼料を良く食べてくれる.
楽な種である.
2016 .12.15
アダンソンハエトリ♀
Female of a Hasarius adansoni
飼育室に設置している,サーキュレーターの風の当たる場所でじっとしていた.
風の当たるところは嫌うだろうと思っていたが,あまりにも動かないので深度合成.
まだコツが分からないが,使いながら覚えるしかないだろう.
腹部も卵でパンパンな状態.
しばらくしたらどこかでコグモが散るだろう.
2016 .12.14
ナゾゴキの幼虫 3
Mysterious cockroach larvae 3
これより小さな幼虫がいないので,たぶん1齢幼虫だと思われる.
体長は,1.8mm前後.
裏面.
この様子だと,脱皮数は5~6回?
もっと少ないかもしれない.
2016 .12.13
カメラ交代
Change of camera
ついにカメラを買い換えました.
リコーCX3からオリンパスTG-4にバトンタッチとなります.
その間にリコーGX200が多少混ざりましたが,主力はCX3でした.
本当に使いやすいカメラだったと思います.
期待のTG-4は,うわさに聞く深度合成が備わっています.
早速,小型のゴキブリで試したら,動き回って×.
そうでした.
今までは,動いているゴキブリでも,一瞬でも動きを止めればそこそこ撮れていましたが,深度合成は数秒間シャッターが落ちるので,一瞬の停止ではダメなことが分かりました.
で,死んでいる虫で撮りなおし.
ナガヒョウホンムシ.
こちらがCX3.
こちらがTG4.
腕が悪いのかどちらも代わり映えしないようですが,こちらの方が,各所鮮明に写っています.
今後,もう少し訓練しますが,生きているゴキブリに深度合成は難しそうです.
2016 .12.12
チョウバエ幼虫
Moth fly larvae
調査に出かけたときに見つけた.
幼虫はビルの汚水槽や雑排水槽内部で発生し,写真にとるのは大変だが,たまたま開放空間の水溜りで大発生していた.
最近は,住宅のユニットバス内部で発生し,難防除な害虫になっている.
よく見ると気持ち悪い生き物ですね.
2016 .12.9
ナゾゴキの幼虫 2
Mysterious cockroach larvae 2
増えました.
6月に中齢幼虫で3個体頭購入し,現在幼虫数2~30は超えているだろう.
で,気が付いたのだが,複数の幼虫がこのようにケースを登ってくる(いる).
普通,人が刺激を加えると,身を隠す行動をとるが,本種幼虫はそうではない.
成虫は,物裏に潜んでいる場合,物をどけると瞬時に土に潜ったが,幼虫はそうではないのか?
だが,このような小さな昆虫の幼虫は,乾燥には弱いはず.
好んで乾燥している場所に出てくるとは自殺行為である.
このような場合,飼育環境が悪いも考えられる.
最近このケース内で感じていた「トビムシが多い」=「マットが劣化してきた」が原因かも知れない.
そこで,新しいマットに脱出幼虫を移すことにした.
登っている幼虫を薬さじでそっと拾い,新容器に.
20弱を移し終えた.
結構短期間で増える種ですね.
2016 .12.8
トイレのニセセマルヒョウホンムシ
The Gibbium aequinoctiale that was in the toilet
事務所トイレ手洗い場のホーローに張り付いていた.
ネズミが出ているビルではたまに見かけるが,この建物では初.
用を足して見つけたのだが,肉眼では何だか分からず,写真を撮って拡大してやっと種が判明.
歳を感じる.
と,まて.
最近見ていないせいもあるが,ニセセマルヒョウホンムシより小さく色が明るい?
万が一,セマルヒョウホンムシかもしてないので一応確認.
私も,久しく本種に接していないので,何が違うか良く分からないので書籍(図説貯蔵食品の害虫)を引っ張り出し確認.
複眼が大きい(複眼の長径は両複眼の距離の1/2)ので,ニセセマルと判定.
久しぶりにゴキブリ以外の昆虫を真剣に観察した.
2016 .12.7
12月のクロゴキブリ
December’s cockroach
今年はクロゴキブリを見た回数が少なかったように思う.
久しぶりの対面.
翅が破損している.
狭い飼育ケージ内で複数飼育すると,他の個体に齧られるのか翅ボロは普通にいるが,野外で翅ボロになる原因は何だろう.
釘とかに引っ掛けたのか,交尾相手をめぐって?でもこれは♀.
ゴキブリの人生(ゴキ生)も人間と変わらず過酷なのだろう.
2016 .12.6
希少種の維持
Maintenance of rare species
今年は,国内採集した小型野外種がいくつか飼育失敗しました.
その原因は,水切れ,餌がカビによる餌切れ.
などが多かったと思う.
特に,水切れは,短期間で不調になり,その後立て直しが出来なくなる.
解決策としては,こまめな世話に尽きるのだが,なかなかそうも行かない現実がある.
今年も,肺炎で緊急入院してしまい,約10日間管理不能になった.
部下に指示は出したが,なかなか思うようにいかず,少しダメになった.
そこで,前から希少種はケージを増やしているのだが,うまく増えていると実行しない.
が,また,いつそうなるか分からないので,少しずつ行おうと思っている.
今回は,オガサワラウスヒラタゴキブリ.
増やすと同時に,ケージを置く場所も分けることにより,リスクを減らす.
2016 .12.5
Eublaberus davidi ♀
Female of a Eublaberus davidi
♀成虫です.
腹部が以上に長いです.
卵鞘でパンパンなんでしょう.
通常の個体(雄)との比較.
卵胎生で,翅の無い種ならではの形態変化.
2016 .12.2
ドブネズミ生存
Norway rat are alive.
1週間前に殺鼠剤まみれで捕獲されたドブネズミだが,納豆の効果があったのかまだ生きている.
食べてくれないと思った納豆も,2度ほど与えたが完食.
その後,抹茶にもビタミンKが多く含まれることから,別の事務所よりもらって来て,粉餌に混ぜて与えました.
事務所到着翌日は,納豆は食べていたようだが,具合悪そうにしており,突いてもあまり動くことなく,うずくまっていた.
1週間経過して,噛み付こうとする元気が出たのでもう大丈夫でしょう.
2016 .12.1
12月
December
あっという間に12月.
これからの時期は空気が乾燥するので,水容器の水量も減りが早くなります.
小型の野外種は,乾燥に弱いので注意しましょう.
ムカシゴキブリ科の卵鞘は乾燥に強そうですが,孵化率が低い場合があります.
特に,虫体のステージが単一になると,一時期卵鞘だけの時期があります.
私のところでも,現在Therea regularis がそんな状態.
卵鞘のみで,動くものがありません.
そこで,給水する虫体もいないので,給水容器に卵鞘とともにマットを盛ってみました.
うまく孵化すると良いですが.